このファンドは、石川県輪島市にある株式会社柚餅子総本家中浦屋が、能登半島地震によって受けた甚大な被害からの復興にかかる資金を募集するものです。
目的 | 能登半島地震で被害を受けた工場や店舗の復興 |
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募集期間 | 2024年4月25日〜2025年4月30日 |
募集金額 | 50,000,000円 |
特典 | オンラインショップで使える1,000円相当のクーポン券や名物「和島プリン」の詰め合わせ |
設立背景 | 1910年に創業し、伝統的な和菓子の製造販売を行っている |
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事業内容 | 柚餅子を中心とした和洋菓子の製造と販売 |
ポイント1 | 輪島で100年以上続く、地域に根差した老舗菓子店 |
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ポイント2 | 作れるのは年に1度。輪島の伝統菓子「丸柚餅子」 |
ポイント3 | 大切にしているのは地域への還元 |
このファンドは、能登半島の伝統和菓子の製造と地域の復興を目指しています。
能登半島の輪島市にある『柚餅子総本家中浦屋』は、明治43年(1910年)より続く老舗企業で、輪島を代表する銘菓である「丸柚餅子(まるゆべし)」や和洋菓子を中心とした食品製造を行っています。
ですが2024年1月1日に発生した能登半島地震において、輪島市内にある生産工場1つと店舗4軒が被災し、特に生産工場と店舗3軒は壊滅的な被害を受けました。
工場や店舗の建物は半壊、機材や什器も破損・散乱しており、ニュースでも連日報じられた商店街地域の大火災によって、1店舗は完全に焼失してしまいました。
中浦政克代表は、震災発生後しばらくは被災から救い出せたお菓子を被災住民へ配り、炊き出しなどのボランティア活動を行ってまいりました。
今回のファンドは、再建へと歩を進める中浦屋を応援するための『被災地応援ファンド』であり、取扱手数料を除いたお申込み金額の半分が出資金として、半分は寄付金として中浦屋へ支援されます。
本ファンドにて中浦屋の事業や想いを知っていただき、ぜひ応援をお願いいたします。
わいち本店 | 店舗建屋が奥に向けて沈下傾斜し現状使用は困難 |
本町店 | 一部損壊、火災現場に近く観光地のため再開の目処は不明 |
朝市店 | 大規模火災により焼失 |
マリンタウン店 | 一部損壊、炊き出しとボランティア拠点として活用 |
工場(本町店に隣接) | 屋根が抜け落ち半壊で使用不可能 |
本匿名組合契約の名称 | 輪島 柚餅子総本家中浦屋 復興ファンド |
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営業者 | 株式会社柚餅子総本家中浦屋 |
募集最大総額 | 50,000,000円 (出資金募集最大総額と応援金募集最大総額の合計) |
出資金募集最大総額(口数) | 25,000,000円 (5,000口) |
出資金募集最低総額 | - |
申込単位(1口あたり) | 10,800円/口 (内訳:出資金5,000円 応援金5,000円 取扱手数料800円) (上限口数:500口) |
募集受付期間 | 2024年4月25日〜2025年4月30日 ※この期間中であっても、出資金額が出資募集最大総額に達した 場合は、そのときをもちまして出資の募集を終了します。 |
会計期間 | 2026年1月1日~2033年12月31日 |
決算日 | 第1回 2026年12月31日 報告日: 2027年3月1日 分配日: 2027年3月31日 第2回 2027年12月31日 報告日: 2028年2月29日 分配日: 2028年3月30日 第3回 2028年12月31日 報告日: 2029年3月1日 分配日: 2029年3月31日 第4回 2029年12月31日 報告日: 2030年3月1日 分配日: 2030年3月31日 第5回 2030年12月31日 報告日: 2031年3月1日 分配日: 2031年3月31日 第6回 2031年12月31日 報告日: 2032年2月29日 分配日: 2032年3月30日 第7回 2032年12月31日 報告日: 2033年3月1日 分配日: 2033年3月31日 第8回 2033年12月31日 報告日: 2034年3月1日 分配日: 2034年3月31日 |
報告日 | 決算日から60日以内 |
分配日 | 決算日から90日以内 |
決済方法 | (1)ATM,窓口から当社指定口座へ振込 (2)ネット決済(以下の銀行に対応) (3)クレジットカード決済(以下のカードに対応) |
商号 | 株式会社柚餅子総本家中浦屋 |
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所在地 | 石川県輪島市河井町4部97番地 |
事業内容 | 菓子製造、販売事業 |
