2011年3月11日に発生した東日本大震災。アスクル株式会社及びミュージックセキュリティーズ株式会社は、震災当時から今日に至るまで約10年間、それぞれの事業の強みを生かした復興への取組を実施して参りました。震災からまもなく10年となる今年、両社で連携を図り、岩手県・宮城県・福島県で事業を営む事業者様へ資金調達、寄付を組み合わせた支援を実施致します。
私たちが10年間の活動の中で感じたことは、真の意味での復興とは被災地の持続可能な未来を創造していくことです。地域に根差し、これからの東北3県を築いていく役割を担う事業者様へ、寄付とインパクト投資による資金の提供をアスクル株式会社とミュージックセキュリティーズ株式会社が連携して実施することと致しました。
対象事業の売上や成果に連動した分配
対象事業成長による社会的インパクト・SDGsへの貢献
「セキュリテ」は1口数万円の少額からご出資いただけるインパクト投資プラットフォームです。 経済的なリターンを求めるだけではなく、創業や中小企業支援による産業振興・地域創生、インディペンデントな創作活動と研究開発、環境問題の解決、そして、震災からの復興など、それぞれの地域で抱える社会的な課題に対して、皆様からの出資を通じて解決しようとする、経済的な価値と社会的な価値の両方を追求する新しい投資の仕組みです。 個人の共感をベースにした新しい金融の枠組みを作り出し、世の中に新たな価値を提供することを目指し事業を展開しています。
セキュリテ
※1 対象期間中の対象商品の売上(税抜き)の1%を製造メーカーおよびアスクルが寄付または出資
新たな取り組みにチャレンジする事業者様の資金調達を支援するため、東北3県(岩手県・宮城県・福島県)の社会課題解決を目指すビジネスプラン・事業者様を公募いたします。下記の応募フォームからご応募ください。
岩手県陸前高田市の『木村屋』が地域食材を使用したベーグル・ジェラートの新店舗『夢の樹マルシェ』をオープンします。
完熟しても“すっぱい”りんごをご存知ですか?岩手県盛岡市にある『すっぱい林檎の専門店。』が2024年4月に開業予定の商業施設に2号店を出店するためのファンドを募集中です。
宮城県気仙沼で60年以上フカヒレ加工品の製造販売を行なってきた石渡商店が『サメの全体利用』を目指して健康ペットフード事業に挑戦。工場の建築資材や生産に必要な電気は地元資源を活用して生み出し、持続可能な新たな地域経済を創出します。
岩手県釜石市の小島製菓が、親子を結ぶ健康・栄養お菓子『MUSUBit』の製造販売を行います。本ファンドは『MUSUBit』の開発・原材料費、人件費を募集するものです。
東日本大震災で工場および直販店が流失した八木澤商店。震災とコロナ禍を乗り越え、ついに、震災前の地に本社を戻し、陸前高田市にしょうゆと味噌づくりの灯を再び灯す挑戦に取り組みます。
東北で生まれた、天然素材100%の土壌改良材「コーンコブミラクル」で生産者と消費者へ安心・美味しい・安全を届けます
1993年に「中小企業に大企業以上の手厚いサービスを―」というミッションを掲げてスタートしたBtoB(法人、個人事業主向け)通信販売サービス「ASKUL」は全国の事業所、医療介護施設、店舗、建設作業現場、教育施設など、ありとあらゆる“仕事場”でなくてはならないサービスとして利用されています。2011年3月11日に発生した東日本大震災においては、東京本社や仙台物流センターでの甚大な被害からの復旧に尽力する中、2011年8月から商品を通じた寄付・支援活動を開始。対象のアスクルオリジナルデザイン商品の対象期間中のお客様のご購入金額の1%(税抜き)を、製造メーカーとアスクルが共同して、東日本大震災の復興支援のために役立てています。
111,927,439円
17社
第1弾から第6弾まで(対象期間:2011年8月21日~2014年8月20日まで)のお客様からのご支援は、公益社団法人シビックフォースへの寄付・支援を通じて、被災地の産業復興・事業再生の支援に役立てられてきました。
これまでの支援活動のご報告 | Special Issue | アスクル - 環境・社会活動報告
第7弾から第19弾まで(対象期間:2014年8月21日~2021年3月31日まで)のお客様からのご支援は、教育関連施設に必要な設備・教材備品等の寄贈を通じて、被災地の教育の充実、未来を担う人材の育成のために役立てられています。
東日本復興支援(教育支援) | Special Issue | アスクル - 環境・社会活動報告
東日本大震災発生の2011年3月から、2021年3月で10年を迎えようとしています。アスクルはこれからも被災地の皆様の声を聞きながら、復興支援を継続するとともに、さらに安心してご利用いただけるサービス進化に取り組んでいきます。
セキュリテ被災地応援ファンドは、東日本大震災の被災から立ち上がる事業者を、出資を通じて応援するファンドです。「for 復興 (425)」の願いを込めて、2011年4月25日に最初のファンドを募集開始しました。それ以降2014年8月までに38社、40本のファンドを募集しました。1口金額の半分は返済義務のない「応援金(寄付)」として、半分は事業の売上に連動して分配する「出資金(投資)」として、応援したい企業に直接届けることができる半分寄付・半分投資の仕組みを取り入れたファンドです。
次の10年も共に歩こう。セキュリテ被災地応援ファンド
29,200人
38社
10.9億円
私たちは次の10年に向け、事業者の皆さんの新たなニーズに応え、共に歩いていくための、新しいファンドをこれからどんどん作ってまいります。セキュリテの「出資」→「分配」→「出資」のサイクルで、持続可能な被災地支援に取り組める「応援投資」のスタイルをぜひこの機会に始めてみてください。