旧セキュリテニュース
2015年3月2日 14:35
「農業の種類」
皆様お世話になっております。
今回は「慣行農業と循環農業」農業いろいろに関して紹介させて頂きたく存じます。
先ず始めに農業と一言に申しましてもそこに作物の生産方法が何種類かございます。 世界中にて一般的に行われていますのが、無機質であるリン、窒素、カリウムを化学的に配合された「化成肥料」と薬品で作られた「農薬」 を作物の栄養分として土壌改良として害虫駆除として使われて行う農業生産方法を「慣行農業」と呼びます。 現在世界中で常識となっている農業スタイルです。
(農薬各種)
(化成肥料)
そのなかに日本の場合は「低農薬栽培」「減農薬栽培」などがあり、その基準の違いは、農家さんや販売者が「低農薬」と言ってしまえばその作物は「低農薬」と 表示できます。また「減農薬」とはその生産地域に置けるその作物に使われている農薬使用量の半分以下50%以下で生産されたものを言います。 普通10回使われるところを5回なら大丈夫とされるそうです。それにしても生産者の意思によって「低農薬」と勝手に表示できるなんて規制がゆるくてなんとなく 気休め程度の表示としか思えないのは私だけでしょうか?
次に「植物工場」なる「水耕栽培」という栽培方法があります。この水耕栽培とはLED人工光、空調温度、化成液体肥料を水に入れ、 全てコンピューターが管理してくれるハイテクノロジーな無農薬ハウス栽培する方法です。東南アジア途上国農家では少々無理のある栽培方法ですね! これだけの設備費だけでタイ農村一部落の全員が死ぬまで食べていけるほどの金額に等しいかも知れませんね!
(水耕栽培)
そして無農薬有機栽培「循環農業」と言われる栽培方法がありますが、ここでよく聞く「オーガニック栽培」と言われるものがありますが、このオーガニックの表示が 可能な栽培方法とは、各国に存在する「世界オーガニック協会」の指導により認定書を取得する事ができ始めて表示が許可されています。 その認定基準は国によって少し異なりますが、基本的に有機肥料を使用し農薬など化学薬品を一切使用しない事が原則とされます。 このように言うのは簡単ですが、その基準は結構厳しく(土壌調査、水質検査、肥料成分検査、近隣の環境調査)などの上、開墾から収穫まで度々認定員の方が来て検査します。
(オーガニック認定書)
(オーガニック・マイフード農場)
では、(1)「低農薬栽培」「減農薬栽培」など「慣行農業」と呼ばれる生産方法、(2)「水耕栽培」の「植物工場」と呼ばれる生産方法、(3)「オーガニック栽培」 の「循環農業」と呼ばれる生産方法のどの生産方法が一番安全なのでしょうか?やはり「オーガニック」と思われる方が多いかと思われますが、実は私個人的には (1)(2)(3)それぞれ一長一短どれもさほど危険危険と騒ぐほど危険では無いと思っています。おそらく一般消費者の方は「農薬」と聞くと殺虫剤、殺菌剤の事が 最も危険と思われているでしょうが、戦後日本の農業はこの「慣行農業」によって守られ現在70歳以上の方は皆さんこの生産方法で栽培された作物を食べて こられたんですよね!ですが日本の平均寿命は伸びてきています。もし本当に慣行農業が本当に危険な方法ならば平均寿命は短くなってしかるべきです。 それに聞くところによりますと昔の農薬は本当に危険性が高かったそうですが、最近では調理前によく洗えば問題はないと伺いました。
でも何故ここ最近ではEUを始めタイや世界中でオーガニック栽培が見直され始めたのでしょうか?そして野菜など農業生産に置いて何が危険で何が安全なのでしょうか? 私は時々、バンコクや地方で弊社社員や農家さんはもちろんの事、消費者の皆様にも野菜の生産に置いて何が危険であるのかなどのお話しをしています。 ですが、その内容に多くの人が「へー!それは気が付かなかった!」と驚かれます。
(有機肥料作り)
ここで大切な事は、どんな農作物生産方法であっても何が危険で何が安全なのか?そしてそれぞれの生産方法は国や地域によって向き不向きがあり、 その事を生産者が知った上で生産を行わないと何の意味もなく、それは消費者も同じように知っておくべきだと思います。 そこで次回は「野菜の生産に置いて何が危険?」又「何故私がタイでオーガニック栽培に拘るのか?」をもう少し詳しくご紹介させて頂きたく存じます。
今回は「慣行農業と循環農業」農業いろいろに関して紹介させて頂きたく存じます。
先ず始めに農業と一言に申しましてもそこに作物の生産方法が何種類かございます。 世界中にて一般的に行われていますのが、無機質であるリン、窒素、カリウムを化学的に配合された「化成肥料」と薬品で作られた「農薬」 を作物の栄養分として土壌改良として害虫駆除として使われて行う農業生産方法を「慣行農業」と呼びます。 現在世界中で常識となっている農業スタイルです。
(農薬各種)
(化成肥料)
そのなかに日本の場合は「低農薬栽培」「減農薬栽培」などがあり、その基準の違いは、農家さんや販売者が「低農薬」と言ってしまえばその作物は「低農薬」と 表示できます。また「減農薬」とはその生産地域に置けるその作物に使われている農薬使用量の半分以下50%以下で生産されたものを言います。 普通10回使われるところを5回なら大丈夫とされるそうです。それにしても生産者の意思によって「低農薬」と勝手に表示できるなんて規制がゆるくてなんとなく 気休め程度の表示としか思えないのは私だけでしょうか?
