セキュリテからのお知らせ 2019年06月

ファンドについて 2019年6月28日 18:00

金融リテラシー教育について

本日は、現在募集中のファンド「LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1」の投資対象である「MJI ENTERPRISE Co., Ltd.」(以下MJI)の金融リテラシー教育の取り組みについてご紹介させて頂きます。 

MJIは、マイクロファイナンス事業を行うだけでなく、BOP層の情報ギャップ解消と金融リテラシー向上などの事業・生活支援を目的として、マイクロファイナンス顧客向けフリーペーパー「Mango!」の編集・発行も行っています。MJIは、なぜこのような金融リテラシーの向上に寄与する取り組みを行うようになったのでしょうか。 

以下でご案内するのは、マイクロファイナンス貧困削減投資ファンドシリーズの調査を担当している特定非営利活動法人Living in Peaceが、「Mango!」の編集に携わっているMJIスタッフへ会いにヤンゴンのMJI本店を訪れた際のインタビューです。 

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(MJI本店)
 

チャイムを鳴らすとMJIの代表である加藤さんが出迎えてくれ、「今、ちょうどMango!の編集会議中です」と、中に案内してくれた。
そこでは20代くらいの若者たちが壁にプロジェクタでスケジュールを投影し、リビングで何やら議論をしていた。

 

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(Mango! 編集会議)
 

流暢な英語でインタビューに答えてくれたのは、コンテンツ企画と編集を行なっているThant Kyaw Ooさんである。

 

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(MJIのCSR担当、Mango!編集メンバーであるThant Kyaw Oo青年)

 

不思議な巡り合わせを感じ、Mango!の編集に参加

 

ーー どのような経緯でMango!の編集に関わり始めたのですか?
 

Thant Kyaw Ooさん

MJIに入社した理由を説明するために、まず僕がもともとどんなことに興味があったかを説明しますね。
僕は大学の工学部2年生だった頃に、友人2人(うち1人は日本人)とMIVAという学生団体を立ち上げ、友人たちから寄付を募って、孤児院の子供たちに絵本を届ける活動をしていました。
 

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(MIVAの活動風景)
 

僕は元々このような社会貢献活動に関心があったわけではなく、大学1年生の頃は授業に出てバイトに行くという普通の学生でした。しかしあるとき、たまたま友人に誘われて一人暮らしの老人の家を訪れ、本を読んであげたり料理をして一緒にごはんを食べたり、パゴダや教会に連れて行ってあげたりするボランティア活動に参加しました。そのとき僕は、活動を継続していくうちに手を貸した人たちの表情がどんどん明るくなっていくことが分かりました。それがとても嬉しかった。この経験を通して、自分が人と話すのが大好きであることと、それが結構うまいということを自覚しました(笑)

 

卒業後はハンディキャップのある人を支援するNGOで、コミュニケーションオフィサーとして働いていました。ただ、1年もすると政府への申請書類作成など事務作業などが増え、本来自分がやりたいこととの間にズレを感じるようになっていました。そんなときにMJIのことを知りました。そして面接の場でミャンマーで活動する日本企業が協働で立ち上げたBOP層向けフリーペーパー作成プロジェクトのことを聞き、Mango!の活動にとても惹かれました。さらに初期の編集メンバーとしてMIVAで一緒に活動していた日本人の友人が1年前までMango!に携わっていたことを知り、不思議な巡り合わせを感じてMJIに入社しました。

 

今年2月にMJIに入社したばかりでマイクロファイナンスのことは全く知らなかったため、今は業務内容について一生懸命勉強中です。そしてマイクロファイナンスを通じて、農村部の女性たちの生活レベルの向上に貢献したいと思っています。他にはMJIで働きながら開発経済学を学ぶため、ヤンゴン大学の夜間部にも通っています。ミャンマーの農村部の問題を理解するのに、大学で学んでいることが役立っています。

 

Mango!を通して顧客の方と関わるのが面白い

 

ーー 雑誌の記事を書くのも、基本的には人に対して話しかけるようなものですからね。今のMJIでのMango!の編集の仕事は、Thant Kyaw Ooさんの人と話すのが好きという強みが活かせるポジションだと思います。


Thant Kyaw Ooさん:

そうですね。僕は話したり書くことで人に物事を伝えるのが得意なので、MJIの広報活動として外に情報を発信するのは向いています。そしてMJIの女性顧客の方たちの興味があること、例えばビジネス・教育・健康などで新しい記事の内容を考えるのも好きです。

 

ーー 雑誌作りはどのように進められているのですか?


Thant Kyaw Ooさん:

Mango!のコンテンツは、子供が怪我した場合の応急処置といった”定型コンテンツ”と、教育やビジネスでの顧客のサクセスストーリーといった毎号変わる”特集コンテンツ”の2種類で構成されています。特集コンテンツの企画・編集は、創刊時からプロジェクトを進めてきたミャンマー人編集長、協同でプロジェクトを運営しているリンクルージョン社のスタッフとMJIの日本人インターン生と僕の4人で決めています。

 

今は4人で集まって2ヶ月後の特集コンテンツ企画会議中で、編集スケジュールを策定中です。特集するコンテンツが決まったら、顧客とのインタビュー日時を各支店マネジャーと調整します。それを元に僕たちで記事を書いて、最終的に内容に間違いがないか顧客の方にも確認していただいて初めて完成となります。やはり顧客当人もMango!を読むため、「あれ、私が意図していたこと違う!」とならないように気を遣っています。

 

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(Mango!のコンテンツ企画・編集チーム:リンクルージョン社のスタッフ、編集長と)
 

例えばこの記事は(紙面をさしながら説明)、農村部に住みながらも家族のサポートで高等教育を受けた顧客の子供が就職して、やりがいを持って働いているインタビュー記事です。子供に教育を受ける機会をつくる大切さを伝えています。

教育によるサクセスストーリーはMango!で最も人気のあるコンテンツの1つですね。他にはマイクロファイナンスを利用してビジネスで成功した顧客のサクセスストーリーも人気があります。
村の中で生活しているとなかなか身近なロールモデルに出会えません。これを読んだ顧客が事業へのモチベーションを高めてもらえるように心がけています。

 

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(Mango!特集記事:教育とビジネスの顧客サクセスストーリー)
 

ーー 昨日MJI顧客のセンターミーティングを3つほど見学してきたのですが、いずれのセンターでもお母さんたちが子供を大学まで行かせたいという意志がありました。ミャンマー全体の大学進学率が8%であることを考えると、その意識の高さに驚くと同時に不思議に思っていました。Mango!で子供の教育の重要性などを扱っていることを聞いて納得です。


Thant Kyaw Ooさん:

また、読者には小さな子供を持つ女性が多いため、子供向けのポエムや料理のレシピのコラムも人気があります。
 

ーー なるほど、料理レシピを見て日々の献立に頭を悩ましているは、どの国のお母さんも同じですね(笑)

 

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(Mango記事:料理レシピと子供向けのポエム)

 

Mango!を真っ先に読むのは、顧客の子供?


