えこふぁーむニュース
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スタッフ日記2012年3月29日 20:28
2人の研修生から教えてもらったこと:畑チーム責任者まーくん日記
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・早稲田大学から来た村上くん
畑で収穫したさまざまな種類の大根を洗う村上くん
2月15日から28日までの2週間、早稲田大学の学生である村上くんがえこふぁーむに研修に来ました。豚チームと畑チーム、そしてレストランで仕事を体験してもらって、畑メインで研修を行いました。農家生まれの村上くん。専業農家とえこふぁーむでの半農+レストランの勤務体系を比較して、「理想の農業スタイルがここにありました」と言ってくれました。
えこふぁーむスタッフを前にプレゼンテーション
研修最終日、村上くんがえこふぁーむスタッフ全員を前にして「えこふぁーむへの出資を呼びかける」という想定でプレゼンテーションを行いました。通称村上ファンド(笑)代表として20歳とは思えない落ち着きぶりで発表した村上くん。えこふぁーむ専務の似顔絵に「えこふぁーむ開祖」というキャッチコピーをつけて、スタッフ全員の心を鷲づかみに。掴みの似顔絵は大好評
化学肥料を使った農業と比較して循環型である自然農法の魅力を語り、また、社員としてタイムカードを使って時間管理を行うことで、オンとオフが曖昧になりがちな農業に仕事として効率的に取り組むことができると紹介。理想の農業スタイルだと評価してくれました。新たな視点に私とワッキーも学ぶことができました。畑チームでの送別会
村上くんが研修を終えて旅立つ前日、畑チームで送別会をしました。調理師ワッキーが魚を仕入れて活きづくりや煮込みを用意し、私が自分で育てた野菜でサラダやおひたしを作りました。感動して料理を撮影する村上くん。翌日、かばんに荷物が入らないと悪戦苦闘し、2週間生活した寮の部屋の掃除ができないままに旅立っていきました(笑)。朝の畑業務が私とワッキーの2人体制に戻り、ワッキーが「あ、村上少年は帰っちゃったんですよね」と寂しそうにぽつりと言ったのが印象的でした。村上くんが都会に戻り3週間が経った今でも、ワッキーはたまに「村上少年は元気かなあ」とつぶやきます。純朴で素直で、でもマイペースで。どうやって都会の人ごみの中に紛れているのか想像できない村上くんが、いつか農業に携わっていることを夢見ながら、ワッキーと畑仕事をしています。お互いに頑張ろう。
・宮崎から来た大西くん
ベビーリーフの収穫作業をする大西くん
2月23日から社員候補で来た大西くん。豚チームと畑チーム、レストランを経験してもらって、畑チームに配属。ヘアメイクアーティストから農業への転身。自然農法や少量多品種の栽培に興味を持って、熱心に取り組んでいます。ところが、農業の面白さに目覚めたため、社員候補を取りやめ、5月から郷里の宮崎に戻って本格的に農業を勉強することに。専務から「まーくん、大西くんを目覚めさせてしまいましたね。農業にはまりすぎて、彼は郷里に戻るそうです」とお聞きして、何ともいえない責任?を感じました。畑チームの夜ミーティング
毎日21時からNHKの「きょうの料理」という番組を見ることが畑チームの日課です。生産者レストランでもある「さなぎ食堂」の日替わり定食で前日のNHK「きょうの料理」で放送されたおかずを提供する、という売りでやっているからです。放送を見た後、ワッキーや私や大西くんで畑チームのミーティングを兼ねた晩酌会をすることがあります。東京でヘアメイクの会社を経営していた経験もある大西くんの話は興味深く、世界経済やこれからの産業構造のことを考えつつ農業への転身を決意したとのこと。「初めて農業を経験したのがここ(えこふぁーむ)で良かったです。なるほどと思うことが多いし、勉強になるし、分かりやすいです」と言ってくれる大西くん。「ちゃんと自然の法則が分かって手間をかけたら収穫できる」ということに共感してくれる彼の存在は私やワッキーにも希望を与えてくれます。ベビーリーフの収穫をしつつ、味を確認してもらうと「これ、うまいっすね」と感心し、ますます野菜の栽培にはまっている様子。5月までですが、一緒に多くの発見や経験ができるとよいなと思います。
えこふぁーむは新規就農支援企業としても注目されています。支援できる営農スタイルは当社の中心事業である放牧養豚ですが、豚をパートナーとして考えた循環型農業として、少量多品種の野菜の自然栽培にも挑戦しています。元気な作物を育ててお届けするだけでなく、地域の環境修復から人材育成まで。農業の六次産業化の可能性を感じます。これからも多くの研修生を迎えて、仲間が増えていけばと願いつつ仕事を楽しみます。
スタッフ:まーくん
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