被災地応援ファンド 2014年2月5日 13:32

ヤマウチ (宮城県南三陸町/魚介類の生鮮品販売等)の場合

東日本大震災から3年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
 
 
【ヤマウチの場合】

 
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。
 
(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
ほぼ計画通り。
 
(b)昨年に比べると、いかがですか。
今年の方がよい。

 
◆進んだこと、進まなかったこと、その原因など、具体的に教えてください。
売り上げは順調に震災前に近づいている。
しかしながら、震災前のように種類を製造することが出来ない(原料不足)。
工場で働く従業員が相変わらず集まらない。
種類を製造できない分、集中してできるものの製造、販売に力を入れている。
新しい工場の建設が、間もなく着手。
今年は原料が不足していたものも、生産が回復する。

 
◆現在、直面している課題を教えてください。
資金調達、 人材の確保、 原材料の調達。

新しい工場の建設により、運転資金に不足が起きる。
消費税、減価償却の増加により財務内容も今年度は悪化する。
しかし、経営計画の中での出来事なので、これを乗り切っていけると思う。
 
 
◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。
商品の販路の支援と、商品に関するアドバイス。
新工場が稼働し、新しい製品ができた時に、製品に対する皆さんのご意見。

 
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。
新しい商店街の基本づくりをみんなで検討している。
その中で、今後多くの人が新しい商店街に参加できるかが大きな課題として浮かび上がっている。
今度の震災で私たちの町はほとんどの商店の人たちが、住宅と、店を流された。
そして今、頑張っている商店の人たちが、何とか仮設の商店街をつくって商売をしている。
おかげさまでその仮説の商店街はたくさんのお客様がおいでになり繁盛している。
しかしその仮説の商店街も3年後には移設が決まっている(民間の土地を借りているため)。
多くの人たちが新しい住宅と新しいお店を別々の場所につくらなければならない。
前にあった商店街の場所は住宅が建てられない場所に指定になっている(町では新しい商店街の場所を造成する予定)2重の投資が避けられない。
そこで私たちは、国や、県、町のお力を借りて、格安の家賃で入居できる商店街の形成をお願いしている。
住民をいち早く呼び戻し、住民が安心して住める町に戻すためには商店街の力が不可欠である。
そのための施策を行政にお願いしている。
いかに少ない投資で自分たちのお店を立ち上げ、前のような商売ができるか。
早い結論が迫られている。よいお知恵を。

 
◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。
たくさんの皆さんからご注文を頂き感謝に堪えません。
いつもホームページにアクセスをしていただき弊社の情報をチェックしていただきありがとうございます。
お店を訪問し、あるいは食事を食べた後に、私も出資し応援をしておりますと、
お声をかけて頂く出資者の皆さんがおります。
大変ありがたく、励みになります。
ぜひ弊社においでの際はお声をかけて頂ければ励みになります。ありがとうございます。
 
 
◆2014年の抱負を教えてください。
新しい工場の建設がこの4月からはじまります。
水産庁の補助を受けて最新の機械を導入し新しい製品もたくさん造っていきます。
9月に完成。10月頃から本格稼働します。
建築の様子もホームページでご紹介をしていきますので是非ご覧ください。

 
 
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