設立日 | 1988年10月25日 |
代表者 | 中浦政克 |
決算日 | 10月31日 |
項 目 | 金 額 |
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新工場取得資金 | 50,000,000円 |
合 計 *1 | 50,000,000円 |
今後の事業計画は以下のとおりです。ただし、営業者及び取扱者は、本匿名組合事業の売上金額として、本事業計画の売上金額を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1) 事業計画上売上について
前期実績 | 2023年10月期 (被災前) |
税抜 | 171,379千円 |
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損益分岐 | 8年間 | 税抜 | 1,329,787千円 |
事業計画 | 8年間 | 税抜 | 1,620,000千円 |
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | |
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事業計画 (売上金額) |
180,000千円 | 190,000千円 | 200,000千円 | 210,000千円 | 210,000千円 |
6年目 | 7年目 | 8年目 | |||
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事業計画 (売上金額) |
210,000千円 | 210,000千円 | 210,000千円 |
匿名組合員への1口あたりの分配金額は、以下の計算式により算定いたします。なお、1口あたりの分配金に円未満の端数が生じた場合は、端数を切り捨てて算定いたします。
・リクープ前:
売上金額(税抜)×1.88%÷5000口×1口
・リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額以下の場合:
リクープ売上金額(税抜)×1.88%÷5000口×1口+(売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×1.88%÷5000口×1口
・リクープ後、累計売上金額(税抜)が事業計画売上金額を超える場合:
リクープ売上金額(税抜)×1.88%÷5000口×1口+(事業計画売上金額(税抜)-リクープ売上金額(税抜))×1.88%÷5000口×1口+(売上金額(税抜)-事業計画売上金額(税抜))×1%÷5000口×1口
※1口当たり分配上限額の設定
第1回 200円、第2回 700円、第3回 760円、第4回 1000円
上記決算に係る分配日において1口当たり分配金額が分配上限額を超過した場合には、翌分配日以降の1口当たり分配金額が分配上限額に満たなかった分配日、又は第5回決算の分配日に当該超過金額を分配するものとします。
※リクープ
匿名組合員にとっての損益分岐点のことをいいます。本匿名組合契約に基づく分配金額の合計が匿名組合員からの出資金と同額になることです。
本匿名組合契約における金銭による分配金額のシミュレーションは以下のとおりです。なお、シミュレーションの目的は、本匿名組合事業の売上に応じた分配金額を予想することにあります。したがって、売上を保証するものではなく、匿名組合員に対し、分配金額を保証するものでもありません。
(1口5,000円の出資の場合)
8年間 | 売上金額 | 分配金額 | 償還率 | 源泉徴収後 償還率 |
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損益分岐前 | ¥664,893,618 | ¥2,500 | 50.0% | 50.0% |
損益分岐 | ¥1,329,787,235 | ¥5,000 | 100.0% | 100.0% |
事業計画 | ¥1,620,000,000 | ¥6,091 | 121.8% | 117.4% |
2023年10月期 | 売上金額 | 分配金額 | 償還率 | 源泉徴収後 償還率 |
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前期実績 ×会計期間年数 |
¥1,371,035,408 | ¥5,155 | 103.1% | 102.5% |
1. 債務超過のリスク
営業者は募集開始日の直前期における決算書上、債務超過であり、一般的に債務超過状態の営業者は、次のような不利益を被るリスクがあります。まず、債務超過の営業者は新規の借入ができない可能性があります。また、取引先との取引継続に支障が生じる可能性があります。次に、債務超過は、営業者の破産、民事再生、会社更生又は特別清算等の各手続きの開始原因であり、営業者についてこれらの手続きの申立てがあると、本匿名組合契約は直ちに終了します。さらに、債務超過の場合、営業者の資産に対して債権者による仮差押命令が発令される可能性が高くなります。仮差押命令が発令された場合、取引先との取引に支障が生じたり、金融機関からの借入等に関して、期限の利益が喪失する等により、支払不能となり事業継続に支障をきたす可能性があります。また、仮差押命令が発令されると、本匿名組合契約は直ちに終了します。いずれの場合にも、出資金の全部が返還されないリスクがあります。
