2018年に『米作りから酒を醸す 赤磐雄町ファンド』が好評を博し1,500万円を調達した岡山県赤磐市の利守酒造の第二弾ファンドです。
1868年(慶応4年)創業の利守酒造は、岡山県の南東部、赤磐市西軽部で酒造業を営んでいます。
「地米・地の水・地の気候風土で醸してこそ真の地酒である」を信念に、地元産「雄町」を使用した純米吟醸酒、純米大吟醸酒などを製造出荷しています。
岡山県赤磐市軽部地区は、昔から最も質の高い「雄町」が育つ場所として知られていました。今では雄町による酒は全国に多くありますが、ルーツはこの地にあります。
昭和初期には「品評会で上位入賞するには雄町で醸した吟醸酒でなければ不可能」とまで言われたほどです。
1924年(大正13年)から1944年(昭和9年)まで在職の軽部村の村長は、いち早く雄町の素晴らしさを全国行脚して多くの藏に伝え広めました。
しかし背丈が160cmもある背高の雄町はその後、栽培が困難という理由で減少の一途を辿り、次第に雄町は「幻の米」となります。
その幻の米「雄町」の復活に立ち上がったのが利守酒造、四代目の利守忠義氏です。
四代目の功績と利守酒造が醸す「雄町」日本酒の実績雄町でしか造れない高品質清酒を日本全国に知らしめたいという四代目の熱意は、農家を一軒一軒訪ね、雄町について語り、説得を続けるという地道な努力を重ねることとなり、そしてその努力が農家の賛同を得ることとなります。
当初は農家の所得補償をし、そのリスクを利守酒造が負うことで栽培がスタートしました。
その後、良質米推進協議会を発足し、酒蔵と農家、農協、農業試験場、行政が一体となって雄町の栽培を推進し今日に復活させるという功績を残しました。
復活させた雄町を使用した大吟醸酒「赤磐雄町(あかいわおまち)」は、全国新酒鑑評会において連続で金賞を受賞し、その高品質を証明するとともに、全国に利守酒造ブランド「酒一筋」の名とともに雄町の名を知らしめ、現在も「雄町の酒」として国内だけでなく海外においても広く人気を得るまでになります。
幻の米「雄町」で造る地酒は、四代目利守忠義の想い、そして利守酒造の信念「地米・地の水・地の気候風土で醸してこそ真の地酒である」に沿って素晴らしい実績をもつものとなりました。
これらの取組が評価され2020年1月、利守忠義氏が栄えある「山陽新聞賞」を受賞しました。
「酒一筋」と「赤磐雄町」。幻の米と呼ばれる雄町を復活し、精魂込めて醸しています。
「酒造りは米造りから」の言葉通り、米一粒の誕生にまで情熱を注いだ真の地酒です。
原料米を蒸す際に米の量に応じて調整できる三段甑(こしき)を開発導入しました。この機器は、現在全国の有名酒造数十社へ導入されています。
三段甑
このように米のこだわりと先進的な機器導入により、安定した高品質清酒(純米酒・吟醸酒・大吟醸酒)の製造を可能としました。
備前焼大甕(かめ)での仕込み桶での酒仕込みが始まる15~16世紀まで、酒は甕(かめ)で造られていました。
幻の米「雄町」(赤磐産)を復活させ、本物の酒を志す利守酒造が次に目指したのは、この500年前と同じように大甕を使用した酒造りでした。もちろん、その大甕は本場岡山の備前焼、造りも昔のままでの挑戦となります。
1994年(平成6年)、四代目の利守忠義は備前焼の名匠・森陶岳氏に依頼し、その志に共感した森氏から容量500リットルにも及ぶ大甕を酒造用に譲り受けます。未知への第一歩が始まったのが、1995年(平成7年)1月13日でした。
上薬を塗らない備前焼には細かい穴が空いているため、甕の細かな気泡から漏れてくる酒への対処など、大甕による酒造りには、従来にはない数々の苦労があります。
しかし、これまでにはない手間をかけて醸した昔造りの大甕仕込みの酒は、上質の酸と雄町が生み出す旨味とが上手く手をつないだ、豊かな風味に仕上がります。
専務取締役 利守 弘充 氏からのメッセージ当社は「地の米・地の水・地の気候と風土」で醸してこそ真の地酒という信念に基づき幻と呼ばれた酒米「雄町」を復活させました。
将来は原料から全てを自社で賄う「米作りから酒造りまで一貫した造り」を目指して自社田で「雄町」栽培を行っています。(現在2.2ha栽培)
今回の新型コロナウイルスの影響を受け、国内市場においては外食産業の自粛休業や閉店により飲食店の仕入れ元である問屋、酒販店からの発注が激減しました。また、海外輸出においてもロックダウン等により出荷が止まりました。今もコンテナ不足、輸送運賃の上昇等により苦戦を強いられています。
そんなコロナ禍において「今、自分たちが出来ることをやろう」と取り組んだSNS等のネットワークを利用した情報発信によるBtoCへの取り組み。また、現在は3Dを利用した新たなECサイトの構築を行っています。それらにより少しづつ回復傾向にあります。
海外輸出もコンテナ不足、輸送コスト上昇はあるものの順調にオーダーが入ってきています。また新規取引も今年になり2か国増えました。
今後もSNS等を利用した情報発信を行うことでECサイトへの集客を増やし、新規顧客の開拓、販路拡大を行います。コロナ禍で生活スタイルの一つともなった「家飲み」に対応した新規商品開発も行っていきます。
地域資源である酒米「雄町」で醸した日本酒の魅力を赤磐の地から世界へ発信しブランド力を高めて行きます。これにより顧客満足度を向上させ、新規販路開拓、拡大に繋げて行きます。
「酒造りは米作り」から、今後も日々精進で頑張ります!
今後とも応援よろしくお願い申しあげます。
※2022年11月28日 次のとおり一部修正を実施しました。
