早よ早よっていえへん 自然の時間が一番ええ
こんにちは、西日本支社の杉山です。
兵庫県が選定した優れたビジネスプランのファンド「キラリひょうごプロジェクト」シリーズの募集が、いよいよ今月末までとなりました。今日は、その中の一つ、「大徳醤油 こうのとり醤油ファンド」について、私の考える本事業の魅力を「キラリポイント」としてご紹介します。
キラリポイントその1: 微生物の力を借りた、昔ながらの醤油づくり
「醤油づくりの姿が変わってしまった」と、大徳醤油の淨慶拓志専務は言います。
本来、お醤油を作るために必要な微生物というのは、夏場一生懸命働き、秋になると少し休んで冬は全く活動しません。そして春になると徐々に活動を再開します。つまり、四季をまたぎ1年かけてゆっくりと熟成されて初めて、美味しいお醤油が出来上がるのです。
ちょっと考えただけでも、効率的に大量生産をしようと思ったら、微生物を休ませておく時間がもったいないですよね。実際、現在、日本で売られている醤油の多くは、人工的に1年中「夏」の環境をつくり、人工的に培養した酵母を休みなく働かせて作られています。これにより、均一な味がつくられ、醸造期間を大幅に縮め、価格を大幅に下げることができたのです。
しかし、大徳醤油が105年もの間、変えることなく守り続けている昔ながらの天然醸造法は、日本の四季の温度変化の中で蔵に住み着いた酵母や乳酸菌といった微生物に醸造を委ねる伝統ある作り方です。
では、なぜそこにこだわるのでしょうか。
「それは環境に適合した微生物が自分たちのリズムで代謝活動を行い、その結果としてつくる醤油こそが本物だと信じるからです。」
大徳醤油が、ギフトセットの化粧箱にも使用している、画家の貝原浩先生のイラストと言葉は、大徳醤油の醤油づくりの根底にある考え方がよく表されていると思います。
お醤油はさることながら、こんな素敵な箱に入って届く投資家特典には、作り手の気持ちがたくさん詰まっていること間違いなしです。非常にシンプルなことですが、醤油づくりに対するこういう姿勢が、私が会員の皆さんに、この会社をお勧めしたい一番のポイントです。
特に、今回のプロジェクトでは、製法に加え、原料も厳選し、復活した地元・但馬産の大豆と小麦を使用します。できあがるお醤油が、今から本当に楽しみですね。
キラリポイントその2: 投資家のリスクを極力抑えた固いファンド設計
大徳醤油は、「当社の商品を通して、全国へ地元但馬の素晴らしい取り組みを知っていただきたい」という想いでファンドを募集しています。
「地元但馬の素晴らしい取り組み」というのが、ファンド名にもなっている「コウノトリ育む農法」です。コウノトリの住める大地の復元を目指して始まった、無農薬・減農薬の農業です。そして、大徳醤油は、生物の多様性を守るこの農業で生産される大豆と小麦を原料にお醤油やドレッシングを作ります。
淨慶専務は、この取り組みが世に評価され、広がっていくことが、農家の方々の誇りを高めることにつながっているようだと言います。今回、本ファンドを通じて、この生産者と加工業者の取り組みに、さらに消費者の皆さんにも参加していただくことで、大きな輪をつくっていくことを目指しています。
そのためにも、注意をしたのがファンド設計です。県のプロジェクトとして、言わば地域を代表して、ファンづくりを目的にファンドを募集するのに、「投資家に損はさせたくない」という考えがファンド設計に出ています。
その一つが、充実した投資家特典です。そして、もう一つが、分配シミュレーション上、投資家にとっての損益分岐点の売り上げを前期実績より、低い水準に設定していることです。これは、ファンド期間中、少なくとも前期水準の売上を維持すれば、元本は返ってくるということです。
創業1910年の百年企業が、自信を持って推し進めるプロジェクトです。セキュリテのファンドの性質上、私の口からは「リスクがありません」とは言えませんが、比較的安心してお金を託せるファンドの一つであることは、間違いないでしょう。
【分配シミュレーション】
キラリポイントその3: 地域の人に愛される、地域にとってとても大切な会社であり、事業であること。
兵庫県の「キラリひょうごプロジェクト」には、金融機関等からの推薦がないと応募ができません。言い換えれば、すべてのキラリひょうごのプロジェクトの裏には、推薦機関が応援団としてついているということですが、実は、大徳醤油だけには、但馬信用金庫と養父市商工会という二つの機関が推薦機関として名を連ねているのです。
先日、大徳醤油のある養父市にて、キラリひょうごのセミナーを行いました。地元の養父市、推薦機関の但馬信用金庫と養父市商工会も主催に加わっての共同開催です。
このセミナーの中で、キラリひょうごのセミナーとしては初めてのことですが、推薦機関の方からも、一言応援メッセージをいただきました。ここでは詳細は省きますが、非常に熱のこもったメッセージで、私は正直驚きました。「大徳さんって、こんなに愛されているのか!」と。
その日は、とても冷える夜でしたが、推薦機関の方たちの熱意によって、満席となった会場、説明会終了後の交流タイムでの活発なやりとりを見ながら、じんわりと暖かい気持ちになりました。
地域に根差して事業を行い、地域の人に愛され、必要とされる。
伝統ある老舗企業のみんなに教えたくなるキラリと光る取り組み、それが「大徳醤油 こうのとり醤油ファンド」です。
間違いなく、いい会社のいいファンドです。お申し込みは今月末までですので、ぜひこの機会に出資をご検討ください。
※ 本ファンドは、成立要件を超えるお申込みがあり、既に成立しておりますので、ご安心してお申込みください。
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