えこふぁーむニュース スタッフ日記
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スタッフ日記2013年11月27日 17:17
黒酢本舗「桷志田(かくいだ)」さんに行ってきました。
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鹿児島県霧島市の福山地域は、桜島を一望できる風光明媚な「黒酢の里」として有名です。今日は、数ある黒酢メーカーの中でも、有機農法で栽培した玄米を原料に、昔ながらの製法で黒酢をつくっている福山黒酢株式会社さんが運営しているレストランでランチを食べました。
全面ガラス張りのフロアからは、ずらーっと並んだ黒酢の壺畑が一望できて、その向こうにはもくもくと煙をはく桜島が!まさに絶景を見渡せるランチです。
お食事は、酢豚をいただいたのですが、前菜にコーヒーとデザートもついて1500円は、大満足ですね。いまや、大隅半島の一大観光地になっているようで、平日にもかかわらず、300人ほどの団体予約も入っているとか。壺畑の解説付きの見学もできたりと、大人気のようです。
本当に良い食材がこうやって広がっていくのはうれしいことですね。
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スタッフ日記2013年11月20日 13:21
大隅のサツマイモ
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鹿児島の代表的な農産物といえば、サツマイモですね。そのサツマイモの収穫期を迎え、えこふぁーむのある肝付町後田地区周辺の農家さんも大忙しの毎日をおくっている様子です。さすが鹿児島だけあって、サツマイモ収穫用の収穫機械があって、トラクターのような機械に数人で乗り込んで、ガガガガと一気に収穫しています。ひろーい大地にどこまでも続くサツマイモ畑はなかなかのどかな良い風景。(写真は、芋焼酎用のコガネセンガンですね)
わが、えこふぁーむでも今年は飼料用作物としてサツマイモを栽培したのですが、これがブタさんにだけあげるのにはもったいないくらいの良いできばえ。無農薬でつくっているので、もちろん人間さまもおいしくいただきました。
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スタッフ日記2012年12月10日 19:47
東串良町の現況報告
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えこふぁーむがある肝付町の隣町に東串良という農村の町があります。
先月より東串良町の農業委員会の方と耕作放棄地再生を始めました。ゼロになるまで、えこふぁーむは東串良町の農業委員会の方や地主さん達と力をあわせてゼロに向かいます。
耕作放棄地に設置された餌小屋と看板
耕作放棄地へ出て行く豚さん達の肥育場所
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スタッフ日記2012年9月21日 18:30
野菜の花:畑チーム責任者まーくん日記
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オクラの花
昼にはしぼんでしまうオクラの花です。「オクラの花って綺麗ですよね。初めて見ました」とワッキー。
「アオイ科の植物だから、芙蓉の花と似てるよね」と言うと、「アオイって徳川の葵ですか?」と歴史マニアのワッキーと話が弾みます。
土壌の窒素分が少ないためか成長もゆっくりでしたが、ようやく収穫できるようになってきました。熱帯の植物なので暑さにも強く、病虫害も無いので、来年はたくさん植えようねと話しています。
スタッフ:まーくん -
スタッフ日記2012年9月21日 18:14
あなたには何頭見えます?:豚チーム責任者ガンちゃん日記
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なんか最近どこかの動物園でパンダの赤ちゃんが生れたとかいうニュースを聞きましたが、えこふぁーむでも生れましたよ。待望の2頭目、黒豚のお父さんと白豚のお母さんのハーフの子のパンダ柄の赤ちゃん。
すくすくと育って、丸こっくなってホントにパンダみたいです。しかもこの子の体の部分をよーく見ていると何頭かの本物のパンダの顔が浮かび上がって見えてきませんか?僕は4頭のパンダが見えます。多分あと1時間ぐらい見てたら、もう2、3頭は見えてくるはず!あなたは何頭見えますか?
今月はまだ白黒ハーフの母豚の出産が続きそうなので、3頭目、4頭目も期待できそうです。
また以前のブログで紹介したパンダ1号も、2、3ヵ月後に出荷の時期を控え、いよいよ初のパンダの肉質評価です。パンダ豚とのお別れは悲しいですよぉ・・・・。
豚さんだけなく何かを食べるということは、その命を頂くという行為。だからこその「いただきます」な訳です(日本の文化はすばらしい!)。
と言うことで、皆さんは食事の前にきちんと言っていますか?
