マイクロファイナンス 動画コレクション

動画コレクション2011年6月3日 11:23

エン・ポブさんの話

マイクロファイナンスファンド「カンボジア3」の営業者セイラニティの顧客、
エン・ポブさんの事例です。


(下記の画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。)

seilanithih-201103

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動画コレクション2011年5月18日 10:22

モニタリングレポートの一部を公開します!


以前ご紹介したように、「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」では、特定非営利活動法人Living in Peace (LIP) により、投資先のモニタリングが行われ、投資家には毎月モニタリングレポートをお送りしています。


今回より、このモニタリングレポートのうち、「顧客のストーリー」のページについては、皆様に広くご紹介していくことにしました。マイクロファイナンスを利用し、活き活きとビジネスを行う顧客の様子をお伝えできればと思います。

今月からしばらくは、投資家特典の一つとして3月に行われたスタディーツアーで、直接お話を伺ったサミックの顧客の方々も紹介していきます。ツアーに参加された出資者の方にもレポートの作成にご協力いただきました。有難うございました!

(下記の画像をクリックするとPDFでご覧いただけます。)

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動画コレクション2011年5月17日 19:56

スタディツアー報告 vol.8:カンボジアの前向きなエネルギー

ミュージックセキュリティーズの杉山です。
本日は「カンボジアONE」の出資者久米さんの体験記をご紹介します。
久米さんは最も古い投資家の1人になりますが、今回のスタディツアーにも一番早くお申込頂き、
東京で開催した説明会にもわざわざお越しいただいたのがとても印象に残っています。

今回のスタディツアーをきっかけに、今では久米さんの地元での、
マイクロファイナンスに関する講演会を企画していただくなど、嬉しいつながりが生まれています。
これからもどうぞ宜しくお願いします。


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カンボジア・マイクロファイナンススタディーツアー体験記

microfinance study tour2 kume

我が久米家のルーツはクメール(カンボジア)である、という話は冗談ではなく、なぜか昔から我が家で信じられてきたので、カンボジアには何か不思議な縁を感じていました。
社会起業に興味を持つようになってから、たまたま新聞の記事で見つけた「カンボジアONE」への投資をきっかけに、この素敵なスタディツアーと参加者の皆さん、そしてカンボジアで様々な方に出会えたことは、本当に嬉しく、ツアーから1か月が経った今も、あの濃密な1週間のことを懐かしく思い出しています。
最初は参加者もなかなか集まらず、やっと催行が決まったと思ったら、出発1週間前に東日本大震災が発生。日本中が大混乱の中で、このツアーも中止になるのではないか、またこんな時期に海外旅行に出かけてもいいのか・・・ツアーを手配して下さったHISの木村さんから予定通り催行の旨の連絡を受けても心配は尽きませんでしたが、せっかくの機会であり覚悟を決めて参加することにして、今は本当によかったと思っています。

初めての途上国訪問だったのに加えて、全く金融に詳しくない私にとって、今回のツアーで衝撃的だったのは、実はマイクロファイナンス自体よりも、現地の方の生活環境、そして生の声でした。
「アンコールワットを見学できたなんて、あなたはラッキーですね。」
旅の後半で訪れた、カエプのホテルでお話した従業員の方のこの一言が、今でも忘れられません。
「カンボジアONE」の投資先であり、今回私たちが最初に訪れたシェムリアップの街は、アンコール遺跡群の玄関口として世界中から毎年多くの観光客が訪れる、日本で言えば京都のような場所です。京都なら、日本の学校に通っていれば一度は必ず修学旅行等で訪れるでしょうし、日本にいれば思い立った時にいつでも訪れることができます。
しかし、ポル・ポト政権時代や内戦の傷跡が未だに残るカンボジアは、全く事情が違いました。たとえ国内であっても、交通インフラも整わない、また旅行に行くお金もない状況で、シェムリアップから遠く離れたカエプの方にとっては、見たいと思ってもアンコールワットは遠く、写真で見るだけの存在だったのです。外国人の私たちはとても気軽にアンコールワットを見学できたけれども、この貴重な遺跡を現地の方が見に行くのがどれほど大変か、自分がどれだけ恵まれた立場にいるのか、改めて思い知らされた一言でした。
それでも、学業の傍らホテルで働く彼が「大学を出たら国際機関で働きたいんです」と語ってくれた言葉は、心強く感じました。また、日本の震災についても本当に心配をして下さいました(これはカンボジアで出会った皆さん同じでした。カンボジアでも多くの義援金が集まったそうです)。