Thant Kyaw Ooさん:

Mango!では子供のいるお母さんたちがメインの読者であることを意識してコンテンツを作っており、インターネットの使い方から多重債務の怖さまで、幅広いトピックを漫画で伝えています。漫画コンテンツは子供に大人気で、顧客からの話ではMango!をもらうと真っ先に子供が漫画を読むそうです(笑)

 

自分たちで漫画コンテンツを制作する場合は、内容にあうイラストをイラストレータの方に頼んで描いていただきます。時間も手間もかかるのですが、漫画にするとやはり顧客の方からの評判が良いです。

 

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(Mango!記事:インターネットの使い方)

 

延滞防止策も視野に入れ新体制でスタートしたMango!チーム

ーー 多重債務の防止対策として、漫画でその怖さを伝える以外にも何かやられているのですか?


Thant Kyaw Ooさん:

実は、今年4月からMango!では顧客がマイクロファイナンスとより健全な繋がりを構築できるよう活動していく方針を強化しました。これに伴い、より顧客目線の情報が提供できるようにミャンマー人中心の体制に変えました。

 

また、MJIでもCSR活動を強化しています。返済が滞ったセンターの現場に赴き、返済できない状態に陥っている原因をヒアリング調査する活動も実施しました。
するとそのような顧客はMango!の金融教育の記事を読んでいない人が多いことも分かりました。ミャンマー農村部の女性顧客たちは、日常生活でのお金の管理方法が分かっていない人が多いです。彼女たちに対して僕は教えるという方法ではなく、顧客の口から語られる彼女たちの心配事にまず耳を傾けます。
ビジネスの話から子供の教育まで様々な問題があります。そして問題を解決するのに役立つMango!の記事を紹介し、彼女たちの生活向上にどのように役立たせることができるか説明します。

 

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(Mango!記事:ファイナンシャルリテラシー)

 

返済できずに人間関係をこじらせ、苦労している顧客の女性たちを見るのは辛いです。僕はMango!を通して金融教育や子供への教育の必要性を記事として扱うことで、彼女たちがそのようなトラブルに陥らないようにサポートしたいと思っています。延滞が起きないことは顧客の女性たち当人とMJI双方にとってハッピーなことです。僕はMango!を利用した情報発信と顧客の人たちと直接話すことを通して、顧客の女性たちの生活向上とMJIという組織の成長に貢献していきたいです。

 

ーー人と話すのが好きというご自身の長所を活かして、Thant Kyaw OoさんがMango!に取り組まれていることがよく分かりました。顧客の方と直接話して得た気付きが次のコンテンツ企画に生かされるのでしょうね。本日はありがとうございました。

 

インタビューを終えてMJI本店を後にする頃、辺りはすっかりうす暗くなっており、窓の灯りの向こうには熱心に編集会議をしているMango!編集メンバーの姿が見えた。

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ファンドについて 2019年6月28日 17:10

「個別化医療とは」武藤教授のインタービュー映像をお届けいたします

はじめまして、産学官連携推進室* の榊原です。
「京大発VB 大腸がん個別化医療ファンド」をご案内させて頂きます。

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(INNOVATION HUB KYOTO)

京ダイアグノスティクス株式会社が目指す大腸がんの個別化医療とは、どのような医療なのでしょうか。
このたび、武藤誠教授にインタビューをさせていただきました。

【インタビュー詳細】
1. 0:00 ~
 「どのような研究をされていますか。」
2. 0:56 ~
「大腸がん診断には、どのような課題があるのでしょうか。」
3. 5:13 ~
「セキュリテをご利用されることについて、お聞かせください。」

武藤教授の研究内容や個別化医療に対するお考えについて、お話を伺いました。

武藤誠教授
公益財団法人田附興風会 理事・医学研究所長
京都大学名誉教授
京都大学大学院医学研究科 連携大学院教授 


【本プロジェクトについて】
2019年1月、国立大学法人京都大学大学院医学研究科、株式会社産学連携研究所、そして当社は、京都大学医学研究科研究交流促進事業における研究成果活用型ベンチャー及びプレベンチャーの創出・育成のため、広く長期的な資金を調達し、当該資金で研究開発・事業の企画・運営を推進することについて相互に連携することの覚書を締結しました。
京都大学発のべンチャー企業の研究開発に対して、個人を中心とする投資家様からの応援資金の供給を実施させて頂きます。
「セキュリテACADEMIA」  
https://www.securite.jp/academia


* 産学官連携推進室
ミュージックセキュリティーズ内に「産学官連携推進室」を設置させて頂きました。
MS会員の皆様には、大学の研究成果や大学発ベンチャーに関する情報をご紹介させていただきます。
大学研究の実用化を志す研究者の皆様には、実用化に必要な資金をMS会員様それぞれのご判断でご支援していただく場として「セキュリテ」をご利用いただきます。
このようなスキームを構築してまいります。
産学官連携推進室の第一弾プロジェクトとして「京大発VB 大腸がん個別化医療ファンド」をご案内申し上げます。
https://www.securite.jp/fund/detail/5257


MS会員の皆さま、ご指導ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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ファンドについて 2019年6月28日 12:30

自分の人生の手綱を自分で握る

 
 
 
皆さま、こんにちは。今日は予定を変更して、「LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1」について、今一度ご紹介させてください。
「経済的な理由で悲しい思いをする子どもをなくしたい、勉学を諦める子どもをつくりたくない」という思いから、マイクロファイナンスの道へ進んだMJI ENTERPRISE Co., Ltd.(以下MJI)の CEO 加藤侑子氏。
その人柄と事業内容が多くの人の心を動かし、現在ファンドへの参加者は440人以上にのぼっています。
しかし、短い募集期間の中で、まだまだお伝えできていない事もあります。
できるだけ皆さまに、この取り組みに込められた想いや活動内容を知って頂きたく、この記事をお届けします。
 
マイクロファイナンス貧困削減投資ファンドシリーズの調査を担当している特定非営利活動法人Living in Peaceが、加藤侑子氏にインタビューをしました。
 
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ーー現在ミャンマーのマイクロファイナンス機関MJIでCEOを務めているとのことですが、そもそもどのような経緯でミャンマーに行くことになったのでしょうか?
 
