被災地応援ファンド
2016年2月17日 10:29
東北とらやフーズ (宮城県石巻市/水産加工)の場合
東日本大震災から間もなく5年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
(アンケート実施期間:2015年12月~2016年2月)
◆この5年間を振り返り、ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、事業の進捗はいかがですか。
当初の計画より進んでいない
◆この1年間を振り返り、昨年に比べ、事業の業況はいかがですか。
ほぼ同じ
◆上記について、具体的な内容やその要因などを教えてください。
「販売」という点では、商品力が認められて、新規取引はしやすい状況になりました。
反面、「過去まれにみる原料安」から、年間使用する原料をまとめ買いしなければならない状況で、数千万規模での資金調達を余儀なくされています。
原料安であり商品の認知度UPの状態を考えると、今年が最大のチャンスであると予測しますが、残念ながら金融機関には、この好状態を判断する能力はなく、新たな先からの資金確保が近々の問題となっています。
◆現在、直面している課題を教えてください。
資金調達、原材料の調達、販路の開拓
前項でも記載した様に、原料調達のための資金確保ができるか否かが最大の難問です。
たら子/明太子業界に限らず、水産業界全体は底に着いた感があり、後は昇るだけだと推測します。
商品開発や取引先開拓等の基本的努力に加え、今の状況を正確に判断し理解してくれる機関があるかどうかが、今後を左右すると考えます。保守的な銀行との取引では、この苦境は乗り切れないです。
◆今後、出資者や個人の方、もしくは弊社がお役に立てそうなことや期待されることがあれば教えてください。
「発想と儲かる根拠はあるが資金がない」というのが当社の特徴です。
もう、銀行から借入する時代ではないと考え、新たな資金調達の方法を模索し、実行していきます。
出資者の方々のご理解と、ミュージックセキュリティーズ様からの迅速な情報提供を望んでいます。
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。
国や行政のみならず金融機関も、担当者の判断や考え次第で、大きく異なる事を経験してきました。
特に金融機関(当社取引銀行)は、復興を阻害する要因ばかりで、計画的根拠は皆無に等しく、「損害賠償」を請求する直前までいった事に憤りを感じます。
被災企業が復活に賭ける想いや行動は、一部の団体から見れば「対岸の火事」で、責任を負うから何もしないスタンスの公共機関が多すぎます。
無責任な団体ほど力や影響力を有している故、私たちの様な小さな企業は泣き寝入りするしかない状況です。
◆震災から間もなく5年を迎えるにあたり、あらためて出資者や応援して下さる全国の皆さまへのメッセージをお願いします。
震災直後から4年を費やし目指してきた取引が、取引金融機関の無責任な行動で、契約1週間前に頓挫してしまった昨年は、私たちにとって、東日本大震災に匹敵する程の「人災」でした。
力関係上、決して表ざたにならない理不尽な出来事が、周りを信じて生きてきた4年間を白紙の状態に戻し、灯っていた希望の明かりを消す事となりました。
今年は、東日本大震災から5年の節目の年です。
新たなスタートを切るべく、金融機関との取引を断絶する事となり、難局から始まる1年となりそうです。
私たちの目標は「石巻のたら子を全国区へ!」です。
徐々に認知されてきている状況を加速させるべく、勝負の年にしたいと願っています。
被災地は、震災からの復興を目指し、一致団結した4年が過ぎ、立場や利害関係で意見が異なる新たな局面を迎えております。
「被災地全ての人間や企業が良くなる」という事実はあり得ないのを実感しております。
その中で生き残らなければならないのは至難の業ですが、ここまで底を見れば後は昇るだけだと思います。
出資者の皆様、当社をご存じの皆様
「どうか、私共にお知恵をお貸しください。」
「私共の考えに耳を傾けください。」
よろしくお願いいたします。
(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)
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被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
(アンケート実施期間:2015年12月~2016年2月)
◆この5年間を振り返り、ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、事業の進捗はいかがですか。
当初の計画より進んでいない
◆この1年間を振り返り、昨年に比べ、事業の業況はいかがですか。
ほぼ同じ
◆上記について、具体的な内容やその要因などを教えてください。
「販売」という点では、商品力が認められて、新規取引はしやすい状況になりました。
反面、「過去まれにみる原料安」から、年間使用する原料をまとめ買いしなければならない状況で、数千万規模での資金調達を余儀なくされています。
原料安であり商品の認知度UPの状態を考えると、今年が最大のチャンスであると予測しますが、残念ながら金融機関には、この好状態を判断する能力はなく、新たな先からの資金確保が近々の問題となっています。
◆現在、直面している課題を教えてください。
資金調達、原材料の調達、販路の開拓
前項でも記載した様に、原料調達のための資金確保ができるか否かが最大の難問です。
たら子/明太子業界に限らず、水産業界全体は底に着いた感があり、後は昇るだけだと推測します。
商品開発や取引先開拓等の基本的努力に加え、今の状況を正確に判断し理解してくれる機関があるかどうかが、今後を左右すると考えます。保守的な銀行との取引では、この苦境は乗り切れないです。
◆今後、出資者や個人の方、もしくは弊社がお役に立てそうなことや期待されることがあれば教えてください。
「発想と儲かる根拠はあるが資金がない」というのが当社の特徴です。
もう、銀行から借入する時代ではないと考え、新たな資金調達の方法を模索し、実行していきます。
出資者の方々のご理解と、ミュージックセキュリティーズ様からの迅速な情報提供を望んでいます。
◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。
国や行政のみならず金融機関も、担当者の判断や考え次第で、大きく異なる事を経験してきました。
特に金融機関(当社取引銀行)は、復興を阻害する要因ばかりで、計画的根拠は皆無に等しく、「損害賠償」を請求する直前までいった事に憤りを感じます。
被災企業が復活に賭ける想いや行動は、一部の団体から見れば「対岸の火事」で、責任を負うから何もしないスタンスの公共機関が多すぎます。
無責任な団体ほど力や影響力を有している故、私たちの様な小さな企業は泣き寝入りするしかない状況です。
◆震災から間もなく5年を迎えるにあたり、あらためて出資者や応援して下さる全国の皆さまへのメッセージをお願いします。
震災直後から4年を費やし目指してきた取引が、取引金融機関の無責任な行動で、契約1週間前に頓挫してしまった昨年は、私たちにとって、東日本大震災に匹敵する程の「人災」でした。
力関係上、決して表ざたにならない理不尽な出来事が、周りを信じて生きてきた4年間を白紙の状態に戻し、灯っていた希望の明かりを消す事となりました。
今年は、東日本大震災から5年の節目の年です。
新たなスタートを切るべく、金融機関との取引を断絶する事となり、難局から始まる1年となりそうです。
私たちの目標は「石巻のたら子を全国区へ!」です。
徐々に認知されてきている状況を加速させるべく、勝負の年にしたいと願っています。
被災地は、震災からの復興を目指し、一致団結した4年が過ぎ、立場や利害関係で意見が異なる新たな局面を迎えております。
「被災地全ての人間や企業が良くなる」という事実はあり得ないのを実感しております。
その中で生き残らなければならないのは至難の業ですが、ここまで底を見れば後は昇るだけだと思います。
出資者の皆様、当社をご存じの皆様
「どうか、私共にお知恵をお貸しください。」
「私共の考えに耳を傾けください。」
よろしくお願いいたします。
(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)
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