ファンド詳細受付終了

高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンド

おいしい日本ワインを本気でつくりたい。新規ワイナリーを支えるファンド

一口金額30,000円 申込状況受付終了
地域長野県 高山村 参加人数 237人
分野食品製造、酒 募集総額13,160,000円
募集期間2016年12月29日~
2017年4月15日
シリーズ
特典
・ドメーヌ長谷のワインの初リリースパーティーへご招待(2018年頃に東京開催予定)※
・1口あたりシャルドネおよびルージュ(ピノノワール主体)750ml各1本ずつ
(約5,600円相当、送料込)を2022年頃に送付予定。
※渡航費・会費等は参加者様のご負担となります。ご了承ください。


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本匿名組合契約の名称 高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンド
営業者 合同会社Hikaru Farm
取扱者 ミュージックセキュリティーズ株式会社
(第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号)
出資金募集最大総額(口数) 13,160,000円 (470口)
出資金募集最低総額 -
申込単位(1口あたり) 30,000円/口 (内訳:出資金28,000円 取扱手数料2,000円)
(上限口数:35口)
募集受付期間 2016年12月29日〜2017年4月15日

※この期間中であっても、出資金額が出資募集最大総額に達した
 場合は、そのときをもちまして出資の募集を終了します。
会計期間 本匿名組合事業が開始した日の翌月1日から5年間
契約期間 本匿名組合契約締結日から会計期間終了日
決算日 第1回 会計期間開始日より2年後
第2回 会計期間開始日より3年後
第3回 会計期間開始日より4年後
第4回 会計期間開始日より5年後
報告日 決算日から60日以内
分配方法 決算日から75日を超えない日から随時引き出し可能
予想リクープ
累計売上金額(税抜)
87,733,334円
契約方法

匿名組合員になろうとする方は、取扱者のウェブサイトよりお申込みいただき、ウェブサイト上で、営業者と匿名組合契約を締結します。

なお、本契約は、出資者が出資金および取扱手数料の払込をすること及び取扱者が出資者の取引時確認(本人確認)をすることをもってその効力を生じます。
従って、出資金および取扱手数料が払込まれていても取引時確認(本人確認)ができない場合には、申込がキャンセルされたと見なす場合があります。

一度成立した本匿名組合契約については、一定の場合を除き、契約の取消、中途の契約解除ができませんので、十分ご検討の上お申し込みください。

決済方法

ネット決済対応銀行でお申し込みの場合は、各銀行画面に接続し、お振込み先、お振込み金額のご入力の手間なくお申し込み頂けます。
(1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込
(2)ネット決済(以下の銀行に対応)
三井住友銀行三菱東京UFJ銀行みずほ銀行
イーバンク銀行ジャパンネット銀行住信SBIネット銀行
(3)クレジットカード決済(以下のカードに対応)
ダイナースVISAMASTER

高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンドの締結については、以下のような留意点およびリスクがあります。

1. 本匿名組合契約の性格に関する留意点
本匿名組合契約に係るすべての業務は、営業者が自ら行い又は関係機関に委託することになっており、これらにつき匿名組合員が行い、又は指図をすることはできません。本匿名組合事業の状況によっては、事業継続や売上の確保のため、特に、本匿名組合契約はその契約期間が比較的長期間に及ぶため、契約期間中において、営業者の判断の下に価格等の変更等を行う可能性があります。

2. 本匿名組合契約の流動性に関する留意点
契約期間中、本匿名組合契約は解約できません。本匿名組合契約の譲渡は同契約により制限されます。本匿名組合契約を取引する市場及び匿名組合員である立場を取引する市場は現時点では存在しません。

3. 出資金の元本が割れるリスク
本匿名組合契約に基づく利益の分配又は出資金の返還は、専ら営業者の本匿名組合事業による収入をその原資とし、かつ、会計期間中における営業者の売上金額を基に算定される分配金額の支払いのみをもって行われます。したがって、会計期間中の本匿名組合事業における売上によっては利益の分配が行われない可能性があり、また、分配金額の支払いが行われたとしても、全会計期間をとおして匿名組合員に支払われる分配金額の合計額が当初の出資金を下回るリスクがあります。

4. 営業者の信用リスク
営業者は現在、債務超過ではありませんが、今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。さらに、リクープが実現できなかった場合において、残存在庫が存在していても、他の債権者への現物弁済その他の理由により現物分配が行われないリスクがあります。

5. 取扱者の信用リスク
営業者は、本匿名組合契約の管理運営等を取扱者に委託しているため、分配金額の支払い等は、取扱者を経由して行われます。このため、取扱者が破綻した場合、本匿名組合事業に係る分配金額の支払い等が遅滞し、又はその全部若しくは一部が行われないリスクがあります。

6. 製造リスク
本匿名組合事業の製品の製造については、原料の調達状況、製造設備の稼働状況、製造過程における不慮の事故、天災その他の不可抗力等により、想定を大幅に下回る可能性があります。この場合、本匿名組合事業の利益分配はもちろん、出資金の返還が行われない可能性があります。

7. 販売リスク
本匿名組合事業で製造する製品については、営業者の判断の下で販売されますが、販売時の景気動向、市場の需給状況により予定販売単価及び想定販売数量を大幅に下回る可能性があります。この場合、本匿名組合事業の利益分配はもちろん、出資金の返還が行われない可能性があります。

8. クレジットカード会社の信用リスク
本匿名組合事業の売上金額の一部は、クレジットカード会社から営業者に支払われます。支払いサイトの関係で売上金額が一定期間、クレジットカード会社に留保され、その間、クレジットカード会社の信用リスクにさらされます。このため、クレジットカード会社が破綻した場合、本匿名組合事業の売上が出ていても、それが営業者、ひいては匿名組合員に支払われないリスクがあります。

9. 経営陣の不測の事態に係るリスク
営業者については、その事業の経営陣への依存度が高く、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。

10. 資金繰りに関するリスク
本匿名組合事業について、事業計画上の売上を著しく下回った場合、予想外のコストが生じた場合、現時点で想定していない事態が生じた場合等には、営業者の資金繰りが悪化し、事業の継続や分配金の支払に重大な支障が生じるリスクがあります。

11. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。なお、本匿名組合契約での資金調達の状況により、金融機関からの借入やリース契約等で資金調達を行い、本匿名組合事業を開始する可能性があります。

12. 債務超過のリスク
一般的に債務超過状態の会社は、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、金融機関等は債務超過状態の会社への融資を実行しない場合が多く、債務超過の会社は新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となり事業継続に支障をきたす可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。

13. 出資金の送金及び使用に関するリスク
成立した本匿名組合契約に係る出資金は、募集期間中であっても、営業者が本匿名組合事業を遂行でき、かつ、本匿名組合事業の遂行のために必要であるという判断を取扱者が下した場合には、営業者の指示により、随時取扱者から営業者へ送金され、資金使途・費用見込みに示す資金使途内容に従い、本匿名組合事業の遂行のため使用されます。したがって、本匿名組合契約が契約期間満了前に終了した場合又は本匿名組合契約が遡って未成立とみなされた場合であっても、既に営業者に送金された出資金がある場合等には、出資金は減額されて返還されるリスクがあります。

14. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者への質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査が誤るリスクがあります。また、取扱者の事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。

15. 特典の進呈を行うことのできない、又は、変更するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。

16. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する要因により、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。

17. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。

18. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。

19. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。

20. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合、2017年3月末までに1300万円以上の補助金交付が決定しなかった場合、営業者が2018年12月31日までにワインの製造免許の取得に目処が立たなかった場合、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、利益の分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。また、当該出資金及び取扱手数料に利息は付きません。

21. 食中毒が生じるリスク
本匿名組合事業で生産する製品が原因で食中毒が発生し、営業停止等の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。また、食中毒が生じた場合、その後の営業者の事業に著しい悪影響を及ぼすリスクがあります。

事業計画

今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。

(1) 事業計画上売上について
事業計画上の累計売上金額(税抜)、本匿名組合契約における累計リクープ売上金額(税抜)は下記のとおりです。
 /data/fund/2940/Hikaru Farm 売上明細.png

(2)事業計画上の実現施策(運営の方針)について
営業者は設立1期目の会社です。
法人設立以前より代表者は自己所有の農園にてぶどうの栽培及び収穫を行ってきた実績を積み上げてきました。
今後は以下の施策の実施を進めることで、事業計画の達成を図ります。
a. ブドウの生産 
営業者は事業計画達成に必要なブドウ畑は、既に有しております。今後は成育中のブドウを収穫することで原料となるブドウを確保する見込みです。
b. ワインの製造 
営業者は今後資金調達をすることで、ワイン製造に必要な設備投資を行い、設備投資後に醸造免許を取得し、ワインの製造を進めます。                                      
c.  ワインの販売 
営業者は製造したワインについては、首都圏の酒販店及び飲食店を中心に販売していく計画です。

