全量純米蔵
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純米酒イベント2010年7月12日 13:52
【神亀専務一問一答】 旭菊酒造について
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先月初頭より募集させて頂いている「旭菊酒造火災被害義援金」。
すでに多くの方より寄付を頂いております。
誠にありがとうございます。
先日「全量純米蔵を目指す会」代表幹事である
神亀酒造小川原専務に途中経過の報告をいたしました。
その場での一問一答を本日はアップいたします。Q:小川原専務と旭菊さんとの出会いは?
A:もともとは蔵元交流会(注1)でお会いしたのが出会いです。
九州の酒蔵の中でも上原先生(注2)の教えを忠実に守っており、
素晴らしい酒質のお酒を醸す蔵だと思いました。
その後もさまざまな純米酒イベントで同席し、仲が深まったというところです。(注1)純米酒醸造技術向上のための意見交換、酒販店の知識向上を目的として設立された会。
しかし、参加蔵の純米酒醸造比率が一向に伸びないことや、
酒販店会員の過剰など、当初の目的は達せられないと考えた小川原専務はこれを脱退、
「全量純米蔵を目指す会」を設立することとなった。
(注2)酒造技術指導の第一人者。
三倍増醸酒(もろみに醸造アルコールや糖類等を添加することで約3倍に増量された酒)
全盛の時代から純米造りの復活に尽力してきた。
「酒は純米、燗ならなお良し」は名言。
上原先生の言葉:http://www.zenryojunmaikura.jp/what/Q:確かにリーガロイヤルホテルの純米酒イベントでもご一緒されてますよね。
しかし、旭菊さんは全量純米蔵を目指す会にはご参加されていませんが、
それはどうしてでしょうか?A:私自身はぜひ一緒に会を盛りあげていって頂きたい蔵だと思っています。
しかし、ご存じのように弊会には「5年以内に全量純米蔵になることを目指す」
という入会規則があります。
5年という短期間では全量純米蔵化は難しいと考えているのかもしれませんね。Q:なるほど。私も最初「5年間」と聞いたときは結構時間があるな、と思ったのですが、
「全量純米蔵」に舵を切ることは、長い歴史の上に建つ酒蔵にとっては短すぎるくらい
なのかもしれませんね。
さて、旭菊酒造さんの現状は聞いていらっしゃいますか?A:向こうもまだ混乱している状況だから、軽く聞いた程度。
造りを行うための設備等は全焼してしまっているようだが、
本人はこの秋から造りを再開したい、と考えているようです。
とりあえず今月中旬には現地に行って、直接励ましてこようと思っています。Q:その際には弊社の方で集めた義援金と、ご協力頂いた方々からのコメントも
一緒にお持ち頂いてよろしいですか?A:もちろんです。いつもファンドにも出資して頂いているのに、
こういった事にもご協力頂いて、本当にありがたい。
火災から1ヶ月経ちましたが、酒蔵にとってはこれからまだまだ苦難の道が続きます。
皆さんにも引き続きご支援頂けますよう、お願い致します。Q:ありがとうございました。
小川原専務もおっしゃるとおり、旭菊さんの苦労はこれからも続くと思います。
金銭だけではなく、旭菊さんのお酒を飲むことや励ましの言葉を贈るなどでも
支援することはできると思いますので、これからも宜しくお願いします!!
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