コロナ感染/がん治療への影響について

2020年5月24日
京大発VB 大腸がん個別化医療ファンド

みなさま

ACADEMIA担当の榊原です。
新型コロナウイルス感染による医療現場への影響につきまして、武藤誠先生にお聞きしました。
下記に武藤誠先生の見解とメッセージを掲載させて頂きます。
 

【今回のコロナのがん治療への影響について】

 ご存知のように、今回の新型コロナウイルス感染の蔓延により、我々の日常生活だけでなく、病院をはじめとする医療施設にも多くの影響が出ています。医師、看護師、技師、事務職員などあらゆる部門の人材がそのために割かれ、がん治療をはじめとする他の医療業務の人手が不足し、施設も制限を受けています。とは云え、多くのがん患者さんにとっては感染症と同じくらい緊急度を要する治療が必要です。しかもがん患者さんには高齢者が多いため感染防御力も減弱していることが多く、新型コロナウイルスに感染すると、糖尿病や心臓病などの基礎疾患がなくても重症化しやすいと考えられます。
 従って、コロナ感染を恐れて病院を受診するのを避けるのではなく、担当の医師と電話などで事前に連絡をとった上で、マスクなどの防護具をつけて必要な受診と治療を継続してください。幸い全国の新規患者数は減少傾向が続いており、このままなんとか第一次の蔓延は制御できるのではないかと多くの人々は期待しています。
 希望を持って前へ進みましょう。
 

【今後がん治療を行うにあたり留意すべきこと】

 新型コロナウイルス感染の影響で、多くの医療機関では緊急度の高い治療以外は見送らざるを得ない状況が起きています。しかし、上にも述べたようにがん患者さんの手術は緊急性の高い場合が多く、遅らせることは困難です。従って多くの現場では最善の対策を取りながら、必要な手術をこなしています。
 ただ、従来のように患者さんの家族が頻繁に病室に出入りして面会することはできません。これは患者さんを感染から守るために必要なので、ご本人にもご家族にもストレスのかかることですが、ご理解いただいて、ご協力をお願いします。携帯電話などを通じて連絡を取り合うことは問題ない場合が多いのでそう言った代策を活用してください。
 

公益財団法人田附興風会 理事・医学研究所長
京都大学名誉教授
京都大学大学院医学研究科 連携大学院教授
武藤誠

 

【ご案内】
「京大発VB 大腸がん個別化医療ファンド」

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https://www.securite.jp/fund/detail/5257

こちらのファンドは、武藤誠先生の研究成果の実用化を目指す投資型のプロジェクトです。

ご案内申し上げます。


ミュージックセキュリティーズ株式会社
産学官連携推進室 榊原智子


ファンド情報

京大発VB 大腸がん個別化医療ファンド
京ダイアグノスティクス株式会社
会計期間
2019年10月1日 ~ 2026年9月30日
一口
31,500
償還率
運用中
参加人数
329
調達実績
23,940,000
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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