僕は必ず言ってますよ、「とりあえず生!」って・・・
・・・ではなく「いただきます」って。
えーっと、すべった訳ではなく、この頃朝晩は少し涼しくなってきて秋の訪れを感じる、そんな9月という季節感をこのブログで表現したくて敢えてこう構成しました。そう、すべらせた、みたいな?
・・・いや、本当ごめんなさい。文才無いだけです。もうやめます。
それでは皆さん季節の変わり目で風邪をひきやすい季節ですので、体調管理にはお気をつけて
何故かあまり風邪はひかない生産者より
スタッフ:ガンちゃん -
スタッフ日記2012年8月4日 17:43
夏の収穫物:畑チーム責任者まーくん日記
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厳しい環境のなかで収穫できる野菜たち
7月19日の自社レストランへの野菜出荷風景です。上のざるにはささげ、ミニキャロット、イタリアンパセリなどが。下のざるにはさまざまなトマト、ピーマン、ししとう、ゴーヤ、キュウリなど。
同じく7月20日の自社レストランへの野菜出荷風景。モロヘイヤや加茂ナス、バナナピーマンなども育てています。写真の作物のほかにも、ツルムラサキや大葉、落花生、サトイモ、唐辛子、カボチャ類も順調に生育中です。
夏の風景
畑の土手に咲くオニユリです。茶碗蒸しに入れるユリネが採れるよ、というとワッキーも感心を持ってくれます。ただ、栽培されているユリネはほとんどコオニユリなのですが。花が終わって、地上部が枯れる秋口に掘り起こして、天然オニユリのユリネを食べてみようと思っています。
私が森小休の敷地内に植えたユスラウメの葉に蝉の抜け殻が。昨年は11月までツクツクボウシが鳴いていました。6月末からニイニイゼミ、7月からアブラゼミやヒグラシも鳴いています。蝉の命が長い大隅半島です。
スタッフ:まーくん
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スタッフ日記2012年8月4日 17:16
暑中お見舞い申し上げます♪:豚チーム責任者ガンちゃん日記
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いやー、やーっと梅雨明けましたね。子供の時みたいな夏休みはないけど、何かもうそれだけでテンション上がりますよね!ただ、今年の夏はちょっと気掛かりなこともあるんですよ。なんせ僕達が豚のお世話をするようになってから、冬は30年に一度の大寒波で豚の飲み水用の水道管は毎日の様に破裂するし、梅雨は30年に一度の連日の大雨で放牧場の電気柵の電圧が下がって、これまた毎日の様に豚たちが脱柵して追いかけ回る日々・・・夏は30年に一度の何?って感じで、ちょっと構えてる訳です。まあでも、考えていても仕方ないし、そんな不安を吹っ飛ばす様な「2012夏inえこふぁーむ」をお届けしていきます。
先ずは、今年1月から豚たちを放牧し、耕作放棄地を再生した畑の様子です。飼料用のとうもろこしを作ってみたのですが、今はこんな感じになってます。まだ成熟してないんですが、畑の隣の豚たちに試食してもらったところ、とっても好評で、器用に前足で皮を剥きながら食べていました。
続いて、先月のブログでご報告した、豚ではなく人による耕作放棄地の再生の様子です。
左が今の様子で、右はビフォアーで、僕たちも豚に負けじと頑張ってます。この畑をお借りする前に、会社の事務所の隣にある耕作放棄地で野菜作りの練習をしてきたんですけど、そこの野菜たちもそろそろ本格的に収穫を迎えられそうです。
さてさて、次は田んぼです。こんな感じに穂が出始めました。この田んぼで収穫されたお米は、えこふぁーむが経営する定食屋さん「さなぎ食堂」で使われます。なので、田んぼには右の看板が立っていて、この看板に恋人同士二人が手を繋いで触れると、その二人は必ず永遠に結ばれると云われる隠れ家的恋愛パワースポットとなっています。