microfinance study tour2 kume2

カンボジアに来るまでは、マイクロファイナンスについては「融資を通じて貧しい人にチャンスを与える」という、どちらかというと援助に近いような、上から目線で考えていたのですが、実際に借り手の方を訪問して直接お話を伺っていくうちに、それはちょっと違うのかもしれない、と思うようになりました。
ツアー中に訪問した借り手の皆さんは、工芸品製造の方も雑貨屋さんも農家の方々も、皆さんビジネスの拡大を目標に、もっと良い暮らしをしたい、子供たちに良い教育を受けさせたい、と家族のためにマイクロファイナンスを活用し、事業を運営しておられました。
実際に私たちが現地で見聞したことは、現実のごく一部でしかありませんし、誤解もあるかもしれません。しかし、たとえ電気や水道のない、私たちから見れば不便な暮らしでも、「貧しい」という悲壮感は全く感じませんでした。借り手の皆さんはとても明るく前向きで、幸せそうで、思っていたよりもずっと自立していました。この前向きなエネルギーがあれば、カンボジアはこれからもきっと成長していけると思います。「カンボジアONE」を通じて現地に届けられたお金は、とても有効に使われていることを実感できました。
カンボジアでたくさんの刺激を受けた今、日本にいる自分に何ができるのか、改めて考えているところです。このツアーから、何か次のアクションにつなげられたらと思います。

今回は投資家特典ということで、マイクロファイナンスについてもろくに勉強しないまま、完全にお客様気分で参加してしまったことは個人的には反省点ですが、知識豊富な参加者の皆さんに助けられて、私でも理解を深めることができたと思います。観光旅行では味わえない、このツアーでなければ体験できないことがたくさんありました。投資家の皆さんには是非一度、この体験をしていただきたいと思いますし、私もまたいつか、成長したカンボジアを見に行きたいです。
最後に、今回のツアーを企画いただいたLIPの皆さん、いろいろな相談に乗って下さったHIS木村さんと、現地で細やかな気配りをして下さった日本語ガイドのソチアさん、ツアー参加者の皆さん、現地で忙しい中時間を取って下さったサミックの職員の皆さんや借り手の皆さん、カンボジアで出会ったすべての皆さんに、お礼申し上げます。

久米 明子

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動画コレクション2011年5月7日 10:31

スタディツアー報告 vol.7:自分が投じたお金が海を越えて

ミュージックセキュリティーズの杉山です。今回は、第2回のスタディツアーに参加された投資家の宮寺さんの感想をご紹介します。

「マイクロファイナンスが現地の人の可能性を切り開いていく現場に、投資家として立ち会えたことで、この旅での自分の目標は達成できたと思っています。」


こう言っていただけるとツアーを企画した甲斐が本当にありました。宮寺さんは、このツアーのあと、LIPの活動にもご興味をお持ちになり、今度ミーティングにも見学にいらっしゃるそうです。「投資」がきっかけになり、現場に足を運んでいただいたり、こうして一緒に活動する仲間が増えるのは、とても嬉しいことです。


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マイクロファイナンス・スタディツアーに参加して

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自分が応援したいと思ったところに自分のお金を投資して、そこでのお金の使われ方を実感として知ることができる。そんな投資の醍醐味ともいうべき実感を味わいたくて、マイクロファイナンスファンドに投資しました。

少額ではあれど自分が投じたお金が海を越えたところで何かしらの生産活動を助け、人々の生活が充実して、一つの経済が循環していく。そんなダイナミズムを生で味わいたくて、カンボジアスタディツアーに参加しました。

マイクロファイナンスへの興味だけはあれどほとんど知識はなく、英語力もイマイチ(もちろんクメール語は全くわかりません)。「海を越えた自分の投資を実感したい。しかもマイクロファイナンスという、いわば人々の自立・可能性を切り開いていく分野の投資を。」本当にそんなシンプルな動機だけで参加を決めたツアーでした(事前勉強もほぼしないで…)。

