マイクロファイナンス
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動画コレクション2011年2月24日 15:53
スタディツアー報告 vol.2 :「私の仕事ととても似ている」参加者の感想①
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今回は、ツアー参加者の一人、「カンボジア2」の出資者で、普段は信用金庫にお勤めの小原さんから寄せられた感想をご紹介します。
私は、マイクロファイナンスには、現場の融資担当者と借手の顔の見える関係など、金融の原点と言うべき姿がある、とかねがね思っているのですが、今回、小原さんとツアーをご一緒して、信用金庫の取り組みを聞き、日本の地域では、今も、同じように顔が見え、信頼関係に支えられた金融があるということを学びました。
「金融は経済活動における血液である」という例えがありますが、先進国、途上国を問わず、社会の隅々の毛細血管にまで、資金という血液を送り、活力を与えるような金融のしくみを作っていければ、と考えています。
前置きが長くなりましたが、是非、小原さんの感想をご覧下さい。
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「カンボジア・マイクロファイナンススタディーツアーを終えて」
私は大学時代にグラミン銀行、マイクロファイナンスという存在をはじめて知りました。「金融を通して困っている人や貧しい人々の力になる」というとても斬新なアイディアに感銘を受けました。やりがいのある仕事を求めていた当時の私には大企業より中小企業、都会より地方、営利企業より非営利企業というものに魅力を感じ、マイクロファイナンス機関に近い組織である信用金庫への入社を決断しました。
現職に就きまもなく3年目が終わろうとしています。今年は「変化の年にしたい」、「一つの分岐点にしたい」と考えており、カンボジア・マイクロファイナンススタディーツアーもその一つのアクションとして応募しました。
実際に現地を訪ね、現地の人に質問し、生の回答を得ることで新しい発見が出来ました。マイクロファイナンスが借り手に与える精神的影響力、マイクロファイナンスの貧困脱却に対する即効性について、またクレジットオフィサーの仕事が私の仕事ととても似ている点等々新しい発見や興味深い出来事が多数確認できました。
一方で今回のスタディーツアーはあらゆる角度からマイクロファイナンスに接することができ、数あるツアー中でも特徴的かつ内容の濃いものだったと思います。現地の借り手を始め、マイクロファイナンス機関(本店・支店)、カンボジアマイクロファイナンス協会という縦軸とのコンタクトができた点に加え、盲人協会とその借り手、現地フリーライターの木村さん(突然でしたが)(注1)、そして何よりマイクロファイナンスファンドを手掛けている杉山さんという幅広い人たちとのコンタクトも実現され、またそれを同じ興味を持った仲間(参加者)と共有できた点はとても有意義で大切なものとなりました。
この様な機会に触れることができ、私自身近い将来にもう一歩足を進めてマイクロファイナンスに携わりたいなと強く思うようになりました。
最後に今回のスタディーツアーにおいてカンボジア語も英語も出来ない(情けない・・)私にとっては杉山さん、ソチアさんの通訳(注2)が必要不可欠なものとなりました。通訳がなければ理解の幅は薄れ、ここまで有意義なものにならなかったと思います。本当にありがとうございました。またこの場をお借りしまして、杉山さんをはじめHIS木村さん(注3)、LIPスタッフの皆様、この度はこの様なスタディーツアーをご計画いただき、まことにありがとうございました。3月のツアー成功も心からお祈りいたします。
(小原 孝逸)
P.S メコン川沿いで飲んだビール、最高でしたね!
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最後に、メコン川でビールを飲んだときの写真をご紹介します。Angkor(アンコール)というビールはまあまあ知られているかと思いますが、今回、個人的には、Anchor(アンチョ-ル?)というビールが新しい発見で美味しかったです!でも何より、外でメコンの風にあたりながら、皆さんと飲んだ、ってことが一番だったんだと思います。ご参加いただいた皆さま、どうも有難うございました。
(暗くて見えませんが、後ろはメコン川です)
※1: ツアー中、マイクロファイナンスについて取材中のカンボジア情報誌「ニョニュム」編集長の木村氏と情報交換をしました。
※2: 現地日本語係員の方です。
※3: 本スタディツアーの担当者の方です。3月のツアーにご関心がある方は、こちらのリンクのお問合せ番号から、木村さんにご相談下さい。
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