 
加藤:高校生の頃、タイのチェンマイへ交換留学に行った経験から、将来アジアで働きたいと漠然と思っていました。
 
高校を卒業して日本で働き始めたのですが、その思いが忘れられず、2012年にアジアへの投資を検討している日本の会社がマネージャーとして現地に行ける人を募集していると聞いて「これだ!」と思い手を上げました。
アジアで働きたいという強い思いがあっただけで、当時はマイクロファイナンスについても知りませんでしたし、自分がCEOになるとも思っていませんでした。
 
当時、その会社はカンボジアかミャンマーで金融事業か不動産事業への投資を検討しているとのことで、最終的に私はミャンマーに行くことになりました。
この時まで私はミャンマーに行ったことはなく、そういえば交換留学でチェンマイに行った時、ホストファミリーが「あちら側がミャンマーだ」と川の対岸を指差していたくらいの印象でした。
 
最近はヤンゴンの街も賑やかになりましたが、私が初めてミャンマーに行った頃は軍事政権から民主化への移行期で、街灯も少なく今のヤンゴンとは比較できないくらい暗く静かな街でした。
とりあえずミャンマーに行き、市場調査を開始することと並行して、ミャンマーで会社設立をすることになりました。ミャンマーでの手続は苦労の連続で、行政の担当官が人によって言うことが違うこともよくありましたね。
 
 
(MJIの借り手と直接会話する加藤氏)
 
 
ーー聞いているだけでも、とても大変そうですね。
 
 
加藤:そうですね。苦労は多かったですが、不思議と苦になりませんでした。
お料理で例えると、レシピをちゃんと見て材料を揃え計量して料理する人だと大変かもしれませんが、私はそこにある材料を使って目分量で料理するタイプで、大変さはありましたが逆に面白さとやりがいを感じる毎日でした。やばい、面白いみたいな(笑)
 
 
ーーミャンマーで金融事業か不動産事業を検討していたところ、最終的にマイクロファイナンス事業をすることになったのは、どういう経緯だったのでしょうか?
 
 
加藤:調査を続ける中、ミャンマーのマイクロファイナンスの第一人者で、MJIの現アドバイザーでもあるウーミンスエ氏に出会ったことがきっかけです。私は彼に出会うまでマイクロファイナンスを知らなかったのですが、彼の指南を受け、自分たちでも調査をしていくうちに、マイクロファイナンスはミャンマーにおいて成長の可能性があると考えました。
 
また、私は幼い頃に経済的な理由で家庭崩壊、大学進学を諦めた経験があるため、自分と同じように、経済的な理由で悲しい思いをする子どもをなくしたい、勉学を諦める子どもをつくりたくないという思いがずっとありました。
マイクロファイナンスを知った時に、子どもの頃の思いが甦り、「私の天職はこれだ!」と、自分のしたかったこと、事業モデルとしての可能性、双方にとって意味がある事業だと感じました。日本の親会社にマイクロファイナンス事業とその可能性について説明し、ミャンマーにおいてマイクロファイナンス事業の許認可取得に着手しました。
 
 
ーーミャンマーで生活されてもうどのくらい経つのですか?
 
 
加藤:2012年11月頃から出張ベースでミャンマーに来ており、そろそろ6年でしょうか。先ほどお話しした通り、アジアで働きたいという思いでここまできたので、当初からミャンマーという国に特別な思い入れがあったわけではありませんが、今はミャンマーという国とここで生活する人々が自分の人生の一部だと思っています。
ここまでやったら終わりということがない仕事なので、いつも目の前の仕事に取り組んでいるうちに、CEOになってしまったという感じです。
 
 
(MJI社内の2016年 アニバーサリーイベントにて)
 
 
ーー期せずしてミャンマーで、しかもCEOを務めているとご苦労もあるのではないでしょうか?
 
 
加藤:次から次へと様々なことが起きますが、それほど文化の違いは感じていません。もちろん生活環境は日本と異なり、停電も多いし、掃除をしても虫が室内に入ってくるし、水道の水も濁っているし…と日々の生活に不便もあります。
 
私としてはミャンマーに来ても、CEOになっても、自分が大きく変わったとはそれほど感じておらず、ちょっとミャンマー語が上達したかなくらいの変化です。一方で、スタッフや顧客の客様への愛着や感情はとても深くなっていると感じます。
創業当時から働いてくれているスタッフがいるのですが、考え方や文化の違いで意見が分かれることもあるけれど、良いことも悪いことも伝えてくれる素直な人で、いつも助けてもらっています。
 
 
ーー今後、MJIはどのような目標を掲げているのでしょうか?
 
 
加藤:現在MJIの支店は、ヤンゴンやバゴーを中心に7つあります。ミャンマーでもマイクロファイナンス機関は増加しているものの、多くはヤンゴン市内に集中しており、地方の農村部にはまだ十分に行き届いていない状況です。
ミャンマーは多民族国家で、長く生活をしていると多くの民族の方と知り合うし、スタッフの出身も様々です。彼らから出身地の話を聞いたり、地方を視察しに行くと、マイクロファイナンスサービスが行き届いていない場所、本当にマイクロファイナンスサービスを必要としている人たちに出会います。そうした人たちにサービスを届けられるよう、地方の農村エリアで支店開設を目指したいです。
 
また、マイクロファイナンスはお金を融資し、返済してもらうことを基本としていますが、お金だけの支援では役に立てないことがあることも、開業して数年間で実感しています。
現在ミャンマーのマイクロファイナンス市場では、スタッフの育成、顧客のファイナンスリテラシー向上などがとても重要です。自分の人生の手綱を自分で握る、マイクロファイナンスがそのきっかけになれるのではと私は考えています。
 
最近問題となっている多重債務についても、複数箇所から収入を超えるお金借りるとどういうことになるかを、スタッフの説明やCSR活動を通じて顧客の皆様に伝えています。
ただお金を貸すのではなく、家計や事業の状況、家族構成も理解した上で、今は借りない方がよい、こういうときのために貯金した方がよいと助言をすることも必要だと思っています。家族何代にもわたって顧客の皆様とその家族の未来、資産を守る、農村のプライベートバンカーのような存在をMJIは目指したいと思っています。
              
 【LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1の詳細・お申込みはこちら

 
 
 一口金額:31,500円
募集総額:51,000,000円
事業者名:合同会社quarante
参加人数:446人
地域:海外 ミャンマー
分野:ファイナンス
募集期間:2019年3月31日~2019年6月30日 
シリーズ:マイクロファイナンス
特典:  
・現地スタディツアー(顧客の生活・ビジネスの様子、スタッフが働く姿を現地で実際にご覧いただけます。)※航空費、宿泊費、移動費、食費等、ツアーにかかる費用は匿名組合員のご負担となります。また、開催時期は未定です。
 
・モニタリングレポートMJIの財務状況の報告とMJIの顧客やスタッフの紹介がついた電子レポートをご覧いただけます(認定NPO法人Living in Peace作成)。
  