そんな自分なので、「この目で見たマイクロファイナンスの実態はこうで、現場の課題はこんなところにあるようです」などといった、含蓄ある、実益性のある報告は残念ながら難しいです。
自分に報告できることがあるとすれば、このツアーはここがよかったな、という率直な感想をお伝えすること。(1)リアルな現地の生活に投資家として触れられるツアーであったこと、(2)参加者が自分たちでつくっていくツアーであったこと、の2点です。

1点目。
借り手の方を一軒一軒訪問しお話をお伺いすることがメインのツアーであるため、現地の方々のリアルな生活を垣間見ることができます。現地の人々のリアルな生活に、しかも投資家の立場から触れられるという経験は貴重でした。いわゆる観光客向けのスポットだけ見て回って帰る一般的なツアーとは一線を画する経験をいただいたと感謝しています。
普通の海外旅行であったのであればバスの中から横目で見るだけだったかもしれない農場、牧場、あるいは雑貨屋さんが、自分の投資したお金が通い活かされる場所として意味を持ち、ストーリーが生まれ、つながりが紡がれます。もちろん休暇として行く旅行にそういった要素を求めることについて、面白いと思うか面倒と思うかは人によって分かれるところかとは思います。が私はそれ目当てで参加をして、そして実際このツアーでなければできない経験をたくさんいただきました。
マイクロファイナンスで得た資金が子供の教育への原資になったり、自分の夢の実現への足がかりになったり。マイクロファイナンスが現地の人の可能性を切り開いていく現場に、投資家として立ち会えたことで、この旅での自分の目標は達成できたと思っています。(事前準備を怠けずしっかりやっておけば充実度は更に高まったはずなのですが…)。

2点目。
このツアーは、LIPが内容を主に企画しHISがツアーとして提供するという、一風変わった形で成立しているものです。旅行会社が提供するツアーでありながら、ツアーの核となるマイクロファイナンスに係るコンテンツについてはLIPが担っていて、そのLIPはパートタイムNPO(本業をそれぞれ持っている方たちがパートタイムで時間を割き運営しているNPO)であるという事実。ツアーにはLIPの方も参加されますが、彼ら彼女らはツアーの企画者であり同時に参加者でもあるという、これまた面白い事実。
スタディツアーであるため参加者それぞれが学びを持ち帰ることが大事で、そのために参加者一人一人の学びを全体で共有することは大きな意味を成します。LIPのスタッフでない参加者からの自発的な提案により、一日の終わりに簡単なミーティングをして情報・学びの共有の機会が設けられることになりました。毎日のミーティングのおかげでツアー参加者の主体的な参加が促進され情報の共有も進み、一日ごとにミーティングの成果が反映されてその翌日、そのまた翌日とツアーが見る見る充実していったのが印象的でした。
旅行会社が全てお膳立てしてくれる旅ではなく、自分たちで自発的にミーティングをして、自分たちで旅を形作っていく。パッケージの組まれたツアーの中で能動的な参加が要求されることについて面倒と思うかそうでないかも、もちろん人によって分かれるところだとは思いますが、少なくとも私は、旅行会社が用意するツアーとしての要素も楽しみつつ「自分たちでつくりあげるツアー」も同時に経験できたこと、すごく感謝しています。

ツアーの内容、素敵なガイドさん、LIPのスタッフの方の素晴らしいリード、何より素敵な参加者の皆さん。それら全てに恵まれた、すごく充実した旅でした。ありがとうございました。


宮寺 修也

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動画コレクション2011年4月5日 14:20

スタディツアー報告 vol.5:マイクロファイナンスはビジネスである

少し、間が空いてしまいました。
この間に、既に第2回のスタディツアーも実施されました。
そちらの様子も順次ご紹介したいと思いますので、ご期待下さい。

今日は、普段は金融機関にお勤めの林さんの感想をご紹介します。


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カンボジア スタディツアーに参加して

メコン川とバンブーブリッジ


今回のツアーでは主に、マイクロファイナンス機関(Seilanithih)の社員の方々(CEOから営業まで)、また借り手の方々から、実際にお話を伺いました。Seilanithihは総資産約7.7百万ドル、顧客数約1万人と、カンボジア国内でも比較的小さなマイクロファイナンス機関ですが、財務内容は健全で、毎期安定的に利益を計上しているようです。

