セキュリテニュース 2019年02月

被災地応援ファンド2019年2月28日 22:18

【星降る至高の宿 南阿蘇ルナ天文台ファンド】復興への決断と、その事業計画

先日行われました「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンドセミナー2019」。
『南阿蘇ルナ天文台』は2代にわたり利用されるお客様がいる程、利用者に感動的な体験を届けています。
被災して施設をたたむことも考えた時、何をきっかけに継続を決断したのか。
震災で道路インフラ等環境が劇的に悪化しても、従業員への責任を果たすため考えた事業計画とは。
その想いが実を結びつつある近況と、まだ応援が必要な未復旧の状況をお話しされました。

参加がかなわなかった方にもお伝えしたく、記事にまとめました。
どうぞ、ご覧ください。

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こんばんは。
 
(会場「こんばんは」)
 
南阿蘇ルナ天文台の宮本です。
天文台と言いますとね、「大きな公共の施設じゃないかな」と思われるかもしれませんけれども、私のところは私立なんですね。
22年前につくりまして、頑張ってまいりましたけれども、あえなく今回の震災でですね被害を受けまして、今日はそういったことをお話させていただきたいと思います。

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Luna株式会社 代表取締役 宮本 孝志(みやもと たかし)様

 
南阿蘇ルナ天文台のすばらしさ
大変すばらしい環境の中にありましてね、南阿蘇の山麓です。周りはすばらしい自然です。
夜になりますと、天の川バッチリです。もう本当に星がすばらしいところなんですね。
ここで22年間やってきまして一番の大きな売りは、この大きな望遠鏡、九州で最大の天体望遠鏡を有するということで沢山の方見に来ていただきまして、22年間の内には親子連れの方、年配の方、グループの方、カップルの方、色んな方来られてましてね、そして次の世代の方が今帰ってこられているところなんです。
 
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そしてプラネタリウムもね、2つあるんですね。そんな大きなものじゃないんですよ。
小さな6mと5mというプラネタリウムで、それぞれ25名入るのと、もう一つはカフェになってるプラネタリウムがあるんですね。まあそういうところを持ってる施設なんです。
 
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地震による被害
で、まあ、幸せにやってきておりましたけれども、4月の16日、2年ちょっと前ですね。本震が起こりまして、その時に被害を受けました。
もうご覧の通りなんですが、ぐちゃぐちゃになりましてね。
えっと、天文台というのは、中に大きな望遠鏡が入った丸い屋根があって、「ドーム」というんですけれども、その屋根が一部開いてそこから望遠鏡で星を覗くんです。
そしてこのドーム自体がぐるぐる回りましてね、360℃あっちこっち見れるという仕組みになっております。
で、ドームがまずやられました。動かない。開かなくなってしまいましたね。
それから望遠鏡を制御している機械もやられてしまいました。
 
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で、こりゃいかんということで早速復旧に取り組んだんですけれども、無理やり開けて修理しようと思ったら、例の大雨に逢いましてね。
もう、望遠鏡も天文台も全部ずぶぬれになって、本当に泣きっ面に蜂という感じでした。
そんなときに沢山の方に駆けつけていただきまして、宿としては32年続いているところなんですけれども、リピーターの方がたくさん助けに来てくださいました。
 
で、その時に、私たちにとてもショックなことがあったんですよ。
地震そのものもとてもショックだったんですけど、地震が起きたときの夜の話ですね。
この写真自体は後で撮ったものなので、その時のじゃないんですけど。
何がショックだったかって言うと、あまりの空のすばらしさにもう衝撃を受けたんですよね。
 
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地震からの再出発
当時、明かりが全部消えてしまいましたので、停電で。人口光はもちろんないんです。でもだからショックを受けたわけじゃないんですよね。
 
うまく言えないので、文章に書いたのがあるかな…
「その夜のことは私は決して忘れることはできない。夜空は一面の銀の星々。停電ですべてのあかりの消えた南阿蘇。そして地上世界の頭上には例えようのない星の世界が広がっていた」んですね。
 
まだ、夜が明けない高原の冷気の中で、ただ星がものも言わず、ただびっくりしたのは圧倒的な存在感だったですね。
鑑賞するとかそういうものではなくて、本当に初めて星を見たというくらいに衝撃を受けました。
で、気が付いたんです。当たり前だと思っていたこの日常の世界が実は、決して日常ではなかった、かりそめの世界だったんだ。
で、この星空、宇宙というのは実は人類が生まれる前から存在していたんだ。そして私たちがもしも消えてしまった後でも、きっと輝き続けるであろう。そんな星空を私たちは見ていたんだな、ということに恥ずかしい話なんですけども、初めて気がづいた。
その宇宙の姿がここにある。
 
で、私たちが20年間天文台で伝えていたのは何だったんだろうな、人知を超えた大きな世界があるということを伝えていたつもりだったんですけど、人間というのは小さくて、一度きりの人生でわずか100年でいなくなってしまうんですけれども、そんな自分たちだからこそ大切な世界というのを分かち合うと。
で、そういうことを伝えるところが天文台ではなかったかなぁということを本当に感じました。

 
再出発への覚悟
それから、やり方をちょっと変えようと思ったんですね。
お宿があって、そしてこの天文台を運営しているんですけども、お宿がやれなくなってしまいましたので、「やめざるを得ないかな」と考えたこともありました。
けれども今日いらっしゃっているファンドの(事業者の)皆さんは、うちよりももっとはるかにひどい状況の中で頑張っておられるんですね。
私たちのところは、応急処置をして仮営業を開始したのは早かったんです。

で、その時に私たちも悩みましたね。「営業していいんだろうか」と。

というのは、皆さん本当に苦労されているのに自分たちだけ、仮営業と言っても1/10くらいしか出来ないんですけど、お部屋が潰れてしまってますし、従業員もみんな被害を受けて仮住まいに行っちゃってまして。
それでもやっぱり仮営業をするときには、相当勇気が要りましたね。
「私だけやってもいいのか」という思いがありましたけど、でもやろう!と。

で、やるからには、道もない橋も落ちちゃった、お客さん来れないんですよ。
そんな中で営業再開するというのはどういうことかと言うと、従業員を雇っていかないといけない、みんな生活しないといけない。
もし「やめる」と言えば、みんな新しい道を発見できるんですよね。
でも「やる」ということは責任を取るということなんです。だったらお客さんに来てもらわなきゃいけないんですね。
それはものすごい高いハードルを自分たちが設定した、ということなんです。
だから私たち5つの目標を設定しました。高いハードルを越えるためにですね。

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どこにもない新しい天文台になろう。「だからあそこに行く」という天文台になろう。
それからただの一般のお客だけじゃなくてですね、プロの人たちにも来てもらえるような研修機関としての天文台でいこう。
それからもちろん観光施設の一つとしても魅力的な天文台になろう。
文化の拠点になろう、ということを5つ決めました。
 
で、やってきてですね、これ意外だったんですね。1年ちょっと経ったころに、日経新聞のプラスワンというのがありまして「なんでもランキング」というのがあるんですけど、そこで秋の夜長を星降る宿で見るんだったらどこがいいというランキングで、1番に選んでいただいたんです。

