寄付 2022年1月4日 19:45

「小児がん・希少がん・難治性がんと闘う患者さんへ有望な治療薬を届けたい」募集開始のお知らせ

小児・若年がん患者に届け 信大発CAR-T細胞 -フェーズ2-


2022年元日より、 小児がん・希少がん・難治性がんに挑む信大CAR-Tプロジェクトの次なるフェーズへの資金募集が始まりました。

本プロジェクトのフェーズ1(2020年12月〜2021年12月)では、目標金額を大きく上回るご寄附をいただき、現在実施中の骨髄性白血病に対するGMR CAR-T細胞の臨床試験に係るスタッフの人件費や固形がんを標的とする新しいCAR-T細胞の研究費として使用さてさせていただきました。

フェーズ2(2022年1月〜2022年12月)では、フェーズ1で創出した3種類のCAR-T細胞の研究開発を加速させ、“小児・AYA世代がん”、“婦人科がん、“肺がん”などを対象とする臨床試験に橋渡しさせたいと考えています。

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小児がん・希少がん・難治性がんと闘う患者さんへ有望な治療薬を届けたい

CAR-T細胞は、がん患者のリンパ球に、がんの目印となる標的タンパク質と結合する人工レセプター(キメラ抗原受容体;CAR)を搭載させた遺伝子改変免疫細胞の総称です。
このCAR-T細胞を患者の体内に戻す治療法(CAR-T細胞療法)は、最も有望な次世代がん治療法の1つで、一部の血液がんにおいては臨床応用が進んでいます。
国立大学法人信州大学 学術研究・産学官連携推進機構/遺伝子・細胞治療研究開発センターでは、未だ臨床応用されていない新しいCAR-T細胞の研究開発に取り組んでいます。

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信州大学医学部小児医学教室の中沢洋三教授は、CAR-T細胞開発を牽引する日本のトップランナーの1人です。
中沢教授の研究チームは、小児とAYA世代(15〜39歳の思春期・若年成人)の難治性がんを主な対象に、新しいCAR-T細胞の開発を行っています。
小児がん・AYA世代がんの多くは希少がんと呼ばれるまれながんですが、がんの種類が多いのが特徴です。
今後、これらのがん種のそれぞれに有効なCAR-T細胞を開発していくためには、標的となるタンパク質ごとに最適な人工レセプターを新しくデザインする必要があります。
これらの新しい人工レセプターを搭載させたCAR-T細胞は、難治性の成人がんにも効力を発揮することが期待できます。

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▲GMR CAR-T細胞の医師主導治験に関する会見の様子(2021年3月)

このような新しいCAR-T細胞の研究開発には、長期間にわたる膨大な基礎研究が必要となります。
しかし、国からの研究費・事業費だけでは、基礎研究のための材料費や人件費、臨床開発に不可欠な特許費用に十分に対応できていないのが現状です。
信州大学発のCAR-T細胞の研究開発と実用化を推進・加速させ、1人でも多くの小児がん・希少がん・難治性がんと闘う患者さんに、1日でも早く有望な治療薬を届けられるように、本プロジェクトへの寄附をお願いいたします。

なお、本プロジェクトは税法上の優遇措置が適用されます。

 

プロジェクト概要

『「小児がん・希少がん・難治性がんに挑む信大CAR-Tプロジェクト」小児・若年がん患者に届け 信大発CAR-T細胞 -フェーズ2-』

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▲中沢洋三
信州大学
遺伝子・細胞治療研究開発センター長
遺伝子・細胞創薬デザインユニットセンター長
医学部附属病院先端細胞治療センター長
医学部小児医学教室教授

プロジェクト紹介(YouTube)


プロジェクト概要
目標金額:5,000,000円
募集期間:2022年1月1日〜2022年12月31日
事業者基金の使途:CAR-T細胞に係る研究


プロジェクトの詳細
 
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