被災地応援ファンド 2014年2月3日 19:00

ドラゴンフラワーズ (宮城県岩沼市/花弁農家)の場合

東日本大震災から3年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
 
 
【ドラゴンフラワーズの場合】
 
 
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。
 
(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか。
ほぼ計画通り。
 
(b)昨年に比べると、いかがですか。
今年の方がよい。
 
◆進んだこと、進まなかったこと、その原因など、具体的に教えてください。
ファンド資金によって建てたパイプハウスを活用し生産した花苗を、
既往、新規の取引先に効率的に販売できた。
ネットを活用した販売は、トライアル的には開始したものの、単発的なものとなってしまった。

 
◆現在、直面している課題を教えてください。
土地の確保、 人材の確保、 販路の開拓、 商品開発。

花卉生産の他に、地域の若手農業者で組織を設立し、白菜の6次化産業を視野に入れて、
生産を開始しました。それに伴って農地、作業スタッフの確保が生じてきました。
販路に関しては、花苗生産量の限界が見えてきたので、クオリティを落とさず、相対取引を
中心とした販売を、引き続き営業活動を行いながら進めます。
 
 
◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。
ネット通販の窓口(販売店、母の日、父の日、敬老の日、ディスプレイ等)
商品開発のアイデア(販売店、飲食店、白菜を使った料理のメニュー等)
 
 
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、
関わり方等、あれば教えて下さい。
集団移転地の緑化工事などで地元生産の緑化資材(花苗、グランドカバープランツ)を利用して欲しい。可能であれば計画段階で参加させて欲しい。

 
◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。
出資者特典をお送りした後、メールやお手紙を頂き、大変励まされました。
直接、圃場見学を希望されて実際に来園され体験農業をされた方がいらっしゃいました。
 
 
◆2014年の抱負を教えてください。
ファンド資金によって3月に2棟、10月に1棟建設したパイプハウスを、年度当初から利用できるので、前年比120%の生産量を目指します。
販売については、引き続き営業活動を行い、安定的な収入をめざします。
新規取り組みの白菜生産は、定期的にメンバーとミーティングを行い、6次化産業となるべく、活動したいと思います。
 

 
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