分配計算式

匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。

・リクープ前:リクープ前売上金額(税抜)×15%÷470口×1口

・リクープ後:リクープ売上金額(税抜)×15%÷470口×1口+(リクープ後売上金額(税抜)−リクープ売上金額(税抜))×12%÷470口×1口

金銭による分配金額のシミュレーション(出資金募集最大総額で成立した場合)

本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1口28,000円の出資の場合)

/data/fund/2940/Hikaru Farm sim.png

(注1)匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上記に記載の算出式に基づいて計算されます。
(注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。1口28,000円の出資金に対し、1口分配金額が28,000円となる時点を償還率100%としています。
    匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/28,000円
(注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20.42%(復興特別所得税0.42%含む)の源泉税徴収が行われます。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。また、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。

  • ファンド詳細ページ(本ページ)の「このファンドを申し込む」ボタンをクリック。
  • ログインする※ユーザー会員登録されていない方は会員登録をしてください。
  • ファンド詳細情報・契約書・契約説明書のご確認ください(熟読してください)。
  • ご契約内容に同意の上、口数を指定し、ファンドのお申込をしてください。
  • 指定金額のご入金及び、取引時確認(本人確認)資料をご送付ください。
  • 入金確認及び本人確認が完了し次第、Eメールにて、契約の成立をお知らせします。
  • 皆さんで事業を応援しましょう。
仕組み図
1 募集受付期間 2016年12月29日~2017年4月15日
2 会計期間 本匿名組合事業が開始した日の翌月1日から5年間
3 契約期間 本匿名組合契約締結日から会計期間終了日
4 報告日 決算日から60日以内
5 決算日 第1回 会計期間開始日より2年後
第2回 会計期間開始日より3年後
第3回 会計期間開始日より4年後
第4回 会計期間開始日より5年後
6 分配日 決算日から75日を超えない日から随時引き出し可能
【営業者】
本匿名組合の事業を行う営業者の概要は、次のとおりです。(2016年11月30日現在)
/data/fund/2940/Hikaru Farm 会社概要.png

【取扱者】
本匿名組合契約の出資募集および契約締結の取扱い、本匿名組合契約の管理運営、匿名組合員へのIR業務等を委託する会社の概要は、次のとおりです。(2016年11月30日現在)
このファンドは、どういうものですか? 事業に必要な資金を出資者の方から調達を行います。
そして、出資者の方には、一定期間の売上を分配金として受け取れるほか、投資家特典も提供させて頂きます。
投資家特典とはどのようなものがあるのでしょうか? 個別のファンドごとに特典は異なりますので、ファンドごとの特典は、ファンド詳細情報をご覧ください。
利益の分配に際し、税金はどうなりますか? 出資金額を越える利益部分に20.42%の源泉所得税がかかります。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。
途中解約はできますか? 匿名組合契約を途中で解約することはできません。
元本は保証されていますか? 本ファンドは元本を保証するものではありません。 ファンド対象の売上如何によっては出資金が減額、あるいはゼロとなる可能性があります。
他人に譲渡することはできますか? 匿名組合契約上の地位を他人に譲渡することはできません。
未成年者でも契約できますか? 親権者の同意があればご契約頂けます。
申込方法とよくある質問 申込方法とよくある質問
>>申込方法とよくある質問
  • 高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンド

プロジェクトサマリー

長野県で新規ワイナリーのオープン準備に力を注いでいる「Hikaru Farm」。28歳でワインに魅せられた代表の長谷光浩さんは、42歳で大手音楽系会社を退職し、飲み手からつくり手へ転身することを決断しました。日本では気候的にワインに適したヨーロッパ産のブドウを栽培することは難しいという「宿命的風土論」が信じられていたのも今は昔。長谷さんは、長野の地で「ヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」を作り上げた玉村豊男さんを始め、サラリーマン時代から長い時間をかけて様々なワイナリストたちに師事しながら葡萄栽培とワイン醸造を修得。2014年に長野県高山村へ移住してからたった2年の間に、約4ヘクタールの畑に1万2千本もの苗木を植えるまでに成長を遂げました。2017年のワイナリー建設を控えた今、日本ワインへの本気度を多くの人に知ってもらうべく今回ファンドを募集。ワイン好きの方にぜひ応援してほしい「日本ワイン」のファンドです。

代表者インタビュー

伊勢志摩サミットでも提供された長野ワインが人気急上昇中!
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農園で作業する長谷さんのお母さん

ここ最近、食や酒に感度の高い人たちの間で、日本ワインの人気が急速に高まっています。
日本ワインとは、国産のブドウのみを原料として日本で生産されたワインのこと(2015年に国税庁が表示ルールを策定)。それまでのいわゆる「国産ワイン」と呼ばれるものは、「日本で造られたもの」というくくりしかなかったため、原料に生食もできるブドウを使用していたり、安価な輸入ジュースを加えたものもあり、味や質は玉石混合状態でした。

ところが、ここ10~20年ほどの間に、年間生産量が10万本を切る小規模ワイナリーが国内で急増。第7次ワインブーム(2012年頃~)に乗って輸入ものを含めたワインの消費量全体が大幅に増加したこと、また消費者の成熟などが追い風となり、つくり手の哲学や理想を追求した志の高いワイナリーが登場すると、こだわりの日本ワインが多く生産されるようになりました。

「和食に合う」「優しい味がする」と好評の「おいしい日本ワイン」が増えれば、もちろん人気も需要も急上昇。国税庁の調べでは、現在国内で稼働しているワイナリーは約220軒。そのなかでも、長野県はワイン専用ブドウの収穫量が日本一を誇ります。新規ワイナリーの参入もさかんに行われ、市場の盛り上がりとともに、日本ワインのつくり手の層も厚くなってきています。

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2015年に新たに葡萄苗木を入植した農園

それを後押ししたのが、行政による規制緩和策「ワイン特区制度」や酒造法の改正と言われています。これまでは初期投資が2-3億円必要だったワイナリー運営も、小規模生産が可能になりました。長野県でも、東御市や高山村、坂城町など多くの自治体が採用。そんな長野県高山村でこの制度を利用し、新規ワイナリー起業を進めているのがHikaru Farmの代表・長谷光浩さんです。

長谷さんは2014年に前職の大手レコード会社を退職。長野県高山村へ家族と両親そろって移住し、翌年に独立を果たしました。2年目の終わりを迎えた今、小規模ワイナリーの農園の平均面積が1~2ヘクタールのところ、長谷さんの農園は4ヘクタール超。植えた苗木は1万2千本あまりに達します。現在はブドウ栽培をしながら、来年秋のワイナリー設立に向けての準備を進めているところです。

また、長谷さんは、エッセイストで画家の玉村豊男さんが2015年に開設した「千曲川ワインアカデミー」の一期生。千曲川ワインアカデミーでは、新規ワイナリーに必要な人材育成をめざし、ブドウ栽培やワイン醸造、およびワイナリーの起業と経営について総合的な知識と実践的な技術を学ぶことのできる、日本で初めての民間ワインアカデミーです。玉村さんが運営する「ヴィラデスト ガーデンファーム&ワイナリー」のワインは、ワインコンクール上位入賞の常連であり、伊勢志摩サミットなど国際会議の場でも供される上質なもの。長谷さんはその一期生であり、期待の千曲川ワインアカデミー発の第一号ワイナリーなのです。
 
42歳の時から人生の大転換。ワインのつくり手になる覚悟
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長谷さんが栽培しているピノ・ノワール

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リースリング

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シャルドネ

長谷さんが新規ワイナリーを設立しようと決意したのは42歳の時でした。
前職は大手レコード会社勤務。仕事柄、ワインを飲む機会が多かったこともあり、元々飲み手として大好きだったという長谷さんは、28歳のとき一本の次元の違うワインに出会います。それが1998年のシャトーヌフ・デュ・パプのワインでした。

「一口飲んだ途端、グラスの中から花やいちごが視覚的に見えるくらい香りが飛び出してくるような素晴らしいワインだった。その感動が忘れられず、年収の8割をワインに注ぐような生活に突入しました(笑)」。

それから10年以上の間、飲み手としてワインを楽しみながらも、どこかで「つくり手になりたい」という夢をずっと温めていたという長谷さん。

「音楽の仕事も面白かったのですが、頭の片隅に‘本当にこのままでいいのか’という思いがずっとありました。でも結婚もしたし、40歳も過ぎたのだから、いい加減ワインのことばかり考えてないで、目を覚まさなければと思ったんです。当時話題だった日本のとあるワイナリーを最後に訪れて、自分のワイン物語を終わらせよう、エピローグにしようと思いました」。