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 で、私たち「まさか」と思ったんですが、これ写真見ていただくと分かるんですが天文台というより野っ原にサマーベッドを展開して寝っ転がって見るというのが非常に評価されまして。
プラスうちのスタッフがとにかく全力で星の世界を案内しているというところを評価していただいた。
実はこの10の中にもっとすばらしい施設は他にあるんですよ。
「はいむるぶし」って聞かれたことありますかね。島の中にある本当に素晴らしい、星空と言えばうちよりもっといいでしょう。
けれどもそういうところを押さえて1番になっちゃったっていうことは多分「星を見る気持ちを伝える」、そういう(気持ちと)一緒に見る宿としたら1番という意味だったんじゃないかな、と思います。
 
(筆者注:同施設の利用者からは、実際に「星そのものもさることながら、その説明が楽しかった」「子どもが星の世界のファンになった」といった感想が多く寄せられている)
 
それ以来、空ツーリズムとかトレッキングをして星を楽しむとかいろいろやって来まして、研修活動の方も実は3~4日くらい前まで上野の科学博物館の方でやっていたんですけど、プロの天文台の解説者のための研修活動を今やっています。
 
こういうことをやりながら、これからは、生の星を見に来ていただきたいんですが、なかなか難しいですよね。
だからスマホとかパソコンを通じて、行って見に来た気持ちになって体験をされた後で、本当にリアル見たいなと思ったら来ていただくというように今「第4世代型」と呼んでますけど、そういった天文台を作ろうと思って、今一所懸命やっています。
これはおうちのパソコンから、南阿蘇の望遠鏡を直接動かして写真を撮っていただく、なんてことも実はやってみようと思っていて、おそらく本邦初になるかと思うんですけどね。挑戦をしてます。
 
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ところが、いいことを沢山言いましたけど、足元はかなり厳しくてですね、天文台の方は頑張って修復しましたけども、宿の方はまだまだなんです。
日本一のお宿とか派手に宣伝していただきましたけども、実は修繕がまだ出来ておりません。
 
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皆さんにお手伝いしていただきたいのは、宿の方の修繕と、天文台の方をもう一歩先に進める。
それをですね、応援していただければと思っておりますので、皆さまどうぞよろしくお願い致します。
 
(会場拍手)
 
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お知らせ2019年2月28日 11:18

『週刊金融財政事情』に「セキュリテSIB」の取り組みが紹介されています。

みなさま、こんにちは。
『週刊 金融財政事情』2019年2月25日号に、弊社が参画する広域連携型SIBの取り組みが掲載されました。
「国内初、クラウドファンディングを活用した広域連携型SIB(ソーシャルインパクトボンド)」という見出しで10ページ目に紹介されています。
「セキュリテ」にて募集中のファンド「広島県がん検診推進SIBファンド1」の内容が紹介されているほか、弊社の役割についても言及されています。是非、ご一読ください。

■『週刊 金融財政事情』について詳細はこちら
https://www.kinzai.jp/magazine/295/

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被災地応援ファンド2019年2月26日 11:21

【通潤酒造 新しい物語ファンド】世界に通用する酒蔵ツーリズムとは

2月5日、6日に「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンドセミナー2019」が行われました。
熊本地震を受け、震災前への復旧だけでなく、世界に通用する酒蔵ツーリズムを目指す通潤酒造の事業プランと想いとは。
スピーチをそのまま記事にしました。ぜひご一読ください。

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皆さん、こんばんは。
ただいま、ご紹介を賜りました、通潤酒造の社長で、山下(やました)と申します。
本日は、こういうような機会を作っていただきまして、ありがとうございます。
今日は、現状私共の状況と、それから今後の展開につきまして、皆様方に発表させていただきたいと思っております。
 
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 通潤酒造株式会社 代表取締役 山下 泰雄(やました やすお)様
 
熊本地震復興 造酒屋の大冒険
題名がですね、「造り酒屋の大冒険」ということで、去年こういうプレゼンをしました時は「造酒屋(つくりざかや)の冒険」でしたけど、今年は「大」を付けさせていただきました。
私共の会社の紹介でございますが、創業は明和7年、1770年に創業いたしております。日本酒の製造の専業メーカーでございます。

グループの売上約9億円で、社員約30名でございます。私が社長で12代目でございますが、このKPPクラブの会員になっておりまして、ファンクラブの方に入らせていただいております。
この2年10か月、このきゃりーぱみゅぱみゅの歌を歌いながら、なんとか精神的に持ちこたえておりますので、今日はきっときゃりーちゃんのおかげで最後までプレゼンできるかなという風に思っております。
 
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被害の方は、全部で13棟が被害を受け、3棟が倒壊致しました。
非常に古い蔵で、多くの建物、土蔵(どぞう)が木造でございますので大変な被害を受けました。
そういう中で、今復旧計画の方では、修理費用だけで2億1700万、そのうち1億5200万を県のグループ補助※という形で頂戴いたしております。それから自己資金が6500万で、これは熊本県の大変ありがたい制度で、20年の無利息弁済という形でございますので、復旧に関しまして財務的なダメージは非常に少なく済んでいるという状況でございます。そして昨年の12月に、すべての修理を完了いたしました。

そして、ただ単に修理するだけでは復興につながりませんので、古くから建て増し建て増しで江戸時代からきておりました蔵の壁を抜いて、一体感が出るようにして、製造設備を集約し、寛政蔵をエンターテインメント施設に生まれ変わらせるようにしております。
ほぼ順調に計画が進んでおり、この紹介を今からさせていただきます。
 
昨年12月の16日は私どもの町まで高速道路が開通いたしまして、福岡から2時間圏内ということで、非常に今観光客の方も増えてきております。

※熊本県が実施する被災復興に係る補助金制度「グループ補助金」のこと。補助金額の4分の1の自己資金が必要となる。
 
U.S.Aはワインツーリズムが沸騰している!
アメリカのナパというところがあります。ここはワインツーリズムで世界の最先端を走っているところでございますが、非常にexcitingなところでございます。きゃりーちゃんも少しエキサイティングな顔に変えました。
 
(会場笑い)
 
フランシスコッポラが持ってるイングルヌークというワイナリーですけども、ナパは30年前は何にもないところでしたが、今はこういう風に急にお城が出てきています。
お城どうしたかって聞いたら、これはイタリアから持ってきたそうですね。

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そしてこういうしつらえの中で、左の写真は私の家内でとなりにトム・クルーズのようなかっこいいお兄さんが、1本1本きちんと説明してくれる。
そしてここはレストランでなくて、ワインの試飲場なんですね、ものすごいしつらえをしてワインを試飲する、そして一人当たり70ドルくらいでした。
4杯飲むだけで8,000円取られます。めちゃめちゃぼろ儲けですね。
 
(会場笑い)
 
ほんともう、こういうしつらえの中で、やっぱり外国から来たら80ドル払わざるを得ないんで、2人で160ドル払って、そしてワインも200ドルくらいするのを買わされてしまいまして、非常にあの、商売上手だなと思いました。

