皆さん、こんにちは。ミュージックセキュリティーズの杉山です。
お陰様で1月15日をもちまして「セキュリテ大人の作文コンクール 『日本酒の思い出』大募集」を締め切らせていただきました。素敵な作品をご応募いただき、心より感謝申し上げます。今後、2月6日に開催されるセキュリテナイト及び弊社ウェブサイトにて受賞作品の発表を予定しておりますが、それに先立ちまして、こちらのブログにて、素晴らしい作品の数々をご紹介していきたいと思います。

今回は、「温泉が好き旅が好きお酒が好き」というnonponoさんの作品、「旅と日本酒」をご紹介します。
 

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「旅と日本酒」 

　初めてお酒を飲んで記憶をなくしたのは、日本酒である。20代初め、仲間と一泊温泉旅行に行った。男女のグループだけど、ひそかに片想いしている年上の人も一緒だった。わたしは嬉しかった。浮かれた。浮かれすぎた。 

　温泉に入り気持ちよくなり、泊まりの開放感から、空きっ腹に日本酒をくいくい飲んだ。そして記憶をなくした。酔ったわたしは、大胆にも片想いしている人に介抱してもらったようだ。話は盛られていたか今はさだかじゃないが、覚えてない自分をもったいないと悔やんだ。馬鹿だ、子供だと。そして、初めて記憶をなくしたことに驚いた。 

　そんなインパクトがある出会いをした日本酒とわたし。あれから幾年、今は旅をしたときに、ゆっくり飲むことにしている。 
宿からそんなに遠くない居酒屋さんを、まず探す。その土地の地酒を予習し、自分が好きな辛口の冷やを頂く。迷えば、お店の人に伺ってみる。その土地の名産のお魚を頂きながら、ちびちび飲んでいく。 

　明日の予定を同行の友人と語りながら、その日の旅を振り返りながら。わたしにとってこれ以上、至福の時間はない。気に入ったら、空港や駅で自分へのお土産として自宅に送っちゃう。わたしの黄金の時間である。四十路を越し、やっと少し大人な飲み方がわかってきたかもしれない。早くまた旅がしたい。まだまだ飲んでない地酒と見たい景色を求めて。

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いかがでしたでしょうか。いやぁ、これも分かりますねぇ。私、この方と同世代なもので、特に日本酒との出会い方のところなど、非常によく分かります（笑）。
そして、今、こんな風に日本酒との付き合いを楽しまれていることが、とても素敵だなと思いました。日本では、どこに旅に行っても、その先々で美味しいお酒に出会うことができることが、嬉しいですね。


＜お知らせ＞
さて、つい先日、新年明けたと思ったら、気付けば1月も終わりに近づいていますね。
そして、作文コンクールの受賞作の発表も行う「セキュリテナイト」も間もなく開催です。
複数の蔵元が参加し、日本酒もたくさんご用意してお待ちしておりますので、日本酒好きの皆さまは、この機会にぜひご参加ください。

○お申込みは2月4日（火）12:00まで！


○日本酒まつりは3月末まで。
今後、新たな企画も準備中ですので、どうぞお楽しみに！


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