盛屋水産(宮城県気仙沼市/漁業・水産加工)の場合
東日本大震災から3年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
【盛岡水産の場合】
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。
(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
当初の計画より進んだ。
(b)昨年に比べると、いかがですか。
今年のほうが良い。
◆進んだこと、進まなかったこと、その原因など、具体的に教えてください。
養殖は筏も増え、牡蠣の生育も順調。
自社の牡蠣処理場の設置、ワカメ塩蔵加工、海産物4種(かきぼん、さらちゃん、ムール姉さん、
ほやベビー)の製造販売など、計画していなかったことが進んだ。
一方でホタテ貝の貝毒による長期の出荷規制があり、自然相手の収入の制限はある。
◆現在、直面している課題を教えてください。
人材確保に通じるが、忙しくなるにつれ事務、営業(販路開拓)ができる人が欲しい。
人材確保:「つなかん」の料理を切盛りできる人材がほしい。
事務、販路開拓を担ってくれる人材がほしい。
販路開拓:製造計画が立てられるよう、安定した販路の開拓が必要。
現在はどのくらい作ればいいのか、作ったら作ったで賞味期限までに
売り切るためにはどうしたらいいか、困っている状況。
◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。
課題と関係ないですが、訪ねて来てくださることは本当に嬉しく励みになります。
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、
関わり方等、あれば教えて下さい。
特にありません。
◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。
加工品の販売先に困っている時にウェブページで販売をしていただき、
実際に出資者の方々に購入していただいたこと。
出資者の方々からお便りや年賀状をいただいたり、「つなかん」に遊びに来ていただいたりして、
見守ってくださっていることを感じること。
◆2014年の抱負を教えてください。
・「つなかん」のお風呂をなんとかしたい。
現在の家庭用から、早く大人数の宿泊にも対応できるような形にしたい。
現在大工さんの順番待ち。
・加工商品の販路開拓。計画が立てられるような安定販路を確保したい。
(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)
(→「震災から2年。現在の課題と求められるもの」はこちら)
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