被災地応援ファンド 2014年2月3日 13:00

菱屋酒造 (岩手県宮古市/清酒製造)の場合

東日本大震災から3年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。

 

【菱屋酒造の場合】

 

◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。

(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか。


当初の計画より進んだ。

 

(b)昨年に比べると、いかがですか。


今年の方がよい。


◆進んだこと、進まなかったこと、その原因など、具体的に教えてください。

去年は計画より+126%であったが、今年はそれ以上になると思う。

元々の販売範囲の宮古市は伸びないが、岩手県の他地域(特に盛岡周辺)が伸びている。

関東方面などの県外移出も堅調で売上に貢献している。

 

◆現在、直面している課題を教えてください。

土地の確保、 原材料の調達。

土地の確保は宮古市の都市計画と関連しているので進捗を待つしかない。

直ぐには動かないで状況の進展を見て行く。

原材料と言うのは酒造用の米のことで全国的に不足気味で困っている。

良い酒を造るには米の確保が重要なので、これが一番困る。


◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。

今、消費者に対する直接販売に力を入れています。

出資していただいた方にメールで案内を送り、お得な商品販売を行っています。

出資者が全てお酒を嗜むわけではないので、メールに応じて注文を下さった方に

重点的に案内を出すつもりです。

案内を御社HPでも紹介していただけるとうれしいです。

 

◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、

関わり方等、あれば教えて下さい。

酒造用の米の問題は国の施策と関係します。

要するに減反と関係しているのですが、酒造用の米は減反と切り離してもらわないと

この状態が続くことになると思っています。

会社の再建には良い酒を造り、買ってもらう必要があるので米の問題は早く解決して欲しい。

 

◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。

今年に入ってから出資者の皆様にお酒の案内を送りました。

運賃サービスなどのお得なお知らせのメールを送り、注文を沢山頂きました。

最初は720mℓの6本セット、それから生貯蔵酒の12本セット、

しぼりたて新酒のセットなどを販売しました。

初めは大丈夫かなと思いながら開始しました。

こちらも出資者様の反応を見ながら色々と工夫を重ねながら販売して来ました。

これは販売としては成功したと判断しています。

これを会社再建の一助にできると思ったので今後も力をいれて行きます。

 

◆2014年の抱負を教えてください。

売上8000万はほぼ達成できたので次は9000万です。

これを来年度で達成するのは難しいと思うので3年計画ぐらいで達成したいと思っています。

菱屋

 


(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)
(→「震災から2年。現在の課題と求められるもの」はこちら)


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