初日にお会いしたCEOのSethaさんは非常に気さくで底抜けに明るい方で、そのエネルギーと前向きさが伝わってきました。日々の営業活動や与信管理業務をこなすCO(Credit Officer)の方々は、素朴でシャイ、とてもまじめな印象(ガイドさん、顧客の皆さん含め、今回お会いした方々は皆そのような印象です。カンボジア人の国民性なのかもしれません)。皆さん笑顔がかなり素敵でした。

一人あたり200人~300人の個人顧客を担当し、毎日農村部の顧客をバイクで訪ね、新規顧客の開拓や返済の催促、生活状況の確認を行っているようです。貸し出す際には、借入希望者が住む村の村長に、その人の人間性や評判、他の金融機関に債務がないかどうか等を確認するとのこと(もちろん資金使途や事業内容なども精査します)。また返済しない利用者とは粘り強く対話をし、多くの場合は理解を得られるとのことで、人と人のリレーション・信頼関係がとても重要になると感じました。

皆さん社会貢献に対する高いモチベーションをもって働いており、内戦の混乱から間もない中で、そのような崇高な姿勢を持って働くことに対し、敬意を覚えました。

借り手の方々は、小さな飲食店を営み、2店目の出店費用に充当する人、椅子職人で、その材料を購入する人、ビリヤード台を購入し、近所の若者からの利用料で収入を得る人、農業を営み、牛を購入する人、灌漑用のポンプを購入する人など、その職業、資金使途は様々でした。借入により実際に生活が向上した人もいれば、受注が増えないので収入も増えず、逆に月3%という高い利息が負担となっている人もおり、当然ではありますが、マイクロファイナンスは、あくまで貧困層が自律的にその生活を向上させるチャンスを、資金という形で提供するものであり、それを実現させるのは市場環境やその人次第だということを実感しました(先進国でも同じです)。そしてそのチャンスを最大限に生かすために、市場や事業展開のノウハウ等に関する情報を入手できる環境作りや、市場とのスムーズなアクセスが欠かせないと感じました。

今回のツアーを通じて最も印象深かったのは、マイクロファイナンスはビジネスであるということ。慈善事業ではなく、収益を計上することを前提に成り立っています。与信判断や与信管理も、マニュアルに沿って日々堅実に行っており、返済率もほぼ100%とのこと。一般的には「貧困層から暴利を搾取して、けしからん」という意見も一部あり、該当するケースもあるかもしれませんが、全体として見れば、ビジネスとして行うからこそ、援助資金に頼らず、これだけの短期間で世界中の貧困国に浸透したのだと感じました。またビジネスとして行うことにより、投資家・経営者・社員・顧客ともに強い責任感を持ち、資金を効率的に運用し、持続的発展が可能になるのだと思いました(生きるために必要なインフラすら整っていない場合には援助は重要ですが)。現場を見るまでは、慈善的要素が強いイメージを抱いていたため、この発見は新鮮でした。

リーマンショック後、多くの人が、収益を最優先する拝金主義的な営利企業の在り方に違和感を覚えていると思いますが(自分もその一人です)、マイクロファイナンスのように、収益とともに社会的利益も実現できる場合、それは効率的で魅力的なものになり得ることを実感しました。そして、これからの途上国の発展や貧困層の生活水準の底上げについて、ビジネス(営利企業)の力が果たす役割は大きいと感じました(すでにBOPビジネスが浸透しつつありますが)。自らも営利企業に身を置く中で、今後の働き方を考える上で、良い経験になりました。

本ツアーを企画して下さった方々、参加者の方々、現地のガイドの方々、お忙しい中時間を割いて下さったSeilanithihの方々、借り手の方々に心より感謝致します。


林 雄二郎

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林さんと言うと、カンボジアでものすごく辛い香辛料を食べて、お腹をこわしていたのが思い出されます(笑)。その後、体調はいかがでしょうか。お忙しい中、感想文をお寄せ頂き、どうも有難うございました!

