被災地応援ファンド 2014年2月4日 17:38

大木代吉本店 (福島県西白河郡/清酒等の製造・販売)の場合

東日本大震災から3年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
 
【大木代吉本店の場合】

 
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。
 
(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
当初の計画より進んでいない。
 
(b)昨年に比べると、いかがですか。
ほぼ同じ。
◆進んだこと、進まなかったこと、その原因など、具体的に教えてください。
2013年は計画していた醸造蔵の解体から建直し(完成)まで行う事ができた。
一方、小売部(店舗)は改装工事を予定していたが、醸造蔵の設計、
工事の細部に関わる会議等に時間を要し、店舗の工事をスタートさせられなかった。
◆現在、直面している課題を教えてください。
資金調達, 原発・風評被害

工事の費用が計画よりも増額した。
理由として、工事途中で大きな計画変更(補修を予定していたところを建替えに変更)があったり、
また細部の追加工事を行ったため。

 
◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。
風評被害による大きな取引停止こそありませんが、「福島県」に一度悪いイメージがついた一般消費者への影響は少なからず続いていると思います。
今後弊社にて酒の会、新酒発表会などイベント企画開催の際は、
出資者の皆様にもご参加いただければ幸いです。

 
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。
特にありません。

 
◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。
2012年に引き続き、2013年夏にも、修繕の一部(蔵の内壁のペンキ塗り)を
出資者様(約20名)にボランティアでお手伝いいただき、大変助かり、また交流を深める事ができました。2年連続ご参加くださった方が大多数で、変わらぬご支援に感謝申し上げます。
◆2014年の抱負を教えてください。
醸造蔵の工事を終え、今年度から新しい蔵での酒造りがスタートしました。
新しい蔵では蔵人達と新イメージ・発想・意見を出し合い杜氏兼社長をしている私も
試行錯誤しながら、毎日蔵に入っております。
昨年よりも少しでも美味しい酒を造る!これは今年に限らず一生のテーマです。
今年も皆様に美味しいと言っていただけるお酒に仕上げていきたいと存じます。
また、2014年春からは、今までとは別の種類の酒米造りへのチャレンジも考えております。
2014年も蔵の大きな改修工事が控えております。
完全復旧はまだ先になりますが、社員一同、新大木代吉本店に向けて精進して参ります。
 
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