寄付 2022年12月8日 18:30

「京大発アルツハイマー型認知症治療薬開発プロジェクト」募集開始

治療用ワクチンで患者さんとご家族を笑顔に

日頃より、大学連携プロジェクトSecurite ACADEMIAへのご支援を頂き、誠にありがとうございます。
今日は、新たなプロジェクト『京大発アルツハイマー型認知症治療薬開発プロジェクト』の募集開始のお知らせです。
認知症の中で半数以上を占めると言われるアルツハイマー型認知症。
高齢者の増加によって患者さんの数はさらに増えると予測されています。
また、既存の治療を行っても緩徐に進行してしまい、ご家族の負担も大きい疾患です。
京都大学大学院医学研究科認知症制御学講座の研究室では、アルツハイマー型認知症に対する治療用ワクチンの開発を行っています。
目指すものは①症状を改善する、②治療頻度を少なくする、③多くの患者さんが受けられる治療で、ワクチンという手段を用いることで可能だと考えています。
誰もが発症する可能性のあるこの疾患についての関心と理解を深めていただきつつ、皆様からのご支援をいただくことで実現へ向けて研究・開発をさらに進めていきたいと考えています。

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治療、そして予防を目指して

アルツハイマー型認知症は物忘れが主症状で、脳の中ではアミロイドβとタウが沈着することを特徴とします。
国内の患者数は現在、200万人以上と推定されており、加齢とともに増加することから2040年には500万人を超えるという試算もあります。
これまでアルツハイマー型認知症に対して国内で承認されている薬は主に4種類で、飲み薬または貼り薬となります。
進行を遅らせる効果が報告されていますが、より効果のある薬を目指して世界中で開発が盛んに行われています。

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アルツハイマー型認知症は物忘れが主症状ですので、毎日の内服や薬の貼付をすることは本人にとっては簡単ではありません。
自分で管理できない場合は家族などの介護者が管理するケースも多く、それが介護者の負担になっていることもあります。
ワクチンのように数ヶ月に一度の治療薬であれば受診の時に打つということも可能になり、患者さんのみならずご家族にも良い治療法であると考えます。
現在、VLPセラピューティクス社のVLPワクチンを用いて開発を進めており、このワクチンはウイルス様粒子(ウイルスの殻)にターゲットとなるタンパク質の一部を多数載せるものです。
この技術により少ない量でたくさんの抗体を産生することに成功しており、多くの方へ届けられることができるのではないかと考えています。
また、「治療だけではなく、予防にも用いることができたらというビジョンを持って研究を進めています。
まだまだクリアする課題は多いですが、何らかの形で皆様にお届けできるよう進められているプロジェクトです。
是非、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

プロジェクト概要

『京大発アルツハイマー型認知症治療薬開発プロジェクト』

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【目標金額】
7,500,000円

【募集期間】
2022年12月1日〜2023年3月31日

【基金の使途】
本プロジェクトでは、ヒトの脳脊髄液サンプル、血液サンプルを用いた解析とマウスを用いたターゲット関連蛋白質の解析と開発ワクチンの効果確認を目標としております。そのために下記について資金を使用する予定です。
1.ターゲット関連タンパク質解析に必要な実験試薬、消耗品の購入
2.サンプル保存用の超低温冷凍庫の購入
3.マウスの購入、飼育、行動解析費

ご寄付頂いた方には、お礼状をお送りする他、口数によって芳名台帳への記帳や成果報告書の送付、ウェブセミナーへのご参加などの特典もご用意しています。
また、本プロジェクトは、税法上の優遇措置が適用されます。
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