被災地応援ファンド 2014年2月2日 17:31

星のり店 (宮城県石巻市/漁業・水産加工)の場合

東日本大震災から3年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。

 

【星のり店 の場合】

 

◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。

(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか

当初の計画より進んでいない。

(b)昨年に比べると、いかがですか。

ほぼ同じ。

 


◆進んだこと、進まなかったこと、その原因など、具体的に教えてください。

規模拡大が図れない

 


◆現在、直面している課題を教えてください。

人材の確保, 原発・風評被害, 販路の開拓, 商品開発

 

商品開発:塩のり・味付け海苔など、直販を開始して20年を経過しているが、

販売数量が震災前とあまり変わらない。

類似品、模造品が多数出回っているのも一つの理由であると思う。

現在、市場に流れていない新しい海苔の食べ方を模索中だが、

製造に追われなかなか、新商品開発までいかない。

 


◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。

日本全国、海苔生産者は販売を入札制度に頼らざるを得ない状況です。

その入札へ大手問屋が宮城海苔への入札に25年秋から参加しないことになりました。


理由―原発の隣県で生産された海苔は消費者から拒否されるということ。

この現象と同じことが直販をしていても感じ取れる。


宮城・東北の食べ物は安全です。

アピールしていただければとてもありがたいです。


◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、

関わり方等、あれば教えて下さい。

上記の件を国、行政で真剣にとらえてほしい。



◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。

出資者様とはメール等での交流が主ですが、当店を訪ねて下さる方が

昨年もたくさんいらっしゃいました。

初対面なのですが、以前から知り合いだったような、久しぶりという思いで、

その時その時、感動と、ありがとうの気持ちで元気をいただきます。

 

星のり


◆2014年の抱負を教えてください。

「 食はいのち 」

異物を混入しないー食べ物をつくる上でこれは当たり前のこと。

本当の安全、安心は海苔を育て(海)、加工する過程で一切、薬品、添加物を使わないこと。

20年間継続してきた無酸処理養殖を推進する事。

 

星のり

 


(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)
(→「震災から2年。現在の課題と求められるもの」はこちら)

 

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