さて、最後は、環境修復についてのご報告です。次に再生する山の様子ですが、真ん中位に電気柵が張ってあり、左の豚を放牧していたエリアは草1本ないのがわかります。ここは少数の豚を残しつつ、畑を作ったり、果樹を植えたりして、えこふぁーむの取り組みを楽しみながら見ることができるフラッグシップ的な場所にしていこうと考えています。この山をいつか関東のTDL、関西のUSJに並ぶ、九州のOER(大隅エコリゾート)にすべく奮闘の日々です。勿論そう簡単な話ではなく、言ってるそばからご覧の通り、一見タスマニアタイガーのようですが、まあ普通にうちのやんちゃ坊主が脱柵してます
この子を柵に戻すのに小一時間、気付けば一日が終わってる…みたいな感じなので、前に進んで行くのは凄く大変なことだけど、こんな顔されたら、「一緒に行こうぜ~」みたいな感じになっちゃいますよね。
・・・で、さっき最後って言ったんですけど、夏と言えばフェスなんで、おまけに先日静岡のつま恋で開催されたap bankフェスに参加してきたことを最後にご報告します。
このフェスは、ミスチルを筆頭に豪華アーティストが参加しているバンクフェスで、えこふぁーむはapバンクの第1期の融資を頂いていているので、毎年「食」のブースで参加させて頂いています。今年もソーセージなどを販売しました。僕なんかガッツリミスチル世代なんで、桜井さんの生「恋なんて~いわばエゴとエゴのシーソーゲーム♪」なんて聞こえてきたら、「AH~AH~AH~♪」とかノリノリで店頭に立っていたんですが、毎年このイベントでえこふぁーむのソーセージを食べるのを楽しみにしてくれている常連の方や同じ鹿児島から来られた方を始め多くの方々と交流でき、生産者としてたくさんの励ましを頂きました。このフェスは8月にも淡路と宮城でも開催され、両方とも僕達も参加します。そしてまた、ブログだけでは伝えきれないメッセージをえこふぁーむの加工品や直の交流を通してお伝え出来ればと意気込んでいます。皆さんも是非フェスに遊びに来て、今年の夏を一緒に盛り上げていきましょ~!
そーゆー訳で、2012年の夏が皆さんにとって、最高の夏でありますように・・・くれぐれも熱中症にはご注意を!
今年既に3回熱中症でダウンした生産者より暑中お見舞いでした。スタッフ:ガンちゃん
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スタッフ日記2012年6月25日 11:25
冷やし中華始めました~:豚チーム責任者ガンちゃん日記
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突然ですが、この度僕たちえこふぁーむ養豚部隊は、豚による耕作放棄地の再生に加え、人間による耕作放棄地の再生も開始しました。
いきなり過ぎるので簡単に説明すると、耕作放棄地を一年後にきれいな畑にして地主さんにお返しする、その代わりその一年間は、自社経営のレストランで使用する野菜やファンドの方にお届けする野菜を生産、収穫させて頂く。地主さんから維持管理費は一切頂かない代わりに、賃貸料を無料にして頂くといった社会貢献活動のような感じでスタートしました。
ただ、豚さんのお世話もそうですが、野菜作りもメンバー全員素人。一先ず、最近まで豚を放牧していた土地を使って野菜作りの練習をしてみたんですけど、結構いい感じに手前の方なんかもう芽が出始めてます。
まあ何でもやれば出来るって言うか、やるっきゃねーって感じですね。でも大隅半島は高温多湿で虫や病気のパラダイスみたいな所なので、気を抜かずに皆で毎日メンテナンスしてます。もちろん農薬や化学肥料は使ってません。
そして肝心の今回僕達が再生するお借りした畑はこちら。
地主さんに案内して頂き、後を着いていったのですが、もう完全にジブリワールドで、あ・る・こぉ~、あ・る・こぉ~、わたしは~げんき~♪って聞こえてきそうな小道を抜けていくと・・・
じゃーんって感じで、野球したくなるぐらいの広さ、40アールです。
美味しい野菜を皆さんに届けられるように、そして地主さんに喜んでもらえるよう、バチットきれいな畑にしたいと思います。次回はこの草むらがどうなったかをお伝えしますね。ところで、何で今回、豚さんではなく、畑のネタでいったかと言うと、豚達のお世話に、飼料用作物の栽培や田んぼの管理、そして耕作放棄地の再生に野菜栽培とめっちゃ忙しい訳で、早い話が養豚チームただ今メンバー募集中ってことなんです。ちなみに現在のメンバーはこんな感じ(僕は写ってませんが)。