 
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 【LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1の詳細・お申込みはこちら

 

 

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ニュースリリース 2019年6月28日 11:58

「南木曽 アドベンチャーツーリズムファンド」募集開始

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日本の秘境から世界へ発信
2020年の東京五輪までに、地方再生のモデルケースを。


この度、ミュージックセキュリティーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:小松真実/以下「ミュージックセキュリティーズ」)が運営するインパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」で、株式会社MENEX(本社:長野県木曽郡南木曽町/代表取締役:岡部 統行)が取り組む新事業への資金調達を開始しました。

株式会社MENEXは、アウトドア観光開発を通して日本の地方再生にチャレンジしているベンチャー企業で、今年4月には、”日本の秘境”と呼ばれる長野県南木曽町にて、『日本の田舎を探検する』をコンセプトにした“体験型ホテル”をオープン。日本人だけではなく、欧米の観光客からも人気を集めています。
人口減少の加速による地方の衰退を食い止めるべく、「アドベンチャー・ツーリズム」という新たな観光分野で地方再生に挑んでおり、国内外から注目されています。
今回調達した資金は、地方再生に向けて奮闘する株式会社MENEXの、長野県南木曽町での新事業を支援するために使用します。


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【Zenagi 枯山水の庭からの外観】
 

■オリンピック選手、TVジャーナリスト、ミシュランシェフたちが集結
~なぜ彼らは地方再生を目指したのか? あるレースとの出会い~

 

株式会社MENEX代表の岡部氏は、20年にわたりテレビでドキュメンタリーを制作しています。
ご自身もアウトドア愛好家だったことから、探検や冒険をテーマにした番組やアドベンチャー・レースの番組を数多く生み出してきました。
岡部氏を中心とした同社のメンバーは、アウトドアのスペシャリストたち。
取締役の安藤太郎さんは、シドニー五輪のカヌー代表にして、現役のラフティング世界王者。
呉本圭樹さんは、昨年の五輪アジア大会のパラグライダー金メダリスト。
茶原忠督さんは、日本スノーボード界の“パイオニア”で伝説の王者。


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【集合写真】
左から呉本氏、安藤氏、岡部氏、茶原氏

このメンバーが集結し、MENEXを起業したきっかけは、ある一つの「レース」でした。
それが、世界最古で、世界一過酷と言われるアドベンチャー・レース「ドロミテマン」。
1988年から毎年ヨーロッパの山の中で開かれているこのレースを、岡部さんは2013年にNHKの100分間のドキュメンタリー番組として取材・放送しました。その時、選手として参加していたのが、安藤さんや呉本さんだったのです。
当時、現地で受けた衝撃が、後のMENEXの事業につながっていきます。トップアスリートから老人・子供たちまで、老若男女を問わず人々を笑顔にするアウトドアの魅力。日常生活にアウトドア・スポーツ文化が溶け込むことで、産業が生まれ、教育が生まれ、観光が生まれるという事実。人口1万人ほどのアルプスの町に、世界から年間100万人の観光客を呼び込む訴求力。
元々、取材で日本各地を回ることが多かった岡部さんは、「地方の人々が自分の故郷の未来を諦めきっている“悲しい現実”を目の当たりにしてきました。テレビで報道するだけでなく、
もっと直接的になにかできることはないか? そう考えていたときに、『ドロミテマン』と出会って起業を決意した」といいます。

 
■2020東京五輪までに、地方再生の「モデル事業」を

岡部さんは帰国後、ドロミテマンに参加していた安藤さんさんや呉本さん、その友人だった茶原さんらを誘い、「アウトドア観光を通じて地方再生を行う」を理念に掲げた会社、MENEXを立ち上げました。
会社のメンバーが長野県に縁のあるスポーツ選手が多かったことがきっかけで、長野県の複数の自治体から「アウトドア事業で地方創生をしたい」という相談を受けるようになりました。飯島町におけるアウトドア・ブランディング事業、宮田村におけるキャンプ場設計プロデュース事業など、依頼が次々と舞い込んできました。
しかし、その一方で岡部さんには焦燥感がありました。「加速度的に進行する人口減少と地方の衰退の中で、スピード感を持って事業を行わないと絶対に間に合わない。2020年の東京五輪までに、自己出資してでも“地方再生のモデルケースとなる事業”をスタートするべきだと思っていました」
そう決意すると、岡部さん達は1年以上かけて長野県内の200箇所以上の候補地を視察。「アドベンチャー・ツーリズムの聖地」になる可能性がある場所を探し求めて歩き回りました。
そして、発見したのが“日本の秘境”と言われる木曽地方の南木曽町だったのです。

 

■2019年4月にスタートした「Zenagi」プロジェクトと、ファンドを通じて行いたいこと

~なぜ今、“日本の秘境”に欧米のインバウンドが殺到しているのか?~


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【夜の妻籠宿】

長野県木曽郡南木曽町は人口4200人ほど。長野県の町としては人口がもっとも少なく、“消滅可能性都市”と呼ばれています。しかし、その一方で、いま欧米のインバウンドから、”Better than Kyoto”(京都より素晴らしい)と評され、年間約50万人が訪れているのです。
外国人観光客を魅きつけているのが、「宿場町」と「自然」です。
南木曽には、江戸時代の街並みがそのままに残る中山道の宿場町「妻籠宿」があります。日本で初めて街並みすべてが重要文化財となった場所で、ミシュランガイドでも星を獲得する“知られざる観光地”なのです。さらに、町の面積の約95%を森林が占めるという大自然の町でもあります。「取材で世界中の自然を見てきましたが、南木曽の自然はスペシャルです。山・渓谷・滝・川・里山という色々な自然がひとつのエリアに密集している。そして、とにかく美しい」と岡部さんは言います。


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【柿其渓谷】

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【パラグライダー】

ただ、南木曽町には、大きな課題がありました。観光客の9割以上が、宿泊せずに通り過ぎてしまうのです。原因は3つ、宿泊施設が不足していること、アウトドアなどの体験型のコンテンツがないこと、欧米人が食べやすい料理がないことなどにありました。
そこで、この3つの課題を解決する施設が、この4月に岡部さん達がオープンした「Zenagi」(ゼナギ)。「日本の田舎を探検する」をコンセプトにした、オール・インクルーシブ(食事・アウトドア体験付き)のホテルです。木曽地方に残されていた江戸時代の巨大な古民家を改修したデザイナーズ・ホテルに泊まりながら、専用のガイドと山や森や渓谷の大自然の中で「シャワークライミング」「農村ライド」「パラグライダー」などの“特別なアウトドア体験”を楽しめます。食事は、ミシュラン星付きの2人のシェフがプロデュースした料理で、地元食材にこだわった「スローフード」で、“幻の牛”と呼ばれる木曽牛、天然の山菜やきのこ、熊やイノシシなどのジビエ、日本ナマズなどを提供します。

