被災地応援ファンド 2016年2月8日 23:28

いわ井 (岩手県陸前高田市/和雑貨等の販売)の場合

東日本大震災から間もなく5年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
(アンケート実施期間:2015年12月~2016年2月)

◆この5年間を振り返り、ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、事業の進捗はいかがですか。

当初の計画より進んだ


◆この1年間を振り返り、昨年に比べ、事業の業況はいかがですか。

昨年の方がよい


◆上記について、具体的な内容やその要因などを教えてください。

来客数は減少傾向です。しかし、予想したよりはまだ、緩やかです。ただ、当初は遠方からのボランティアの方とか視察の方が多かったのですが、現在はかなり震災前の傾向(市内および近隣市町村からの来店客)に近くなってきました。この傾向の対応策として震災前に行っていた催事やポイントカードの復活を行い、よりきめの細かい顧客対応ができるように変えています。


◆現在、直面している課題を教えてください。

資金調達、土地の確保

かさ上げされる中心市街地への新店舗建設の資金の調達が問題です。


◆今後、出資者や個人の方、もしくは弊社がお役に立てそうなことや期待されることがあれば教えてください。

これから具体的な設計や見積もりが出てきますので、それから考えます。


◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。

復旧することすら困難な事業者がたくさんいます。また、行政の支援はあくまでも、震災当時の復旧であり、時代に合わせた柔軟な制度の利用をお願いしたい。被災者は一人一人、被災時自体はそれぞれ、皆まったく別々の事情を抱えています。対象者が制度に合わせるのではなく、制度が対象者にあわせる。ケースバイケースの対応をお願いしたいと思います。


◆震災から間もなく5年を迎えるにあたり、あらためて出資者や応援して下さる全国の皆さまへのメッセージをお願いします。

出資者の皆様、明けましておめでとうございます。

皆様からの出資のお蔭で現在の仮設店舗を開店し、何とか運営してまいりましたが、年々環境は厳しくなってまいりました。

しかし、来年には、全く何もなくなってしまった市街地が、かさ上げされ再び商店街が作られ始めようとしています。私共の店もできるだけ早く出店したいと思っております。

出資者の方々には申し上げにくいのですが不安材料は数えきれないくらいありますが、町の商売仲間たちと楽しみながら商店街を作っていきたいと思います。
皆様からの励ましのお便りやお言葉、本当に有難うございます。勝手な思い込みですが、全国に応援する方がいらっしゃるようで、心強く思っております。今年もよろしくお願いいたします。



→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)

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