2023年7月31日
2023年7月31日
本匿名組合契約の名称 | 高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンド |
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営業者 | 合同会社Hikaru Farm |
取扱者 | ミュージックセキュリティーズ株式会社 (第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号) |
出資金募集最大総額(口数) | 13,160,000円 (470口) |
出資金募集最低総額 | - |
申込単位(1口あたり) | 30,000円/口 (内訳:出資金28,000円 取扱手数料2,000円) (上限口数:35口) |
募集受付期間 | 2016年12月29日〜2017年4月15日 ※この期間中であっても、出資金額が出資募集最大総額に達した 場合は、そのときをもちまして出資の募集を終了します。 |
会計期間 | 本匿名組合事業が開始した日の翌月1日から5年間 |
契約期間 | 本匿名組合契約締結日から会計期間終了日 |
決算日 | 第1回 2020年7月31日 報告日: 2020年9月29日 分配日: 2020年10月14日 第2回 2021年7月31日 報告日: 2021年9月29日 分配日: 2021年10月14日 第3回 2022年7月31日 報告日: 2022年9月29日 分配日: 2022年10月14日 第4回 2023年7月31日 報告日: 2023年9月29日 分配日: 2023年10月14日 |
報告日 | 決算日から60日以内 |
分配方法 | 決算日から75日を超えない日から随時引き出し可能 |
予想リクープ 累計売上金額(税抜) |
87,733,334円 |
契約方法 |
匿名組合員になろうとする方は、取扱者のウェブサイトよりお申込みいただき、ウェブサイト上で、営業者と匿名組合契約を締結します。 なお、本契約は、出資者が出資金および取扱手数料の払込をすること及び取扱者が出資者の取引時確認(本人確認)をすることをもってその効力を生じます。 一度成立した本匿名組合契約については、一定の場合を除き、契約の取消、中途の契約解除ができませんので、十分ご検討の上お申し込みください。 |
決済方法 ネット決済対応銀行でお申し込みの場合は、各銀行画面に接続し、お振込み先、お振込み金額のご入力の手間なくお申し込み頂けます。 |
(1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込 (2)ネット決済(以下の銀行に対応) (3)クレジットカード決済(以下のカードに対応) |
投資家の皆様
お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。暖かい日が続き、畑の雪もようやく少なくなってきましたので、近日中に剪定作業を再開できそうです。
さて、近況のご報告ですが、大枠の融資の目途がつき、さらに当ファンドでも50%以上の出資が集まり、お陰様でワイナリーの事業計画上の運営可能な最低ラインをクリアすることができました(ワイナリー建屋、醸造設備、数年分の運転資金他)。投資家の皆様には、創業期の一番大変なタイミングに、しかも、ワインのリリースがこれからの私たちへの出資を決めて頂いたことに、ただただ感謝の気持ちしかありません。この御恩に報いるよう、一同気を引き締め、そして一丸となって目標を達成してゆきたいと思います。常に畑を中心に考え、高品質なワインを産み出し続けることができるよう、一層の努力をしていく所存です。引き続き宜しくお願い致します。
ワイナリーの着工は、この三月中旬となりますが、まだ多くの雪が残る畑の除雪や整地を中心とした工事となりそうです(本格的な工事は4月から)。今年の秋には、このワイナリーでワインの仕込みを開始するべく急ピッチで作業が始まります。地鎮祭なども予定していますが、追ってレポートさせて頂く予定です。
今回は私たちが強い想入れのある、ワイナリー建築についてお伝えしたいと思います。
昨今では欧米を中心に、著名な建築家がワイナリーを手掛けることは今や当たり前になっており、見るものを圧倒するようなワイナリー建築物が沢山あります。そして中には、建築家のデザインが独り歩きせず、ワインづくりの思想が建物やデザインにも反映され、造り手がワインとその建物を通じて、メッセージとエネルギーを発しているワイナリーが多くあります。それらは、葡萄畑の風景に一体化した、かつ、見るものをワクワクさせるようなワイナリーで、飲み手にも共感を与え、訪れる強い動機付けともなっていると思います。
そして、自分がワイナリーを建てるならば同じく、自分の理想と、ワインと、ワイナリーのイメージが相互に共鳴しエネルギーを放ち、風景の中のランドマークのような、ワインづくりの拠点となる建物が理想だと考えていました。まわりの風景にも違和感なく溶け込み、かつ、毎日の仕事がワクワクするような空間が理想だと思います。そして、はるばる遠くから訪れた方が、また訪れたくなる、そしてワインとイメージが一体化し、さらにイマジネーションが広げる、そんな建築物が理想なのです。
こういった理想を今回のワイナリーで実現するには、一緒にイメージを共有して頂ける、建築家を選ぶことが非常に重要なステップでした。私たちはまず初めに、自分たちが感銘を受ける建築物を図書、媒体やネットなど、さまざまな方法で広く探し、とにかく共感を受ける建築物を徹底的に探しました。今度は、そこから自分のワイナリー計画と共鳴しそうか?のイメージを膨らまし、最終的に3人の建築家に候補を絞りました。そして、今度はお一人お一人直接お会いし、私たちの想いを伝え、納得したうえで受けて頂けたのが、今回の設計を担当している、横浜の某有名建築家(設計事務所)です。
建築家による、最初の構造案。現在は、多少の変更があるものの、縦長のスパンを組み合わせた構造と空間は、設計に活きています。
昨年春から始まった、横浜にある設計事務所との打合せも、電話会議や高山村での打合せを含めると、数えること十数回、構造案設計案から、幾度も変更を重ねました。特に、作業性は重要なことではありますが、こちらの細かいリクエストを建築の意匠の中でどう実現していくか?建築家として最も難しい点だったかもしれません。最終的には、細部までこだわり、そしてそれらを反映させて頂いたおかげで、作業性だけでなく理想の空間を備えた設計となりました。
初公開の設計図の一部(側面図を撮ったもの)。醸造棟の外部デザインは焼杉によるシンプルな仕上げですが、縦長のアーチを利用した内部空間にこだわった設計です。左端にプレス機を配し、グラビティでワインやジュースを送る方法を採ります。内部はフォークリフト移動が前提で、大型冷蔵庫も備えています。
ちなみに、ワイナリーは今回の一期工事を経て、二期工事までを考えて設計及び建屋の配置を行っています。畑を見上げた手前の右半分に一期棟を建て、将来的には左半分の手前少し奥に二期棟を考えた配置となっています。一期工事は、醸造棟に特化した建屋で、二期工事では、樽および瓶熟成庫、セラードアーおよび飲食スペースを検討しています。数年間かけてこの空間は完成する予定です。
昨年春のぶどう棚を建てる前の写真より、配置図。非常に判りにくく恐縮ですが、おおよそオレンジが1期工事の位置、赤が2期工事の予定地あたりとなります。青色がそれらの間に存在する空間(たまり)や駐車場となるイメージです。
引き続き宜しく御願いいたします。
Hikaru Farm
長谷光浩