えこふぁーむニュース
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スタッフ日記2012年5月2日 19:06
わが子を送りだすこと:畑チーム責任者まーくん日記
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子犬誕生
先月、えこふぁーむの豚の放牧場で番犬をしていた雌犬のカールが子犬を7匹産みました。お父さんは畑で番をしてくれている雄犬のオヅ。カールもオヅも昨年11月まではレストランホテル森小休にいました。豚チーム責任者のガンちゃんの提案で、社員候補生が1人1匹、ドッグパートナー制で散歩をして世話をしていました。しかし、首輪に慣れないまま育った犬が多かったためか首輪抜けして脱走。オヅとカールも愛の逃避行へと旅立った時期があったのです。それから5ヶ月。カールの妊娠に気がついたガンちゃんが畑チームのワッキーのもとに連れてきました。えこふぁーむに来てから犬の調教に目覚めたワッキー。産まれた子犬の世話に余念がありません。
7匹産まれた子犬ですが、GWを前に次々ともらわれていきます。誕生から2ヶ月近く子犬の世話をしていたワッキー。もらわれていく順番まで完璧に的中させています。
「1匹くらい、残らないかな。産まれてからずっと世話をしてるから、みんなもらわれていったら、ちょっとショックですよ」とつぶやくワッキー。そんな呟きを横で聞きながら、私は「かわいい子犬もらってください」の写真一覧を作成しています(笑。
ファンド出資者様向けのサニーレタス収穫開始
えこふぁーむ畑チームの努力の結晶、自然栽培草マルチ農法で育ったサニーレタス類の収穫開始です。2月から順次定植を開始し、3ヶ月かけてゆっくり成長したサニーレタス。もちろん完全無農薬、無肥料で育っています。6株で1つのキャリーが一杯になります。いつもより1時間早く畑に繰り出して、ウグイスの声を聞きながら仕事が出来る喜びを感じながら、朝露の残るサニーレタスを収穫するワッキーと大西くん。おもわず笑顔。写真を撮りながら私は「なんか、手塩にかけた娘を送り出すみたいで、ちょっと感傷的になりますな」と。二人の仲間に笑われました。収穫物であふれそうな軽トラックの荷台
畑チームの軽トラックの荷台も収穫物で満載です。サニーレタス類は私がずっと自家採種を続けてきたいろいろな品種の雑種も混じっています。ロロロッサとオークリーフの合いの子や、トレビスなみに赤色の濃いものもいます。サニーレタスでいっぱいになった発泡スチロールの入れ物を見て、ワッキーと私が「このまま軽トラで行商に行けそうだよね」と言うと、大西くんが「そうっすねー!」と盛り上げてくれます。ファンド向け野菜セット出荷準備
収穫した野菜たちを洗い、種類ごとに袋詰めして箱詰めしていきます。朝採りした野菜を午前10時の宅急便でお送りするために、緊張感を持って、でも確実に作業を進めていきます。ハーブを育てているハウスガーデンでの作業ですが、ワッキーは緊張でぷるぷるしています。なんとか予定どおりに出荷を終えることが出来ました。ワッキーは休む間もなく農家レストランさなぎ食堂のシェフとして割烹着に着替えます。私と大西君は灼熱の畑へ新たな開墾作業に出かけていきます。これから5月13日にかけて300箱近くの野菜サラダセットをお送りします。今後、夏野菜や冬野菜のセットもお送りできるように、大隅半島の自然と共生します。
畑チームが世話するヤギのメリーに子ヤギ誕生
4月24日(火)14時10分。畑チームが世話するメスヤギのメリーに子ヤギが誕生しました。将来、ヤギ放牧を夢見る豚チーム責任者ガンちゃんの希望でオスヤギをレンタルし、種付けしました。ちなみにオスヤギはかなり凶暴で、ワッキーはいつも格闘していました。畑の畦草を食べて、自然に肥料になる糞をしてくれるという意味で、畑チームが世話することになったヤギたち。豚さんが再生した耕作放棄地に再び生えた雑草を食べるために畑に軽トラで連れ出したり、草刈をして餌を集めたり。ヤギにお腹一杯新鮮な草を食べてもらうことはかなりの労力でした。
お父さんヤギのブラン(いまは里に帰っています)
こちらがお父さんヤギのブラン。昨年まではメリーとブランの2頭のヤギの世話だけで大変でした。特に冬はヤギの餌になるような下草がなく、畑の周りの山々でアオキやヤツデを集めて餌にしていました。ワッキーは優秀なヤツデハンターとして、畑周辺のヤツデを殲滅するほどでした。ガンちゃんは「オスヤギとメスヤギの体格差があるからうまく種付けできなかった」と言っていたのですが、毎日餌をやる畑チームとしては、どんどん大きくなるメリーのお腹に、「お腹に子ヤギがいるんじゃないの???」とお腹を触って首を傾げていました。専務も「想像妊娠じゃないの?」と、えこふぁーむスタッフみんなが子ヤギ誕生を半ば?で見守る中、ついに出産しました。
森小休のアイドル、メスの子ヤギ
生後直後からメリーのおっぱいを吸う子ヤギ。下の写真は生後1日目です。洗剤のCMのキャラクターになりそうな可愛さです。ぬいぐるみのような子ヤギに、えこふぁーむスタッフも記念撮影の嵐でした。お客様にも大好評で、噂を聞きつけて、「子ヤギが産まれたって聞いたんだけど」と訪れる方も。GW中、イタリアンレストランセラーノ前の柵にメリーと一緒に子ヤギがいます。可愛い子ヤギをぜひ見に来てください。
子ヤギが1匹だったので、あまりお乳が減らないためかメリーの乳房が張っています。畑チーム代表として?私が毎日乳絞りをすることに。乳房を張ったままにしておくと、乳腺炎になるのだそうです。鍋をおいて乳絞り。数回経験があるので乳絞りそのものはスムーズにできます。初回は約400mlの搾乳でした。毎日、朝夕に絞ります。絞った乳はとても甘く美味です。畑チームが育てた牧草も食べているので、高タンパクです。初搾乳の乳はろ過、煮沸して、ヨーグルトの種菌を仕込みました。ヤギの乳でアイスクリームが作りたいなあと思っています。
「ガンガン増やしてやる」と野望に燃えるガンちゃんですが、とりあえずえこふぁーむのヤギはお母さんと娘の2頭です。
昼休みの時間に専務と子ヤギを眺めながら、サニーレタスの出荷のことや子犬のこと、子ヤギのことをお話していたら、「野菜でも犬っこでも、貰ってもらわなきゃね。広まらないからね」とのお言葉。えこふぁーむの取り組みを広げていくこと。広告ではなく、小さな積み重ねと実践から、自然にお客様の口コミで広がるように。そうやって流行ではない、地域に根ざした確かなつながりを築き上げられるように。
野菜でも豚さんでも犬でもヤギでも料理でも。手間暇をかけて正直に育てたものは、すべてわが子のように情が移ります。だから、送り出すときに「寂しさ」を感じますが、それ以上に誰かに「喜んで」頂くこと。そんな心の贈り物がえこふぁーむの商品には詰まっている。そう信じて、春野菜の出荷ラッシュを楽しみます。
スタッフ:まーくん
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