その場を訪れた長谷さんでしたが、期待値が大きすぎたのか感動はほどほど。肩を落としながら帰路に着くことに。東京への帰り道、ついでだからと2つのワイナリーに寄ろうと思い立ち、たまたま春のオープン初日を迎えた玉村さんの「ヴィラデスト」へ立ち寄りました。

「そこでピノ・ノワールを飲んだんです。その瞬間、目の前に未来が開けたような気分になりました。それまでのモヤモヤが晴れて、その場で自分の進むべき道が見えたというか。ここ日本でこれほどのワインがつくれるならば、自分は絶対つくり手になりたい!と決心しましたね。その瞬間は一緒にいた妻をほったらかしで、なにやら一人でブツブツ独り言を言っていたそうです(笑)」。

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玉村さん(右)が運営するアルカンヴィーニュにて。(左から小西超さん、長谷代表、鹿取みゆきさん、玉村豊男さん)

その日のうちに玉村さんにメールを書き、晴れて「ヴィラデスト」での研修を許可してもらったといいます。
ピノ・ノワールに衝撃を受けたのが2012年のこと。すぐにでも会社を辞めたいくらいの気持ちだったのですが、家族に早まるなと反対されてしまったといいます。

それからは仕事を続けながら、毎週末ワイナリーに通って猛勉強。東御市内のワイナリー、ヴィラデスト、高山村の農園、さらにはニュージーランドの「ブラック・エステート」でも栽培研修や醸造研修を受け、長野県主催の「ワイン生産アカデミー」の栽培醸造コースも修了するなど、とにかくワインについて様々な知識や技術を吸収する日々が続きました。土日にへとへとになりながらもワイン道をまい進する長谷さんの姿に、反対していた家族もやがて「仕方ない」と認めるように。子供ができたこともきっかけとなり、2014年会社を退職して長野への移住を実現しました。

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ニュージーランドのブラック・エステートにて、栽培醸造家のニコラス・ブラウンさんと。

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ニュージーランドのブラック・エステートの収穫の様子。

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仕込みの一場面。奥には樽が並ぶ。

「ワイナリーをやろうと決意はしていたし、準備も万端。勝算ももちろんありました。僕は楽観的な性格のほうだと思うのですが、それでも会社を辞めたり移住を考えたりする間、不安は消えないし、やらないほうがいい理由を数えはじめたらきりがなかった。お金もかかるし、やるべきじゃない理由はいくらでも湧いてくる。だから、事業計画をきちんと立てたら、それ以上のことは考えないようにしました。今考えると無謀ですが、僕の場合本当に好きでやりたいことだったからここまで実現できたと思うんです」。

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今は家族総出で農園を経営。長谷さんのお母様と息子さん。
 
世界に通用するワインを高山村「福井原から」
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収穫は朝もやが立ち込める早朝から始まります。

長谷さんが暮らす高山村は、高品質なワイン葡萄の産地として浸透しつつあり、多くの国産ワインコンクールで上位を占めるワインを生み出しています。その高山村のなかでも、標高800メートルという高地に位置する福井原は、特にピノ・ノワール、シャルドネ他冷涼品種を育てる気候、斜面の方角、土壌等が揃っています。長谷さんの畑でも、2020年頃には苗木も大きく成長し、安定した収量を確保できる見込みです。

今後の事業の柱となるのは、①ワイン用葡萄の栽培、②自社ワイン葡萄を使用したワイン製造、③およびワイン販売の3つ。長谷さんは、その3つに対して具体的な戦略を実行中です。

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初仕込をするアルカンヴィーニュに、持ち込んだ収穫葡萄。

①ワイン用葡萄の栽培で大切なことは、その土地や気候にあった品種を選定すること。2014年から13品種のブドウを試験栽培し、その結果をフィードバックに活かしてきました。結果、ピノ・ノワールやシャルドネなど冷涼品種に予想以上の感触を得ています。また、除草剤、化学農薬を極力使わず、葡萄の本来の力を高める栽培法を実行しています。

②ワイン製造に関するこだわりは、野生酵母で発酵させること。「ワインは土地から生まれるもの」というポリシーを持ち、日本産の葡萄を土地の酵母で自然に任せて発酵させる手法をとっています。
「輸入した乾燥酵母を使えば、失敗せずに特定の香りを出すワインを造ることは可能です。でも、私はこの土地で作った意味を大切にしたい。自然の発酵に任せる野生酵母の製法は、現在日本のワイナリーでは10数軒しか採っていませんが、今後主流になっていくと考えています」。③販売に関しては、ワイン好きや本物に感度の高い消費者をターゲットに展開する予定です。

/data/fund/2940/醗酵最終段階。かなり色は薄くなりピンクに.jpg
野生酵母で発酵中のワイン(ピノ・ノワールとシャルドネ主体の混醸)。発酵の最終段階で、色はかなり薄くなりピンク色に変化する

「目指しているのは、本当に自分が納得できるワインを造ること。この福井原の自然環境、土地柄を反映した美味しいワインを造りたい。葡萄本来のポテンシャルを最大限に引き出した、果実味が凝縮していてエレガントな味わいのワインを造るために、日々勉強を重ねています。投資家の皆様には、ぜひ日本ワインに対する自分の本気を見届けていただきたい。ぜひ応援よろしくおねがいします」。

応援コメント

日本ワイン農業研究所「千曲川ワインアカデミー」代表 玉村豊男氏
推薦の辞

長谷光浩君は、高山村福井原で理想の土地と出会い、世界に評価されるワインをつくろう    と新しい人生を歩みはじめました。都会でのキャリアを捨てて農業の世界に飛び込もうという決断に最初は驚いた人もいたようですが、彼の強い意志と果断な行動力は、しだいに周囲を説得していきました。わずかな期間に広大な農地を託されたのも、真摯な態度が地元の多くの人から認められたからでしょう。いまでは、家族といっしょに汗まみれになって働く姿を見て、友人や会社の仲間もみんな応援してくれるようになりました。

もともとワインが好きで、趣味がこうじてこの世界に飛び込んだのですから、ワインの味はよくわかっています。セカンドキャリアで新規就農する者のよいところはそれまでの人生経験が生かせることです。明確な目標に向かって、あとはただ突き進むだけでしょう。
長谷光浩君が、千曲川ワインアカデミーの第一期生として学んだ後、これから続々と輩出する新進栽培醸造家のトップランナーとしてワイナリーを建設することは、高山村にとっても、長野県にとっても、日本ワインにとっても、未来に大きく展望が開けることを意味しています。ぜひ、思い通りのワイナリーをつくって、そこから世界に向けて自分のワインを発信してください。私をそのひとりとして、多くの応援団があらわれることを期待しています。
 
野県高山村役場 産業振興課 農政係 黒岩輝康氏
長野県高山村は、「志賀高原ユネスコエコパーク」に全村が登録されるほか、NPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟するなど、山里の原風景が広がる美しい農山村です。高山村では、果樹栽培に適した恵まれた自然条件を活かして生産される特産のりんご・ぶどうに加え、2006年から村内の農家を中心とした「高山村ワインぶどう研究会」を設立し、これまで10年余の歳月をかけ、ワイン用ブドウの振興に取り組んで参りました。その結果、現在では約40㌶の栽培面積へ拡大し、さらには高山村産のワイン用ブドウを原料とするワインは、国際的なワインコンクールにおいても高い評価を頂き、近年では国内の新たなワイン用ブドウ産地として、ワイン関係者等から注目されるまでになりました。
高山村では、2015年に個人農家が、ワイン特区を活用した村内第1号の小規模ワイナリー「カンティーナ・リエゾー」を開設し、翌2016年には、農家や飲食店等が連携し、将来のワイン産地形成を見据え、ワインづくりの人材養成機能を有する村の中核を担うワイナリーとして「信州たかやまワイナリー」を開設するなど「世界に通じる高山村産ワイン」を生み出すため、地域が一体となって、ワイン振興へ取り組んでいます。
この度のHikaruFarmのワイナリー創業は、小規模ワイナリーの集積による高山村らしいワイン産地の形成をより一層促進することが期待され、村では農業の6次産業化の推進として全面的に支援して参ります。
 

代表者紹介

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長谷光浩(はせみつひろ)
1970年石川県生まれ。ワーナーミュージック・ジャパンに18年以上勤務し、宣伝や邦楽制作などを担当。28歳の時に、一本のワインに感動してから、ワインの世界にのめり込む。約4年前に訪れた長野県東御市のヴィラデスト ガーデンファーム アンド ワイナリー」で飲んで日本ワイン ピノ・ノワールの味に衝撃を受け、日本ワインの可能性を確信。つくり手になることを決意した。その後東京から通いでワイン製造、葡萄栽培を学び、2014年高山村への移住を果たした。2015年認定新規就農者として独立。玉村豊男氏が立ち上げた千曲川ARCワイナリーに併設されたアカデミーで1年間学び、一期生として卒業。現在は2017年秋のワイナリー建設に向けて準備中。