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これは日本でも有名なオーパスワンというところですね、1本3万も4万もします。こちらの左側のところが、まあるいワイナリーで道がまっすぐ伸びていまして、ドローンで見るとちょうどワイングラスの形をしている。
真ん中の写真はワインを寝かせている樽ですけど、これもずらーっと並んでまして、この美人のお姉さんがですね、1杯65ドルでした。1本65ドルでもたばかるのにですね、ほんのわずか注いで65ドル、非常にびっくりした体験でございます。
 
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これがですね、フランスの泡系のワイナリーから撮ってきたんですが、何しろ若い社員がいっぱいいます。「ワイナリーで勤めるのがあこがれの職業だ。給料も高いし、そしてexcitingだ」と言う人たちがどんどんここに来ています。
それは、ここ(胸元)に名札を付けて、買ってもらったらバックマージンをもらえるという、非常にアメリカらしいやり方でやってましたけども。みんな若い人たちが頑張ってワイン説明してました。

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このお城のようなところもフランスから移築して、これ月曜日ですけどアメリカの若い人たちがどんどん来てワインを飲んでました。そして写真撮って、SNSに上げて、「このワイナリー来て、このワイン飲んでる。」というのが、ものすごくステータスになってる。
ある程度の階級がある人は、クラフトビールを飲む、そして「どの程度のワインを飲む」っていうの(文化)が出来ています。そして日本も必ずそういう時代になってくるんではないかと、思っております。
今後日本酒も、必ずそういう「ブランド化」というのを果たしていかないといけないなと、思った次第でございます。
 
 
日本にも世界の人に楽しんでもらえる酒蔵を

でですね、日本とアメリカのワイナリーを比較してみますと、アメリカ型のワインツーリズムっていうのは何しろ楽しいです。
行ってですね、きれいなお兄さんお姉さん含めて、ワインの知識をものすごく説明してくれます。
「これはどんなワインで、どういう風に作って、どういう土で生まれました、何の料理に合います、香りがどうです」とかいう説明を丁寧にしてくれる。大体1つのワイナリーで1時間くらいかかります。そして全部有料です。一番安いところでも、1人30ドルくらいでしたから。高いところになるとですね、150ドルですとか、たった3杯で取りますんでですね。

そして先ほど見ていただいたような、ものすごく立派な建物を使って、徹底的な情報発信をしています。SNSを使って、「こんなワイナリーがあって、ここで作られて、こんなにおいしいんですよ。こんなに格好いいんですよ」「飲んでる自分たち格好いいでしょ」と、全部ワイングラスで飲んでます。
で、そういう風な形に比べて日本の方の酒蔵見学は全部社会科見学ですね。「こんなやってタンクはこうあって、酒造りはこうやって蒸します~なんやかんや」って、難しい作り方を説明して、紙コップで試飲して・・・すみません、今日も紙コップなんですけど
 
(会場笑い)
 
紙コップで無料試飲して、最後お土産買ってくださいみたいな形でですね。
これ、上(アメリカ型)と下(日本型)で見ますと、ビジネスモデルとして全く違います。

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上は確実に利益を上げながら、しつらえをどんどん新しくしていって、情報発信をしてる。
下の方は、いつまで経っても無料試飲をしている以上は無料ですし、それから半分以上は実は買って頂けませんので、ただ単に無駄な時間を使ってるということです。社会科見学をいくらしてもお金にならないということが、はっきり私も思いました。
そういう意味で、今から世界に発信していく為には、私は酒蔵を徹底的に変えなければならない、という気がしております。
 
で、売上目標は(平成)32年 5,500万、33年 7,200万、34年9,500万とありますが、私はもっといけるという風に思っております。
阿蘇に非常に近いし、高千穂に近いので、観光客どんどん来ていただけると思います。何より、インバウンドの方の対応ができると思っております。

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完成イメージ
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これが全体の配置図ですけれども、約3,000坪の敷地の中で、寛政蔵という1792年に出来た建物をリノベーションしております。全部石畳にしまして、池には鯉が泳いで、こういうのを見ながら、ゆっくり試飲をしていただくような全体配置をしております。
中は、このようにフローリングにして、レストランには致しません。レストランは昼にしかご飯を食べに行きませんけど、ワインの試飲場を見ましたら一日中にぎわってますから。
絶対そっちの方が効率がいいので、私どももここでは試飲だけで。
ちょっと、地元の簡単な野菜やつまみは出していきたいと思っております。
 
寛政蔵内部
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それから、家具のイメージもですね、これは木下家具というところでお願いして、「まーるい時間」を過ごしていただくということで、出来るだけテーブルとか椅子をまーるい感じにしまして、ゆっくり1時間ほど過ごしていただいて、大体3杯で1,000円くらいのレベルでおります。まだ、残念ながら日本では5,000円取りたいんですが取れないんでですね、1,000円くらいです。
 
一階家具イメージ
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そして2階はギャラリーにします。
現在の蔵の状況ですけれども、蔵の方は大分修復できております。
今、肝心の蔵の、このあたりの石畳でありますとか、池のところとかにファンドのお金を使わせていただいております。
 
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それから、VIPルームを作ろうと思っていまして、和紙デザイナーの堀木エリ子さんという方にご協力をいただいて、和紙照明をしております。
これは、西郷隆盛が泊まったところでございますので、もし出資いただいた方がいらっしゃいましたら、こういう部屋にもお通ししたいという風に思っております。
 
VIPルーム和室                     和紙照明
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中にチラシが入っておりますけれども、3月30日の午後オープンを致す予定でございます。これに向けて今、頑張っております。
で、おもてなしについては、こういった風に着物でおもてなしをするように準備をしております。英語の勉強もさせておりますので、世界一の酒蔵を作っていきたいと思っております。
 
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皆さま、どうぞ夢の実現にご協力をお願い致します。

(会場拍手)



通潤酒造 新しい物語ファンド はこちら


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被災地応援ファンド2019年2月26日 11:18

【御船共栄株式会社】「おかわり」で熊本農家を応援お米ファンドにかける想いとは?

2月6日(水)に行われました「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンドセミナー2019」in 大阪。
事業者の皆さまの想いや、被災地の現状、事業計画等を直接聞くイベントとなりました。
被災後も熊本の農家さん達と復興を進めてこられた御船共栄株式会社。
どのような想いで事業をされてこられたのか。
赤星社長よりファンドへの想いなども併せて、お話しをいただきました。

参加がかなわなかった方にもお伝えしたく、記事にまとめました。
どうぞ、ご覧ください。

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みなさま、本日はありがとうございます。
御船共栄株式会社 代表取締役の赤星 和彦(あかほし かずひこ)と申します。
現在、私どもが募集させていただいている【「おかわり」で熊本農家を応援 お米ファンド】
についてご説明させていただきます。

本日は次のようなお話をいたします。
まず、①会社のご紹介
次に、②現在の復興状況のご報告
次に、③ファンドについて
そして最後に、我々の思いについて少々お時間を頂戴し、お話をさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

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▲登壇プレゼンされる赤星社長
 

①会社のご紹介

私どもが運営する、御船共栄株式会社は、米、雑穀、肥料、農薬の販売を営んでおり、設立は1949年10月28日でございます。
創業が明治18年、赤星商店として米の卸売りから始まった弊社は、長年の経験から蓄積されたノウハウを生かし、現在では、仕入れから検査、精米加工、そして納品まで一元管理できる体制で事業を行っております。
 

