被災地応援ファンド 2016年2月7日 23:39

鵜の助 (宮城県石巻市/わかめ・昆布の養殖・加工等)の場合

東日本大震災から間もなく5年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
(アンケート実施期間:2015年12月~2016年2月)

◆この5年間を振り返り、ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、事業の進捗はいかがですか。

ほぼ計画通り


◆この1年間を振り返り、昨年に比べ、事業の業況はいかがですか。

ほぼ同じ


◆上記について、具体的な内容やその要因などを教えてください。

この1年間の業況はワカメ、コンブ、秋サケの不漁で減収になりましたがホタテの単価高騰で昨年並みに挽回できました。 事業計画の進み具合については念願だった新工場の完成でほぼ計画したものに近づいたと思います。 ただこの施設をもっと活用して売上を伸ばしていくのが今後の課題です。主力商品の売れ行きが予想以上の伸びを見せています。


◆現在、直面している課題を教えてください。

資金調達、人材の確保、販路の開拓、商品開発

人材の確保が1番の課題です、商品の開発を計画しても作成するスタッフが少なく機械化するにも多額の設備費がかかるのでなかなか進まない。


◆今後、出資者や個人の方、もしくは弊社がお役に立てそうなことや期待されることがあれば教えてください。

売上を伸ばすことはは1番の目標ですが経費の節約(省エネ、など)のアドバイスをいただけたらありがたいです。


◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。

震災から5年になりますが復興にはまだまだ時間がかかります。 国や行政からの補助事業はまだありますが資金的補助から経営アドバイス的な補助に代わってきました。また補助率も低くなり申請するにもハードルが高い。 もう少し被災企業が立ち直るまで応援してほしい。


◆震災から間もなく5年を迎えるにあたり、あらためて出資者や応援して下さる全国の皆さまへのメッセージをお願いします。

この5年間無我夢中で復旧復興に取り組んできました。 念願だった新工場が何とかできました、これも出資者や全国の応援して下さる皆様の応援の賜物とたいへん感謝申し上げます。

ただまだ道半ばで今後の課題も山積みです。 今後も復興に向け一所懸命取り組んでまいりますので応援宜しくお願いいたします。


→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)

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