えこふぁーむニュース 2012年02月

えこふぁんど20112012年2月25日 16:41

えこふぁんど2011:スタッフブログその3~子豚の育成ほか

~子豚の育成と放牧の様子~

 

・子豚の引越し

 

子豚の引越し

 

 昨年の11月21日に生まれた黒豚の子豚たちもお母さん豚から乳離れしました。他の子豚たちと一緒に新たに整備した放牧場への引越しを済ませ、黒豚も白豚も仲良く生活しています。

 

 

・広大な放牧場に離された子豚

 

駆け回る子豚たち

 

 新しい放牧場の森林の中を駆け回る子豚たち。好奇心旺盛で飼育スタッフにもなついています。写真を撮るために放牧場を歩くと、子豚たちが隊列を組んでついてきてくれます。

 

 お母さん豚は新たな子豚を産んでもらうために、お父さん豚のいる放牧場へ移動しました。迫力のお父さん豚の様子は来月のブログでご紹介します。

 

 

・定点観測地点

 

定点観測3 

 

 定点観測している放牧場の放棄森林の様子です。先月と比べて竹林がかなり開墾されています。開墾された放棄森林には、どんぐりの生るクヌギなどの広葉樹を植樹する予定です。

 

 放牧場の周りは豚さんが逃げ出さないように電気柵で囲っています。放棄森林に電気柵を張り巡らせる作業はすべて人力です。スタッフ総出で藪を切り開き、支柱を立て、電線を張っていきます。一つの山の放牧場を整備して、しかも、倒木などで電気柵が傷んでないか毎日チェックを行うことは大変な労力がかかります。放牧と言うとあまり手間がかからないイメージがありますが、見えない苦労の積み重ねで豚さんの放牧を実現しています。

 

 一度整備した放牧場はずっと放牧に使うのではなく、定期的に豚さんを移動させて、広葉樹林に再生させていきます。豚さんに耕作放棄地を開墾してもらって畑に戻していくように、森も豚さんの力を借りて再生していきます。放牧は同じ場所で継続的に行えるわけではないのです。草を求めて遊牧する民のように、大隅半島の耕作放棄地を次々再生していけるように頑張ります。

 

 

・耕作放棄地での放牧

 

 開墾が進む耕作放棄地

 

開墾が進む耕作放棄地

 

 先月のブログでご紹介した耕作放棄地の様子です。豚チーム責任者ガンちゃんの日記でもご報告していますが、豚さんによる開墾は順調に進んでいます。
ちなみに先月の写真を再び見てみると…、

 

新たな放牧場

 

 先月は見渡せなかった畑の様子が放牧によって変化してきたことがわかります。春には西洋野菜の植え付けができるようになる予定です。

 

・働き者の豚さんたち

 

働き者の豚さんたち

 

 耕作放棄地を耕してくれる働き者の豚さんたちです。

 えこふぁーむは豚さんをパートナーとして考えています。自然放牧された豚さんの畜産と農林業との融合。そして、循環可能な生活スタイルを目指すこと。えこふぁーむは大学生のインターンシップ先や新規就農者の研修先としても注目を集めています。豚さんを主役にして、スタッフ一同楽しみつつ頑張ります。

 

 

スタッフ:まーくん

 

 

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えこファンド20132012年2月25日 16:27

えこふぁんど2010:スタッフブログその3~野菜の成長報告ほか

2010年度 報告
~ 野菜の成長報告(本城)~


・元気に育つマスタード菜

 

マスタード菜

 

 マスタード菜が立派に育ってきました。畑の畝にもさまざまな草が生えてきて、春の訪れを感じます。朝の収穫時には鶯の鳴き声も聞こえるようになりました。

  

・畑の収穫物

 

畑の収穫物

 

 畑の収穫物も増えています。露地物のタアサイ(写真上)は濃緑色で旨みたっぷりです。

 野ウサギや野生のイノシシから犬に守られなんとか育ったサラダ用赤大根(写真下)は甘みがあり、皮の赤色が鮮やかです。

  

・菜の花開花

 

菜の花開花

 

 菜の花も咲き始めました。畑チームのワッキーが収穫して菜の花パスタを作ってくれました。

 夏野菜の作付けのミィーティングをしながら頂きましたが、まさに春の味です。ほのかな苦味が旬を感じさせてくれます。この菜の花はレストランホテル森小休のメインディッシュにも添えられました。