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商号:御船共栄株式会社
事業内容:米、雑穀、肥料、農薬の販売
設立日:1949年10月28日

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御船共栄株式会社は熊本県の上益城郡御船町というところにあるんですが、
万が一、もございますので、念のため、熊本県についてご説明させてください。
熊本県は九州の真ん中に位置します。

御船町は、人口17,013人の小さな町でして、弊社はここにございます。(上記地図☆)
熊本地震で震度7を記録した益城町はここ。(上記地図☆)
益城町からも近い場所にあり、活断層も近くにありましたので大きい被災を受けました。
 

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御船共栄株式会社は豊かな水と緑に囲まれた御船町にあります。
御船町はとても豊かな自然と湧水に恵まれた町です。むかしは、県下一の酒造りの町として栄えておりました。
(*現在、御船共栄株式会社の米倉庫は赤煉瓦を使った白壁造りで元は酒蔵だったものです)
 

緑川水系の御船川や吉無田高原の清らかな水と、その水によって育ったおいしいお米がありました。現在でも、吉無田高原の水は熊本名水百選に選ばれ、御船川も水量が減ったもののその清らかさに変わりはありません。
周辺は水や土の恵みに優れ、山々に囲まれた盆地が生む寒暖差もあり、美味しいお米が育つ環境が整っている県内屈指の米どころです。昔からの米どころとして、代々で成り立ってきた場所でもあります。

私どもは、この自然と水で作られたお米に絶対の自信を持っています。

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また、御船町は日本で初めて肉食恐竜の化石ミフネリュウが発見された町なので、恐竜の郷と言われています。
 

②現在の復興状況のご報告

さて、熊本地震においてはよく、ニュースなどで「益城町」という町名をお聞きになられたと思いますが、隣に位置する御船町も非常に被害の大きかった町です。

弊社でも、倉庫の全壊をはじめ、ライスセンターの半壊など大きな被害を受けました。
被災時の弊社状況もスライドでご覧ください。

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地震が起きたのが4月の夜ということが幸いし、
工場に人はおらず機械も稼働していなかったため従業員は全員無事でした。 

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倉庫3棟が大きな被害を受けまして、1棟が全壊しました。

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しかし、その年は工場が使用できる状況ではなく、仮設のテントでの作業が続きましたが、仮設での事業継続にも膨大なお金がかかるため一刻も早く工場を再建する必要がありました。
 

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グループ補助金※なども得ながら、現在ではなんとか工場を再建するところまでたどり着きました。
精米ラインと倉庫も復旧しました、HACCP仕様にもしております。ただ、まだ被災からの復興はこれからであり、農家と常に歩んできた御船共栄株式会社はこれからがスタートであると考えています。

※同社は熊本県が実施する被災復興に係る補助金制度「グループ補助金」を活用されています。

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御船共栄株式会社の特徴は農協と同じ集荷業者ということもあり、農家と直接契約しているため、生産者の顔の見えるお米を取り扱っているところです。集荷した米を、それぞれの工程に合わせて、自社保有のライスセンターや工場で、検査・加工をしていきます。

物心ついた頃からお世話になっている農家も多くおられます。「おっちゃん!」と気軽に呼べる間柄、関係性だからこそ、共にいい米をつくることを楽しく追求していくことができます。

農家には、御船共栄株式会社が元々扱っていた肥料・農薬の販売経験を活かし、米の栽培指導を行うほか、収穫期には自社ライスセンターにて生産者ごとに乾燥から籾摺りを行い玄米として袋詰めもしています。その作業においても、御船共栄は、常に「農家と共に」を心がけています。

自信をもっておすすめできる美味しい熊本県産米は多種取り揃えており、農家と業務店や消費者の橋渡しの役割を担い、共に発展を目指すことで、信頼し合える関係を繋いできました。
今では契約農家の数も250件を超え、県下一円から九州各地まで幅広く取り扱っています。
米問屋に求められる「米農家からの信頼」は、これまで地元で培ってきた実績と努力によるものです。
 

③ファンドについて


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現在われわれが募集しているファンドは、「おかわり」で熊本農家を応援お米ファンドであります。お米農家との連携をより深め、熊本の美味しいお米を全国にPRし、熊本地震から一歩ずつ復興に向けて頑張る農家を応援するファンドです。

おかわりできるようなお米をもう一度、それが我々が造るくまモン米です。ファンドの趣旨でもあります。いま、色んな品種、作り方があると思いますが、しかし、品地がやはり大切です。高品質のお米を熊本の農家さん達と一緒に作っていきたいと考えています。

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本ファンドで集まったお金は、広告宣伝費、コメの仕入れ、設備投資に使用させていただき、お米の優良産地である上益城郡の美味しいお米を安定して全国へ広げていくための強化費用として活用させていただきます。資金使途には仕入れ費用をいれています。
これは、高齢化と離農の問題がこの地震をきっかけに早まっているからです。その中でも、美味しいお米を仕入れることで、地元農家さんの応援、生産意欲を高める支援にもなると思い、資金使途に入れております。

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「くまモン塩栽培米」

この「くまモン塩栽培米」は九州でもトップクラスの優良食味産地にて、化学肥料や農薬を県の栽培基準の半分以下しか使用しない特別栽培米です。田んぼに天然の塩を撒くことで土の中のミネラル分を補給し、土壌の酵素を元気にします。土の状態がよくなると稲の根がよく張り、稲がすくすくと育ち、病気や害虫に強い美味しいお米になります。この塩栽培米は、7年前から美味しいお米づくりを農家の方と追求する中でつくられました。美味しいお米を身近に楽しみながら食べて頂きたいという想いからです。
地元のデパートや企業様のノベルティでもご利用いただいていまして、とても評判がいいです。
 

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この「くまモン塩栽培米」は、外国人の方にもお土産として日本の美味しいお米を手軽に持ち帰っていただけるように1個当たり2合分のお米をパックにして、多言語での炊飯表記など、パッケージもこだわって工夫されています。
今回取り組む事業の中で、自社ECサイトも構築することによって、新商品の開発も含めてインターネットでの販売にも特化していくことができます。既存商品だけでなく、高付加価値商品である熊本産のお米をいかに多くの方に味わっていただけるのか。試行錯誤し、その販売を今後強化していかなければならないと感じています。
 

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本ファンドに投資いただいた投資家の皆様には、投資家特典として、1口につき、本事業開始後に収穫される熊本産「新米」2,000円相当(送料・税込み)をファンド期間中に1回送付させていただきます。

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最後に、我々の想い

近年、農家の高齢化、後継者不足、お米の価格競争などによって苦しんでいる農家は少なくありません。我々は、農家との結びつきをより一層強くし、美味しいお米を安売りせずに農家と消費者がお互いに納得できる価格で提供していきたいと考えています。

「熊本地震」により弊社の倉庫、設備、商品が大きな被害を受けましたがいろいろな支援制度を利用して再起を図っております。農家・農地も甚大な被害を受けました。また農家の高齢化に伴い産地の力も低下しています。地震により全国的にある農業問題が加速的に浮き彫りになったと感じています。
 