・自社田で「雄町」栽培を行っています。(現在2ha栽培)→(現在22ha栽培)
※2024年3月7日 次のとおり一部修正を実施しました。
・自社田で「雄町」栽培を行っています。(現在22ha栽培)→(現在2.2ha栽培)
本匿名組合契約の名称 | 米作りから酒を醸す 赤磐雄町ファンド2 |
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営業者 | 利守酒造株式会社 |
出資金募集最大総額(口数) | 20,010,000円 (667口) |
出資金募集最低総額 | - |
申込単位(1口あたり) | 32,400円/口 (内訳:出資金30,000円 取扱手数料2,400円) (上限口数:33口) |
会計期間 | 2022年12月1日~2027年11月30日 |
決算日 | 第1回 2023年11月30日 報告日: 2024年1月29日 分配日: 2024年2月28日 第2回 2024年11月30日 報告日: 2025年1月29日 分配日: 2025年2月28日 第3回 2025年11月30日 報告日: 2026年1月29日 分配日: 2026年2月28日 第4回 2026年11月30日 報告日: 2027年1月29日 分配日: 2027年2月28日 第5回 2027年11月30日 報告日: 2028年1月29日 分配日: 2028年2月28日 |
報告日 | 決算日から60日以内 |
分配日 | 決算日から90日以内 |
決済方法 | (1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込 (2)ネット決済(以下の銀行に対応) (3)クレジットカード決済(以下のカードに対応) |
1940年(昭和15年)10月6日生まれ
1964年(昭和39年) 岡山大学農学部卒業
1966年(昭和41年) 東京農業短期大学醸造学科卒業
利守酒造株式会社入社
1978年(昭和53年) 利守酒造株式会社 代表取締役就任
1985年(昭和60年) 長期熟成酒研究会 代表幹事就任
2005年(平成17年) 岡山県酒造組合 理事就任
2011年(平成23年) 岡山県酒造組合 会長就任
酒米「雄町」の復活の功績が認められ第78回(2020年1月) 「山陽新聞賞」受賞
1969年(昭和42年)9月15日生まれ
1990年(平成2年) 東京農業大学醸造学科卒業
1992年(平成4年) 利守酒造株式会社入社
日本吟醸酒協会 前副理事長
現在:監査役
2013年11月には世界初となるニューヨーク国連本部で開催された「国連を酔わせる」(日本吟醸酒協会、国際連合日本政府代表部共催)イベントに岡山県からは唯一渡米参加
ファンド資金は、以下のとおり使用いたします。
今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1) 事業計画上売上について匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。
リクープ前:
売上金額(税抜)×4.5%÷667口×1口
リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額以下の場合:
リクープ売上金額(税抜)×4.5%÷667口×1口+(売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×3.5%÷667口×1口
リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額を超える場合:
リクープ売上金額(税抜)×4.5%÷667口×1口+(事業計画売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×3.5%÷667口×1口+(売上金額(税抜)-事業計画売上金額(税抜))×2.5%÷667口×1口
本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1口30,000円の出資の場合)
(注1)匿名組合員に対する出資1口あたり分配金額は、上記に記載の算出式に基づいて計算されます。
(注2) 表中の償還率は、次の算出式によって計算される全会計期間に係る1口あたり分配金額の合計額を基にした償還率であって、年率ではありません。1口30,000円の出資金に対し、1口分配金額が30,000円となる時点を償還率100%としています。
匿名組合員に対する出資金1口あたり分配金額/30,000円
(注3) 匿名組合員への損益の分配について、利益が生じた場合は当該利益の額に対して20.42%(復興特別所得税0.42%含む)の源泉税徴収が行われます。なお、将来税率が変更された場合には、変更後の税率により計算が行われます。また、利益とは出資者に対する分配金額が匿名組合出資金額を超過した場合における当該超過額をいいます。したがって、匿名組合員に対する分配が行われても、利益が生じるまでは源泉徴収は行われません。
1. 債務超過のリスク
営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過ではありませんが、今後、債務超過に陥った場合には、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、債務超過の営業者は新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算等の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となり事業継続に支障をきたす可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。
