東日本大震災から4年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
 
【寒梅酒造の場合】
 
◆この１年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。

（a）ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
ほぼ計画通り
 
（b）昨年に比べると、いかがですか。
今年の方がよい


◆その原因や昨年との違いなど、具体的に教えてください。

①商品構成の主軸となる商品を純米吟醸以上のスペックにしたことにより、各々の単価を上げることができた。

②お取引先が年間数店舗増え、その分の売上を確保できることが出来た。

③1店舗ずつの売上高が上昇している。

④製造原価を下げることと、資材等の価格見直し等を行っている。

全体的に、前年よりも一歩進めたのではないかと感じています。
まだまだ、課題は多いですが少しずつ当蔵の認知度も高め、より高品質な製品を醸していけるように取り組んでいます。


◆現在、直面している課題を教えてください。

資金調達、商品開発

商品構成を、もっとより分かりやすく明確にしていく必要がある。
ブランド力向上により務めていきたい。


◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。

設備投資、新たな商品開発に向け一緒に取り組んでいただけるようなことが出来ると嬉しいです。


◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。

やはり、「ものづくり」「中小企業」に対しての施策を充実してもらいたいと
強く望んでいます。賃金底上げも大手企業とは違うのでなかなか難しいところです。
また、資材仕入れ部分に対しての優遇も手厚くなることを望んでいます。
消費税増税の影響が仕入れに対しても多方面で感じられるので、施策を望んでいます。


◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。

ファンドを通じて、当蔵の清酒をご購入してください、
御遣い物にしてくださる方が増えてきたことがとてもうれしいです。
また、お手紙や近況報告をしてくださる方もいて、元気をいただいています。


◆2015年の抱負を教えてください。

現状、少しずつではありますが一昨年より昨年、
昨年より今期と一歩一歩前進することが出来ています。
まだまだ課題は多いですが、一人でも多くの方に「宮寒梅」を
手に取り飲んでいただけるファンを増やしていきたいと考えています。
また、新たな取り組みや展開にチャレンジしたいと考えています！

（→他の事業者のアンケートを見るにはこちら）

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