 

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【料理】

 

■「地方再生への道」 ファンドを通じて行いたいこと

現状、Zenagiには客室が3室しかなく、最大でも1日12名のお客様にしか「日本の田舎を探検」していただくことができていません。
そこで今回、ファンド資金を活用して施設の増設を行います。具体的には、古民家ホテルと同じ敷地内に、日帰りでお食事やアウトドア体験をして頂くための施設を作ります。
国内外の方々に、1人でも多く「田舎の素晴らしさ」を体感していただくために、宿泊プランより格安で手軽に楽しめる日帰りプランをご提供するのが、このプロジェクトの狙いになります。ファンドの対象事業はこの増設する施設で行われる事業になります。宿泊の場合は1泊お一人約12万円になりますが、今回のプランはお食事とアウトドア体験込みで約2万円程度を想定しております。
本ファンドを通じて一度南木曽にお越し頂き、大自然の中でのアウトドア体験、木曽ならではの食材を活かしたミシュラン・シェフの作るスローフードを是非お楽しみ下されば幸いです。
2030年までには、日本全国に同様の施設を10箇所ほど作ることを目指しているMENEX。
ご支援の程、何卒宜しくお願い致します。


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【客室】

『Zenagi』
住所:長野県木曽郡南木曽町田立222
アクセス:南木曽駅・田立駅・妻籠宿までお迎えに上がります。
中津川駅や馬籠宿まで送迎をご希望の方は、事前にご相談ください。
連絡先:support@zen-resorts.com

HP: https://zen-resorts.com/​

 

『ミュージックセキュリティーズ株式会社』
 https://www.musicsecurities.com/
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル3階
代表取締役 小松 真実
インパクト投資プラットフォーム「セキュリテ」の運営、ファンド組成・販売業務
第二種金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1791号

 

<本プレスリリースについてのお問い合わせ先>

ミュージックセキュリティーズ株式会社
TEL:03-5948-7301
e-mail:広報部 pr@musicsecurities.com

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「ゆっくり、いそげ」セキュリテ自由帳 2019年6月27日 21:00

セキュリテの貸付型ファンド

少し前になりますが、いわゆるソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)において、「匿名化」の条件が解除され、今後は貸付先情報が開示できるようになったことが、話題になりました。意外に思う方もいるのではないかと思いますが、じつはそれまではルール上、開示することができなかったのです。もともとは、貸金業法においては借り手保護が重視されていたことがその規制の背景ですが、残念ながら一部の事業者の中に、そのことを悪用した不正や詐欺的事案、資金の流れが不透明なソーシャルレンディング事業を行う者がいて問題になっていました。ですので、今回、金融庁がソーシャルレンディングにおける貸付先の情報開示について明確に方針を示したことの意義はとても大きいと思います。

【参考】
「ネット融資仲介を透明化 借り手の情報を開示、金融庁」日経新聞2019年3月12日
「ネット融資、開示強化で淘汰も」日経新聞2019年5月8日 

金融庁から上記の方針が示された後、5月下旬に第二種金融商品取引業協会より「貸付型ファンドに関するQ&A」が出されました。二種業協会の定義によれば、「貸付型ファンド」とは、「主として金銭の貸付けを行うことを出資対象事業(融資型クラウドファンディング、貸付型クラウドファンディング、P2P レンディング、ソーシャルレンディングとも呼ばれる。)とするファンド」のことを言い、実はセキュリテの中にもこれに該当するものがあります。マイクロファイナンスファンドがそうです。

さて、前置きが長くなりましたが、現在、募集中のマイクロファイナンスファンド「LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1」は、セキュリテにおける数少ない貸付型ファンドの一つですが、その中でも通常の当社のマイクロファイナンスファンドとは異なるユニークな点がいくつかあるので、ご紹介したいと思います。

貸付型ファンド「LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1」の特徴


1.スキーム
出資対象事業が貸付事業だと貸付型ファンドに該当するので、マイクロファイナンス機関のファンドは貸付型ファンドに該当するのですが、このファンドは、当社の通常のマイクロファイナンスファンドとは異なり、マイクロファイナンス機関が営業者になっているのではなく、日本にある親会社、合同会社quarante(キヤラント)がファンド(匿名組合)の営業者となっています。キヤラントが、子会社でミャンマーのマイクロファイナンス機関MJIの資金調達を目的に、ファンドを募集し、集めた資金はその全額をMJIへ貸付けるスキームになっています。
なお、MJIを本匿名組合契約の営業者とせずに、このようなスキームを採用した背景は、ミャンマーの法令等により、MJIが日本法上の匿名組合契約の営業者になることが困難であったためです。
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冒頭の「匿名化」という話に戻ると、このスキームでは、MJIがファンド資金を原資として貸し付ける「マイクロファイナンス利用者」の女性たちについては、匿名化されており、彼女たちの氏名が勝手に公開されることはありません。一方で、営業者であるキヤラントが親子ローンの形で貸し付けるMJIについては、認定NPO法人Living in Peace (LIP)による詳細なレポートを公開し、しっかり情報開示をしております。
もしも、MJIがどこのどんなマイクロファイナンス機関かも分からないとしたら、投資としてはとても不透明で心配になりますよね。その点、このファンドは安心です。ぜひ LIPによるMJI調査レポートをご覧ください。

2.分配方法
セキュリテの通常のファンドは、ファンド対象事業の売上の一部を投資家に分配し、売上は事業の成否等により変動します。しかし、本ファンドに関しては、そこが異なります。実際に投資家の皆さんの資金が活用されるのは、通常のマイクロファイナンスファンド同様、ミャンマーのマイクロファイナンスの現場になりますが、分配の原資となる本匿名組合契約上の対象事業は、キヤラントが、子会社であるMJIに対して行う貸付事業のことであり、その成果をもって、損益の分配及び出資金の返還を行います。別の言い方をすると、投資家は、キヤラントとMJIの間の親子ローンの返済状況に応じて分配を受けることができます。MJIはキヤラントに、利息と元本を返済する予定であり、その返済すべき額は、MJIの業績には左右されません。

以下、ファンド詳細の「分配シミュレーション」のページより、抜粋しますので、具体的な数字で確認してみてください。

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本匿名組合事業において、営業者はMJI に対して年利13%の条件で貸付を行う予定です。MJIから営業者へ返済すべき金額にはミャンマーにおける源泉徴収税15%がかかります。返済額は、MJIの事業計画の達成度如何によって影響を受けるものではありませんが、MJIの業績如何では本貸付債権が予定通り返済されず債務不履行となる場合があります。匿名組合員への分配がマイナスとなる場合は、最終分配時に元本から差し引かれます。
 