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動画コレクション2011年3月14日 16:49

カンボジアからのメッセージ

この度の東日本大震災について、カンボジアのマイクロファイナンス機関からもお見舞いのメッセージをいただきましたので、共有いたします。

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【サミックのジェネラルマネジャーカリヤン氏より】

日本の地震と津波の報を聞き、大変心を痛めております。日本の人々や政府にとって、大変な損失と苦しみであると思います。

私には、日本の関係者やご家族の皆様に、この災難の影響がどう及んでいるのか、想像もつきません。しかし、私たちも、皆様と共に、この苦しみと悲しみを分かち合っているということをどうぞ知ってください。

King Kap Kalyan
General Manager
SAMIC-Limited

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【セイラニティのCEOセタ氏・ViceCEOのファリド氏より】

今回の津波で被災された方に、心よりお悔やみ申し上げます。
皆様のご家族やご友人、少しでも多くの方のご無事をお祈り申し上げます。


Kuch Setha
CEO
Seilanithih-Limited

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大震災と津波によって、数千という命が失われた事に対して、私たちは深い衝撃を受け、心より悲しんでいます。

セイラニティ社員一同、犠牲になった全ての方に、哀悼の意を表明申し上げます。
また、皆様やご家族、ご友人、全ての方のご健康を心よりお祈り致します。

神のご加護がありますように。

Farid Ahmed,  
Deputy CEO
Seilanithih-Limited

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現在、必死の救助活動が行われておりますが、
少しでも多くの方が救われるよう、心よりお祈り申し上げます。

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動画コレクション2011年3月10日 13:50

スタディツアー報告 vol.4:借り手が返せなくて困るということは、私たちも困るということ

ツアー参加者の方の感想です。是非ご覧下さい。

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昨今、マイクロクレジットは、いろいろな国、地域に登場してきている。それと同時に、マイクロクレジットがビジネスとして利益を上げ得るということで、巨大資本が流入し、マイクロクレジットの多重債務者が生まれてきているなど、その弊害を伝える報道をしばしば耳にするようになった。では、実態は、どうなのだろう、そんな興味からこのスタディツアーに参加した。
 
数か所のマイクロクレジットを扱う団体を訪れ、それぞれ担当者から、詳細な説明を聞いた。もちろん私たちが知り得たのは、ほんの表面的な事だけだったかもしれないが、私が強く印象に残ったのは、“借り手が返せなくて困るということは、私たちも困るということだ”、と、借り手と同じ目線に立って働こうとする彼らの真摯な姿勢だった。また、私たちは、何人かの借り手を訪れ直接話が聞けた。最初に訪れた借り手の女性は、今の融資が8回目だと言う。一つ返し終わらなければ次は借りられない。だが、着実にそれを繰り返していくことで、少しずつ、生活状態をよくしていくことができる。
 
ただ、貧しさの中で、そのまま流れていくに任せるだけの生活から、自分の力で生活を向上させていく事が出来るという事を彼らはマイクロクレジットを通じて、実感しているようでもあった。そういう意味では、マイクロクレジットは、人々の意識の啓蒙という役割すら担っているのかもしれない。借りた数百ドルの資金で、何かが劇的に変化するということはおそらくない。だが、自分の努力で、計画的に生活をよくしていく事が出来るということは、やはり、人々の大きな希望になり得ると思う。
 
あるマイクロクレジットバンクのCEOは、人々は、マイクロよりもう少し大きな資金を借りたいと思うようになってきた。だが、銀行には、貸し出せる資金がない、と言った。“応援してみたいな、カンボジアⅢも参加しよう、“ そう思いながら帰国の途に就いた今回のツアーだった。

ソチアさん
(笑顔が素敵なソチアさん。カンボジアを愛し、日本と日本語が大好きなガイドさんです。このツアーがこれだけ素晴らしいものになったのは、彼の存在が大きいです。)


増山利子 
 
現地日本語係員の方です。

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「早くスタディツアーを企画して下さい。」以前、Living in Peace主催の懇親会でお会いした際に、投資家の増山さんに言われた言葉が、ずっと心に残っていました。