念の為ですが、スキンヘッドである必要はありませんし、スキンヘッドにもしません。老若男女、国籍問いません。ただ、ただ、出来ればお料理が上手な2、30代の女性だったら嬉しいなあってことを僕ではなくメンバーが言ってました。
・・・まあ、そういう事で、今月は冷やし中華始めました的なノリで野菜作り始めましたってことと、パート募集じゃないけどメンバー募集中ってことで、ラーメン屋の壁かよみたいな内容でお届けしました・・・すみません来月はちゃんと豚さんやります。
スタッフ:ガンちゃん -
スタッフ日記2012年6月25日 10:27
えこふぁんど2010:スタッフブログその7~野菜の成長報告ほか
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・ 野菜の成長報告(本城)
トマトの植え方のこと
先月、先々月号のブログで予告したトマト苗の植え方講座です。育ちすぎに見えるトマト苗を持っているのは研修生の源本さん。豚チームと畑チームに2週間ずつ研修に来ていました。本職はイタリアン&フレンチのシェフです。3月に育苗を始めたトマト苗はすでに一番花が咲いています。
トマトの茎は簡単に挿し木ができるほどよく根を出します。写真の苗も茎から根が出ています。わざと苗ポットのまま茎を長く成長させておきます。
源本さんが手鍬で高畝にし、草マルチを行い、竹で支柱を組んだ畑。私の説明の後、トマト苗を定植していきます。
苗ポットよりもかなり深く掘っています。長く伸びた茎をすべて埋めて発根させ、根にするのです。
一番花の2つ下の葉まで埋めています。埋まる部分の葉は取り除きます。こうすることで、肥料を与えていない畑でもしっかりと根を張り、秋までトマトが収穫できる予定です。
トマト苗の間にはコンパニオンプランツを植えて行きます。水色のキャリーに入っているのはナスタチウム(金蓮花)、黒いプラグシートの苗はマリーゴールドです。源本さんの研修中に一次産業ネットのセミナー生の方たちが畑の見学に来られました。熱心に質問されていたのはコンパニオンプランツのことでした。
現在、えこふぁーむの圃場ではコンパニオンプランツとしてナスタチウム、マリーゴールドのほかにシャンツァイ、フェンネル、エンダイブ、ラッキョウ、ネギ、大葉、バジルなどを作物との相性を考えて利用しています。また、作物の畝の間にミント類やレモングラスなどのハーブ類を植えた畝も作り、虫対策をしています。コンパニオンプランツやハーブそのものも食材に利用できるので、一石二鳥の作戦です。すべての苗の植え付けを完了した源本さん。「充実感と達成感があります!」と笑顔でした。畑で研修することで、野菜やハーブといった料理の素材のことを基本から勉強できたと言ってくれました。
自家採種のこと
3月末、イタリアンライグラスの中で育った赤からし菜から自家採種用の株を選抜して目印の支柱を立てました。トウダチすると葉の色の特徴が分かりにくくなるので、それぞれの株の記録も同時に行います。
4月になり、赤からし菜もトウダチして花を咲かせていきます。風で倒れないように、竹の支柱に笹の葉で結わえていきます。
5月末、きれいに種莢が熟しました。完全に熟してしまうと莢がはぜて種子が取れなくなってしまいます。株の下のほうの莢から熟していくので、よく晴れた日に莢が茶色になりはじめた株から収穫していきます。
胸の高さまでイタリアンライグラスが茂る中での収穫作業です。ワッキーは「支柱で目印を立てた理由が分かりました。目印が無かったら、どこにあるか分からないですよね」と納得顔。
乾燥させた莢から菜種のような種だけを集める作業です。まずは莢を揉み解し、種を取り出します。
次に篩(ふるい)にかけて、種と莢に分けていきます。莢は籾殻と同じようにマルチに利用します。
次にボウルに取ってあおり、息を吹きかけて残りの莢を吹き飛ばしつつ、種子だけにしていきます。慣れた私の手つきに感心するワッキー。
自家採種の種子です。この赤からし菜は4年間継代栽培を続けています。500mlほどの種子を採種しました。これだけの量を種苗会社で購入すると数万円分になります。畑チームの冷蔵庫に大切に保存して、秋口に再び畑に種を降ろします。
