えこふぁーむニュース
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スタッフ日記2012年3月29日 20:44
えこふぁんど2010:スタッフブログその4~野菜の成長報告ほか
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・ 野菜の成長報告(本城)
ミニキャロット収穫開始
昨年10月末に種蒔きして、一切農薬も肥料も使わずに育てたミニキャロットの収穫が始まりました。指の大きさくらいの可愛いニンジンですが、寒さに耐えて5ヶ月かけてゆっくり育ったためか、柿のように甘く、懐かしい味がします。写真に写っているように、牧草であるイタリアンライグラスによって野ウサギの食害から守られ、また、畑の周りで番をしてくれている犬たちのおかげでイノシシからも守られ、無事に収穫できたことに喜びもひとしおです。
このニンジンはレストラン森小休やイタリアンレストランセラーノでお客様に提供されています。可愛いだけでなくとても美味しいので、お客様に「これは何てニンジンなの?」とご質問を頂きます。もちろん、生産者としてホールに立つ私がその場でお答えしています。無人販売の様子
ミニキャロットが大量に収穫できたので、イタリアンレストランセラーノの前で無人販売も行っています。お食事帰りのお客様が次々に買われていきます。秋蒔きで何とか成功を収めたミニキャロットの露地自然栽培ですが、次は春蒔きに挑戦します。草と共存しつつ、夏は大隅半島の多湿環境と虫との知恵比べになりそうです。栽培品目も90を越え、さまざまな野菜づくりに挑戦します。草マルチ
3月になって牧草が急激に伸び始めました。サニーレタスを守ってくれていた牧草ですが、このままだとレタスに光が当たらなくなってしまいます。そこで、手作業で伸びすぎた牧草を刈り、レタスの周りに敷いていきます。イネ科であるイタリアンライグラスの干草は稲藁みたいなもので、そのままレタスのまわりでマルチの役目をしてくれます。雨で泥が跳ねてレタスの葉についたり病気になったりするのを防いでくれるだけでなく、保温や遅霜対策、乾燥防止、雑草防止の役割も担ってくれます。一般的な農法では黒いビニールなどを用いることが多いのですが、草マルチだと廃ビニールのゴミが出ず、この干草が土中の微生物のはたらきで分解して肥料にもなってくれます。まさに循環型農業です。
完全無農薬のサニーレタス類は約600株の収穫を見込んでいます。収穫開始は4月中旬の予定です。ファンド出資者様にえこふぁーむ野菜サラダセットとしてお送りするほか、ミュージックセキュリテを通して一般販売も行う予定です。化学肥料を用いず、ゆっくりじっくり育った本当の野菜の美味しさをぜひご賞味ください。刺しバエ対策
さて、草マルチをするワッキーの勇姿ですが、顔に網をかぶっています。暖かくなって活発になってきたのは草だけでなく、さまざまな昆虫たちも増えてきました。その中には人の血を吸う「刺しバエ」という厄介者がいます。私もワッキーも大隅半島に来て初めて刺しバエに刺されました。蚊と変わらないくらいの大きさの小さなハエですが、オスもメスも恐ろしい吸血鬼です。刺されると血が吹き出ます。ワッキーは流血を繰り返し、ついに写真のような防護ネットを購入しました。現在、畑チームのメンバーは顔の周りを蚊帳のような網に守られ、草マルチ作業に精を出しています。えこふぁーむセキュリテ野菜サラダセットのご案内
レストランでご好評を頂いているえこふぁーむの自然栽培野菜ですが、セキュリテで写真のようなサラダセットを販売することになりました。秋蒔きの5ヶ月栽培ミニキャロットを中心に、ベビーリーフなどのサラダ用野菜20種類前後をセットにした商品です。今後も美味しい野菜ができたら販売していく予定です。ご期待ください。
春の訪れ
例年より寒さが厳しい大隅半島ですが、野山の植物は春の訪れを教えてくれます。写真はアケビの花です。秋に実るアケビの実と同じ紫色の花を咲かせています。畑チームでは、このアケビのつるも利用しています。それは…、エンドウの花
エンドウのつるを絡ませる笹竹を結わえるのにアケビのつるを利用しています。園芸用支柱やビニールタイを用いれば効率的ですが、できるだけ自然のものをつかって野菜を育てたい。自然の中で、無理をしないように共存したい。そんな気持ちで畑と向き合っています。エンドウも可憐な白い花を次々と咲かせてくれています。4月からのスナップエンドウの収穫が楽しみです。圃場の責任者としてえこふぁーむで働き始めて、まもなく半年になろうとしています。ワッキーと畑に出ると、時間を忘れて日暮れまで作業します。農業初心者だったワッキーも日に日に頼もしくなってきて、「草マルチははまりますね」と言いつつ鎌を振るっています。でも、はまりすぎて腰を痛めたりしています。大隅半島にしっかり根を張れるように、腰を据えて自然農法に取り組みます。
スタッフ:まーくん
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