資金使途

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ファンド対象事業内容

営業者が行う自社で生産するぶどうのみで製造するワイン(ブランド名ドメーヌ長谷)の販売事業
なお、事業計画上の売上およびその実現施策、事業計画時の分配金額等については「プロジェクト概要 分配シミュレーション」ページをご覧ください。

投資家特典

​投資家の皆様には、これだけの想いを込めて作ったワインの初リリースを、ぜひ一緒にお祝いしていただけたらと思い、東京でのパーティーご招待を考えています。ぜひ共に乾杯してください。また2022年頃に約5600円相当のワインをお送りする予定です。

・ドメーヌ長谷のワインの初リリースパーティーへご招待(2018年頃に東京開催予定)※
・1口あたりシャルドネおよびルージュ(ピノノワール主体)750ml各1本ずつ
(約5,600円相当、送料込)を2022年頃に送付予定。

※渡航費・会費等は参加者様のご負担となります。ご了承ください。


注意事項
(注1) 海外への発送はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
(注2) 特典の詳細につきましては、契約期間中、別途ご連絡いたします。
(注3) 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や、実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。
(注4) お引越先の住所を変更されていなかった等投資家の皆さまのご事情により投資家特典が届かなかった場合には、再送できない可能性がございますので、お引越しされた場合は必ず、マイページの会員情報画面よりご登録をお願い致します。
2017年4月7日 08:30地鎮祭、そして基礎工事開始です。


投資家の皆様

 お世話になっております。
Hikaru Farmの長谷光浩です。 
ここ数日は暖かい日が続き、畑がある福井原の雪も急速に溶けてきました。この3
月末まで、20~25センチは積雪があったので、少々、冷や冷やしておりましたが、なんとか諸々の作業が再開できそうです。ぶどうの萌芽(芽吹き)予想も、1か月を切っているので、一刻も早く残っている剪定を完了させ、並行して来春拡大する畑の苗を急ピッチでつくり、寝る間が惜しい毎日となりそうです。
 

さて、遅ればせながらご報告です。先日は、ワイナリー事業地の地鎮祭を行いました。この日は、建築暦の吉日の「ひらく」で、なんともワイナリー工事にとってはぴったりな日となりました。当日は、季節外れの吹雪で、地鎮祭中は風が吹き乱れ、工事の前途が不安になりましたが(笑)、祈祷後には見事に快晴になり、ホッと胸を撫でおろしました。Hikaru Farm一同、工事の無事をお祈りするとともに、改めて気を引き締め、この地から最良のワインを産み出す決意をしました。    
 積雪の中の地鎮祭。季節外れの吹雪の中、行われました。実は、雪のある地鎮祭は非常に縁起が良いそうです。

そして、この数日の暖気で、一気に雪が減ったため、ようやく基礎工事に取り掛かることができました。この上に建屋ができ、畑の中にあるワイナリーが誕生します。8月末の完成に向けて、いよいよ工事が本格化してゆきます。

 向かって左から右に下り斜面となっています。左を深く掘り、この勾配を利用してグラビティフローシステムをつくります。しかし、工事の方々のお仕事と手際よさ、かっこいいですね。

これから、葡萄栽培も含め、大忙しの毎日となりそうですが、葡萄の生育とワイナリーの完成を並行して見守っていきたいと思います。

 
おまけ



当日、設計の方がわざわざ横浜から駆け付けてくれました。こちらは持参していただいた建屋の模型です(詳細は割愛)。
小さいながら、随所に醸造へのこだわりがあります。ここでワインの仕込みをすることが、待ち遠しくてなりません。


引き続き宜しく御願いいたします。

 
Hikaru Farm
長谷光浩



 

2017年3月17日 11:00マスカット・ベーリーAについて

投資家の皆様

 

お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。暖かい日が続き、徐々に剪定を再開していますが、足元の雪は未だ40~50センチ近くあり、なかなか作業が捗りません。今年は、雪が解けてから萌芽まで期間が短くなりそうで、春から大忙しになりそうです。

 

さて今週は、酒販店営業と勉強会を兼ねて数日間東京に滞在していました。その中で、参加したセミナーは、日本ワイナリー協会主催のマスカット・ベーリーAの講習会とワークショップです。 

Hikaru Farmの畑で植栽している品種構成は、ピノ族(ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノグリ、ピノブランほか)が全植栽中70%近くになりますが、約10%の圃場にはマスカットベーリーA(以下、ベーリーA)を植栽しています。もともと、「仮想ピノ・ノワールになりうる&日本でも栽培しやすい葡萄」を探していた中で、ベーリーAに出会いました。フラネオールというピノ・ノワールにも含まれるイチゴのような甘い香りもつ物質が豊富で、さらに病気には強く栽培しやすく、収穫量も安定しているという、農家にとっては大変有難い葡萄です。通常は、棚栽培が多い中、私たちはヨーロッパ品種と同じく垣根で栽培しています。昨年、初収穫したベーリーAを分析したところ、素晴らしい数値(糖、酸ほか)と食味が大変美味しかったことから、2017年以降さらに60aほど植栽を増やすことを決めました。

Hikaru Farmのマスカット・ベーリーA(2016年)。非常に粒と房が大きく、400g近くにもなります。食べると酸味とのバランスが絶妙で本当においしい葡萄です。
 

 1927
年に川上善兵衛氏により交配されたベーリーAは、過去はワイン用としてよりは生食用としての人気が高く、ワインも軽めの日常酒的なものが大半でした。また、栽培や醸造によっては香りに独特のクセが出る傾向があり、それらがネガティブなイメージとして一部の方から敬遠され、ワイン用品種としては苦戦を強いられていた歴史があります。

しかし、ここ数年のワイナリーの栽培醸造技術の向上から、それらのネガティブ要素が少なく、香り高いワインが、コンクールでも上位を受賞することが増えてきました。さらに、一部のワインは、ソムリエですら、ベーリーAからつくられたことが判らないほど、素晴らしい香りを放つ品質のものもあります(ブラインド・テイスティングでピノ・ノワール、シラーやガメイと間違える方も多くいます。私自身も7年近く前にそのワインに感銘を受け可能性を確信し、間接的にはこれが植栽を決定した理由でもあります)。

加えて、ベーリーAは日本食だけでなくさまざまな食事に合わせることが容易で、飲食店関係からも需要が高まっているようです。国際ブドウ・ワイン機構(OIV)に、甲州ぶどうについで登録されて、日本食の世界的なブームも後ろ盾になり、今後ますます世界的な認知が拡がる、可能性のある葡萄だと思います。

 

さて、話は戻りますが、今回のセミナーは2部構成(+懇親会)で、第一部は、ベーリーA のスタイルと醸造手法、第二部はリーデル ワイングラス・セミナー(さまざまなグラスでベーリーAにあったグラスを探る)です。

第一部、日本全国のマスカット・ベーリーAの造り手を迎えてのセミナー風景。受講している方の大部分がワイナリーの方で、技術的なことに突っ込んだ話が中心です。


第一部より、パネラーが持ち込んだ各自のワインが、ブラインドで並べられています。水平試飲すると地域やつくりの違いがよく判ります。


こちらは、第二部のグラスセミナー。ベリーAにあったグラスをさまざまなグラスで試していくワークショップ形式です。

 そして、今回のセミナーに参加した一番の目的は、私が今までに影響を受けた「特異な」品質をもつベーリー
Aワインの、ある造り手が参加するからです。各所からベーリーAの醸造を伺っていても、やはりその造り手のワインは他とは違います。一言でいうと、ガメイ、しかもクリュ・ボジョレーのような凝縮感と鼻に抜ける素晴らしい芳香があり、世界品質だと感じています。

セミナーと懇親会を通じ、その方とも直接コンタクトをとることができ、頭の中でモヤモヤしていたことがかなりクリアになりました。最近知ったことですが、ベーリーAにはメトキシピラジン(ピーマンのような、青い未熟な香り)という物質が梗どころか皮にもほとんど含まれていない、ということです。この方も、全房醗酵など梗を有効に利用されているのが納得できました。赤ワインの全房醗酵で熟していない果実や梗が入ると、独特の香りが残ります。しかし、ベーリーAにはその原因物質であるメトキシピラジンがほとんど含有されていないのであれば、日本の赤でも全房醗酵の道が見えます。自然なつくりで著名なボジョレーの造り手の多くが全房醗酵を取り入れているように、和製ガメイ的な自然なワインが産まれる可能性を感じました。

 

もとは、ピノ・ノワールとのブレンド用としてベーリーAを植栽していたのですが、ますますベーリーA単体のワインにも挑戦してみたくなりました。栽培でも、垣根ならではの特性を活かし、凝縮度の高い房をつくることを狙っていければと思います。

 

引き続き宜しく御願いいたします。

 

