究極の自然食品で創るドックフード

2019年12月21日
加古川 うらいのジビエ総菜ファンド

 いつも応援ありがとうございます。有限会社うらい、ファンド担当川村将紀です。

 今日はジビエ惣菜ファンドの取り組み第2弾をお知らせしようと思います。

 頂いた命を無駄にしない取り組みを目指して。



 究極の自然食品で創るドックフード


 ジビエに取り組み始めて、製品開発を進めて行くうちに、思った事があります。それは家畜と比べての、産出される物の有効活用についてでした。牛肉や豚肉、そして鶏肉など家畜と呼ばれる物はその生産から流通において生み出される副産物は全てが有効的に活用されています。環境負荷が高い、などと言われていますが、それは肥育時に係る穀物の使用量だけを切り取って見ているからであり、例えば糞などはその穀物を育てる重要な要素です。

 特に反芻動物の糞は植物に対する肥料としての効果が高く、このサイクルを知らないままに穀物を与えている事だけを切り取って、地球に優しくないなどと環境大臣も攻められていましたが、物事・事象はいかに多面的に捉えて、総合的に考える必要があるか考えさせられた瞬間でした。

 さて、少し話は脱線してしまいましたが、それでは本題です。畜産の世界ではサイクルしている事を、ジビエでも行わなければ、と考えたのです。お肉に関しては先日発売させて頂いた ”イノコロ” で地域課題の解決と、狩猟の世界が抱える問題に一石を投じる事を念頭に開発する事が出来ました。ところが副産物の有効的な利用についてはまだ手付かずで、どうすれば良いのか悩んでいました。

 副産物は大きく分けると

①皮
②内臓
③骨
➃ひづめ、牙など

に分類されます。この中からまずはお肉屋さんとして得意な分野、内臓から着手する事にしました。内臓はお得意ですがもちろんイノシシの内臓は初めて触ります。豚と似ているイノシシ、関西では豚の内臓はあまり流通していませんが関東では盛んで、焼鳥屋、という名前で豚のホルモン焼きを販売しているお店などもあるようです。何度か食べに行きましたが、あっさりしていて非常に美味しかった記憶があります。
 
 あの時東京で食べた味を思い出しながら、新鮮で病変のない内臓をチョイスして試食してみました。

 「うーん。」

 うーん、いたって普通。焼き、茹で共に食べてみましたが、うーん。あの時の味には程遠い。もちろん味付けなどもあると思いますが。夏場の脂肪分の少なさ、というのも一因があるように思います。この内臓を、どうすれば活かしながらかつ、喜んでもらえる製品に仕上げることが出来るか・・・


 きっかけは【灯台下暗し】

 ジビエ製品開発に悩んで数週間経った頃に、会社の常連様とお話しをしていて重大なヒントを頂きます。

 「うらいさんのドックフード、本当にうちの犬にピッタリやわー。」

 当社では頂いた命を無駄にしない、という信念の元、ホルモンなどの不可食部分を集めてドックフードを製造しています。発案は当社の社長。

 「牛から貰った命を無駄にしたらあかん。捨てるところなんか一片も無い!」と言うのが口癖で、まさに昔の職人気質。このドックフード、実は開発から数十年たつ意外な長寿製品。ところが売れ出したのはここ最近。それまではいわゆる・・・不良在庫の山となっていました。こんな素晴らしい考えの製品が売れていないのは、その価値を伝えきれていないからだ、と全社一丸となって不良在庫の山と闘い、今では人気商品に育ちました。

 これだ!と思いました。命を無駄にしない取り組み、既に取り組んでいる取り組みだからこそ、灯台下暗し。なぜすぐに思いつかなかったのか・・・。ドックフードで活用しようと思いました。

 これで一安心、次は皮の有効活用だ、なんて考えている時に先ほどの常連様の話の続きが頭をよぎりました。なんでうちの犬にぴったり何だろうと質問してみると、

 「毛並みが艶々になるし、糞の匂いも臭くなくなるんよ、もちろん体臭も。」

 ふむふむ

 「うらいさんのドックフードが切れたら効果覿面。毛はバッサバサになるし臭いし(笑)」

 「それにうちの犬、アレルギーがあって、食べ物選ぶんよー。」

 !!?犬にアレルギー?

 初めて聞いた犬のアレルギー。人間の専売特許だと思っていましたが、、、現在の食品を取り巻く現状は、ペットまで巻き込んでいるのか。そう思い、ネットでいろいろ調べたり、また会社に買い物に来て下さる獣医さんにお話しを伺ったりしているうちに、様々な事が判ってきました。

 まず一般的に市販されているドックフードの現状。あのカリカリになっているやつです。主な原材料は肉だと思っていましたが、実はいろいろなものが入っている事が判明。高級なドックフードにはグレインフリーなどと書かれていますが、あれは副原料に穀物などを使用していないよ、という意味の様です。なんと、犬はカリカリになった穀物を食べていたのか・・・というか犬って肉食じゃないかな・・・まあ全てが穀物で出来ている訳でもないし、と更に調べていくと!