「産地の力」を最大限に生かす為「塩栽培くまモン米」を生産・販売していき「お替りできるお米」を消費者の皆様にお届けしたいと思っています。食べられた方々の「元気の源」なればとも思っています。

繰り返しになりますが、被災だけではなく高齢化離農がいま進んでいます。
先日も大和町の農家さんと味の協議をしてきました。農家さんとともに、希望のもてるお米を作っていきたい。
こんな美味しいお米が熊本にあることをぜひにも、知って頂きたいです。

皆様のご支援の程、どうか引き続き、宜しくお願い申し上げます。
以上、ご清聴ありがとうございました。

「おかわり」で熊本農家を応援お米ファンドページはこちら

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▲個別ブースでのご様子
 
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ファンドについて2019年2月25日 18:42

豊國酒造 スパークリング日本酒ファンド 満額調達のお礼

平素より弊社サービスをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
ミュージックセキュリティーズ株式会社でファンドの組成営業を行っております、佐々木と申します。

先週22日金曜日の夜に募集開始をご案内いたしました「豊國酒造 スパークリング日本酒ファンド」は、皆様のおかげをもちまして翌日に満額募集達成いたしましたこと、ご報告と御礼を申し上げます。

本ファンドは、福島県会津若松駅から車で30分程度の場所にある豊國酒造合資会社のawa酒の拡大に係る費用を応援するファンドになります。
雪が非常に多い地域で、実際に何回か足を運ぶのに苦労した場所でした。

そんな場所で約150年事業を営んでいる同社が、昨年より新たに始めた瓶内二次発酵のスパークリングawa酒。

※awa酒とは、awa酒協会が認定した特別なスパークリング日本酒です。厳格な基準のもとで製造されており、美しい透明な泡が沸き立ちます。​
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市場にはどちらかというと瓶に炭酸ガスを充てんするスパークリング日本酒が多い中で、本商品は瓶内で再度発酵させるという過程を経るため、非常にくちどけが良く、飲んでいて気が付いたらあっという間になくなってしまう、そんなお酒でした。

こういったこだわり等、改めて来月の8日に下記のイベントで代表が登壇し直接お話をしていただきます。

【3/8(金)】「チャレンジ!ふくしま創生プロジェクト」セミナー&交流会2019

是非お知り合いの方にもお声がけの上、お越しいただけますと幸いです。

参考:豊國酒造 スパークリング日本酒ファンドファンドページ

引き続き、どうぞ宜しくお願い致します。
 

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被災地応援ファンド2019年2月21日 16:40

「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンドセミナー2019」開催レポート

皆さま、こんにちは。

2月5日(東京)、6日(大阪)に「セキュリテ熊本地震被災地応援ファンドセミナー2019」を開催いたしました。
お越しくださいましたみなさま、誠にありがとうございました。

セミナーにおいての事業者さまのプレゼンテーションの概要と、ご来場のみなさまとの交流会の様子をご紹介いたします。


熊本県 企画振興部企画課長 内田 清之 様
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熊本被災地の生活者の現状、事業者にとってどのような困難があるかをお話されました。
・当時、熊本県民の1割が家を無くし、現在も2万名の方が仮設住宅に住んでいらっしゃること
・水道や道路も復旧が完了しておらず、観光道路にも影響があったため、震災からもうすぐ3年が経つ今も客足が戻っていないこと 
など、被災地の復興には継続的な支援が必要であることを述べられました。


以下、参加事業者様のプレゼンテーションの様子です。

通潤酒造株式会社 代表取締役 山下 泰雄(やました やすお)様
通潤酒造 新しい物語ファンド

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「復興して、元の状態に戻るだけではない。世界に通用する酒蔵ツーリズムを。」
海外のワイナリー視察にて感銘を受けた代表の山下氏は、復興に伴い新しい酒蔵への改革を目指しています。
ワイン生産者はワイナリーへの招待、醸造について、またワインのテイスティングについてなど情報を提供することに価値を付け、訪問者も対価を支払うというスタイルです。
酒造りがお客さんを楽しませ、夢のある誇り高い事業であることをまずは自社から再認識し発信する試みとして現在酒蔵の再建が進められています。
新しい物語を発信する通潤酒造の酒蔵は今年3月30日にオープン予定です。

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有限会社吉原食品 吉原 常太(よしはら じょうた)​様
自社栽培手作り「倭播椒」漬物ファンド

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吉原食品は、登壇者吉原常太氏の祖父母が創業しました。家業は農業であり、自分達が育てた野菜を加工し食品製造販売業として漬物を提供し始めたのがきっかけです。
地域の漬物販売会社として順調に事業を拡大していましたが、熊本地震で益城の直売所は全壊し、自宅はもとより社屋、加工場など被害は甚大でした。
そのため廃業も頭をよぎりましたが、地震から1週間後のまだ道も悪いなか、本社屋へキムチを買いに来た方から「震災の片づけを手伝ってくれた親戚へのお礼に贈りたいと思った」との言葉を聞き事業再建を決意します。
現在は近隣の敷地に自社加工工場を建設中であり、量産体制を整えるべく復興に向けて進んでいます。
幻のキムチとして地域に愛された「倭播椒(わばんしょう)極み」の再生産も復興の目標の一つとしています。

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千代の園酒造株式会社 取締役 本田 裕理(ほんだ ゆり)様​
千代の園酒造 熊本米「華錦」ファンド】​

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千代の園酒造の歴史をひも解くと、米問屋としての創業に行き着きます。
1896年に日本酒造りを始め、戦後普通酒全盛の時代に全国的に先駆けて純米酒仕込みへ挑戦した藏でもあります。
ファンドで挑戦するのは、すべて熊本の素材を使った日本酒造りです。熊本県初のオリジナル酒造米「華錦」、熊本酵母、熊本の地下水による「オール熊本の日本酒」をもって、地域の復興へと繋げます。

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有限会社地獄温泉清風荘 代表取締役社長 河津 誠 (かわつ まこと)様​
阿蘇地獄温泉 すずめの湯復興ファンド​

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南阿蘇にある地獄温泉の「すずめの湯」は、源泉の湯につかることができる全国でも珍しい温泉です。
温泉と冷泉が同じ個所に湧くため加水が不要、自然の奇跡の恩恵を受けることができるこの場所は、200年以上前から人々を癒してきました。
この度の熊本地震で地域が復興作業へ取り組むなか、地獄温泉清風荘はその後の水害により裏山の土砂が敷地内に流れ込み壊滅的な被害を受けました。
再建できるのか、また再建するまでに要する期間に目途すら立たず途方にくれていた時に、源泉「すずめの湯」が湧き出るのを確認することができました。
「このすずめの湯で、お客様をもてなす毎日を取り戻したい」との想いで、再建を近い兄弟三人力を合わせ奮闘しています。

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Luna株式会社 代表取締役 宮本 孝志(みやもと たかし)様
星降る至高の宿 南阿蘇ルナ天文台ファンド