Hikaru Farm

長谷光浩

2017年3月6日 10:39ワイナリーの着工時期が決まりました。

投資家の皆様

 

お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。暖かい日が続き、畑の雪もようやく少なくなってきましたので、近日中に剪定作業を再開できそうです。
 

さて、近況のご報告ですが、大枠の融資の目途がつき、さらに当ファンドでも50%以上の出資が集まり、お陰様でワイナリーの事業計画上の運営可能な最低ラインをクリアすることができました(ワイナリー建屋、醸造設備、数年分の運転資金他)。投資家の皆様には、創業期の一番大変なタイミングに、しかも、ワインのリリースがこれからの私たちへの出資を決めて頂いたことに、ただただ感謝の気持ちしかありません。この御恩に報いるよう、一同気を引き締め、そして一丸となって目標を達成してゆきたいと思います。常に畑を中心に考え、高品質なワインを産み出し続けることができるよう、一層の努力をしていく所存です。引き続き宜しくお願い致します。
 

ワイナリーの着工は、この三月中旬となりますが、まだ多くの雪が残る畑の除雪や整地を中心とした工事となりそうです(本格的な工事は4月から)。今年の秋には、このワイナリーでワインの仕込みを開始するべく急ピッチで作業が始まります。地鎮祭なども予定していますが、追ってレポートさせて頂く予定です。

 

今回は私たちが強い想入れのある、ワイナリー建築についてお伝えしたいと思います。

 昨今では欧米を中心に、著名な建築家がワイナリーを手掛けることは今や当たり前になっており、見るものを圧倒するようなワイナリー建築物が沢山あります。そして中には、建築家のデザインが独り歩きせず、ワインづくりの思想が建物やデザインにも反映され、造り手がワインとその建物を通じて、メッセージとエネルギーを発しているワイナリーが多くあります。それらは、葡萄畑の風景に一体化した、かつ、見るものをワクワクさせるようなワイナリーで、飲み手にも共感を与え、訪れる強い動機付けともなっていると思います。

そして、自分がワイナリーを建てるならば同じく、自分の理想と、ワインと、ワイナリーのイメージが相互に共鳴しエネルギーを放ち、風景の中のランドマークのような、ワインづくりの拠点となる建物が理想だと考えていました。まわりの風景にも違和感なく溶け込み、かつ、毎日の仕事がワクワクするような空間が理想だと思います。そして、はるばる遠くから訪れた方が、また訪れたくなる、そしてワインとイメージが一体化し、さらにイマジネーションが広げる、そんな建築物が理想なのです。
 
こういった理想を今回のワイナリーで実現するには、一緒にイメージを共有して頂ける、建築家を選ぶことが非常に重要なステップでした。私たちはまず初めに、自分たちが感銘を受ける建築物を図書、媒体やネットなど、さまざまな方法で広く探し、とにかく共感を受ける建築物を徹底的に探しました。今度は、そこから自分のワイナリー計画と共鳴しそうか?のイメージを膨らまし、最終的に3人の建築家に候補を絞りました。そして、今度はお一人お一人直接お会いし、私たちの想いを伝え、納得したうえで受けて頂けたのが、今回の設計を担当している、横浜の某有名建築家(設計事務所)です。


建築家による、最初の構造案。現在は、多少の変更があるものの、縦長のスパンを組み合わせた構造と空間は、設計に活きています。

 昨年春から始まった、横浜にある設計事務所との打合せも、電話会議や高山村での打合せを含めると、数えること十数回、構造案設計案から、幾度も変更を重ねました。特に、作業性は重要なことではありますが、こちらの細かいリクエストを建築の意匠の中でどう実現していくか?建築家として最も難しい点だったかもしれません。最終的には、細部までこだわり、そしてそれらを反映させて頂いたおかげで、作業性だけでなく理想の空間を備えた設計となりました。


初公開の設計図の一部(側面図を撮ったもの)。醸造棟の外部デザインは焼杉によるシンプルな仕上げですが、縦長のアーチを利用した内部空間にこだわった設計です。左端にプレス機を配し、グラビティでワインやジュースを送る方法を採ります。内部はフォークリフト移動が前提で、大型冷蔵庫も備えています。


 ちなみに、ワイナリーは今回の一期工事を経て、二期工事までを考えて設計及び建屋の配置を行っています。畑を見上げた手前の右半分に一期棟を建て、将来的には左半分の手前少し奥に二期棟を考えた配置となっています。一期工事は、醸造棟に特化した建屋で、二期工事では、樽および瓶熟成庫、セラードアーおよび飲食スペースを検討しています。数年間かけてこの空間は完成する予定です。

昨年春のぶどう棚を建てる前の写真より、配置図。非常に判りにくく恐縮ですが、おおよそオレンジが1期工事の位置、赤が2期工事の予定地あたりとなります。青色がそれらの間に存在する空間(たまり)や駐車場となるイメージです。

引き続き宜しく御願いいたします。

 

Hikaru Farm

長谷光浩

2017年2月19日 12:05日本ワイン造り手の会

投資家の皆様

 

お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。標高が高い畑の雪はなかなか溶けず、未だに本格的作業の再開には至っていません。先週は、その時間を利用して、関東の主要酒販店さまへのご挨拶や各地で行われている勉強会に参加しています。(来週からは、苗木づくりの準備に入ります)。

 

そんな中、毎年2月に東京大学で毎年開かれる「日本ワイン造り手の会」に参加してきました。この会は、2005年より始まり今年で13回目となる勉強会で、もとは有志の生産者が少人数で始めたものが、今や日本全国の造り手や生産者から100名を超える参加があり、年に一度の貴重な勉強会となっています。農閑期(必ずしもそうとは言えませんが)である2月は、この会を中心にさまざまなイベントや予定を組んでいらっしゃる造り手も多く、この期間の東京は、一年で一番日本の造り手が集結しているのでは?と思います。
 
東京大学弥生講堂で行われています。この門をくぐるとは夢にも思いませんでした(笑)オーガナイザーの鹿取みゆきさん(東大出身)と東原先生(東大大学院教授)のつながりでしょうか?
最高学府での勉強会、なんとも緊張感に溢れた雰囲気です(最初だけですが)。

 

「日本ワイン造り手の会」には、今をときめく入手困難なワインを産みだす造り手の多くが、当初から現在までこの会に名を連ねています。また、参加している造り手の多くが、小中規模ワイナリーの個性溢れる方々です。そして、それらの造り手が中心となり、栽培醸造技術の共有や業界内外からの有識者から知見を広げる勉強会をきっかけに、横の連携がなかなかなかった業界を束ねるきっかけをつくり、それが、今の日本ワインの品質向上の一端を担っている、と強く感じています。ワインぶどうを栽培してみて感じることですが、ワインの本場である海外の情報は貴重ながら、それはあくまで海外の情報で、ここ日本ではそのまま活かせないことが多く、日本独自の経験から産まれる知見が重要だと思います。そういった観点からも、この会が非常に貴重な機会であると思っています。

 

今回の勉強会は、有識者の先生を招いての講演が3テーマ(栽培関係やワイン伝播の歴史や文化について)、2つの造り手からの発表、ワークショップ(マスカットベーリーAの比較試飲とデータ解析など)、そして生産者同志の交流会から構成されており、非常に興味深いものが多く、現場でも応用してみたいことが沢山ありました。

講演の一場面。パネラーの先生方に聴講者からの質問が飛び交います。

 私にとってこの勉強会に参加したい理由は沢山ありますが、一番の理由は、勉強会の最後に開かれる懇親会です。ここでは、全国の生産者がそれぞれ自分のワインを持ち寄り、それらのワインを飲みかわしながら、交流をします。自分が感銘を受けている造り手から直接、栽培や造りに関して様々なお話を伺いし、そして今後も交流することもできる絶好のチャンスです。彼らは日本ワインにおける先駆者であり、日本の環境やご自分の生産現場で独自の知見をもっていらっしゃる、いわば唯一の先生です。感銘を受けたワインや美味しいワインについて、「なぜ?」(この香りが出る?この凝縮感は?熟成期間は?など)を、生産者から直接聞けることほど貴重な機会はありません。

また、私と同じような立ち位置(ワイナリー創成期)の方々とも交流することで、これからお互いに切磋琢磨し、創成期ならではの情報を交換し、これからのよきライバルになるとも思います。個人的には、この会の最も重要な機能の一つだと感じています。

  

まずは、自分の納得のゆくワインづくりを確立すること、そしてそれを継続して安定していくことが目標です。そして、この勉強会を活用するだけでなく、いつかはここで自分が情報を発信できるような存在になりたいと強く思います。

 

引き続き宜しく御願いいたします。

 

 

Hikaru Farm

長谷光浩

 

2017年2月6日 08:002016年ヴィンテージは順調に育成中!

