被災地応援ファンド 2015年2月6日 00:10

マルセン食品 (宮城県南三陸町/かまぼこ製造・水産加工等)の場合

東日本大震災から4年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
 
 
【マルセン食品の場合】
 
◆この1年間を振り返り、事業全体の進捗を教えて下さい。

(a)ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、いかがですか
当初の計画より進んだ
 
(b)昨年に比べると、いかがですか。
今年の方がよい


◆その原因や昨年との違いなど、具体的に教えてください。

設備の充実により、製品アイテム数の増加で売上の増加が図れた。
また、前浜水産資源の回復による加工品の数量増加も大きな要因となる。
それに加え社員の増員もはかれ、売り上げ増につながった。


◆現在、直面している課題を教えてください。

資金調達、土地の確保、人材の確保、販路の開拓、商品開発

現在、仮設工場にて稼働。今後さらに向上してゆくためには、
製造環境の整備が要求されることが必須となり、本設工場の建設を検討中。
来年度の、市街地嵩上げ完了後の換地予定地に、店舗併設の本設での工場を
建設できればと考えていますが、建設費の上昇が大きな課題ってきております。
地域人口流失が続き内需減少が予測され、地域外からより多くの方々に
おいでいただく事へ貢献できるような施設を建てられればと考えております。


◆課題の中で、出資者もしくは弊社がお役に立てそうなことがあれば教えてください。


いままで、発信不足でご迷惑をお掛けしておりました。
進めてゆく上で弊社としても投資家皆様に積極的に
情報発信に努めさせて頂だいと思います。


◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関や企業、個人等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。

行政の方々とは、補助金、土地等で相談中。


◆この1年、出資者とのつながりの中から起きたことで、何か印象に残っていることはありますか。

3年目になりますが、継続して商品の注文、便り等を頂戴しております。


◆2015年の抱負を教えてください。


震災4年目を迎え、被災地へ関心の風化が加速度に進むのではと考えます。
それに負けず、地域ぐるみで発信をして行けるよう貢献してゆきたい。
人員を増大しつつ、丁寧な企業発信で投資家の皆さんに情報を届けて行きたいです。
とにかく、前を見て歩みます。
今年もよろしくお願いいたします。
 
(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)

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