香り豊かな世界に冠たるハンガリーワイン
王のワイン
世界三大貴腐ワインはフランスのソーテルヌワイン、ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼとハンガリーのトカイワインです。世界で初めて貴腐ワインというカテゴリーのワインが発見されたのがトカイの地であり、ルイ14世が「王のワインにして、ワインの王なり」と絶賛し愛飲しました。
トカイワインはどれも蜜の香りと蜜の味わいを楽しめる稀有な飲み物ですが、高価格帯のものだけではありません。SZAMORODNI(サモロドニ)と呼ばれる甘口ワインはリーズナブルな値段ですが、良いものは蜜の香りと蜜の味わいを楽しんでいただけます。
赤もロゼも、スパークリングも
世界に冠たるハンガリーワインといえば、トカイワインになるわけですが、豊饒なカルパチア盆地にあるハンガリーでは赤も白もロゼもスパークリングも、香り豊かで美味なものがそろっています。もっとも有名なのは、3種類以上の品種をブレンドして作られた赤ワイン「エグリ・ビカヴェール」(エゲルの牡牛の血)です。ブダペストの東北東100キロほどのエゲル地方では16世紀、オスマン帝国(トルコ)との対戦があったのですが、その際に指揮官がハンガリー軍兵士の士気を高めるべくワインを振舞い、オスマン帝国軍がハンガリー軍兵士が口を真っ赤にして騒ぐ姿を見て、「牡牛の血を飲んでいる」と勘違い、退散したとの故事によります。事業者のご紹介
株式会社La Barat
株式会社La Barat(ラボラ)は世界三大貴腐(きふ)ワインの1つである、トカイワインをはじめとしたハンガリーワインの輸入販売事業を手掛けています。その社名は、友を意味するハンガリー語の「Barat」という言葉をもとにした造語です。そこには、ハンガリーの人たちを友として、そしてハンガリーで出会ったブダペスト在住の日本人を友として、学生時代の友とともに、日本では馴染みのないトカイワインを日本に紹介し、ハンガリーという国をより多くの日本人にとって身近な国にしたいという想いが込められています。