投資家の皆様

 

お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。高山村は、雪もかなり溶けてきましたが、標高が高く気温が上がらない福井原の畑近辺には、まだ7080センチの積雪がある状況です。今週以降、寒波が来る可能性があるので、更なる積雪からぶどう垣根を守るため、雪に埋まっているワイヤーを全列掘り起こしていきました。

福井原の現在。スノーシューを履いて畑に入ります。足跡の下に約70~80センチの雪があります。
 

さて、先日は、2016年に収穫したブドウを仕込んでいる、東御市にあるアルカンヴィーニュに伺いました。ここは、私が2015年に一期生として栽培と醸造を学んだ学校であり、醸造設備を備えたワイナリーでもあります。この学校で学んだ方以外でも、ここでワインを仕込むことができ、2016年ヴィンテージは多くの農家の方がここを利用しています。


次男は初のアルカンヴィーニュ。当日は授業があり、私が多大な影響を受けた農楽蔵の佐々木佳津子先生もいらっしゃいました。

 

2016年は、北信に限らず長野県全域では記録的日照不足と長雨の影響で、非常に困難なヴィンテージとなりました。畑がある福井原も例外ではなく、9月中旬に糖度が上昇した果実も、長雨で水を吸った影響で、糖度が23度も下がることとなりました。その結果、糖度の再上昇を待つために10月の下旬まで待ちに待っての収穫となりました。幸いにも、長雨にも関わらず病気はほとんど出ず、最終的には糖度も20度を超え、酸もしっかりと残りデータ上は申し分のないぶどうを収穫することができました。

 今回は、アルカンヴィーニュのタンクや仕込タイミングや収穫量のことも考慮して、赤品種と白品種をすべて一緒に仕込む混醸スタイルとなりました。シャルドネが40%とピノ・ノワール30%が主体ですが、以外にもリースリング、ピノグリ、ピノブラン、ゲヴルツ、ソーヴィニヨンブランなども混ざっています。

 アルカンヴィーニュにて、プレス機にぶどうを投入しているところ(ホールバンチプレス)。
 

デブルバージュ作業中(プレス果汁を静置し、上澄みを取る作業)。

 

そして、何よりも今回の混醸仕込みは、今後一部のキュヴェで検討しているスタイルの実験的意味もあります。ヨーロッパのアルザス地方他では、混植混醸の仕込みという伝統があり、畑にいろいろなふどう品種を植え、そして同じタイミングで一気に収穫し、それらをいっしょに仕込むワインづくりがあります。当然、糖度や酸度、香りもぶどう品種ごとに違うわけでバラツキが出ることを想像してしまいますが、意外にも複雑な香りと酒質に加え一体感があり、大変印象に残るワインとなります(個人的意見ですが)。
 

 すでに、福井原の畑には、メイン品種に多数クローンを導入するだけでなく、複数の品種を混植してあり、今後混醸のスタイルを積極的に取り入れていきたいと考えています。ピノ族(ピノノワール、ピノグリ、シャルドネなど)の混醸はシャンパーニュなどから見てもよいワインを産むことは想像できますが、今後はトラミナール系など、香りや熟期などさまざまな要素を考慮し、畑でブレンドする感覚で実践していきたいと考えています。何よりも、品種に捕らわれず土地の良さを追求し、より良いワインとなるよう、工夫していきたいと考えています。

 
 さて、肝心のワインですが、2月現在順調に生育を続けております。野生酵母で発酵を開始して3か月以上が経過しましたが、今はMLF(二次発酵、乳酸発酵)がほぼ終わり冬休みに入っている状態です。絞った直後はローズ調の色調だったワインもピンクに、そして現在はややオレンジがかった色に変化してきました。

 

オレンジワインといったところでしょうか?非常にきれいな色となりました。

 

醗酵から1か月位は、酸が強く固かったワインも、現在では果実味(甘味)もアフターに現れ、全体として丸みを帯びてきました。そして、香りはレモングラスや柑橘系に加え、イチゴやカシスのベリー系などさまざまな香りが鼻を抜けます。アフターには、ほんのりとハチミツの香りも感じられます。

そして、さらにしばらく置いて温度があがると、トップノートにフリンティ、チョーキーな火打石のようなニュアンスがはっきりと感じ取れました。よく、石灰質土壌にこの香りが出るとは言われていますが、過去の試飲の経験や土壌比較から個人的には石灰が原因ではなく、標高や気温(夜温)が影響しているのでは?と強く感じています。ブルゴーニュ以外の、石灰質土壌ではない冷涼地のシャルドネやピノにそういったニュアンスが出ていることを何度も感じたことがあるからです。

この香りが出ているということは、やはり福井原はピノ族には向いているのでは?と感じて止みません。そして今後、どういうワインになるか、想像すると楽しみでなりません。

 ちなみに、アルカンヴィーニュの醸造責任者いわく、「寝かすことによりまとまり、さらに良くなる」という有難いお言葉を頂きましたので、春先以降に瓶詰をし3か月以上瓶熟をしてからリリースをする予定です。そのころには、ワイナリーも稼働に向けてかなり形になっている状況だと思います(20173月末着工予定)。

 

 引き続き、どうぞ宣しく御願いいたします。

 

Hikaru Farm

長谷光浩

2017年1月29日 13:00グローバルGAP(研修会)について

投資家の皆様

 

お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。

畑がある福井原も、日中の好天と気温の上昇で雪はかなり溶けたものの、いまだ約80センチの積雪があり、畑での作業を中断しています。現在は、その時間を利用し、会計、業務作業、研修や勉強会に時間を充てています。


 先日、高山村の若い葡萄栽培農家、ワイナリー関係者や農業研修生(主に県外から移住組)を集め新潟で12日の研修会がありました。主なテーマは、新潟のワイナリー視察、ITをつかった農業管理システムの実践と、グローバルGAPについてです。

その中のGAPについては、私たちの考える未来の農業者像ともリンクし非常に有意義な課題提起でした。GAPとは、思想、行動を伴った規範で(Good(適切)、Agricultural(農業)、Practices(実践行為))、ヨーロッパを中心に世界中で浸透しつつある規範です。実践している農業者には第三者機関から、「農場保障」という意味で認証がでます。
 日本では、消費者への販売促進や法令の関係で考えられることが多く、認証のみが独り歩きし(有機栽培なども)、その根底にある思想や規範は根付いないようです。

GAPの規範の根底は、農業由来の環境破壊や健康被害が問題となってきている昨今、その原因となる農業者が責任をもって行動しなくてはならないという考えのもとにあります。農業者が規範をもって取り組みを改善し管理していくことで、結果として環境負荷の低減、健康被害の低減、そして労働環境の改善などにつながり、最終的には消費者にもメリットが生まれ、収益にも改善が図られ持続可能な農業にもつながります。このGAPの思想や規範は、私たちが今まで感じ、取り組みや考えにも共通点があり、素直にその本質が理解できるような気がします。

当日の会議の資料より

   
私たちが畑仕事で特に大切にしていることは、全体の環境に負荷を与えない、ことです。もとは、幼い子供たちに安心安全で美味しい野菜や果物を自分でつくりたい・・・そういう想いからスタートしました。
 長野に入植したばかりは、野菜を出荷するにあたり、一般的な防除暦(病害虫を予防するための農薬散布スケジュール)を、意味も考えず実践しました。ある時に、防除暦の消毒タイミングを数回カットしたのですが、結果として虫の食害が進み出荷する作物の1
/3が被害を受け(栽培指導者から教えらえていた通り)、収入に大きく打撃を受けました。
 ただ、どうしても防除に使用する農薬の種類や量、散布中に自分に飛散すること、そして何よりも自分の幼い子供が食べる野菜に薬をかけるのが嫌で、なんとか散布しない、または減らす方法はないか?と模索をしていました。

色々考えたあげく翌年からの野菜に関しては、幼い子供のことも考え(収入は無視し)、一切の農薬を断ちました。
 芽や若葉のころは虫による食害が多く、手で補殺が必要ですが、意外なことに植物が大きくなると虫もほとんどつかず病気にもならず、実もしっかりつき滋味で美味しい野菜がたくさん採れ始めたのです。それよりも、何よりも安心して幼い子供にも与えられることの喜びが大きかったのです。
 そのことがきっかけで農薬について、そして全体環境や自然の仕組みについて、いろいろ考えを巡らせるようになりました。



無農薬の野菜たち。毎日、多品種の野菜が採れます。主に自分たち用につくり、一部を出荷しています。



東京他に出荷しているブルーベリーは、無農薬、無施肥栽培です。無施肥でも、毎年素晴らしく大きな実を、毎日沢山ならします。標高800mが生む寒暖差により、非常に糖度と酸味のバランスがよく、リピーターを多数頂いております。

 