【条件】
・本匿名組合事業の支払利息等の収益は本貸付元本の13%/年
・ミャンマーにおける源泉徴収税率は15%
・本匿名組合事業におけるその他利益及びその他費用は0円
・取扱者・LIP・営業者の手数料:本貸付の元本の4.675%/年
・日本国内でかかる源泉徴収税率20.42%
・為替レートの変動なし

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(注1)営業者はMJIに対して、年利13%の条件で貸付をする予定ですが、ミャンマー国内での規制環境の変化等により、利率が変更となる場合があります。上記シミュレーションは、会計期間1年間に予定している収益および費用を元にしたシミュレーションで、実際には3回の分配が行わる予定です。
(注2)本シミュレーションでは、その他の費用を0円と仮定していますが、その他費用が発生した場合には、匿名組合員への分配は減少します。
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つまり、為替レートが変動しないと仮定すれば、投資家は最大で年に6.38%(日本での源泉徴収前)の分配が見込まれます。ただし、為替は日々変動するものであり、本ファンドにおいては為替リスクはヘッジしておらず、投資家負担となっていることには、くれぐれもご留意ください。(ファンド詳細ページより、為替レートによるシミュレーションもご確認ください)

3.経営者、加藤侑子さんの本事業にかける想い
本ファンドの営業者であるキヤラントおよびMJIの代表者は、加藤侑子さんという京都出身の日本人女性です。これについては、貸付型ファンドかどうかとは、関係のないことですし、ファンドの審査等において国籍や性別によって何がどうということもないのですが、日本人が経営者のマイクロファイナンス機関への投資というのは、これまでにはなかった特徴になるので、ここにあげておきたいと思います。

通常、マイクロファイナンスファンドをつくるとき、マイクロファイナンス機関とのコミュニケーションは英語で行っています。それ自体、特に何も思うことはなかったのですが、今回はじめて、日本語でコミュニケーションをできたことにより、よかったなと思うことがいくつかありました。

一つは、上記でも書きましたが、このファンドをつくる際、ミャンマーの法令等により、MJIが匿名組合契約の営業者になることが難しいという壁にぶち当たった時です。普通だったら、その時点であきらめてしまうところですが、加藤さん自身が、日本法上の匿名組合契約というものを日本語で深く理解し、当社やLIPのメンバーとともに、どういうスキームであればファンドをつくることができるかということを真剣に検討し、キヤラントという会社を営業者とする本スキームを実現させたのです。キヤラントは、このファンドのためにつくられた会社なのです。会社を一つつくることぐらい簡単だ、と思う方もいるかもしれません。しかし、今回のスキームでは、様々な状況や選択肢を検討した上で、ミャンマーのMJIを子会社に持つ親会社として日本に新しい会社をつくることに決めたのです。それは容易なことではありませんでした。加藤さんは、当時のMJIの株主の皆さまと丁寧にコミュニケーションを重ね、理解を得ながら、一つ一つのステップを進めていきました。時間や費用など、大きなコストを払って実現にいたったわけですが、それができたのは、加藤さんに強い信念、ミャンマーでの事業にかける強い思いがあったからだと、私は感じています。

もう一つは、加藤さん自身が、「ファンドニュース」を日本語で更新していることです。投資家をはじめ、たくさんの方にミャンマーのマイクロファイナンスの現場で起こることを、ライブ感たっぷりに届けてくれています。これまでのマイクロファイナンスファンドでは、言葉の壁から事業者が直接ブログを更新することはなく、どうしても投資家と事業者との距離感があったのですが、こうして自分の言葉で表現してくれることで、読者は投資先の世界をとても身近に感じられるようになると思います。

ファンドのニュースの記事の中から、「経済的な理由で悲しい思いをする子どもをなくしたい、勉学を諦める子どもをつくりたくない」とマイクロファイナンスの道へ進んだ加藤さんの原体験や想い、スタッフの方のファンドに対する期待が分かる、私のお気に入りの記事を3本ご紹介したいと思います。

ミャンマーとマイクロファイナンスとわたし(前編)
ミャンマーとマイクロファイナンスとわたし(後編)​
イベント直前番外編:スタッフにとってのLIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1​


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(中央のピンクの服の女性が加藤侑子さん)

以上、「セキュリテの貸付型ファンド」の例をご紹介しました。当社のこれまでのファンドとは仕組みは少し異なりますが、内容はこれまでの「マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド」と同様、現地の人々の金融アクセスの向上や事業機会の創出、そしてひいては貧困削減につながるインパクト投資のファンドになっています。本日は、ファンドのスキームや分配方法を中心にご紹介しましたが、ぜひ一度、ファンド詳細ページより、ファンドの全体像をご覧ください。

LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1【申込期限:6月30日】
https://www.securite.jp/fund/detail/4884


​<おまけ>「貸付型ファンド」の特徴(番外編)
貸付型ファンドは、法令上、ファンドに出資する際、クレジットカードで決済をすることができません。複数の方からお問い合わせをいただきましたが、セキュリテの他のファンドはできるのに、このファンドだけクレジットカード決済ができないのは、「貸付型ファンド」であることに由来します。

(ミュージックセキュリティーズ・杉山)

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セキュリテストア 2019年6月25日 12:09

【セキュリテストア】これから到来、暑い夏にぴったりのカラダにやさしい「ベジアイス」


みなさまこんにちは、セキュリテストア担当の田村です。
梅雨が明けると暑い夏の到来ですね。
本日はそんな夏にぴったりの商品「地元野菜のベジアイスセット」をご紹介します。
 
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広島県東広島市の株式会社マスタード・シード22の商品で、「ベジアイス」として商標登録もされており、他にはない商品です。
東広島市産の野菜の中で、味や栄養は変わらないのに、傷や形などでスーパーに並ばない規格外野菜を活用しています。

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地元野菜の風味を生かすため、乳成分の割合を4%程度に抑えた低脂肪でカラダにやさしいアイスクリームですが、さらに地域にも優しいアイスクリームですね。

このベジアイスは、昨年の西日本豪雨災害で広島県内の物流に影響が出てしまい、発送が難しい状況が続いてしまいました。現在物流は回復しており、問題なくみなさまのもとへ発送することが出来ます。
セキュリテストアでは、東広島の地で育った『だいこん』『大葉』『そらまめ』『アスパラガス』の4種類を各2個ずつ、8個セットでお届けいたします。

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暑いときはアイスクリームが食べたくなりますが、そんな時こそカラダにやさしい「ベジアイス」をぜひお試しください。

