被災地応援ファンド 2013年2月22日 15:25

藤田商店(宮城県気仙沼市/漁業・水産加工)の場合

東日本大震災から2年。
被災地の36社の事業者に現状と課題、必要としていることは何かを聞きました。
今私たちに求められているもの、できることは何でしょうか。

【藤田商店の場合】

◆2012年を振り返り、事業全体の進捗はいかがですか?

当初の計画より進んでいません。
夏の高水温の影響と地盤沈下のためウニなどの開口が開かなかったり、
ワカメの種が遅れ、例年よりも1か月半遅れ、収穫の時期が短くなりました。
また、高水温によりサケの遡上が遅れ、あまり数量が取れず、取れても高値で取引され、
利幅が低かったことや、タコ漁などに関しても、数量がかなり低い状態が続いています。


◆現在、直面している課題を教えてください。

・原材料の調達
前浜物の水産物が、まだ6,7割しか水揚げされていない状況です。
例年に比べ、震災後は、魚などにしても、とれる量が全体的に少ないです。
どの品種にしても言えることです。

・販路の開拓
震災で、顧客データをすべて流してしまったため、個人のお客さんなどと、
連絡が取れない状況です。
若い人は、ネットやページなどで、連絡がつくことがありますが、
特に年配の方との連絡が取りづらい状況です。


◆今後、誰からどんな支援があると、助けになりますか。

国や行政から:
毎日の船に乗り降りする岸壁が満潮になると使えない状態なので、
漁港の復旧を急いでほしいです。2月にはワカメの収穫時期になりますが、
荷揚場などの整備も遅れています。
個人でも、「食事やお土産を買って支援」ということで、
仮設の商店街などにお金を使って支援に来る方たちがいます。
しかし、すでに同じ業種の店が入っており、仮設の商店街には入れないので、
支援する人が、地元で買って応援するような場をもっと作ってほしい。
そのような場がある、という情報がほしいです。


◆ファンドをやって、一番嬉しかったことは何ですか。

出資者の方から、メールで連絡が来て、その方の両親も被災者で
当店のファンドに出資して、応援をしているというメールは嬉しかったです。
励まされました。
仙台のデパートで販売していた時、
出資しているという方と偶然会い、応援の言葉を頂いた事も嬉しかったです。

◆2013年の抱負を教えてください。

とりあえずは、震災前の状態まで、戻すことです。
まだまだ、売上、水産物が復興していないので、
少しでも、震災前の状態に戻せるよう、頑張りたい。

そして、一度買ってもらったお客さんは
8,9割リピーターになって貰えるよう、
商品を厳選して送ることを徹底し、個人でやっている店なので、
細やかな気遣いができる店を作っていきたいと思います。

(→36社のダイジェスト版はこちら
(→他の事業者のアンケートを見るにはこちら


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【ファンドで応援】藤田商店わかめウニファンド(1口1万500円)の詳細・お申込:
https://www.securite.jp/fund/detail/327 

 
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