他にも私がえこふぁーむに持ち込んだ自家採種の系統として、キヌサヤ、スナップエンドウ、ソラマメ、さまざまなサニーレタスの仲間、ルッコラ、大葉、ツルムラサキ、チマサンチュ、ひょうたんカボチャなどがあります。今年はグリーンマスタードの自家採種にも挑戦しています。
イタリアンライグラスが茂っていた畑の現在の様子です。赤からし菜の自家採種が終わり、イタリアンライグラスは他の畑のマルチに利用しました。ひこばえとして生えてくるイタリアンライグラスをさらに刈り込んでマルチにして、ひょうたんカボチャの苗を定植しています。草との関係を考えながら、無農薬、無施肥の自然農法にこだわります。
春野菜の出荷も無事に終わり、夏野菜をがんばって育てています。えこふぁーむ畑チームは私とワッキーの二人。ワッキーはさなぎ食堂のシェフも兼務しているので、研修生の源本さんがいなくなって再び一人半(笑)体制になります。梅雨の大雨の中、伸びていくトマトを支柱に結わえたり、虫に負けずに葉を伸ばし始めたナスやパプリカに支柱を立てていると、あっという間に時間が過ぎます。「世の中からトマトが無くなったら、生きる意味がないですよ」と言うトマト好きのワッキーと、露地自然栽培のトマト収穫を目指します。
野菜の出荷数を増やすために、えこふぁーむ豚チームにも野菜生産のための畑部門が出来ました。入社当初、豚チーム責任者のガンちゃんは野菜栽培希望でした。無農薬、無施肥という縛りは共有しつつも、ガンちゃんと私でお互い切磋琢磨しながら、循環型農業を確立するために元気な野菜を育てていきたいと思います。
スタッフ:まーくん -
スタッフ日記2012年5月2日 19:06
わが子を送りだすこと:畑チーム責任者まーくん日記
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子犬誕生
先月、えこふぁーむの豚の放牧場で番犬をしていた雌犬のカールが子犬を7匹産みました。お父さんは畑で番をしてくれている雄犬のオヅ。カールもオヅも昨年11月まではレストランホテル森小休にいました。豚チーム責任者のガンちゃんの提案で、社員候補生が1人1匹、ドッグパートナー制で散歩をして世話をしていました。しかし、首輪に慣れないまま育った犬が多かったためか首輪抜けして脱走。オヅとカールも愛の逃避行へと旅立った時期があったのです。それから5ヶ月。カールの妊娠に気がついたガンちゃんが畑チームのワッキーのもとに連れてきました。えこふぁーむに来てから犬の調教に目覚めたワッキー。産まれた子犬の世話に余念がありません。
7匹産まれた子犬ですが、GWを前に次々ともらわれていきます。誕生から2ヶ月近く子犬の世話をしていたワッキー。もらわれていく順番まで完璧に的中させています。
「1匹くらい、残らないかな。産まれてからずっと世話をしてるから、みんなもらわれていったら、ちょっとショックですよ」とつぶやくワッキー。そんな呟きを横で聞きながら、私は「かわいい子犬もらってください」の写真一覧を作成しています(笑。
ファンド出資者様向けのサニーレタス収穫開始
えこふぁーむ畑チームの努力の結晶、自然栽培草マルチ農法で育ったサニーレタス類の収穫開始です。2月から順次定植を開始し、3ヶ月かけてゆっくり成長したサニーレタス。もちろん完全無農薬、無肥料で育っています。6株で1つのキャリーが一杯になります。いつもより1時間早く畑に繰り出して、ウグイスの声を聞きながら仕事が出来る喜びを感じながら、朝露の残るサニーレタスを収穫するワッキーと大西くん。おもわず笑顔。写真を撮りながら私は「なんか、手塩にかけた娘を送り出すみたいで、ちょっと感傷的になりますな」と。二人の仲間に笑われました。収穫物であふれそうな軽トラックの荷台
畑チームの軽トラックの荷台も収穫物で満載です。サニーレタス類は私がずっと自家採種を続けてきたいろいろな品種の雑種も混じっています。ロロロッサとオークリーフの合いの子や、トレビスなみに赤色の濃いものもいます。サニーレタスでいっぱいになった発泡スチロールの入れ物を見て、ワッキーと私が「このまま軽トラで行商に行けそうだよね」と言うと、大西くんが「そうっすねー!」と盛り上げてくれます。ファンド向け野菜セット出荷準備