  

・ 育苗と農地の耕運状況


 収穫最盛期の赤茎葉大根

 

赤茎葉大根

 

 こちらは赤茎葉大根しずむらさきの畝です。草ぼうぼうに見えますが、ウサギの食害から大根を守るためにわざと牧草であるイタリアンライグラスを生やしています。

 

 草を敵とせずに、作物の生長に適切な手を貸すだけ。農薬も肥料も使わずに育てたサラダ用のさまざまな品種の大根は、葉も大根の部分も甘いと好評です。

  

・育苗したレタス類の苗

 

レタス類の苗

 

 育苗した苗の定植も行っています。農業初体験のワッキーが初めて育てたレタスの苗です。

 

 サニーレタスのロロロッサ、アメリカンプライズヘッド、レッドオークリーフ、ルルやロメインレタスなど、さまざまな品種の苗たち。ポットの中は元気な根っこがしっかりはっていて、強い苗ができました。軽トラックの荷台に積んで、いざ、畑へ。

  

・植え付けの様子

 

植え付けの様子

 

 小雨の降る中、ワッキーと二人で定植作業を行います。チンゲン菜を収穫し終えた畝を備中鍬で軽く耕し、苗を手作業で植えていきます。腰が痛くなる作業ですが、土と触れ合っていると時間を忘れます。

 

 肝付町では、朝の10時、昼の12時、15時、17時に町内放送で音楽が流れます。農作業の休憩時間を教えてくれる放送なのですが、17時の音楽が流れ始めると、思わずワッキーが「時間が経つのが早いですね!」と驚くほどです。でも、二人とも日が暮れるまで夢中で農作業に取り組んでいます。

 

咲きすぎた菜の花

 

 雨の中の作業を終えて、休憩がてら咲きすぎた菜の花を摘みます。お店では使えませんが、自分たちが食べる分には十分な菜の花です。私も夕食のおひたしにして、季節を頂きました。いつでも旬のものを味わうことができる。農業の大きな魅力です。

  

・出荷前の豚の様子


二頭並んでお昼寝中

 

二頭並んでお昼寝中

 

 出荷直前の豚です。体重は200kg以上あります。暖かくなってきて、2頭並んでのんびりお昼寝中。日本全国のレストランへの出荷や、ギフトセットでの取り扱いの反響も良く、出荷される豚さんの数も増えてきました。計画的に豚さんを育てることができるように、広大な放牧場を複数整備中です。

 

 えこふぁーむは1月から2月にかけて、NHKや日経新聞社の取材を受けました。食の安全やTPP問題、そして耕作放棄地や再生可能な循環型農業のあり方まで。

 

 鹿児島県大隅半島で地域に根ざした生産活動を目指して頑張っていますが、同時に日本全体、そして世界へと繋がっているのだと再確認できました。これからも、この先も、ずっと未来に続いていく農業を目指して頑張ります。

 

 

スタッフ:まーくん

 

 

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スタッフ日記2012年2月25日 16:18

マタンサファミリア:畑チーム責任者まーくん日記

 畑チームの日記ですが、今回は野菜のお話ではなく、お肉が主役のマタンサファミリアについてご紹介します。

 

マタンサファミリア

 

 マタンサファミリアとは、スペインの農家でおこなわれているお祭りで、家畜を解体してみんなでいただくイベントです。えこふぁーむでは"いのち"をつなぐ仕組みを学ぶ場として、そして、生産者と消費者を繋ぐプロシューマー・プロジェクトの一環として、毎年2月にマタンサファミリアを開催しています。


 写真右端がレストランホテル森小休でフレンチを提供している横井シェフ。横井シェフは豚の生産者のリーダーとして指揮を取りつつ、肉の解体や料理も行っています。マタンサファミリアでは豚の現場スタッフやレストラン、畑スタッフや一般の参加者の皆様に豚の解体についてレクチャーしました。


 写真左側の赤いえこふぁーむトレーナーを着ているのが、豚チーム責任者のガンちゃんです。この日のイベントのために出荷した豚の姿を思い出しながら、肉に触れているのが印象的でした。さまざまな苦労も思い出しつつ、「これがあいつの肉か」と感慨深げです。