植物は、その植物単体で生育しているのではなく、全体環境の中で生きている・・・と考えればすんなりと納得できます。
 殺虫剤等を散布すると、特定の虫だけでなく、そこにいるすべての虫や微生物に作用します。もちろん、食害する虫の天敵も絶えます。農薬を打ったあとの畑は、不気味なくらい静寂に包まれます。問題は、その後で、食害虫はその植物をめがけて遠くからも飛んできますから、数日で作物に虫がつきます。しかし、そこには天敵はおらず、しかも天敵他の虫は、その作物自体には興味がないので、食害虫だけがさらに増えることになります(「リサージェンス」と呼ばれています)。
 もちろんこの作用は、植物の地上部分だけでなく目に見えない地中でも起こり、微生物の均衡状態を崩しているはずです。

 

これらの経験や仮説が元となり、如何にして作物を全体環境の中で育てるか、そしてその全体環境に適合させるか、そのためには全体環境に負荷を与えないことが一番大切だと考えています。(農薬だけでなく、過度な肥料も植物の植生や微生物のバランスを崩し環境負荷の原因となるはずです。)
 

ぶどう栽培にも、除草剤不使用や、化学農薬使用を最小に、最終的には使用しないところまで考えているのはそのためです。ただし、ぶどうを含む果樹栽培は野菜とは違い、化学農薬を使用しないと病気などが多発し非常に栽培が困難なことは事実です。そもそも、この環境に存在しなかった外来種植物にとっては厳しい生育環境なのは当然のことだと思います。
 ただ、ゆっくりと時間をかけていくことで徐々にその生態系の中で相互に作用しはじめ、ぶどう本来の力を発揮できると信じています。結果として、生き生きとしたぶどう本来の果実の味や旨さにつながると思っています。時間はかかるかもしれませんが。


 そして、この土地や風土を反映させるため、ぶどうを野生酵母で発酵させることへのこだわりも、この考えの一部です(もちろん、自分が好きなワインのつくり手は、ほぼ野生酵母で発酵させていることや、私が学んだ多くの醸造家の、野生酵母への考え方の影響も大きいですが)。
 この環境から産まれるぶどうを、全体環境に負荷を与えず相互に作用し存在する微生物層を利用して醗酵させることこそ、真に土地や風土を反映したものだと考えています。それが、この素晴らしい全体環境の中でワインをつくることの意味であり、醍醐味なのだと思います。

 

話は戻りますが、この全体環境や風土を大切に守っていくために、私たちが今後、GAPの規範を取り入れていくことはまさに理にかなっているように思います。環境負荷の低減だけでなく、労働環境やさまざまな取り組みの改善は、すべてつながっていると思うからです。持続可能な農業の一環としてワインづくりを考える上で、非常に大切なきっかけとなりました。

引き続き宜しく御願い申し上げます。

Hikaru Farm
長谷光浩

2017年1月17日 00:03ぶどう品種のこだわりについて

投資家の皆様

 

お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。

高山村は、2年ぶりにまとまった雪が降り、畑がある福井原も積雪が90センチから100センチとなり、フルーツライン(ぶどう棚の一番線ワイヤー)近くまで積みあがって参りました。雪国であることを改めて実感しております。

フルーツライン(一番線)の高さが地上から約80~90センチ。3日で100センチ以上積もりました。
 
 さて今回は、Hikaru Farm/
ドメーヌ長谷の、植栽しているぶどう品種の一部について、こだわりをお伝えしたいと思います。約4ヘクタールの畑に特に多く植栽されているのが、ピノ・ノワールとシャルドネですが、ピノ族(上記に加え、ピノグリやピノブランなど)で全体の70%以上を占めます。
 この品種を植えるために土地を探し、今現在の畑がある福井原にたどり着いたといっても過言ではありません。(もちろん、さらにこの土地で合っている他品種も探求中です)。ぶどうを植えるにあたり、土壌や過去の耕作履歴(地力)、畑の方角、日照時間や標高などをもとに品種を決めますが、ピノ・ノワールとシャルドネは、それぞれに最も適したメインの畑に植栽しています。


 そして、この2品種で特にこだわっているのが、クローンです。ぶどう品種には性質や特徴の違うクローン種が存在し、特にこの2つのぶどう品種は多数のクローンが存在します。ブドウの房重や大きさ、実のつき方(バラ房、密着果など)、熟期の違い、そして香り、味わいに直結する要素が、クローンにより違ってきます。(例えば、マスカットの香りがするシャルドネのクローンなどもあります。)クローンを組み合わせることで、より複雑なワインとなる可能性があります。

私たちの畑には、シャルドネに8種類のクローン、ピノ・ノワールには7種類のクローンを導入しています。シャルドネは2種(227と548)、ピノ・ノワールは3種(MV6、115、777)が主体ですが、今後さらに、日本では非常に珍しいクローンを導入したり、ぶどうの出来や仕上がったワインなどを考察しながら畑でブレンドするイメージで、クローンの植栽を変えていくことも考えています。
 
なお、他品種でもこの土地での適品種があればクローンの導入は検討しており、リースリングとソーヴィニヨンブランに関してはすでに各3種類のクローンを植栽しています。

 ちなみに、台木※に関しては、リパリア・グロワール・ド・モンペリエ種(早生、弱樹勢、耐水性あり)を中心に土壌や品種に合わせ5種類の台木を使用しています。
※ヨーロッパでフィロキセラ(ブドウ根アブラムシ)による被害でぶどう畑が壊滅して以来、抵抗性のある台木に、接ぎたいぶどう品種の枝をつなぎ合わせて苗にする方法が主流となっていますが、その台木も特長別にいろいろな種類があります。

 


ピノ・ノワールのMV6のクローン(2016年秋撮影)。オーストラリアのクローンではありますが、もとはブルゴーニュのクロ・ド・ヴージョ来歴。房がかなり小さく収量は少ないが、ポテンシャルの高いワインとなる可能性があります。

 昨年10月、Hikaru Farm
では初の収穫となりました。昨年の収穫時期の天候は、記録的な長雨(9月中旬から下旬で200mm以上の降雨)と日照不足で、収量が大幅に減った農家やワイナリーも多く、厳しい年となりました。しかしながら、私たちのピノ・ノワールとシャルドネは収量こそ少ないですが、ほとんど玉割れや病気にはならず(ピノ族は皮が薄く長雨で裂果することが常)、最終的には糖度20度を超え、果実も熟し、かつしっかりと酸が残るぶどうが収穫できました。(ちなみに、日本だけではなく海外のワインぶどうの事情にも詳しい方が、このピノ・ノワールの果実を食べた時に、小粒で皮が厚いことに大変驚いていました。)今後、樹が成長しポテンシャルの高い葡萄が実ることを期待して止みません。
2016年収穫のピノ・ノワールとシャルドネ他のぶどうを一緒に絞った発酵前のジュース。(仕込タンクと収穫のタイミングの都合でやむなく今回は一緒に仕込みました)。ほのかにイチゴ系の香りが立ち込めます。リリースは、2017年春から初夏の予定。


自分が納得できるワインを、皆様にも共感していただけるワインを産みだすことができるよう、日々努力して参ります。
感謝の気持ちを常に忘れず、精進していく所存です。

 

引き続き宜しく御願いいたします。

 

Hikaru Farm

長谷光浩

2017年1月12日 15:00ワイナリーの事業地について

 投資家の皆様

 
 
お世話になっております。Hikaru Farmの長谷光浩です。

今年の高山村は昨年同様、例年にはない雪の少なさで、時には春のような陽気の日もあり標高の低いところでは積雪もほぼない状態です。標高800m付近にある福井原のHikaru Farmの畑も、例年は50~80センチほどの積雪が、現在は15センチほどに留まっています。今は、剪定作業中ですが、雪の少なさで作業は捗り、順調に推移しています。 

●ゲヴュルツトラミネールの剪定作業。耐寒性、熟期や酸を考慮した結果、今後増やしていく予定です。
 

さて、今回はファンド紹介ページでもあまり記載されていないワイナリーの事業地がある、福井原(ふくいはら)についてご紹介させて頂きます。(ワインづくりへの考えやこだわりに関しては、今後お伝えさせて頂きます)。

 

■事業地のある福井原について

高山村に移住するきっかけとなったのが、この福井原ですが、初めて見た時、その景観に圧倒されたものです。福井原までの道のりは、山林の中にある曲がりくねった道(万座道路)を幾分か進み、途中の川を渡ってすぐのところにあります。突然現れる開けた空と広い大地は、まわりの山林からは想像ができないくらい、圧倒的な風景です。高山村村民の中にも、この場所を知らない方もいるくらいで、わたしたちにとってはまさに桃源郷です(笑)。ワイナリーの事業地は、その福井原の玄関口にある畑の一部に位置します。