ファンドを企画する際、投資家特典として「スタディツアー」を考えましたが、実際の所、投資先を本当に見に行きたい方がいらっしゃるのか、正直よく分かっていませんでした。

今回初めて企画・開催したツアーで、お申込期間が短かったこともあり、当初なかなかお申込は増えませんでした。しかし、増山さんは率先してご参加下さり、このような感想を頂き、改めて、実際にマイクロファイナンスの現場を見ていただくことの大切さを思いました。

当然、全ての方が、ツアーに参加できるわけではありませんので、こうしてブログ等を通して、他の投資家を始め、多くの方と経験を共有できるよう、担当者としては努力をしていきたいと思います。

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動画コレクション2011年2月24日 15:53

スタディツアー報告 vol.2 :「私の仕事ととても似ている」参加者の感想①

今回は、ツアー参加者の一人、「カンボジア2」の出資者で、普段は信用金庫にお勤めの小原さんから寄せられた感想をご紹介します。

私は、マイクロファイナンスには、現場の融資担当者と借手の顔の見える関係など、金融の原点と言うべき姿がある、とかねがね思っているのですが、今回、小原さんとツアーをご一緒して、信用金庫の取り組みを聞き、日本の地域では、今も、同じように顔が見え、信頼関係に支えられた金融があるということを学びました。

「金融は経済活動における血液である」という例えがありますが、先進国、途上国を問わず、社会の隅々の毛細血管にまで、資金という血液を送り、活力を与えるような金融のしくみを作っていければ、と考えています。

前置きが長くなりましたが、是非、小原さんの感想をご覧下さい。


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「カンボジア・マイクロファイナンススタディーツアーを終えて」

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私は大学時代にグラミン銀行、マイクロファイナンスという存在をはじめて知りました。「金融を通して困っている人や貧しい人々の力になる」というとても斬新なアイディアに感銘を受けました。やりがいのある仕事を求めていた当時の私には大企業より中小企業、都会より地方、営利企業より非営利企業というものに魅力を感じ、マイクロファイナンス機関に近い組織である信用金庫への入社を決断しました。

現職に就きまもなく3年目が終わろうとしています。今年は「変化の年にしたい」、「一つの分岐点にしたい」と考えており、カンボジア・マイクロファイナンススタディーツアーもその一つのアクションとして応募しました。

実際に現地を訪ね、現地の人に質問し、生の回答を得ることで新しい発見が出来ました。マイクロファイナンスが借り手に与える精神的影響力、マイクロファイナンスの貧困脱却に対する即効性について、またクレジットオフィサーの仕事が私の仕事ととても似ている点等々新しい発見や興味深い出来事が多数確認できました。

一方で今回のスタディーツアーはあらゆる角度からマイクロファイナンスに接することができ、数あるツアー中でも特徴的かつ内容の濃いものだったと思います。現地の借り手を始め、マイクロファイナンス機関(本店・支店)、カンボジアマイクロファイナンス協会という縦軸とのコンタクトができた点に加え、盲人協会とその借り手、現地フリーライターの木村さん(突然でしたが)(注1)、そして何よりマイクロファイナンスファンドを手掛けている杉山さんという幅広い人たちとのコンタクトも実現され、またそれを同じ興味を持った仲間(参加者)と共有できた点はとても有意義で大切なものとなりました。

この様な機会に触れることができ、私自身近い将来にもう一歩足を進めてマイクロファイナンスに携わりたいなと強く思うようになりました。

最後に今回のスタディーツアーにおいてカンボジア語も英語も出来ない(情けない・・)私にとっては杉山さん、ソチアさんの通訳(注2)が必要不可欠なものとなりました。通訳がなければ理解の幅は薄れ、ここまで有意義なものにならなかったと思います。本当にありがとうございました。またこの場をお借りしまして、杉山さんをはじめHIS木村さん(注3)、LIPスタッフの皆様、この度はこの様なスタディーツアーをご計画いただき、まことにありがとうございました。3月のツアー成功も心からお祈りいたします。

(小原 孝逸)

P.S  メコン川沿いで飲んだビール、最高でしたね!