 

豚の皮をはぐ

 

 横井シェフの指導を受けながら、豚の皮を剥ぐ現場スタッフ。畑チームのスタッフはお昼やディナーにレストランでの調理補助やホールも兼務していますが、豚チームのスタッフは衛生面を考えて基本的にレストラン勤務ができません。マタンサファミリアでは、毎日自分たちがお世話している豚さんがどのように調理されてお客様のもとへ届けられるかを実感できる貴重な機会なのです。

 

ソーセージ作りの様子

 

 解体したお肉でミンチを作り、味付けをしてソーセージを作ります。手作業で一本一本つめていく作業は簡単ではありませんが、自分だけの手製のソーセージを作ることにみんな没頭していました。

 

手製ウインナー

 

 ていねいに腸詰めされた手製のウインナーたち。それぞれのレシピに応じて、調理されました。

 

サクラのチップで燻製

 

 燻製されるウインナーの様子です。カセットコンロの火で乾燥させた後、サクラのチップで燻製しました。

 

尾島さんのパエリア

 

 マタンサファミリアには、えこふぁーむの生ハムのプロデュースをしている尾島さんやレストランホテル森小休の料理をプロデュースしている笹川シェフ、ファンド出資者様も参加されていました。横井シェフがソーセージつくりをレクチャーしている間に、尾島さんが指揮を取られて30人前の豪華なパエリアを作ってくれました。

 

ようやく料理完成!

 

 14時に始まり、料理が完成してみんなで囲んだのが19時半でした。食べ物のありがたさ、食の楽しさを生産者と消費者が共有できるマタンサファミリア。日々、豚さんや野菜と向き合っているからこそ、食べるということがいのちをいただくことだということを実感します。

 

「食べる」という字は「人を良くする」と書きます。すべての生けるものに感謝する一日でした。

 

 

スタッフ:まーくん

 

 

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えこファンド20132012年2月25日 15:58

STOP!ポイ捨て:豚チーム責任者岩ちゃん日記

 2月は鹿児島の大隅半島でも雪がちらつく日もありました。なにせ養豚と言っても放牧なもので、豚達の防寒対策に奮闘していましたが、最近次第に暖かくなり、豚達と一緒に春の予感を感じて喜んでいます。


 さて、先月ご報告した耕作放棄地での放牧ですが、こんな感じになりました・・・

 

こんな感じになりました

 

7割ぐらいは耕作完了

 

 まだ奥の方に藪が残っていますが、7割ぐらいは耕作完了といった所です。当初は1ヶ月もあれば終わると思っていたのですが、走り回ったり、お昼寝したりとのんびりやっていることもあるのですが、終わらなかった原因はなんと言っても大量の「ゴミ」です。

 

 豚達が耕作を進めて行くと、出てくる出てくるゴミ・ゴミ・ゴミ。空缶、ペットボトルは当たり前、タイヤや化粧品、時には差し入れと間違えてうっかり食べてしまいそうになった未開封のパンなど、ここは畑ですか?といった感じです。これにはさすがの豚さん達も手を焼いている訳です。

 

豚さんたちも手を焼く

 

 ただエライことに、豚たちは見つけたゴミを全部柵の端の方へ運んできてくれます。それなので、私達はその運んでくれたゴミを毎朝柵のチェックをしながらゴミ袋に拾って帰る訳です。


 ちなみに、1ヵ月で回収したゴミはこんな具合です・・・

 

1ヵ月で回収したごみ

 

 一体どんな人がどんな気持ちで、わざわざゴミを畑に持って来て捨てたのか理解に苦しみますが、ひたすらせっせとお掃除しています。自分さえ良ければという理由で他の人や動物に迷惑を掛けるのは人間ぐらいなものです。豚達を見てください。色や大きさに関係なく、みんな仲良く、お互いに譲り合いながら共存・・・きょ、きょうぞん、っておい、そこの白!エサ箱独占してエサ食うな!隣のやつら、めっちゃ迷惑してるやろ・・・

 

お腹が空いてる?

 

 ま、まあ、お掃除のお手伝いをしてくれて、お腹が空いているので愛嬌ってことで。
 とにかくみなさん、ゴミはきちんともちかえりましょうね☆

 

 

 スタッフ:岩ちゃん

 

 

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