●福井原の玄関口からみたぶどう畑(撮影:2015年春)。この畑の右の畑の一部に建築予定です。

この福井原のワイナリー事業地の近くには、メディアでも多数紹介されている、生ハム工房・豚屋「TONYA」があります。オーナー制、原木販売のみという販売形態にも関わらず、口コミで申し込みが殺到し完売となる人気の生ハム工房です。冬場は、生ハムの仕込で県外から多数のお客様が訪れています。

(参考)JA長野のページ
http://www.iijan.or.jp/oishii/area/north/post-2360.php

 

 また、ワイナリー事業地近くには畜産の牛舎(信州プレミアム牛肉A5ランク他生産)が2か所あります。このうち、下ったすぐにある牛舎は、昨年に農林水産大臣賞を受賞した黒岩牧場です。良質な霜降り肉は一度食べたら忘れられない味です。

他にも、福井原の寒暖差が生む高品質なブルーベリー園や、良質な土壌からつくられる野菜は独特のコクと甘みがあり人気です。 

そして、それらの中にぶどう畑の景観が拡がっています。近い将来、ワインとこれらの食が連携してさまざまな取り組みを、この地で実現していきたいと考えております。ゆくゆくは、高山村の観光資源(温泉など)とも連携し、地域を盛り上げられれば幸いです。

 

■今回のワイナリー計画について

わたしたちは当初から、ワイナリーはぶどう畑と同じ環境の、できれば畑のすぐ近くに建てたいと考えていました。理由はいくつもありますが、ぶどうが育った同じ環境でワインがつくられてこそ、本当の意味で風土を反映したワインができると考えているからです。この素晴らしい風土を可能な限り、ワインに反映させたいのです。


●ワイナリー建設予定地より撮影(2016年春)。今後、ワイナリーの目の前にぶどう畑が拡がる景色となります。

 先日、農地転用申請(農地法で厳しく制限されている、農地を農地以外の目的に用途変更する手続き)の許可が長野県知事より下り、計画通りぶどう畑の中に醸造所をつくることが可能となりました。関係各位の皆様には、改めまして深く御礼申し上げます。

今回のワイナリー計画は、30坪ばかりの小さな醸造所で、ワインづくりのための施設に特化しています。グラビティー・フロー(重力を利用してワインを移動できる)を採用したり、シンプルながら醸造のためのこだわりが随所にありますが、テイスティングルームやショップなどは備えておりません。これは、ぶどう樹、畑の成長および生産数と販売数に合わせて段階的に事業を拡張していく考えのもとで、近い将来は、この隣に二期工事として、樽貯蔵庫や瓶熟庫、セラードアーや軽食スペースの建物を検討し、皆様をお迎えする予定です。    

この一期のワイナリー計画が起点となり、二期計画を経て地域と連携を高め、将来において福井原が脚光を浴びる場所になるよう、まい進してゆく所存です。皆様には、今年産声をあげるワイナリーの、今後の成長を見守って頂けますとうれしい限りです。

 

引き続き宣しく御願い申し上げます。

Hikaru Farm

長谷光浩 

2017年1月3日 13:15朝日新聞掲載記事ほか(高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンド)

投資家の皆様

新年明けましておめでとうございます。
Hikaru Farmの長谷光浩です。今年は、ワイナリーの稼働含め色々なことがスタートする年ですが、スタッフともども身を引き締めて参りたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて新年早々、朝日新聞に私たちHikaru Farmと家族のことが掲載されましたのでご紹介させて頂きます。

道半ばですが、皆さまに自分が納得できるワインづくりを、そして、皆さまに愛されるワインを目指して日々探究を続けていく所存です。引き続き、応援を賜りますようお願い申し上げます。

※記事についての追記
記事の見出しに「世界一のワイン 実現へ」とあります、取材では私たちは「世界に通じるワインをつくることが目標」とお伝えしました。伝わり方によっては、感じ方や捕らわれ方はさまざまになるとは思いますが、私たちの熱い思いを記者の方が受け取って頂いたことで、この文章になったと解釈しております。

追記(おまけ)
こちらは、昨年発売されたdancyu12月号に掲載された記事です。僭越ながら、早々たる日本ワインのつくり手の中に、私もARCアカデミーの卒業生ということで載せて頂きました。改めて御礼申し上げます。



本年もどうぞ宜しく御願いいたします。
Hikaru Farm
長谷光浩

2016年12月30日 02:03投資家の皆様へ。高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンドご挨拶

/data/blog/archive/original/32317.JPG投資家の皆様

初めまして。この度、高山村ドメーヌ長谷ワイナリーファンドを募集させて頂いております、Hikaru Farm 代表の長谷光浩(はせみつひろ)と申します。この段階から早くも投資の判断を頂いた皆様、またこれから投資をご検討されている方も、今後ともどうぞ宜しく御願い申し上げます。
(前職ではPCを四六時中使っていたところ、昨今は畑が中心な生活なため、今やPC無精で読みにくいこと多々ございますが、ご了承ください。)

私たちの募集ページは、商品ワインの写真がないなど、創設期ならではの不足もあり、投資家の皆様にはご迷惑をおかけしております。それでも、私たちの意図をしっかりと反映して頂いた内容になっており、改めまして、関係各位様には御礼申し上げます。そして、早くからこんな私たちに投資して頂いた皆様には、本当に有難い気持ちでいっぱいです。そして、同じく身の引き締まる思いです。

これから、このワインに対する「想い」をどう「形」にしていくか?が問われると思いますが、可能性を感じてくださり応援していただける皆様への期待を裏切らないよう、探求することを忘れずに、日々精進してゆく所存です。私の残りの人生を、福井原という土地とともに生き、全身全霊をかけてワインづくりに臨みたいと思います。そして、自分が納得するワインと出会えるまで、決して諦めません。

「なぜ、ワインなのか?」よくこんな質問をされます。
私は今までの人生で、これと言って他人に誇れるものもなく、それなりに生きてきた気がします。でも、ただひとつだけ、28歳にワインに衝撃を受けて以来、ワインに対する気持ちや探求心だけは人一倍ありました。そんな私を虜にしたワインは、その後も私と共にあり、たびたび私を突き動かし続け、ついにはワイナリーを立上げるチャンスまでを与えてくれました。だから、私にとって、この道ひとつなのです。
(でもやはり、ワインが好きだからです(笑)。これ以上の答えはないかもしれません。)

さて話は変わり、私が常に考えている、畑に植える品種についてお話させて頂きます。
私が、28歳の時に心を奪われたローヌ地方のワインは、シラーやグルナッシュという品種が主体ですが、その後に最も虜になったのは、ブルゴーニュのピノ・ノワールという品種です。(一番浪費しました…)
しかし、更にいろいろな品種のワインを飲んで感じたのですが、あのピノの最上の香りとエレガンスは、確かに品種由来の香りもありますが、ピノに限らず最上と呼ばれるワイン(熟成も含め)には、同じような共通点があると。(それでもピノは一番ですが・・・)。
その経験から、品種に捕らわれず土地に最も合い、最もポテンシャルを発揮できる品種が、その土地でもっとも素晴らしい最上のワインを産む可能性がある、という考えに至っています(赤、白共通)。そこから、はじめて栽培技術が活きると考えています。当たり前のようですが、海外の銘醸地は長い年月をかけて土地×品種が選ばれていますが、歴史の浅い日本では、その答えは未知数で非常に重要なことだと思います。
今、標高800mの福井原の畑にはピノ・ノワールとシャルドネを中心に、ピノグリ、ピノブラン、リースリング、ソーヴィニヨンブラン、マスカットベーリーA、ゲヴュルツトラミネールなどを植栽しております。ピノとシャルドネに関しては、かなりの手ごたえを感じドメーヌ長谷のメイン品種として、これからも植栽を広げていく予定です。以外にも、福井原という土地(斜面や土質も考慮)でさらにポテンシャルが発揮できる葡萄品種があれば、積極的に挑戦していく考えです。現在は13品種の試験栽培を実施し、かなりの感触を掴んでいますが、今後さらに試験品種を増やす予定です。ただ、やはり自分の好きなワイン品種や香りに同じ方向性をもっていると感じている品種しか植えないつもりですが…。

長々とだらだらと書いてしまい、ここまでお付き合い頂き有難うございます。
現在、高山村は、相変わらず雪がしんしんと降り続いています。畑の葡萄樹は雪に隠れ始めることかと思います(雪のモーフで凍害から守ってくれますので有難いです)。ただしかし、あまり降りすぎると別の問題が発生し大変なのでほどほどに・・・、と祈りながら締めくくります。


では、皆様も風邪やお身体には気をつけて、よいお年をお迎えください。
また、投稿させて頂きますので、引き続き宜しく御願いいたします。
有難うございます。


Hikaru Farm
長谷光浩



↓外は雪なので、あえて初夏の畑の写真を添付します。福井原は本当に毎日、毎時間表情が違っていて
畑にずっといても飽きません。皆様も機会がありましたら是非お越しください。