ユニバーサルマナー検定3級を取得
2015年5月15日
旅館福松 離れの宿ファンド
皆様
拝啓、緑樹の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
また、長期にわたり大変お世話になり心より御礼申し上げます。
今回は、先日私が参加したマナー講習について皆様にご報告します。
先日、「バリアフリー会社の創造」を理念とした株式会社ミライロ代表取締役社長の垣内俊哉さん(ご自身も車椅子生活です)の講義のもと、ユニバーサルマナー検定3級を取得しました。
ユニバーサルマナーとは、「自分とは違う誰かのことを思いやり、理解する。そして、高齢者や障害者、様々な人の目線で考え、行動するもの。高齢者や障害者への適切なサポートやコミュニケーション方法は、特別な知識や高度の技術を要するものではなく、身につけていて当然のマナーの領域」という考えから成り立っています。
皆様もご存じの通り、私には障害のある車椅子生活(自力では動かせません)の弟がいます。身内に障害者がいると、なんとなく自分は障害者の方に対して理解している気でいました。
「車椅子の人に対してはこうするべきだ・・・」
「目の不自由な人に対してはこうするべくだ・・・」
「言語障害の人に対してはこうするべきだ・・・」
と、決めつけていたように思いました。
しかしこの検定を受け、決めつけて先回りして行動することが適切ではなく、様々な方の思いを受け入れることが可能なユニバーサルデザインと、その思いに寄り添う心が大切だと、改めて痛感しました。
また、初めて知った障害の種類や、様々な障害を示すマークなど、更に学ぶこともできました。
私の考えているユニバーサルデザインの宿では、「車椅子の方にとっての障害をなくす。」「目の不自由な人にとっての障害をなくす。」その他、障害と呼ばれているものを取り除いて、障害者と言われることのない1日を過ごしていただきたいと思います。
今後もより一層、お客様に寄り添える心を持てるよう努めてまいります。引き続き皆様の応援宜しくお願い致します。
古根村拓哉