2. 営業者の倒産に関するリスク
今後の事業の状況如何によっては、営業者が支払不能に陥り、又は営業者に対して破産、会社更生、民事再生などの各種法的倒産手続きの申立てがなされる可能性等があり、これらに該当することとなった場合には、本匿名組合事業における売上金額により分配金額が発生していたとしても、本匿名組合契約に基づく分配金額の支払い、各分配日において分配金額の上限を超過し翌分配日以降まで繰越留保されている分配金の支払い、又は出資金の返還が行われないリスクがあります。匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権(出資金返還請求権及び利益分配請求権をいいます。以下同じです。)には、何ら担保が付されていません。また、営業者が破産等の法的倒産手続きに移行した場合には、匿名組合員が営業者に対して有する支払請求権は、他の優先する債権に劣後して取り扱われます。そのため、法的倒産手続きの中で、他の優先する債権については支払いがなされ、回収が図られた場合であっても、匿名組合員が有する支払請求権については一切支払いがなされないリスクもあります。
3. 資金調達のリスク
営業者は本匿名組合事業の必要資金を本匿名組合契約による出資金でまかなう計画です。したがって、本匿名組合契約での資金調達が滞る場合、事業計画通りに本匿名組合事業を開始することができないリスク及び事業計画の売上規模が縮小するリスクがあります。なお、本匿名組合契約での資金調達の状況により、金融機関からの借入やリース契約等で資金調達を行い、本匿名組合事業を開始する可能性があります。
4. 経営陣の不測の事態に係るリスク
本匿名組合事業について、経営陣に不測の事態(病気・事故・犯罪に巻き込まれる等)が生じることにより、本匿名組合事業の運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクに対しまして、本匿名組合契約では各種保険等によるリスク・ヘッジを行いません。
5. 大地震・大津波等の自然災害のリスク
大きな地震や津波、台風等の自然災害等に起因する要因により、事業の継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。
6. 風評被害によるリスク
伝染病、放射能汚染等その他の理由により、風評被害を受けるリスクがあります。
7. 許認可等に関するリスク
本匿名組合事業の実施にあたっては、関連する許認可が必要となる可能性があります。営業者が既に必要な許認可を得ている場合であっても、法令に定める基準に違反した等の理由により、あるいは規制の強化や変更等がなされたことにより、その後かかる許認可が取り消され、事業に重大な支障が生じるリスクがあります。
8. 訴訟等に関するリスク
営業者の事業活動において、製造物責任、環境保全、労務問題、取引先等との見解の相違等により訴訟を提起される、又は訴訟を提起する場合があり、その動向によっては営業者の事業に悪影響を及ぼすリスクがあります。また、訴訟等が行われることにより、営業者の社会的信用等に悪影響を及ぼすリスクがあります。
9. 本匿名組合契約未成立のリスク
取扱者が営業者に対して出資金を送金する前に、本匿名組合契約が終了した場合には、本匿名組合契約は遡って未成立とみなします。この場合、既に支払われた出資金及び取扱手数料は速やかに返還しますが、利益の分配を受けることはできません。その際、当該出資金及び取扱手数料の返還にかかる振込手数料については申込者にご負担いただきます。
10. 生産に関するリスク
本匿名組合事業の商品の生産については、原料の調達状況、設備の稼働状況、不慮の事故、天災・伝染病その他の不可抗力等により、想定を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
11. 販売に関するリスク
本匿名組合事業で販売する商品については、営業者の判断の下で販売されますが、販売時の景気動向、市場の需給状況、天災・伝染病その他の不可抗力等により、予定単価及び予定量を大幅に下回る可能性があります。この場合、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
12. 食中毒が生じるリスク
本匿名組合事業において食中毒が発生し、営業停止等の措置がとられ、営業活動ができないリスクがあります。また、食中毒が生じた場合、その後の営業者の事業に著しい悪影響を及ぼすリスクがあります。
13. 新工場取得に関するリスク