収穫した野菜たちを洗い、種類ごとに袋詰めして箱詰めしていきます。朝採りした野菜を午前10時の宅急便でお送りするために、緊張感を持って、でも確実に作業を進めていきます。ハーブを育てているハウスガーデンでの作業ですが、ワッキーは緊張でぷるぷるしています。なんとか予定どおりに出荷を終えることが出来ました。ワッキーは休む間もなく農家レストランさなぎ食堂のシェフとして割烹着に着替えます。私と大西君は灼熱の畑へ新たな開墾作業に出かけていきます。これから5月13日にかけて300箱近くの野菜サラダセットをお送りします。今後、夏野菜や冬野菜のセットもお送りできるように、大隅半島の自然と共生します。
畑チームが世話するヤギのメリーに子ヤギ誕生
4月24日(火)14時10分。畑チームが世話するメスヤギのメリーに子ヤギが誕生しました。将来、ヤギ放牧を夢見る豚チーム責任者ガンちゃんの希望でオスヤギをレンタルし、種付けしました。ちなみにオスヤギはかなり凶暴で、ワッキーはいつも格闘していました。畑の畦草を食べて、自然に肥料になる糞をしてくれるという意味で、畑チームが世話することになったヤギたち。豚さんが再生した耕作放棄地に再び生えた雑草を食べるために畑に軽トラで連れ出したり、草刈をして餌を集めたり。ヤギにお腹一杯新鮮な草を食べてもらうことはかなりの労力でした。
お父さんヤギのブラン(いまは里に帰っています)
こちらがお父さんヤギのブラン。昨年まではメリーとブランの2頭のヤギの世話だけで大変でした。特に冬はヤギの餌になるような下草がなく、畑の周りの山々でアオキやヤツデを集めて餌にしていました。ワッキーは優秀なヤツデハンターとして、畑周辺のヤツデを殲滅するほどでした。ガンちゃんは「オスヤギとメスヤギの体格差があるからうまく種付けできなかった」と言っていたのですが、毎日餌をやる畑チームとしては、どんどん大きくなるメリーのお腹に、「お腹に子ヤギがいるんじゃないの???」とお腹を触って首を傾げていました。専務も「想像妊娠じゃないの?」と、えこふぁーむスタッフみんなが子ヤギ誕生を半ば?で見守る中、ついに出産しました。
森小休のアイドル、メスの子ヤギ
生後直後からメリーのおっぱいを吸う子ヤギ。下の写真は生後1日目です。洗剤のCMのキャラクターになりそうな可愛さです。ぬいぐるみのような子ヤギに、えこふぁーむスタッフも記念撮影の嵐でした。お客様にも大好評で、噂を聞きつけて、「子ヤギが産まれたって聞いたんだけど」と訪れる方も。GW中、イタリアンレストランセラーノ前の柵にメリーと一緒に子ヤギがいます。可愛い子ヤギをぜひ見に来てください。
子ヤギが1匹だったので、あまりお乳が減らないためかメリーの乳房が張っています。畑チーム代表として?私が毎日乳絞りをすることに。乳房を張ったままにしておくと、乳腺炎になるのだそうです。鍋をおいて乳絞り。数回経験があるので乳絞りそのものはスムーズにできます。初回は約400mlの搾乳でした。毎日、朝夕に絞ります。絞った乳はとても甘く美味です。畑チームが育てた牧草も食べているので、高タンパクです。初搾乳の乳はろ過、煮沸して、ヨーグルトの種菌を仕込みました。ヤギの乳でアイスクリームが作りたいなあと思っています。
「ガンガン増やしてやる」と野望に燃えるガンちゃんですが、とりあえずえこふぁーむのヤギはお母さんと娘の2頭です。
昼休みの時間に専務と子ヤギを眺めながら、サニーレタスの出荷のことや子犬のこと、子ヤギのことをお話していたら、「野菜でも犬っこでも、貰ってもらわなきゃね。広まらないからね」とのお言葉。えこふぁーむの取り組みを広げていくこと。広告ではなく、小さな積み重ねと実践から、自然にお客様の口コミで広がるように。そうやって流行ではない、地域に根ざした確かなつながりを築き上げられるように。
野菜でも豚さんでも犬でもヤギでも料理でも。手間暇をかけて正直に育てたものは、すべてわが子のように情が移ります。だから、送り出すときに「寂しさ」を感じますが、それ以上に誰かに「喜んで」頂くこと。そんな心の贈り物がえこふぁーむの商品には詰まっている。そう信じて、春野菜の出荷ラッシュを楽しみます。
スタッフ:まーくん
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