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プレスリリース2020年12月7日 10:00
小児がん・希少がん・難治性がんに挑む -信州大学CAR-Tプロジェクトの開発資金募集-
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小児がん・希少がん・難治性がんに挑む
-信州大学CAR-Tプロジェクトの開発資金募集-
日本人死因1位のがん(悪性新生物)。様々な治療法が研究される中で、注目されているのが、信州大学医学部小児医学教室の中沢洋三教授が研究開発するCAR-T細胞療法です。これまで有望な治療薬が見つかっていない小児がん・希少がん・難治性がんの治療に成功する可能性のあるこの治療法の研究を加速するため、当社ミュージックセキュリティーズ産学官連携推進室で、寄付金の募集を始めることをお知らせします。
免疫細胞の遺伝子を改変して特定のがん細胞を攻撃するCAR-T細胞療法。その抗腫瘍効果は劇的で、最も有望な次世代がん治療法の1つとして大きな期待が集まり、世界中で100種類を超えるCAR-T細胞の研究開発が進められています。しかし、今のところ、急性リンパ性白血病・リンパ腫を治療対象とするCAR-T細胞が、国内で1製品(世界で3製品)だけしか薬(再生医療等製品)として承認されていません。
そんな中、同分野で日本のトップランナーの一人と言われる中沢教授の研究がユニークであるのは、現在のCAR-T細胞療法の多くがウイルスの感染力を利用して免疫細胞の遺伝子を改変するものであるのに対し、ウイルスでなく酵素を使って遺伝子を組み替えていることです。この簡単、安価、安全、高機能なCAR-T細胞の製造法が、CAR-T細胞療法のブレークスルーとなりうる革新的技術として国内外から注目されています。
さらに中沢教授らは、世界で初めてGM-CSF受容体タンパク質を標的とするCAR-T細胞(GMR CAR-T細胞)を開発し、国の事業として急性骨髄性白血病と若年性骨盤単球性白血病を対象とする医師主導治験の準備を進めています。
小児がん・希少がん・難治性がんと呼ばれるがんには200以上の種類があり、がんの種類ごとに有効なCAR-T細胞が必要となります。しかし、国の事業費だけでは基礎研究費や臨床開発に不可欠な特許取得に係る経費が十分でないのが現状です。信州大学発のCAR-T細胞の研究開発と実用化を推進・加速させ、さらに信州大学に世界的なCAR-T細胞研究開発基盤を構築することを目的に、本プロジェクトへの寄付金を募集します。
募集サイト:https://www.securite.jp/ac/UShinshu1/
募集期間:2020年12月7日から2021年12月31日まで
募集総額:1,000万円
特典:
1,000円以上 研究活動レポート
20,000円以上 信州大学広報誌「信大NOW」/ 研究活動レポート
200,000円以上 オリジナル記念品/ 信州大学広報誌「信大NOW」/ 研究活動レポート
【本件に関するお問い合わせ先】
◇ミュージックセキュリティーズ株式会社 広報チーム
TEL:03-5948-7301 E-mail: mspr@musicsecurities.com
◇ミュージックセキュリティーズ株式会社産学官連携推進室
Securite ACADEMIA https://academia.securite.jp/
ac@musicsecurities.com
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