被災地応援ファンド 2016年2月7日 22:47

及善商店 (宮城県南三陸町/かまぼこ製造・水産加工等)の場合

東日本大震災から間もなく5年。 
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。 
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。 
(アンケート実施期間:2015年12月~2016年2月)

◆この5年間を振り返り、ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、事業の進捗はいかがですか。

当初の計画より進んだ


◆この1年間を振り返り、昨年に比べ、事業の業況はいかがですか。

昨年の方がよい


◆上記について、具体的な内容やその要因などを教えてください。
 

5カ年計画の売上が2年でクリアしてしまったが、その後売上は減少している。要因は震災特需がなくなり、観光客が減ったから。


◆現在、直面している課題を教えてください。 

資金調達、販路の開拓


地元の南三陸に工場建設を考えている。衛生と製造の効率を上げたく計画しているが、資金調達に限度があり、施設設備のコストカットに頭を悩ませている。
 主力商品の売れ行きが予想以上の伸びを見せています。しかし従業員の途中退職など予期せぬ出来事もしばしば起こっており、順風満帆ともいえない状態です。


◆今後、出資者や個人の方、もしくは弊社がお役に立てそうなことや期待されることがあれば教えてください。  

弊社からのネットでの情報を多くの皆様に知って頂きたい。新事業に対してのファンドなどあれば紹介頂きたい。


◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。

低金利の借入資金


◆震災から間もなく5年を迎えるにあたり、あらためて出資者や応援して下さる全国の皆さまへのメッセージをお願いします。

日頃は大変お世話になっております。南三陸町では、未だに土地のかさ上げ作業が続いており、町民の生活への不安は減ることはありません。 また、民間企業の新規雇用の確保、福祉施設の運営など、大きな問題も抱えております。

しかしながら、南三陸町は福興市、さんさん商店街、キラキラ丼などでいち早く復興の勢いを発信して参りました。その努力もあり、被災地としての知名度は高く、震災後は以前より多くの観光客、ボランティアの方々にご来町頂き、本当に感謝しております。

さて、震災からあと2ヶ月で5年が経ちます。私たちは、被災地としてではなく、自立を心がけた行動が必要になります。
それは、自力で更なる地域の魅力を見出し、それを外に伝え、多くの皆様にさらに南三陸町に興味を持ってもらえるような行動です。

弊社はその中で、南三陸ならではのおいしいかまぼこを作り、貢献していけるように社員一丸となり、邁進して参ります。2016年も変わらぬ御愛顧賜りますよう、よろしくお願い致します。


→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)

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