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最後に、メコン川でビールを飲んだときの写真をご紹介します。Angkor(アンコール)というビールはまあまあ知られているかと思いますが、今回、個人的には、Anchor(アンチョ-ル?)というビールが新しい発見で美味しかったです!でも何より、外でメコンの風にあたりながら、皆さんと飲んだ、ってことが一番だったんだと思います。ご参加いただいた皆さま、どうも有難うございました。

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(暗くて見えませんが、後ろはメコン川です)

※1: ツアー中、マイクロファイナンスについて取材中のカンボジア情報誌「ニョニュム」編集長の木村氏と情報交換をしました。
※2: 現地日本語係員の方です。
※3: 本スタディツアーの担当者の方です。3月のツアーにご関心がある方は、こちらのリンクのお問合せ番号から、木村さんにご相談下さい。

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動画コレクション2011年2月16日 15:25

スタディツアー報告 vol.1 :フォトギャラリー

2月6日-11日に、「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」の投資家特典として企画した「投資先が見える旅 カンボジア・マイクロファイナンススタディツアー」の第1弾が行われました。

これから数回に分けて、その報告を致します。今回は、フォトギャラリー編として、写真を中心にご紹介いたします。

2月6日:

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成田空港にて。これから出発です!

2月7日:

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まずは「カンボジア3」の営業者:セイラニティの本社でCEOのセタ氏から、マイクロファイナンスやセイラニティについての講義を受けました。

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本社での講義後、プノンペン支店のお客さんを訪問しました。写真上は、小さな食堂を営んでいる方、下は、廃材をもとに、中古の椅子作りをビジネスにしている方。

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午後の空き時間に王宮や博物館観光もしました。

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そして、夜には昼間訪問した椅子づくり職人のペッチさん・セイラニティのスタッフと一緒にクメール料理を。「内戦時代には、外国人と仲良くなって一緒に夕飯を食べるなんて考えられなかった」と、とても嬉しそうに話してくれるペッチさんが印象的でした。

2月8日:

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この日は、目の見えない方のためのマイクロファイナンスプログラムの見学。まずはプノンペンにある「カンボジア盲人協会」(ABC)の本部を尋ねました。写真は、目の見えないブンマオ氏が、私とどのようにEメールでコミュニケーションをとっていたのか、見せてくれました。メールを音声で読み上げるソフトを使っていました。

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コンポンチャム地方のABCの借り手を訪ねました。借りたお金で牛を買い、育てていました。間もなく子牛が生まれるそうです。そして、「目が不自由でも何でもできる」と、砂糖ヤシの木に登って見せてくれました。その間、近所の子供たちが集まって来ました。

2月9日:

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コンポンチャムでは、メコン川を臨むホテルに泊まりました。

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いよいよチャンカールー支店を訪問。地域の状況について、説明を受けました。写真中央はチャンカールー支店長のサンバス氏。

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キャベツ栽培を行うこの女性は、マイクロファイナンスを使って、かんがい用のポンプを買いました。

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ポンプがない時は、写真のように、井戸から水を汲み、ジョウロを二つ使いで水遣りをします。

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この女性もポンプを買いました。これにより、水やりの効率が一挙に向上します。

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ランチは町の食堂で、訪問した借り手の方とセイラニティのスタッフとわいわい。「外食は初めて」というのを聞き、思うところ大でありました。言語の壁にもどかしい思いも。次回はもっとカンボジア語を勉強していこうと思いました。

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夕方、「バンブーブリッジ」を渡りました。伝統的な橋の作り方だったようです。毎年、乾季につくり、雨季には取り壊すそうです。

2月10日:

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最終日、プノンペンにて。出資者の名前入りポスターをCEOのセタ氏・創設者のホイ氏に手渡しました。

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カンボジアマイクロファイナンス協会にて、セクター全般の取り組みや課題をヒアリングしました。

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いよいよ帰国。プノンペンの空港でお世話になった現地ガイドのソチアさんを囲んで最後の1枚。ツアー参加者の皆さま、本当にお疲れ様でした。

 

いかがでしたでしょうか。各訪問先での詳しい内容は別の回にご報告いたします!

 

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