マイクロファイナンス Q&A
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Q&A2013年1月17日 11:49
【Q&A】 ファンド一口3万円で何が買えますか
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マイクロファイナンス貧困削減投資ファンドは、一口3万円。
この3万円で例えばどんなものが買えるでしょうか?
では、現地に行ってみましょう!
カンボジアのプノンペンから車で約40分、
カンダル州のある村へ。
道の途中に、大きな川があり、いかだに乗って向こう岸まで行きます。
丈夫ないかだで、車も乗ります。
下の写真の人は、カンボジアのマイクロファイナンス機関「サミック」の
クレジットオフィサー。このいかだに毎日乗って、顧客に会いにいきます。
3-5分のいかだの旅。
お!向こう岸が見えてきました!
皆で降ります。
いかだから降りるとすぐに・・・
ありました!ありました!
さとうきびジュースと日用品雑貨を売っているお店!
こういったお店はカンボジアの農村ではよく見かけます。
正面から見るとこのようなかんじです。
3万円で何が買えるか?
そう。このお店の事業を始めることができます。
下の写真で、向かって
左にある機械は、さとうきびジュースを作る機械。これが仕入値約200ドル。
右側で販売しているのが、日用雑貨品。この仕入値は約100ドルあれば十分。
このお店は、家族を支える大切な事業です。
↓これが、200ドルで購入した機械です。
村でよく採れるさとうきびを機械で絞って、ジュースにします。
早速購入して飲んでみましょう!
袋に入ったさとうきびジュースは、さわやかに甘くて冷たくて、
本当に美味しい!!!
年間平均30℃ある熱いカンボジアでは、
この冷たくて美味しいジュースは大人気です。
このジュース、1袋25セントで、1日に約100袋売れるそうです。
つまり、1日に25ドル売上があり、この機械を購入するのにかかった200ドルは、
8日間の営業で生み出せます。
もちろんその他経費もかかったり、天気が悪い日は売上が落ちたりしますので、
ちょうど8日間で回収できるわけではありませんが、
収益性の高いビジネスです。
美味しいジュースを飲んで、もっと村を見てみよう!
ということで、また次回のレポートをお楽しみに!
現在、マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド「カンボジア4」を募集中です。
カンボジアのマイクロファイナンス機関「サミック」向けのファンド。
一口3万円。
カンボジアの貧困層の方々の事業を支えます。
【他のおすすめ記事】
-->マイクロファイナンス機関の顧客Eatさんの話(動画付き)
-->NHKほっと@アジア「日本でできる途上国支援」放送
-->マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド2011年度の分配額
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Q&A2011年8月24日 17:50
【Q&A】 セラにティは融資実行後のモニタリングをどのように行っていますか
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貸出先へのモニタリングは、CEO から現場の CO(Credit Officer, 融資担当者)までが、それぞれ階層に応じて直接的、間接的両面から実施しています。具体的には、本店業務管理チーム、地区管理者(Province Manager, PM)、支店長(Branch Manager,BM)、CO と階層化されています。本店業務管理チームは、業務部長(Operation Director、以下 OD)と二人の管理職(Operation Managers,以下 OM)により構成され、CEO の指示の下、全社的な業務管理を実施するチームです。後述の、PM 貸出先訪問目標については当チームが管理をします。OM、OD 自身も少なくとも月間 12-15 日現場を訪問することが要求されています。現場では貸出先訪問回数目標は、毎日3人(延滞先2人を含む)の既存顧客、滞在中1人以上の貸倒先の訪問等、顧客の状況を考慮したものとなっており、この目標値を遵守しなかった場合は罰金を科せられます。地区管理者(PM)は OM の指示の下、各支店をモニタリングする役割にあります。業務内容は、支店の諸問題解決と職員管理になります。