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九州で最大の天体望遠鏡を有し、宿泊施設でもあるLunaのオーベルジュ森のアトリエ。
宿は32年前、プラネタリウムは22年前に作りました。
プラネタリウムも天体観測も、その感動から「大切な人とまた来たい」と、現在は昔来られた方の子世代が帰って来るほどです。
震災では望遠施設が故障し、宿までの道路も寸断されました。
「お客さんが(物理的に)施設に来られない状態になり、事業をやめると言えば従業員は新しい道を探しに行ける。
それでも続けるということは、従業員への責任を果たし、お客さんに来てもらえる施設にするということ。」
自然災害という地震に遭い、その夜地域一帯の停電で「星空のすばらしさ」にあらためて感銘を受け、そして自然に勇気づけられました。
現在、宿の修復は完了しておらず、その修復費用と天体観測設備の新化のためにファンドに挑戦中です。

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南阿蘇オーガニック株式会社 代表取締役 小松丸 昌子(こまつまる しょうこ)​様
南阿蘇村 みんなに優しいスープファンド

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南阿蘇オーガニックは、南阿蘇の恵まれた環境で育ったハーブや山野草、果物を主原料にしたハーブティーなどの食品や化粧品を製造販売しています。
地元の方々と、この南阿蘇村をオーガニックの村としても復興に向かいたいという強い想いを持っています。
南阿蘇は朝夕の寒暖差から虫が少ない、オーガニックの食品を育てるのには好適な土地です。
現在、その地も生かして震災被害も受けた農家さんの支援と再生のために南阿蘇の野菜をベースとした新規スープ事業にチャレンジをしています。
地震による地盤被害で田んぼが使えなくなった農家さんとも組み、田んぼを畑に転化します。そこで収穫された野菜を原料としたスープを製品化していきたいと考えています。
大人にも子供にもやさしいスープを作っていきます。

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御船共栄株式会社 代表取締役 赤星 和彦(あかほし かずひこ)様
 【「おかわり」で熊本農家を応援お米ファンド

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創業が明治18年、赤星商店として米の卸売りから始まって以来、米、雑穀、肥料、農薬の販売を営んでこられ、現在では、仕入れから検査、精米加工、そして納品まで一元管理できる体制で事業を行っております。
御船町は豊かな自然と湧水に恵まれた町です。高原の清らかな水と、その水によって育ったおいしいお米があります。
この自然と水で作られたお米に絶対の自信を持っています。この産地の力を最大限に生かすため、地元農家の方々と一緒になって米を生産・販売していきます。
熊本の「おかわりしたくなるお米」を消費者の皆様にお届けし、食べられた方々の「元気の源」になれるよう、御船共栄株式会社はお米農家と消費者の架け橋になっていきます。


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交流会の様子

日本酒など、事業者さま自慢の商品をお楽しみいただき、賑やかな交流会となりました。

【ご来場いただいた方のお声】
・初めてこういった会に参加しましたが、事業者の方とお話ししていて、すごくワクワクしました。事業者さんの生の声を聞くと、事業への想いにグッとひきこまれます。
・まだまだ、復興が進んでいないことを実感。直接聞くと、やっぱり大変なんだと感じました。
・本日はありがとうございました(ルナ天文台に投資しています)。事業者の方々のプレゼンを直接きくことができてとてもよかったです。私のチョイスは間違っていなかったと、うれしく思いました。


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改めてご参加をいただき、誠にありがとうございました。

これからの事業者様の活動に乞うご期待ください。

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イベント2019年2月20日 17:05

3/8(金)【「チャレンジ!ふくしま創生プロジェクト」セミナー&交流会2019】を開催します。

今年も、【「チャレンジ!ふくしま創生プロジェクト」セミナー&交流会2019】を開催致します。

チャレンジ!ふくしま創生プロジェクト」は、福島県事業者のストーリーと取り組みを全国に広くお伝えし、志を共にする方々と新しい福島を創っていくために立ち上げられました。
昨年本プロジェクトに参加した、福島食材のブランディングを手掛ける会社の商品が、Amazon売れ筋ランキングで1位に輝くなど、数々のストーリーがあります。
今回のイベントでは、今年度、プロジェクトを通じて資金調達を行う福島県事業者の皆さまが集まります。
福島の現状や、未来に向けたプランをお伝えするとともに、商品を味わえる交流イベントです。この機会に奮ってご参加ください。

このような方におススメです
1:自分のお金が事業の成長につながる、「応援する投資」について知りたい。
 
2:福島県特有の事業について詳しく知りたい。
 
3:クラウドファンディングがどういったものか知りたい。

当日はニッポン放送ラジオ番組「あさぼらけ」の取材が入り、そのトークコーナーとして上柳昌彦アナウンサーと、元水泳日本代表の松田丈志(まつだたけし)さんがお話されます。
震災が起きたその時間にラジオで様子を伝えた上柳アナと、アスリートとして積極的に東北被災地支援に関わってこられた松田さんから、福島についての想いをお話します。

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上柳昌彦アナウンサー       松田丈志さん

日時:2019年3月8日(金)18:30~20:30(18:15受付)
場所:毎日ホール アクセス:http://www.mai-b.co.jp/access.html
   (〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1‐1‐1 パレスサイドビル(毎日新聞社ビル) 地下1階)
参加費:無料

 

今回イベントに参加する事業者一例
<ファンド>
●株式会社富樫縫製 【富樫縫製 サポートスーツファンド
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炭素繊維の素材力と、それを縫製する独自の技術で機械装着不要の軽量サポートスーツを作ります。
農・漁業、介護従事者の負担軽減、腰痛に悩む方の姿勢矯正の2場面で活躍。会場で実物をご覧いただけます。

●豊國酒造合資会社 【豊國酒造 スパークリング日本酒ファンド
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1862年創業 会津の老舗酒蔵が、スパークリング日本酒で新たな可能性に挑戦します。
先日、募集開始から1日経たずに満額調達を達成した、人気の事業者さまです。

株式会社フルーツファームカトウ【吟壌果実を味わう農園カフェファンド
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20年にわたり研究した独自の発酵肥料で土壌をつくる「酵素農法」で、贅沢な蜜・香り・味わいが揃った「極上りんご」をつくっています。
作り方のこだわりを聞き、その果実を使った料理を食べられる、「楽しむ・食べる」が出来るカフェを農園内に作ります。


<購入型プロジェクト「MOTTAINAIもっと」※>
農業法人マルナカファーム株式会社【いちごのリキュール「koichigo(こいちご)」プロジェクト
建設会社が、高齢により廃業する二本松で唯一のイチゴ農家の栽培技術を継承するためマルナカファームを設立。
イチゴ収穫量の30%近くが販売余剰分や形の悪く出荷できず廃棄となる“もったいない”と、二本松の人気酒造(株)と協力しイチゴ果肉入りリキュールを開発しました。
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ヤスヤ(岩崎 明)【ふくしまの新種のスイカ「エメラルド(仮)」(プロジェクト準備中)】
無農薬で安心・安全・新鮮な旬の野菜を届けたい。
6年間の試験栽培実績を経て、糖度13.5~17.5度というメロンより高い糖度のとても甘くて美味しいふくしまの新種のスイカ「エメラルド(仮)」の本格的な生産販売を始めます。