 肉なのに、肉なのにあのカリカリしている奴は痛まない。もちろん水分量が少ないのでカビなど生えにくいとは思っていましたが、なんと添加物、保存料まみれ。それも人間には使用禁止であったり、量の制限がある添加物も使用されている可能性があると、ネットには書かれていました。恐ろしい・・・

 まあネットの記事なので鵜呑みには出来ませんが。しかし噂話では済まなさそうな話もあります。例えば人間が食べる食品にも使われている ”安息香酸ナトリウム” という添加物。これはどうやらドックフードの品質保持に一役買っているようですが、この添加物、なかなかやっかいな模様。身近な食品で例えると、中身が卵やお肉なのに何日も常温で日持ちするお惣菜パンなどに使われているようです。

 この安息香酸ナトリウムを一定量、継続的に摂取すると精神に影響が出るという報告もあるようで一

 「昔人気があった犬種が、国内で良くない血統と繁殖して、その犬の良さが消えてしまったなんて話を耳にするが、あれは血統のせいだけじゃない。例えばシベリアンハスキーは非常に賢く、また忠実な犬種として元来の姿があるが、現在のハスキーはどれも??的な状態の子が多い。あれは食べ物も影響している。添加物まみれのドックフードが大いに関与していると思う。」

 と前出の獣医さん個人の見解ではありますが、ネットでも同じ意見を何度も見ました。また人間の子供
にも影響を及ぼしているなんて話もあり、毎日食べる食べ物の大切さを再認識した次第です。

 僕はお肉屋さんの職人なので科学的に証明することは出来ませんし、お墨付きをすることも出来ませんが、やはりお客様が喜んで頂いている事実は変わりありません。そしてアレルギーなどに悩む飼い主の方がいるのなら、これほど適した原料はありません。

 究極の自然食品、ジビエ。100%とまでは言い切れませんが、90%以上(?)は自然の食品由来のエサがイノシシの命を作っています。まあ加古川のイノシシなので農家さんの丹精込めて創った野菜を食べているので(汗)100%ではない、という事ですがこれ以上自然の食品を原料としたドックフードはなかなか見当たらないと思います。

 原材料・イノシシ

 このワイルドドックフードはこの一言につきます。原材料・イノシシ。新鮮な肉(主に硬い筋)と内臓肉を少しだけ岩塩を加えたお湯でさっと湯掻き、この原料を粗挽きミンチにして、鮮度抜群で凍結。保存料等一切の無添加です。こちらも常連様にテストして頂いたところ・・・

 「もう( ゚Д゚)びっくりするぐらいの食いつき。何で出来てるの?」

 と仰って頂けました。これはいろんな方に喜んでもらえると製品化。この製品、当社では実店舗と

 セキュリティストアでのみの限定販売

 となっております。

 犬のスーパーフード

 いろいろ調べていくうちに様々な事を勉強出来ました。その中でひとつ皆様にお伝えしたい事、それは内臓肉は犬のスーパーフードという事。先祖はオオカミ、肉食な訳で雑食化したのはペットとなる一万年辺り(諸説ありますが)前から。生物の進化から考えれば一万年は短い。肉食動物の重要なビタミン・ミネラル摂取は内臓と血液かららしく、犬の本能が求めているからこそ常連様が「何で出来てるの?」と不思議がる食いつきだったのでしょう。こんな素晴らしい原料、これはこれだけで製品化してしまおう!そうして生まれた

 ワイルドドックフード。1袋100g入りです。普段のフードに混ぜて与えて見てください。また保存料など一切無添加ですので、使用する時以外は解凍は禁物です!
 常連様に聞いた与え方は、夏場は半解凍で与えたり冬場は電子レンジで解凍して少しだけ暖かい状態で与えたり、などというアレンジの意見を頂きました♪

 またひとつじジビエの取り組み前進です!!

 最後までお読みいただき本当に有難うございました!!










 

ファンド情報

加古川 うらいのジビエ総菜ファンド
有限会社うらい
会計期間
2020年1月1日 ~ 2021年12月31日
一口
21,000
償還率
44.02 %
参加人数
65
調達実績
1,500,000
【ご留意事項】
当社が取り扱うファンドには、所定の取扱手数料(別途金融機関へのお振込手数料が必要となる場合があります。)がかかるほか、出資金の元本が割れる等のリスクがあります。
取扱手数料及びリスクはファンドによって異なりますので、詳細は各ファンドの匿名組合契約説明書をご確認ください。
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