被災地応援ファンド 2016年3月2日 11:30

丸光製麺(宮城県気仙沼市/製麺・販売)の場合

東日本大震災から間もなく5年。
被災地の37社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。
(アンケート実施期間:2015年12月~2016年2月)

◆この5年間を振り返り、ファンド募集時に作成した事業計画に比べ、事業の進捗はいかがですか。

当初の計画より進んでいない


◆この1年間を振り返り、昨年に比べ、事業の業況はいかがですか。

今年の方がよい


◆上記について、具体的な内容やその要因などを教えてください。

もともとの地元の売上が、少しづつ戻ってきている。現在の所在地(一関市)での売上が少しづつ伸びてきている。とは言っても、この売上の伸びは僅かで復興の遅れが商店の再建に大きく関わっており、当初の事業計画とは大きな違いがある。


◆現在、直面している課題を教えてください。

人材の確保、販路の開拓、商品開発

1、人材の確保については、工場内、麺の製造という職種だと集まるが、営業となると問い合わせもない。br />
2、販路の開拓及び商品開発については、現在の商品だけでは販路開拓が非常に難しい。チルド品での全国販売は経費と売上が合わないため、今までにない商品や常温商品の開発、販売に力をいれなければならない。


◆今後、出資者や個人の方、もしくは弊社がお役に立てそうなことや期待されることがあれば教えてください。

クラウドファンディングでの資金集め、商品開発、購買者の意見が今後大きな役割を果たすように感じている。その際のミーティングは重要で、是非出資者の方々に協力して頂きたいと考えている。


◆今後、事業を進める上で、国や行政、金融機関等から期待する施策や取り組み、関わり方等、あれば教えて下さい。

震災後より被災企業対象の販売会や商談会を数多く取り仕切ってくれていたり、行政から派遣され各分野の専門家の方々が協力してくれている現状ですが、その個々のやり方が理解しづらかったり、人手をかなり伴うようなやり方だったりする部分を、もう少し柔軟に適度に改善して頂きたい。


◆震災から間もなく5年を迎えるにあたり、あらためて出資者や応援して下さる全国の皆さまへのメッセージをお願いします。

震災から5年、とても中身の濃い5年であり、あっという間の5年でした。とにかく前へ進みたい一心で走り続けた5年でもありましたが、実際5年も経つと震災の話は無いに等しくなり改めて『商品』が重要になっていると実感します。

まだアイテム数は震災前の種類には遠く、未だ売上も計画通りにはいっていませんが何も無くなったところから始めたのですから、一歩づつ確実に前進していきたいと考えています。

販売会や商談会にも出資者の方が来て下さり、実際仕事に繋がってる方もおります。

震災がきっかけで知り合うことができて、更に仕事にも繋がったり、毎回のように顔を出してくれて元気づけてくれたり、本当にありがたいことで心から感謝しています。

これからも年に何度か販売会にも立ちますので、お近くの方は是非お立ち寄り頂き、丸光の麺を食べて応援宜しくお願いいたします。


→他の事業者のアンケートを見るにはこちら)

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 【商品を買って応援】

丸光製麺 海鮮ふかひれ生らーめん

 
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