次に「植物工場」なる「水耕栽培」という栽培方法があります。この水耕栽培とはLED人工光、空調温度、化成液体肥料を水に入れ、 全てコンピューターが管理してくれるハイテクノロジーな無農薬ハウス栽培する方法です。東南アジア途上国農家では少々無理のある栽培方法ですね! これだけの設備費だけでタイ農村一部落の全員が死ぬまで食べていけるほどの金額に等しいかも知れませんね!
(水耕栽培)
そして無農薬有機栽培「循環農業」と言われる栽培方法がありますが、ここでよく聞く「オーガニック栽培」と言われるものがありますが、このオーガニックの表示が 可能な栽培方法とは、各国に存在する「世界オーガニック協会」の指導により認定書を取得する事ができ始めて表示が許可されています。 その認定基準は国によって少し異なりますが、基本的に有機肥料を使用し農薬など化学薬品を一切使用しない事が原則とされます。 このように言うのは簡単ですが、その基準は結構厳しく(土壌調査、水質検査、肥料成分検査、近隣の環境調査)などの上、開墾から収穫まで度々認定員の方が来て検査します。
(オーガニック認定書)
(オーガニック・マイフード農場)
では、(1)「低農薬栽培」「減農薬栽培」など「慣行農業」と呼ばれる生産方法、(2)「水耕栽培」の「植物工場」と呼ばれる生産方法、(3)「オーガニック栽培」 の「循環農業」と呼ばれる生産方法のどの生産方法が一番安全なのでしょうか?やはり「オーガニック」と思われる方が多いかと思われますが、実は私個人的には (1)(2)(3)それぞれ一長一短どれもさほど危険危険と騒ぐほど危険では無いと思っています。おそらく一般消費者の方は「農薬」と聞くと殺虫剤、殺菌剤の事が 最も危険と思われているでしょうが、戦後日本の農業はこの「慣行農業」によって守られ現在70歳以上の方は皆さんこの生産方法で栽培された作物を食べて こられたんですよね!ですが日本の平均寿命は伸びてきています。もし本当に慣行農業が本当に危険な方法ならば平均寿命は短くなってしかるべきです。 それに聞くところによりますと昔の農薬は本当に危険性が高かったそうですが、最近では調理前によく洗えば問題はないと伺いました。
でも何故ここ最近ではEUを始めタイや世界中でオーガニック栽培が見直され始めたのでしょうか?そして野菜など農業生産に置いて何が危険で何が安全なのでしょうか? 私は時々、バンコクや地方で弊社社員や農家さんはもちろんの事、消費者の皆様にも野菜の生産に置いて何が危険であるのかなどのお話しをしています。 ですが、その内容に多くの人が「へー!それは気が付かなかった!」と驚かれます。
(有機肥料作り)
ここで大切な事は、どんな農作物生産方法であっても何が危険で何が安全なのか?そしてそれぞれの生産方法は国や地域によって向き不向きがあり、 その事を生産者が知った上で生産を行わないと何の意味もなく、それは消費者も同じように知っておくべきだと思います。 そこで次回は「野菜の生産に置いて何が危険?」又「何故私がタイでオーガニック栽培に拘るのか?」をもう少し詳しくご紹介させて頂きたく存じます。
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