※<購入型プロジェクト>は、事前購入という形でご参加いただく購入型クラウドファンディングで、ミュージックセキュリティーズ、伊藤忠商事、毎日新聞社、全国信用協同組合連合会が共同で運営するクラウドファンディングサイトです。
 

共催:福島県/ミュージックセキュリティーズ株式会社/毎日新聞社/伊藤忠商事株式会社/全国信用協同組合連合会

 
昨年の様子
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※ 本セミナー&交流会は、募集中のファンドについてご説明や勧誘を行う場合がございます。

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お知らせ2019年2月19日 10:00

日刊不動産経済通信に、三井住友トラスト基礎研究所と弊社の提携に関して紹介されました

この度、株式会社不動産経済研究所が発行する不動産セクター唯一の日刊紙​『日刊不動産経済通信』の2019年2月15日版に、株式会社三井住友トラスト基礎研究所と弊社の取り組みが掲載されました。

■記事タイトル:「データセンター特化型ファンドを組成へー三井住友T研とMS社、SDGsを推進」
記事の中では、両社が地域活性化やSDGs達成を目指して業務提携し、今後太陽光などのクリーンエネルギーを活用したデータセンターの開発を通じて、SDGs推進に貢献する事業を共同で展開していく旨が紹介されています。

第一弾として、ミュージックセキュリティーズ社が来年度中にもデータセンター建設の為のESG投資ファンド(ファンドの規模は数十億~100億円で、投資家は個人を中心に想定)を組成することなども紹介されております。

データセンターの建設により、世界的なハイテク企業の誘致や、データセンター事業そのものによる地域の雇用促進が期待される為、本事業への関心が高まっています。

【本記事への関連プレスリリース】
株式会社三井住友トラスト基礎研究所​との業務提携のお知らせ
https://www.securite.jp/news/release?a=30

 

※データセンターとは、「サーバーを置くためのスペース、通信回線(ネットワーク)、消費する電力を提供する施設のこと」と定義されていて、従来は、企業が自社内でサーバー等の設備を保有し、管理・運用を行うのが一般的でしたが、現在では、設備管理や電力面での効率性から、専業のデータセンター事業者からスペースを借り受けたり、クラウドサービスの提供を受けたりすることが一般化しつつあります。
データセンター事業者においても、自社で施設(建物)を保有せず、他社からスペースを賃借し、サーバーの設置・管理等のサービスを提供する形態が広まりつつあり、そのような背景から、都心部に限らない地域(地方)においても、データセンターの建設ニーズが増えています。

 

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お知らせ2019年2月18日 14:00

6/1(土)・6/2(日)に『日比谷音楽祭』開催決定~フリーで誰もが参加できる、ボーダーレスな音楽祭~

日比谷公園を舞台に、日比谷音楽祭 開催決定
~ミュージックセキュリティーズは制作委員会の一員として参画、音楽祭の資金調達をサポートします~



6/1(土)・6/2(日)に、"フリーで誰もが参加できる、ボーダーレスな音楽祭"をテーマにした「日比谷音楽祭」が日比谷公園にて開催されます。主催である日比谷音楽祭実行委員会の実行委員長は、音楽プロデューサー・亀田誠治さんが務めます。
 
今回、日比谷音楽祭を応援してくださる個人の方を募集する、クラウドファンディングを予定しています。企業による協賛だけでなく個人の方でも支援という形でご参加いただくことができる場として、今回のクラウドファンディングは重要な取り組みになります。
リターンとして、ワークショップの参加権や大音楽堂(野音)でのコンサートチケットなどを提供する予定です。抽選より先行して確実に座席を確保できる他、日比谷音楽祭のオフィシャルサイトにお名前が掲載されるなど日比谷音楽祭の作り手側としてご参加いただけるクラウドファンディングにもご注目ください。 ※詳細は後日発表いたします。
 
ミュージックセキュリティーズは制作委員会の一員として参画しており、上記の資金調達の面で「日比谷音楽祭」をサポートします。
募集予定のプロジェクトにご興味のある方は「セキュリテ(https://www.securite.jp/)」に会員登録の上、今後の発表にご注目ください。
 
◆「日比谷音楽祭」公式サイト http://www.hibiyamusicfes.jp
*詳細は下記リリースをご覧ください
 
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お知らせ2019年2月15日 18:00

セキュリテ10周年企画【対談~ゆっくり、いそげ~】

皆様、こんにちは。
平素より「セキュリテ」の事業内容に深いご理解を賜り、誠にありがとうございます。
当社は2000年に創業し、アーティストが音楽CDをつくるための費用を集める音楽ファンドから始まり、その後、純米酒や飲食店をつくるファンドなどを手掛け、2009年に「セキュリテ」をオープンしました。
早いもので、この2月16日にセキュリテが10周年を迎えます。
これまでファンドを組成して下さった事業者様と、出資し支えてくださった投資家様に深く感謝申し上げます。
そして、この大切な節目に、セキュリテの立ち上げから今日までの道のりを、取締役の影山と杉山とで振り返ってみました。よろしければご一読ください。

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杉山:早いものでセキュリテ10周年ですね。


影山:昨日のことのように感じます。
もともと音楽ファンドから始まって、その後、純米酒や飲食店のファンドに取り組んだ歴史がありましたから、その仕組みを他の分野にも広げていくという発想はずっとあったわけです。そんなタイミングでちょうど事業者の方からのご相談もあったので、その機会に、カタカナでいえば「プラットフォーム」、言い方を変えれば「市場」を作ってみたら、そこに事業者の方も参加して、投資家の方も参加して面白いことが起こるんじゃないか。そんな発想でした。





杉山:「セキュリテ」のサイトオープンのお知らせ記事を改めて見てみたら、「人をつなぎ、未来をつくる みんなの資本主義プラットフォーム 」、「大切なものを守る、という投資」と紹介されていました。


影山:なつかしい(笑)。当時、過去から受け継がれてきた大事な伝統や技術を守るという趣旨に加えて、ここから新しい挑戦が起こり、未来がつくられていくようなことになったらうれしいよねとよく話をしていたことを覚えています。



2009年:セキュリテWEBサイト


杉山:いまや、当社が扱ったファンドは、募集総額 83億6,966万6,538円、 事業者数 549社、 ファンド数824本、 償還済ファンド数 364本です。


影山:すごいことだと思います。単純計算すれば1年あたり8億円以上のお金が動いたということだものね。始まりのころを知っている自分からしたら、まずはここまで来られた自分たちのこと、一旦は認めてあげてもいいんじゃないかという気になります(笑)
杉山さんはこの10年、一番近いところでこのセキュリテを見守ってきたと思うけど、印象に残るファンドはありますか?