お買い求めはこちらから → https://www.securite.jp/store/detail/2164


セキュリテストアには、まだまだおすすめ商品たっぷりです。
のぞいてみてくださいね。

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メディア情報 2019年6月24日 13:06

【日本経済新聞】「大正 水辺のターミナルタウン構想ファンド」の事業者であるRETOWNの取り組みが紹介されました。

ファンドについて 2019年6月21日 11:20

黄金の和牛を世界に届ける

岩手県内で和牛の肥育・卸・販売を営む「いわて門崎丑牧場」。
豊かな自然環境のもと、ブランド和牛「門崎丑(かんざきうし)と遠野牛」を中心に約1000頭の牛を肥育しています。

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肥育において最も重要なのは「飼料」だという千葉社長。
門崎丑牧場では、国産の稲わらはもとより、人間社会から出てくる「食品残渣(ざんさ)」を利用しています。
地域資源の「地ビール粕」、「おから」や「飼料米」など、地元から出てくる「残渣」を無駄なく利用して、国から認証(エコフィード認証:25認証第5号)を受け、最大限に使用しています。

通常、和牛というと「霜降り(サシ)」の部分が白いのが一般的ですが、門崎丑牧場の牛は、これが少し黄色みかかっています。
この黄色みは何かというと、牧草から取れたベータカロチンが蓄積されたもので、あくまで自然な状態で極端な栄養の偏りが発生しないよう育てられた証なのです。

牛画像
                                                                                         
筋肉質で無駄な脂がなく、旨みが凝縮された門崎丑牧場の牛は、健康的で栄養価が高く、臭みがないのが特徴です。
この希少な門崎丑と遠野牛を、日本の誇るナチュラルビーフとして海外にも輸出すべく、門崎丑牧場はファンドで資金を調達することにしました。また、出資頂いた皆様には、この門崎丑と遠野牛の味を是非確かめてほしいという想いから、半分投資・半分購入という新しい仕組みのファンドを立ち上げました。

つまり、当ファンド1口のお申込み金額30,000円(取扱手数料抜)につき、15,000円(取扱手数料抜)は出資金、もう半分の15,000円は門崎丑牧場のお肉セット(卸価格で15,000円相当、税・送料込)購入分となります。

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この仕組みは、出資者は、分配金と購入分の商品双方を同時に受け取ることができ、事業者は、資金調達と売上双方に直接繋がるというメリットがあります。
そして、両者にとっての利を叶えたこのファンドの先には、日本の技術と管理で作った門崎丑と遠野牛を、世界に届けるという目標があります。
近い将来、ナチュラルビーフは世界の常識となり、私たちの食卓に安心と笑顔を届けてくれるに違いありません。      

【続きをよむ】
https://www.securite.jp/fund/detail/4798?utm_source=R20190620&utm_medium=email&utm_campaign=R20190620
(ファンド詳細ページに移動します)


                    
一口金額:30,750円            
募集総額:12,000,000円
事業者名:いわて門崎丑牧場有限会社             
参加人数:20人
地域:岩手県 遠野 岩手県 一関             
分野:農業・畜産・林業、飲食店
募集期間:2019年6月13日~2019年12月31日       

1口のお申込金額30,000円(取扱手数料抜)につき、15,000円(取扱手数料抜)が出資金として、15,000円がいわて門崎丑牧場のお肉セット(卸価格で15,000円相当、税・送料込)購入分として営業者へ支払われます。
なお、15,000円分の牛肉というと、もちろん部位によって違いますが、相当な量のお肉が届くことになりますので、お届け回数を3回に分けることにしました。
今後、皆様のお好みに合わせたお肉をお届けするために、複数のコースを準備中ですので、楽しみにしていただければと思います。

【申込む】
https://www.securite.jp/fund/order/disclosure?f_id=4798&utm_source=R20190620&utm_medium=email&utm_campaign=R20190620
(お申込み画面に移動します。※ログインが必要です)

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本ファンドの注目ニュース
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◇本ファンドの動画
https://youtu.be/OM_RBjIK_Us

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セキュリテストア 2019年6月18日 10:00

【セキュリテストア】祝!Kura Master2019 金賞&プラチナ賞受賞!

みなさまこんにちは。
今回はとっても素敵なお知らせです。
セキュリテストアでは、多種多様なお酒を取り扱っておりますが、その中でも、
利守酒造株式会社の日本酒が、フランスで開催されている、日本酒の品評会、

「Kura Master2019」で金賞&プラチナ賞を受賞しました

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・酒一筋 純米吟醸 金麗 プラチナ賞
・赤磐雄町 金賞



「Kura Master2019」とは、フランスで2017年から開催されている日本酒のコンクール(品評会)です。
フランス人によるフランス人のためのフランスの地で行う日本酒のコンクールで、フランス市場における日本酒をアピールする場です。
数百種類の日本酒を厳正に審査する、大きなイベントです。

利守酒造では、栽培に大変な手間がかかるために衰退していた、幻の米といわれる「雄町米(おまちまい)」を復活させ、酒一筋​・赤磐雄町を醸しました。
酒一筋はどっしりとした口当たりで、重厚な味わいの中に、しっかりとした米の旨味を感じさせる逸品で
赤磐雄町は雄町米の旨みが強く、程よい酸味が特徴です。

日本酒愛好家のみなさま、美食の国フランスにも認められた、日本酒を堪能してください。
お買い求めはこちらから → https://www.securite.jp/store/detail/2296

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ファンドについて 2019年6月14日 12:38

ミャンマーとマイクロファイナンスとわたし

みなさま、こんにちは。

今日はミャンマーのマイクロファイナンス機関「MJI ENTERPRISE Co, Ltd.(以下、MJI)」の代表である加藤侑子さんから届いたファンドニュース記事をご紹介させてください。



まず、マイクロファイナンス機関とは何かというところですが、これは、多くの発展途上国における貧困層の人たちに、事業に必要なお金を届ける機関の事で、その一つがMJIです。

MJIは設立6年目のマイクロファイナンス機関で、ミャンマー国内に7つの支店を持っています。マイクロファイナンスサービスにアクセス出来ない人たちのために支店を増やし、業種ごとの特殊な資金ニーズに応えることで、困窮するミャンマーの人達が出来るだけ多くの機会を得られるよう日々活動しています。

また、自分の努力や勉強によって将来に夢を持つことができる社会を築くため、金融サービスの提供だけでなく、情報を届ける事にも力を注いでいます。

代表の加藤侑子さんは、2013年のMJI設立時よりミャンマー現地で業務に従事し、2015年にマイクロファイナンス事業を立ちあげて以来、一貫して本事業の経営に携わっています。その情熱がどこから溢れているのか、源を知ることが出来る記事が届きましたので、ここにご紹介します。
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(MJIならびにquarante代表の加藤侑子氏)
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わたしはミャンマーに住み始めてもうすぐ6年目になります。