後述する BM の貸出先訪問回数目標については PM が管理をします。PM 自身にも日々の目標が設定されています。ただし、常に現場にいるということもあり、本店チームより訪問回数目標は多く、5人となっています。支店長(BM)は、支店全体を管理します。日々の職員管理や業務管理、貸出先のモニタリング等、現場における業務の全てに管理責任を持ちます。CO が適切に貸出先モニタリングを実施しているか否かにつき、専用のチェックシートを用い管理をしています。BM 自身も、既存貸出先 5 人を毎日訪問すること及び顧客の状況に応じて日次および月次の訪問件数を満たすことが要求されています。※ これらのモニタリングプロセスは、セイラニティの内部マニュアルに文章化され、社員に周知・徹底されています。
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Q&A2011年8月23日 17:12
【Q&A】 セイラニティはどのように融資先を決めていますか
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先日の説明会で、セイラニティがどのように融資先を決めているのか質問がありました。大きく分けると、1.地域の選定、2.顧客の選定、3.融資実行後のフォローアップによって次回の利用促進につなげる、という流れになっています。融資決定までのプロセスの詳細は次の通りです。1) CO(融資担当者)による地域調査及び進出地域の特定:当該地域の人口動態や立地、沿革、経済状況等の基本情報を収集2) 地方自治機関とのコーディネーション:CO と支店長は、進出予定の地方自治機関とコミュニケーションを開始3) 潜在顧客との面会:地方自治機関の協力の下、セイラニティの商品とサービスの周知及び促進のため、潜在顧客とのミーティング・説明・トレーニングを実施4) ローン申込み:ローン申込みへ興味を示し、借入れ基準を満たす顧客は、ローン申込書を提出5) CO による顧客宅訪問:CO は、顧客宅訪問時に担保の有無の確認及びローン査定用紙を記入6) 支店長によるローンの審査:CO から提出されたローン査定用紙をもとに、支店長が審査7) 各種契約の締結:支店マネージャーからローンの承認された後、CO は当該顧客を再訪問し、ローン契約、財産譲渡証書、抵当契約等の契約を締結8) ローン実行:顧客の住居付近の安全な地域又は CO の属する支店でローンの実行9) 顧客訪問:CO 及び支店長は借り手の支払い遵守や事業の様子を確認するため、顧客訪問を実施10) 次回ローンの利用促進:可能な限り、ローン満了 2 週間前までに CO は業績の良い顧客を訪問し、再借り入れを促進
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Q&A2010年12月3日 10:43
ファンドのモニタリングはどのように行っていますか
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マイクロファイナンス貧困削減投資ファンドでは、
投資先のマイクロファイナンス機関と緊密に連絡を取り、
常に財務状況等のモニタリングをしています。
カンボジアでは、「カンボジア1,2,3」の営業者である
サミックやセイラニティのような中央銀行(NBC)の規制・監督下にある
ライセンス取得マイクロファイナンス機関の場合、
NBCに対して、月次の財務情報を提出する義務があるのですが、
私たちもこれと同じ情報の提供を受けています。
また、それに加えて、私たち独自の情報も入手し、
収益性、貸出健全性、財政状態、経営戦略等の観点から
情報を分析し、何か気になる点があった場合には都度、
先方に確認をする、という形でモニタリングをしています。
なお、マイクロファイナンス貧困削減投資ファンドでは、
モニタリングは主にLiving in Peace(LIP)が担当しており、
モニタリング結果については、
月次レポートと四半期レポートをLIPが作成し、
投資家の皆さまには、
ミュージックセキュリティーズからメールでお知らせすると同時に、
投資家限定ブログにアップしております。
>カンボジアONEの投資家限定ブログはこちらから
>カンボジア2の投資家限定ブログはこちらから
(ご覧になるにはログインが必要です。)
ここでは、ご参考までにモニタリングレポートのサンプルをご紹介します。
●月次レポート
●四半期レポート(4ページ)
(1枚目)
(2枚目)
(3枚目)
(4枚目)
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