2. 営業者の倒産に関するリスク
今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。
3. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。なお、本匿名組合契約での資金調達の状況により、金融機関からの借入やリース契約等で資金調達を行い、本匿名組合事業を開始する可能性があります。
4. 経営陣の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
5. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する要因により、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。
6. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。
7. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
8. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。
9. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合には、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、利益の分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。
10. 生産に関するリスク
本匿名組合事業の商品の生産については、原料の調達状況、設備の稼働状況、不慮の事故、天災・伝染病その他の不可抗力等により、想定を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
11. 販売に関するリスク
本匿名組合事業で販売する商品については、営業者の判断の下で販売されますが、販売時の景気動向、市場の需給状況、天災・伝染病その他の不可抗力等により、予定単価及び予定量を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
12. 食中毒が生じるリスク
本匿名組合事業において食中毒が発生し、営業停止等の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。また、食中毒が生じた場合、その後の営業者の事業に著しい悪影響を及ぼすリスクがあります。
13. 特典の進呈に関するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。
14. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者への質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査が誤るリスクがあります。また、取扱者の事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。
以下①②より口数に応じた商品を選択いただけます。
※複数口ご出資の場合、①と②の両方を選択することも可能です。
※出資者特典の選択については募集期間終了後、別途お知らせします。
①1口につき、2006年(平成18年)醸造 純米古酒 720ml×1本を、募集期間終了後会計期間中に進呈いたします。
本商品は非売品であり、現状本特典でしか入手できない限定商品となります。
旨味と熟成された酸味を、高級シェリーのように楽しめる逸品となっております。
▲利守酒造の「古酒」。写真はイメージで実際の商品とはラベルや醸造年が異なります。
②1口につき、『酒一筋 純米吟醸 720ml 2本セット』(送料税込5,060円相当)を、募集期間終了後会計期間中に進呈いたします。
原料米 :雄町
精米歩合:60%
日本酒度:+2~3
酸 度 :1.6
アルコール分:15.5度
▲酒一筋 純米吟醸 720ml
(注1) 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。 |
(注2) 特典の詳細につきましては、募集終了以降、別途ご連絡いたします。 |
(注3) 海外への発送はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 |
このたび、本ファンドの出資者特典に新たな商品が追加され、
『酒一筋 純米吟醸 720ml 2本セット』(送料税込5,060円相当)も選択いただけるようになりました。
2種類の商品より選択いただけることになり
複数口ご出資の場合、両方を口数に応じて選択することも可能です。
特典の内容はこちらよりご覧ください。
https://www.securite.jp/fund/detail/7966#headingBenefits
是非、みなさまからのご支援をお待ちしております。
よろしくお願い申し上げます。
ミュージックセキュリティーズ株式会社