本匿名組合契約の名称 | 高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンド |
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営業者 | 合同会社Hikaru Farm |
取扱者 | ミュージックセキュリティーズ株式会社 (第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号) |
出資金募集最大総額(口数) | 13,160,000円 (470口) |
出資金募集最低総額 | - |
申込単位(1口あたり) | 30,000円/口 (内訳:出資金28,000円 取扱手数料2,000円) (上限口数:35口) |
募集受付期間 | 2016年12月29日〜2017年4月15日 ※この期間中であっても、出資金額が出資募集最大総額に達した 場合は、そのときをもちまして出資の募集を終了します。 |
会計期間 | 本匿名組合事業が開始した日の翌月1日から5年間 |
契約期間 | 本匿名組合契約締結日から会計期間終了日 |
決算日 | 第1回 2020年7月31日 報告日: 2020年9月29日 分配日: 2020年10月14日 第2回 2021年7月31日 報告日: 2021年9月29日 分配日: 2021年10月14日 第3回 2022年7月31日 報告日: 2022年9月29日 分配日: 2022年10月14日 第4回 2023年7月31日 報告日: 2023年9月29日 分配日: 2023年10月14日 |
報告日 | 決算日から60日以内 |
分配方法 | 決算日から75日を超えない日から随時引き出し可能 |
予想リクープ 累計売上金額(税抜) |
87,733,334円 |
契約方法 |
匿名組合員になろうとする方は、取扱者のウェブサイトよりお申込みいただき、ウェブサイト上で、営業者と匿名組合契約を締結します。 なお、本契約は、出資者が出資金および取扱手数料の払込をすること及び取扱者が出資者の取引時確認(本人確認)をすることをもってその効力を生じます。 一度成立した本匿名組合契約については、一定の場合を除き、契約の取消、中途の契約解除ができませんので、十分ご検討の上お申し込みください。 |
決済方法 ネット決済対応銀行でお申し込みの場合は、各銀行画面に接続し、お振込み先、お振込み金額のご入力の手間なくお申し込み頂けます。 |
(1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込 (2)ネット決済(以下の銀行に対応) (3)クレジットカード決済(以下のカードに対応) |
投資家の皆様
お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。
フルーツライン(一番線)の高さが地上から約80~90センチ。3日で100センチ以上積もりました。
さて今回は、Hikaru Farm/ドメーヌ長谷の、植栽しているぶどう品種の一部について、こだわりをお伝えしたいと思います。約4ヘクタールの畑に特に多く植栽されているのが、ピノ・ノワールとシャルドネですが、ピノ族(上記に加え、ピノグリやピノブランなど)で全体の70%以上を占めます。
この品種を植えるために土地を探し、今現在の畑がある福井原にたどり着いたといっても過言ではありません。(もちろん、さらにこの土地で合っている他品種も探求中です)。ぶどうを植えるにあたり、土壌や過去の耕作履歴(地力)、畑の方角、日照時間や標高などをもとに品種を決めますが、ピノ・ノワールとシャルドネは、それぞれに最も適したメインの畑に植栽しています。
そして、この2品種で特にこだわっているのが、クローンです。ぶどう品種には性質や特徴の違うクローン種が存在し、特にこの2つのぶどう品種は多数のクローンが存在します。ブドウの房重や大きさ、実のつき方(バラ房、密着果など)、熟期の違い、そして香り、味わいに直結する要素が、クローンにより違ってきます。(例えば、マスカットの香りがするシャルドネのクローンなどもあります。)クローンを組み合わせることで、より複雑なワインとなる可能性があります。
私たちの畑には、シャルドネに8種類のクローン、ピノ・ノワールには7種類のクローンを導入しています。シャルドネは2種(227と548)、ピノ・ノワールは3種(MV6、115、777)が主体ですが、今後さらに、日本では非常に珍しいクローンを導入したり、ぶどうの出来や仕上がったワインなどを考察しながら畑でブレンドするイメージで、クローンの植栽を変えていくことも考えています。
なお、他品種でもこの土地での適品種があればクローンの導入は検討しており、リースリングとソーヴィニヨンブランに関してはすでに各3種類のクローンを植栽しています。
ちなみに、台木※に関しては、リパリア・グロワール・ド・モンペリエ種(早生、弱樹勢、耐水性あり)を中心に土壌や品種に合わせ5種類の台木を使用しています。
※ヨーロッパでフィロキセラ(ブドウ根アブラムシ)による被害でぶどう畑が壊滅して以来、抵抗性のある台木に、接ぎたいぶどう品種の枝をつなぎ合わせて苗にする方法が主流となっていますが、その台木も特長別にいろいろな種類があります。
ピノ・ノワールのMV6のクローン(2016年秋撮影)。オーストラリアのクローンではありますが、もとはブルゴーニュのクロ・ド・ヴージョ来歴。房がかなり小さく収量は少ないが、ポテンシャルの高いワインとなる可能性があります。
昨年10月、Hikaru Farmでは初の収穫となりました。昨年の収穫時期の天候は、記録的な長雨(9月中旬から下旬で200mm以上の降雨)と日照不足で、収量が大幅に減った農家やワイナリーも多く、厳しい年となりました。しかしながら、私たちのピノ・ノワールとシャルドネは収量こそ少ないですが、ほとんど玉割れや病気にはならず(ピノ族は皮が薄く長雨で裂果することが常)、最終的には糖度20度を超え、果実も熟し、かつしっかりと酸が残るぶどうが収穫できました。(ちなみに、日本だけではなく海外のワインぶどうの事情にも詳しい方が、このピノ・ノワールの果実を食べた時に、小粒で皮が厚いことに大変驚いていました。)今後、樹が成長しポテンシャルの高い葡萄が実ることを期待して止みません。
2016年収穫のピノ・ノワールとシャルドネ他のぶどうを一緒に絞った発酵前のジュース。(仕込タンクと収穫のタイミングの都合でやむなく今回は一緒に仕込みました)。ほのかにイチゴ系の香りが立ち込めます。リリースは、2017年春から初夏の予定。
自分が納得できるワインを、皆様にも共感していただけるワインを産みだすことができるよう、日々努力して参ります。
感謝の気持ちを常に忘れず、精進していく所存です。
引き続き宜しく御願いいたします。
Hikaru Farm
長谷光浩