杉山:一つ一つ、どのファンドも思い出深いですね。
関わった順番でいうと、2009年に、自分で初めて作ったファンドの「カンボジアONE」。カンボジアのマイクロファイナンス機関のファンドですが、これをやりたくて転職して入社しました。それから、自分の人生観や会社との関りを含めて大きく変えたのが、東日本大震災のあとに作った「セキュリテ被災地応援ファンド」。これは最初の立ち上げ時の6社から始まり、38社すべてに思い入れがあります。そのあと、2013年に大阪に西日本支社をつくることになり、最初に担当したファンドが、神戸の靴屋さん、ベルのファンドですが、これも強く印象に残っていますね。



2009年:セキュリテイベント。当時杉山は、NPO法人Living in Peaceのマイクロファイナンスプロジェクトのリーダーとして、事業者サイドでゲスト参加しました。


影山:「マイクロファイナンス」という言葉を使う時って、少額の貸付だったり運用サイドがマイクロであるという意味で普通使われるわけだけど、セキュリテのそれは調達サイドもマイクロ(少額)だったわけだものね。そんな仕組みは、当時世界のどこを探してもきっとなかったんだろうから、ものすごく画期的なことをやっていたんだと思う。
今でこそ「クラウドファンディング」っていう言葉も一般化してきたけど、それを10年前から実現していたということは、国際協力や開発援助といった文脈で考えてもセンセーショナルなことだったんじゃないかと思いますね。


杉山:影山さんが記憶に残るファンドは何ですか?





影山:僕は、「丸光製麺」のファンドかな。
当時の自分の問題意識として、お金を出してもらう事業者の側だけでなく、お金を出す投資家の側にとっても意義があって魅力のある仕組みになったらいいなって思っていたんです。
それにある意味チャレンジしたのが「丸光製麺」のファンドでした。「ファンミーティング」のようなもの開催したり。うまくいったことばかりではなくて、反省点もたくさんあるけれど、あの取り組みをしたことで出会えた人もいるし、特別な関わりの機会になったことは事実だろうと思うんです。いい形でそういう経験ができると、出資した人にとっても「セキュリテ」という仕組みが特別な存在になっていくということもあるんだろうと思うんです。



2011年:セキュリテ被災地応援ファンドWEBサイト



杉山:事業者数549社、この中には影山さんの「クルミドコーヒー」ファンドも入ってますね。





影山:そうですね。新しいお店(胡桃堂喫茶店)をつくるときの資金を応援してもらいました。もうすぐ丸2年になるんですが、出資してくださった方々のことは、力を合わせて一緒に事業を育てていく仲間だと捉えています。
僕の思い描く理想形は、「投資家向け」などといった形で特別に交流の機会を作らなくても、特に僕らみたいにお店をやっている事業者であれば、普段の営業やお店でやるイベントなどを通じて、自然に出会って、かかわってくれて、でも実は普通の参加者以上にお店のことを思ってくれている。
そうした方々が実際に何人もいてくださるので、外目には見えにくいし、説明の難しさもありますけど、出資を通じたかかわりは確実に育っていっているとも感じます。





杉山:私は、理想形にはまだまだ遠くて、やっぱり投資した人の体験としては不十分だと思うし、事業者さまにとっても「セキュリテ」を利用したことの意味を十分に感じてくれている人がそんなにまだ多くないんじゃないかと感じています。10年で実績も出てきたけど、同時に300本以上と償還も増えてくると色んな課題が見えてきて、まだまだやることはあるなと。


影山:そうですね。ただ、足りてないと思うのは分かるし、もっとがんばらなきゃだけど、一方ここまでこられたということも、素直に認めていいと思いますよ(笑)





杉山:それから、今ペルーでも動いているんですけど、日本の皆さんのお金で海外の事業を応援できたり、セキュリテのような仕組みがない国で新しくそういう仕組みをつくることができたらいいなと思っています。また、東日本大震災から間もなく8年ですが、「セキュリテ被災地応援ファンド」も去年3つ、償還も迎えているので、投資があって、分配があったら、またそれを元手に投資できるんだというお金の循環という体験を、沢山の人にしてもらいたいなと思っています。
影山さんは、この先の「セキュリテ」の課題って何だと思いますか?





影山:僕は、「セキュリテ」はもっとメディアになるといいなと思っています。
つまり、募集の局面でも、運用の局面でも、その事業のひとつひとつの中身がいかにユニークで面白いかっていうのは、やっぱりプロジェクト概要というシートだけでは伝わらりきらないって思うんです。
事業者の方の肉声とか、現場で実際日々起こっていることなどをうまく拾い上げて、文字だけじゃなく音声とか動画とか触れやすい形にして、投資家に届けることができたらなってよく考えます。投資家説明会などリアルなイベントを開催すれば、「応援したい」って熱もやっぱり自然と高まるじゃない? それをセキュリテのサイト上でも再現できたらいいのになって思うんです。

また、投資家の方々の中でも、一歩二歩踏み込んで事業にかかわってくれる方がいらっしゃる時に、どうして踏み込む気になったのか、踏み込んでみてどう感じたかっていうのは、他の投資家の人たちもきっと知りたいことだと思うし、事業者の側にとってもそういう関わり方をしてくれる可能性があるんだと思えると、この仕組み自体をより魅力的に感じるということがあると思うんだよね。そういうメディア的な機能が、もう少し付加されてくるといいのになと感じています。

それから、個人的には、もっとローカルなお金の地産地消をやりたいなと思っています。
地域で挑戦する人がいて、それを応援する人がいて、そういう距離感でお金の流れをつくっていけたらなって。
自分なら、国分寺というこのまちでも色んな取り組みがあるから、地域の人に応援してもらえるような仕組みを「セキュリテ」と一緒に作っていけたらなと思っています。





杉山:そう考えると、「セキュリテ」って、グローバルにもローカルにも可能性がありますよね。


影山:そうですね。「セキュリテ」は今、「インパクト投資プラットフォーム」として歩みを進めているけど、関わり始めて17年、その可能性や魅力はやっぱりすごいなと思っています。自分もベンチャーキャピタルの仕事などもしてきたわけだけど、金融がもたらす事業活動への影響力ってすごいわけで、「セキュリテ」のお金みたいなものが金融の選択肢の一つとして出てくると、単純な売上とか利益の成長だけじゃない、もっと目に見えにくい部分も含めて価値がつくり出されているっていうことを、経営者も応援する側も共有できる。
そしてもしそれが広まっていったなら、世の中全体に生み出される価値のシェアが変わってくるというか、金銭的な価値以外の価値も同じように大事にしていける。
「セキュリテ」にはそういう可能性があると思っています。





杉山:セキュリテのファンドは、影山さんの著書「ゆっくり、いそげ」の中の言葉を借りると、個人の「消費者的な人格」を刺激するというよりは、自分のお金によって、社会がこんなに変わるとか、いい事業が出来るよっていう方向で「セキュリテ」が成長していければいいなと、改めて思います。
今回、セキュリテはこれで10年ですが、来年、当社は創業20周年を迎えます。日本でも、世界的に見ても、いわゆる「クラウドファンディング」という言葉がまだない時期から、どこよりも早くこの仕組みを実践している会社の一つとして、まだまだ新しいことにチャレンジし、社会の、世界の資金ニーズに応え、皆さまに魅力的な投資の機会をつくっていけたらいいなと思っています。


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企画・編集:加藤
撮影:杉本
対談場所:胡桃堂喫茶店
杉山と影山のブログ:「ゆっくり、いそげ?~セキュリテ自由帳~

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