何も特別な経歴はありません。

普通のどこにでもいる日本人。女性。社会人です。今も変わりません。

 
人と少し違ったことと言えば、「お金に対する恐怖心と嫌悪感」がとても強く育ったことでした。

 
幼い頃、家庭の経済的な理由から2つの経験をしました。

・家族の離別

・進学の断念

きっかけは、親の事業失敗と借金でした。

これをきっかけに、壊れていく両親の関係、親族まわりとの関係。

変わっていく人の性格、顔。

交わされなくなる会話。

空虚な家の中。

そこにかかってくる知らない人からの電話。

 
前者とそこに至るトンネルの中で、「お金は人を変えてしまう」「お金がわたしの居場所を奪った」、そう考えるようになりました。

後者は、「進学のためのお金はない」「夢より愛よりお金」という家族揃わぬ寂しい居間で聞いたリフレインが、進学機会だけでなく、未来に進む向上心もいつしか忘れさせていました。

 
霞んだ窓越しに見えない未来をぼんやり眺めている以外何もできない。

何もしない。

何をすべきか分からない。

ただ、不安。ただ、お金が憎かった。

二度と戻ることができない温かい家に、ただ帰りたかった。

 
両親のおかげで、ごはんが食べられない程ではありませんでした。

屋根の下で雨風に吹かれず寝る生活ができました。

今わたしが接しているお客さまの状況と比べるには恵まれすぎているかもしれません。

「どんな状況でも努力で何とかなる」

「努力しないのは自分の責任」

など、たくさんのお叱りもあろうかと思います。その通りだと思っています。

でも、残念ながら、わたしという人間は、そんな強さを持つことが出来ませんでした。

 
逆境に負けず活躍する人をみても、

「わたしがもっと強い人間だったら乗り越えられたのに」

「家庭を失わずに済んだかもしれないのに」と、

憤りや怒りは、自責の念に変わり、お金だけでなく自分へもその矛先が向いていきました。

 
心の中の”灰色”が拭えぬまま「お金に対する恐怖心と嫌悪感」といっしょに、わたしという大人ができあがったのでした。

 
そのおよそ10年後、運命の出会いによってこの感情が、心の底から溶かされることになります。

それが、ミャンマーに渡って出会ったマイクロファイナンスとそこにいるひとたちでした。

         ã‚³ã‚ºãƒŸãƒƒã‚¯ãƒ€ã‚¤ãƒŠãƒ¼ã€€çµ¶å“ç©´å­åº—ファンド                                                                                        
マイクロファイナンスを知ったのは、渡って間もなくでした。

「お金を通して人々の役に立つ」という仕事、マイクロファイナンス。

自身の経験からもこのキーワードに興味が尽きず、監督官庁の支局に行ってその可能性などについて伺っていました。

当時の支局長はわたしの母から祖母くらいの年齢の女性で、とてもやさしい目をした方でした。

わたしの想いなどを伝えると、「この人に会いなさい」と言い、そっと一冊のミャンマー語の本を差し出し渡してくれました。

 
その人は、後にわたしの一生の師になる方です。

長年ミャンマーのマイクロファイナンス業界を率いてきた方で、人生を賭けてミャンマーの金融包摂に取組んでいらっしゃいます。

今も現役で、業界の健全な発展のため、農村に住むマイクロファイナンス利用者のため、小規模事業家の女性のため尽力していらっしゃいます。

結果、この方に弟子入りするような形で、マイクロファイナンスを学び始めることになりました。

 
その中で出会う、マイクロファイナンス利用者とその家族。

経済的理由などから劣等感を持ったまま大人、親、母になった女性たち。

おなじような”灰色”を知るこどもたち。”灰色”も忘れた大人たち。

せめて子供の夢は叶えたいと、新しい仕事に取り組むお母さんお父さんたち。

今でも機会があれば学びたいと思ってるよ、と未来を見続ける大人たち。

住んでいる家や着ている物は違えど、話す言葉は違えど、現場で出会ったのは、あの頃のわたしでした。

出会ったのは、あの頃、経済的に苦しくなっても身を粉にしてわたしを守ってくれていた父母でした。

 
不安な過去。

灰色の想い出。

すべては自分が弱いせいだという劣等感。

 
アンデルセン童話「雪の女王」をご存知でしょうか。

ある日、悪魔のガラスが刺さり、冷たい氷の世界におちた子。

しかし、優しさや愛という光と涙によってそれが溶かされ、再び温かい世界をみる。

 
自分が経験したすべてが、

この仕事、この役割に出会うための神様からのプレゼントだったんだ。

わたしはやっと、自分の運命を克服することができる。

そう、はっきりと感じることができました。

ここに運んでくれた優しさの光が、荒野の先の未来までも照らしているようでした。

 
お金は、人を殺すことも生かすことも出来るとても強い力をもっている、と今も思っています。

その負の側面を知っているからこそ、その優しい面をマイクロファイナンスを通じて届けたい。

マイクロファイナンスを通じて、同じような思いをする家族・子供をなくしたい。

それが、わたしとMJIの原点です。

それが、わたしとMJIがマイクロファイナンスを続ける理由です。

 

もちろん現地、現場は美しいことばかりではありません。

綺麗ごとでは片付かないことの連続です。

また、経済的な困難によりフィジカルに起きる問題だけが、経済的な問題ではありません。

マイクロファイナンスが貧困への万能薬だとも過信していません。あくまで1つのツールです。

 
それでも。

ミッションに共感してくれるスタッフと共に、

お金の持つ優しい面を、未だ届いていない場所に、正しく届けること。

それは、わたしたちにできる小さくても重いミッションであり、原点であり、未来なのです。

――――――――――――――――――――――――――――――――
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MJIの活動を支援する「LIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1」

一口金額:31,500円            
募集総額:51,000,000円
事業者名:合同会社quarante           
参加人数:361人
地域:ミャンマー           
分野:ファイナンス
募集締切り:2019年6月30日         
シリーズ:マイクロファイナンス
特典:
・現地スタディツアー(顧客の生活・ビジネスの様子、スタッフが働く姿を現地で実際にご覧いただけます。)
※航空費、宿泊費、移動費、食費等、ツアーにかかる費用は匿名組合員のご負担となります。また、開催時期は未定です。

・モニタリングレポート
MJIの財務状況の報告とMJIの顧客やスタッフの紹介がついた電子レポートをご覧いただけます(認定NPO法人Living in Peace作成)。

【ファンドの詳細・お申し込みはこちら】
 https://www.securite.jp/fund/detail/4884?mail=R20190606

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本ファンドの注目ニュース
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◇ スタッフにとってのLIPミャンマーMJI貧困削減ファンド1
https://www.securite.jp/fund/detail/4884?a=4&mail=R20190606

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