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2024年12月16日 14:35
「20歳の喉を通る祝い酒」 #大人の作文コンクール
皆さん、こんにちは。
ミュージックセキュリティーズの杉山です。
今日は、私が担当している「セキュリテ大人の作文コンクール 『日本酒の思い出』大募集」にご応募いただいた作品の中から1点、「20歳になったら、一番に日本酒を飲みたい」という夢を叶え、すっかり日本酒の虜になってしまったという20歳の方の作品をご紹介します。
「20歳の喉を通る祝い酒」
ぐっと飲むと、カッと喉が熱くなる。
火照る顔に、思考回路を緩める日本酒。
これが大人の味か、と確信する。
20歳になったら、1番に日本酒を飲みたい、と
私がずっと言っていたその夢は、つい先日叶った。
記念すべき20歳の誕生日は、付き合って半年の彼と過ごした。
彼は嬉しそうに大きな日本酒を取り出し、「辛いから飲めるかな〜」なんて、子供をおちょ
くるような言い方をして、私の心をを少し煽った。
心はまだ未成年のような私は、きちんとその煽りに乗ってしまい、
お猪口に入った記念すべき日本酒を一気に飲み干した。
サラッとした舌触りに、少し辛く、胃に向かってスッと流れ落ちる。
何か身体の悪いものが一気に外に向かって放たれるような、そんな気分になった。
20 歳になって、大人の階段を登りすぎてしまった。
そして、日本酒の虜になってしまった。
それからは、誰かと旅行をするたびに酒蔵に行っては、日本酒を買い、
全国の日本酒を飲み尽くす、という目標もできた。
また、母方の実家に行っては、大の日本酒好きの祖父に
次はどの日本酒を飲んだらいいかな?と聞いた。
日本酒より家族団欒の時間も増え、思春期で離れた距離も縮めてくれた。
お酒って、距離も近くするのだと感心したと共に、感謝した。
温泉に浸かり、湯上がりに日本酒を飲む。
20 歳以上が味わえる、社会を忘れる為の魔法。
ゴクッと喉を鳴らし、慣れたようにお猪口を口に付ける。
甘くて、辛くて、熱い。
これからも、大切な人と喉を通る思い出を重ね、日本酒を飲んで、
濃い人生を歩んでいきたい。
ミュージックセキュリティーズの杉山です。
今日は、私が担当している「セキュリテ大人の作文コンクール 『日本酒の思い出』大募集」にご応募いただいた作品の中から1点、「20歳になったら、一番に日本酒を飲みたい」という夢を叶え、すっかり日本酒の虜になってしまったという20歳の方の作品をご紹介します。
「20歳の喉を通る祝い酒」
ぐっと飲むと、カッと喉が熱くなる。
火照る顔に、思考回路を緩める日本酒。
これが大人の味か、と確信する。
20歳になったら、1番に日本酒を飲みたい、と
私がずっと言っていたその夢は、つい先日叶った。
記念すべき20歳の誕生日は、付き合って半年の彼と過ごした。
彼は嬉しそうに大きな日本酒を取り出し、「辛いから飲めるかな〜」なんて、子供をおちょ
くるような言い方をして、私の心をを少し煽った。
心はまだ未成年のような私は、きちんとその煽りに乗ってしまい、
お猪口に入った記念すべき日本酒を一気に飲み干した。
サラッとした舌触りに、少し辛く、胃に向かってスッと流れ落ちる。
何か身体の悪いものが一気に外に向かって放たれるような、そんな気分になった。
20 歳になって、大人の階段を登りすぎてしまった。
そして、日本酒の虜になってしまった。
それからは、誰かと旅行をするたびに酒蔵に行っては、日本酒を買い、
全国の日本酒を飲み尽くす、という目標もできた。
また、母方の実家に行っては、大の日本酒好きの祖父に
次はどの日本酒を飲んだらいいかな?と聞いた。
日本酒より家族団欒の時間も増え、思春期で離れた距離も縮めてくれた。
お酒って、距離も近くするのだと感心したと共に、感謝した。
温泉に浸かり、湯上がりに日本酒を飲む。
20 歳以上が味わえる、社会を忘れる為の魔法。
ゴクッと喉を鳴らし、慣れたようにお猪口を口に付ける。
甘くて、辛くて、熱い。
これからも、大切な人と喉を通る思い出を重ね、日本酒を飲んで、
濃い人生を歩んでいきたい。
いかがでしたでしょうか。
素敵な思いでをシェアしてくださり、有難うございます。これからの人生で、どんな「日本酒の思い出」を重ねていくのか、とても楽しみですね。
そして、こんな風に、日本酒デビューを飾ってくれる方がいることを知ったら、造り手の方々は、どんなに嬉しいことでしょう。
日本酒ファンの皆さまと一緒に、「セキュリテ日本酒まつり」もどんどん盛り上げていきたいと思います。
日本酒の思い出も、まだまだ募集中ですので、多くの方からのご応募、お待ちしております。
#セキュリテ日本酒まつり2024 #大人の作文コンクール #日本酒の思い出
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