イベント
2025年1月21日 06:30
「下戸の父」 #大人の作文コンクール
皆さん、こんにちは。ミュージックセキュリティーズの杉山です。
お陰様で1月15日をもちまして「セキュリテ大人の作文コンクール 『日本酒の思い出』大募集」を締め切らせていただきました。素敵な作品をご応募いただき、心より感謝申し上げます。今後、2月6日に開催されるセキュリテナイト及び弊社ウェブサイトにて受賞作品の発表を予定しておりますが、それに先立ちまして、こちらのブログにて、素晴らしい作品の数々をご紹介していきたいと思います。
今回は、岐阜県からご応募いただいたペンネームはなはなさんの作品、「下戸の父」をご紹介します。
「下戸の父」
亡くなった父は下戸だった。ビールを少し飲むだけで顔が真っ赤になる。だから、親戚の集まりでも、お酒は全く飲まなかった。
その父が1回だけ酒を飲み、酔っばらっているのを見たことがある。小学校から戻ると、真っ赤な顔をした父がこたつで眠っていた。こたつの上には徳利とお猪口があった。匂いを嗅ぐと日本酒だとわかった。父がお酒を飲むなって珍しいと思っていたら、母が現れて言った。
そのままにしておいてあげて。
大人になってから知ったのだが、あの時父がお酒を飲んだのは、認知症になった自分の母親を病院に入れるべきかどうか迷っていたからだったらしい。
今は他界した父だが、日本酒を飲むたびにあの日のことを思い出す自分がいる。
お陰様で1月15日をもちまして「セキュリテ大人の作文コンクール 『日本酒の思い出』大募集」を締め切らせていただきました。素敵な作品をご応募いただき、心より感謝申し上げます。今後、2月6日に開催されるセキュリテナイト及び弊社ウェブサイトにて受賞作品の発表を予定しておりますが、それに先立ちまして、こちらのブログにて、素晴らしい作品の数々をご紹介していきたいと思います。
今回は、岐阜県からご応募いただいたペンネームはなはなさんの作品、「下戸の父」をご紹介します。
「下戸の父」
亡くなった父は下戸だった。ビールを少し飲むだけで顔が真っ赤になる。だから、親戚の集まりでも、お酒は全く飲まなかった。
その父が1回だけ酒を飲み、酔っばらっているのを見たことがある。小学校から戻ると、真っ赤な顔をした父がこたつで眠っていた。こたつの上には徳利とお猪口があった。匂いを嗅ぐと日本酒だとわかった。父がお酒を飲むなって珍しいと思っていたら、母が現れて言った。
そのままにしておいてあげて。
大人になってから知ったのだが、あの時父がお酒を飲んだのは、認知症になった自分の母親を病院に入れるべきかどうか迷っていたからだったらしい。
今は他界した父だが、日本酒を飲むたびにあの日のことを思い出す自分がいる。
いかがでしたでしょうか。この作品に対しては、ちょっと軽率な表現かもしれませんが、、、「分かる~!!!」と、大きく頷いた方、涙した方、そしてお酒を飲んだお父様の気持ちにも、今もその日のことを思い出すはなはなさんのお気持ちにも、共感した方が多いのではないでしょうか。
確かに、日本酒にはこういう役割、ありますよね。
はなはなさん、心に沁みる思い出をシェア頂き、有難うございました。
<お知らせ>
さて、つい先日、新年明けたと思ったら、気付けば1月も終わりに近づいていますね。
そして、作文コンクールの受賞作の発表も行う「セキュリテナイト」も間もなく開催です。
複数の蔵元が参加し、日本酒もたくさんご用意してお待ちしておりますので、日本酒好きの皆さまは、この機会にぜひご参加ください。
○お申込みは2月4日(火)12:00まで!
○日本酒まつりは3月末まで。
今後、新たな企画も準備中ですので、どうぞお楽しみに!
#セキュリテ日本酒まつり2024 #大人の作文コンクール #日本酒の思い出
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