本匿名組合事業では、新工場取得を計画しておりますが、新工場取得に予想外のコストや時間が生じ、新工場取得計画の中止や変更の可能性があり、その結果、事業計画上の売上金額を達成できなくなるリスクがあります。
14. 被災地域の復興に関するリスク
本匿名組合の事業計画には、震災の影響を受け、再建に向けて多くの不確定要素が含まれています。被災前の取引先の廃業・復興の遅れ、人口流出や国内外からの訪問者の減少等により消費が伸びず、商品の生産・販売が開始されても、売り先が確保できない等のリスクがあります。また、政策の予期せぬ変更等の政治的な理由により、地域の復興が遅れ、事業の再開あるいは継続に悪影響を及ぼすリスクがあります。
15. 特典の進呈に関するリスク
営業者は匿名組合員に対し、特典の進呈を行うことを予定しておりますが、事情により特典の進呈を行うことができない、又は、変更するリスクがあります。
16. 事実の調査に関するリスク
取扱者が行う事実の調査は、取扱者独自の水準に基づき実施される調査であり、また、入手資料及び営業者への質問の回答について、すべて真実であることを前提としておりますが、事実の調査が誤るリスクがあります。また、取扱者の事実の調査に基づくファンド組成の判断は、匿名組合員への分配金額や出資金の返還を保証するものではなく、営業者の事業計画や、営業者が破産等しないことを保証するものではないことにくれぐれもご留意下さい。
口数に応じて、以下の特典を、新工場稼働後、会計期間中に1回ご提供いたします。
・1口ごとに、中浦屋のオンラインショップで使える1,000円相当のクーポン券
・5口ごとに、1口ごとの特典に代えて、輪島朝市の名物、ラ・レーヴの「輪島プリン」の詰め合わせ(6個入り/送料税込約5,000円相当)
※ 詰め合わせには、複数のフレーバーが入る予定です。組み合わせについては、事業者にお任せください。
<la réves(ラ・レーヴ)>
ラ・レーヴは、中浦屋の女性スタッフが立ち上げた洋菓子ブランドで、能登の厳選素材を使用した輪島プリンや金澤プリンを作っています。
世界農業遺産の能登半島で育てられた卵と牛乳と新鮮な素材を使い、一つひとつ手作業で丁寧に作られたとろけるような滑らかな口あたりが特徴の濃厚プリンです。
震災前は「プレーン」の他に、石川のオリジナルブランド米「ひゃくまん穀」や、加賀野菜のひとつでもあるサツマイモ「五郎島金時」、宝石に一番近い果実と呼ばれる夢のぶどう「ルビーロマン」のゼリーを贅沢に使ったプリンなど、様々なフレーバーのプリンを作っていました。
しかし震災後、現在は金沢に残ったラ・レーヴの「金沢チーズプラッターチーズ」のイートインを提供するための小さな厨房で、プレーンのプリンのみを製造再開しています。今後、フレーバープリンは、本ファンドで取得する新工場にて製造再開していく予定です。
例)
・3口ご出資いただいた場合
「オンラインショップクーポン券(1,000円相当)」×3
・5口ご出資いただいた場合
「プリンの詰め合わせ(6個入り)」×1
・8口ご出資いただいた場合
「オンラインショップクーポン券(1,000円相当)」×3 + 「プリンの詰め合わせ(6個入り)」×1
・11口ご出資いただいた場合
「オンラインショップクーポン券(1,000円相当)」×1+ 「プリンの詰め合わせ(6個入り)」×2
(注1) 特典は、営業者の都合により内容が変更される場合や実施ができなくなる場合もあることをご留意ください。 |
(注2) 特典の詳細につきましては、募集終了以降、別途ご連絡いたします。 |
(注3) 5口ごとのプリン詰め合わせは、オンラインショップクーポン券への変更はいたしかねます。 |
(注4) 海外への発送はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 |
みなさまこんにちは。
株式会社柚餅子総本家中浦屋の中浦です。
今回は私が受け入れてきたボランティアさんについてご報告します。
1月から学生ボランティアを受け入れているうち
弊社のマリンタウン店の2階が空いていたことから
ボランティアさんの寄宿舎として整備しました。
特定非営利活動法人輪島朝市の事業の一環として
2月からは被災住民に向けた炊き出しを毎朝6時から続けてきました。
水道がつ使えない状況で被災住民の拠り所として「輪島朝市むすび」の看板を掲げ
水道が通り飲食店も営業再開するようになるまでの100日間炊き出しを続けました。
ボランティアに来られるのは学生さんが多く
これまでで100名をゆうに超える方々を受け入れてきました。
北海道から沖縄まで全国各地から集まっていただきました。
6月からは経済復興に向けた取り組みとして弊社のお菓子作りや
販売にも手を貸していただいています。
飲食店勤務や製造経験など、それぞれの経験を活かしていただき
2時避難で不足している工房の人手を補っていただきました。
このボランティアさんのネットワークも弊社再建に向けて大切にしていきたい大きな財産です。
未だ学生の方々が多いのですが、将来は家族と一緒に輪島に遊びに来てほしいと願っています。