採用にあたり、スキルより重視していること
インパクト投資の市場を拡大することは、SDGsの達成のために、いや、それに限らず単純に、持続可能で暮らしやすい未来をつくるためには、とても大切なことだと私は考えています。私自身は、その部分の思いが根底にあるので、今のこの仕事を続けていると思います。
しかし、はっきり言って、当社の仕事は難しいです。日本における投資への敷居は根強く高く、インパクト投資の認知度はまだまだ低くなっています。そうした環境要因に加え、当社では投資対象を予め制限することなく、非常にオープンに幅広く扱っているため、初めての事業分野や地域、課題に直面することも多く、何が正解か、誰も分からない中で、自分で考えて答えを出さないといけないからです。
さらに現在は、先行き不透明なコロナ禍における事業計画と向き合う必要があります。採用の募集要項に、好ましい経験やスキルを本気で挙げだしたらきりがないほど、ハイスペック人材を求めることになってしまうでしょう。
一方で、この仕事をしてきた中で分かったことは、ハイスペックで、すべての要件を満たした理想的な人材だからと言って、当社の求める仕事、つまりは、事業者や出資者の皆さまの期待や要請に応える仕事ができるわけではない、ということです。
では、採用にあたって何が重要か。私の考えは、まずは当社のミッションや目指す方向を共有いただけるかどうか、その上で、別の言葉で言えば、「ミッションドリブン」な人かどうか、ということです。うまくできなかった時やつまづいた時に、そこであきらめずに、しっかり踏ん張って、状況を打破していくためには、「自分が何のためにこの仕事をしているのか」という根っこがあるかどうかが、分かれ目になると思います。
私自身のことを考えても、人と比べて特に優れたスキルがある、ということではなく、「途上国の女性たちのビジネスのために資金を届けたい」、「被災地で事業再建に取り組む事業者さんに協力したい」という思い先行で、困難を乗り越えてくることができました。
以下が、当社のミッションからの抜粋です。
『金融』を通じた、新たな価値の提供
当社は、金融庁に登録する金融機関として、既存の金融機関では届かないニーズに応え、インディペンデントな創作活動と研究開発、産業振興による地域創生、貧困削減、そして、震災からの復興が実現する為、新たな価値を提供していきたい、そして、新しい金融の枠組みを作り出したい、と考えています。
こうしたミッションを実現すべく、当社には現在「セキュリテ事業部」「サステナビリティ部」「アライアンス部」の三部門があります。個人からの小口の資金を集める「セキュリテ」だけでなく、法人投資家のニーズに応えたファンドをつくる「サステナビリティ部」、そして外部連携によるミッション実現を目指すのが「アライアンス部」です。
いずれの部でも共通するのは、当社の理念の延長線上にある「インパクト投資の拡大を支える人材」が必要だということです。
長くなってきましたので、入社後、具体的にどんな仕事に携わっていただけるかについては、次回またご紹介したいと思います。
▶当社の採用ページはこちら:
http://www.musicsecurities.com/recruit
ここまで、読んで、もし当社への転職に興味を持っていただけた方、詳しい話を聞きたい方は、もし宜しければ、オンライン面談にお申込みください。年内の面談は、私が担当しますので!
<転職希望者にオンライン面談実施中>まずはお気軽にご相談ください
応募をご検討中の方やお悩み中の方は、まずはオンライン面談にお申込みください。
・事業内容や社風、働きやすさ等、ミュージックセキュリティーズのことをもっと知りたい
・自分の経歴やスキル、性格が、ミュージックセキュリティーズの業務に向いているか不安
等々、何なりとお尋ねください。担当者(12月は杉山)がお答えします。
▶お申込み方法:recruit@musicsecurities.com まで「オンライン面談希望」と記載の上、ご連絡ください。後日、杉山からメールにて日程調整のご連絡を差し上げます。
(杉山章子/プロフィール)
セキュリテを立ち上げた2009年にミュージックセキュリティーズ入社。マイクロファイナンスファンドや東日本大震災の被災地応援ファンドを主に担当し、弊社西日本支社開設時から4年間は西日本支社長として大阪オフィスにて勤務。これまでにファンドの組成営業、運営、監査、広報・マーケティング等、セキュリテに関する幅広い業務を担当し、執行役員や取締役も歴任。
(ミュージックセキュリティーズ・杉山)
※ オンライン面談の内容について、一部修正しました。(2020.11.30)
- アーカイブス
-