セキュリテ被災地応援ファンドツアー in 大崎、気仙沼、陸前高田 その2
陸前高田の御菓子司木村さんといわ井さんには、前々から準備していただいたいので、
大変に申し訳なかったのですが、陸前高田訪問を断念し、お食事中にお話をしていただきました。
[御菓子司木村屋の木村さんから、直接、お話いただきました。]
御菓子司木村屋さんは、陸前高田の名物のゆべしや雁月をつくってこられました。
木村屋さんは、最近、海外のメディアの取材を何回か受けられたそうです。
陸前高田で復興していくという話をすると、いつも、なかなか理解してもらえないとのこと。
それは、復興への投資に比べて、リターンが低い、つまり効率が悪いと考えられてしまうからなのだそうです。
木村屋さんとしては、そういう面もあるかしれないけれど、とにかく陸前高田で復興を果たすために、
がんばっていきたいと考えられているそうです。
復興を果たすために、日本では珍しいハードタイプのバームクーヘンを目玉商品にしていきたいそうです。
いわ井さんも、同じく陸前高田で、雑貨の販売や酔仙酒造のお酒の販売を手がけてこられました。
現在は、NPO法人が用意してくれた仮設店舗で、一部、営業を再開されているそうです。
今は、中小機構が建設している建物に入る準備中とのことです。
[いわ井さんにも、参加者の皆様と席を囲んで、お話をしていただきました。]
被災後、2ヶ月くらいはあっというまに過ぎ去ってしまったそうです。
自宅の周りに住んでいたご友人などの多くが亡くなられたなかで、とにかく、
もう一度陸前高田を人が集まる町にしようと重いだけで進んでこられたとのことです。
その実現のためには、自分が必要とされないといけないし、必要とされるのは、
商売ができることでもあると考えているとのことです。
陸前高田をどこにでもあるような街にはしたくないと考えているそうです。
もちろん、全部、自分たちでできるわけではないので、スーパーも、ドラッグストアも
必要だし、ありがたいそうですが、それに加えて、自分たちのような癖のあるお店が
ある街作りをしていきたいとのことです。
いわ井さんにとっては、ファンドは希望の光だそうです。
東日本大震災によって、もともと持っていた土地の担保価値などがなくなったので
金融機関からの融資が非常に難しくなっている現状がおありでそうです。
そういう状況にあって、セキュリテ被災地応援ファンドを通じて資金を
投じてくださる方は、本当に心の支えになるとのことです。
いわ井さんには息子さんがいらっさるそうです。正直、今の陸前高田に「戻って来い」
とは言えない。けれども、「だからこそ、自分が復興のための礎をつくっていきたい。」と仰っていたのが、
とても印象に残りました。
今回は、「今年一番の大雪」ということで、陸前高田への訪問を楽しみにしていただいた方が
いらっしゃったにもかかわらず、お邪魔することができませんでした。深くお詫び申し上げます。
そして、長時間のバス旅行、最後までスムーズに行わせていただき、事故なく終えることができましたことに
感謝申し上げます。
今後とも、ツアーを企画してまいりたいと存じますので、どうぞ、ご参加いただければ幸いです。
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「御菓子司木村屋ファンド」の詳細はこちら:
https://www.securite.jp/fund/detail/200
「いわ井 器・和雑貨・地酒ファンド」のお申込はこちら:
https://www.securite.jp/fund/detail/212
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