全量純米蔵 2008年09月
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純米酒イベント2008年9月12日 21:16
神亀酒造 蔵元 小川原良征さんに聞く ~蔵元インタビュー第十一回~
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みなさん、こんにちは!
今回、「全量純米蔵ファンド2008」の参加蔵の蔵元の方たちの想いを
よりみなさんに知っていただこうと、ということではじめさせていただいた
この「蔵元インタビュー」、次はこれまでの「蔵元インタビュー」の中でも
たびたびお名前が挙がった「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)
代表幹事の神亀酒造の小川原専務です。
スタッフ:専務、こんにちは。
専務 :こんにちは。
スタッフ:今回の「全量純米蔵ファンド2008」の検討を専務と一緒に始めてから、
なんだかんだ、1年近く経ってしまいましたね。。。
こうして、無事募集にこぎつけることができて、良かったです。
普段からもお話を伺っている部分ではあるのですが、
改めまして、「目指す会」を専務が中心となって作られた経緯を
教えていただいてもよろしいでしょうか。
専務 :酒造りを生業とする蔵元が互いに連携し、
切磋琢磨しあう健全な仲間同士となることで、
酒造りの魅力と共にその技を次世代に伝えて、
日本酒業界全体を元気にしていくためです。
(参考:代表幹事のご挨拶http://www.zenryojunmaikura.jp/greeting/)
会が設立されたのは、2007年5月1日でした。
そして、会員の蔵は、今後5年間で全量純米への転換を目標としています。
スタッフ:そういう意味では、神亀酒造自体は、既に戦後に全国に先駆けて、
「全量純米蔵」となっていますが、蔵同士の連携が大切ということですよね。
専務 :そうです。日本酒業界を元気にしていくためには、一蔵だけが旨い酒を
作れるようになっても意味がないと思っています。
ただ、着実に全量純米蔵に転換していくためには、あまり蔵数が増えすぎて
しまうとなかなか、蔵同士の連携も弱くなってしまうため、
その上限は30蔵かと思っています。
よって、発足当時は20蔵、現在は22蔵ですが、
30蔵に達した段階で、既に全量純米蔵になっている酒蔵は卒業して、
OB会に籍を移していく予定です。
スタッフ:会の適正な規模というのがあるのですね。
実際に、「目指す会」の蔵元の方たち同士の勉強会を見学させて頂く機会が
あったのですが、特に「酒造り」のこととなると、皆さん、職人の顔となって
真剣に議論されている姿は、本当にかっこよく、惚れ惚れしてしまいます。
では、「目指す会」として、どうして、ファンドを活用しようと思われたのですか?
専務 :「全量純米蔵」に転換するために必要となる資金需要をサポートし、
旨い熟成された純米酒を消費者の方に届けるためです。
純米酒は、使用する米の量が増えるため原価が高くなります。
そして、純米酒の本来の価値を発揮するためには、2~3年間の熟成が必要です。
ただ熟成させるということは、製造した年には出荷できず売上をあげれなくなる。
既に熟成酒の在庫を毎年している蔵であれば、毎年2~3年前に製造した純米酒を
出荷していけば問題ありませんが、これから転換していこうとする蔵には、
そんなこれまでの熟成在庫はないので、次の年の仕込みの資金を得るためには、
製造した年に出荷してしまうか、ある程度量を減らすしかない。
これでは、純米酒の熟成在庫がなかなか増えず、
熟成純米酒を消費者に届けられなくなってしまう。
これが全量純米蔵に転換する上での一つの課題でした。
では、その熟成在庫を担保に金融機関から借入れができるかというと、
なかなかこれも難しい。
そこで、こういった純米酒を製造するための米代や熟成期間中などを
資金面での支援をしていただけるのは、
純米酒ファンの個人なのではないか、と考えました。
スタッフ:なるほど。この専務のファンドを活用してみようという発想は、
蔵の建物や自然環境、人の技、そして土地の文化・歴史など、
何百年も引き継がれてきた大切なものを「守る」ことをしながらも、
新しい考えを活用するという「攻め」をされているということですよね。
大変勉強になります。
ところで、今回のファンド「全量純米蔵ファンド2008」にも
専務は参加されている訳ですが、この資金で購入した
酒造好適米「阿波山田錦」を使った純米酒造りへの意気込みを
教えてください。
専務 :原点に立ち返り、日本の酒造り、純米の基本に戻りたいと思っています。
スタッフ:それでは、専務が酒造りで一番気をつけていることは何ですか?
専務 :掃除に始まり、掃除で終わる。
スタッフ:やはり大切なことは基本ということなんですね。
では、今後、ファンド以外で、目指す会の取り組みとして行っていきたいことは
ありますか?
専務 :造りがない、春から夏の間にかけての啓蒙活動が大切だと思っています。
少しでも多くの酒販店や量販店を開拓することです。
スタッフ:私も何百年と引き継がれてきた伝統の技術で醸された純米酒が、
少しでも多くの方に届くよう、お手伝いしてきたいと思っています。
それでは、最後に専務はお仕事以外の時間どんなことをされているのですか?
専務 :無趣味が趣味です(笑)
食べることですかね(笑)
専務、ありがとうございました。
全国に先駆けて全量純米化を達成した神亀酒造の小川原専務、
そんな専務が改めて基本に立ち返って醸す純米酒、
今から本当に楽しみですね!
●神亀酒造株式の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/1 -
純米酒イベント2008年9月12日 10:45
ファンド購入者ってどんな人?vol.2 ~インタビュー編~
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純米酒ファンド購入者ってどんな人?
そんな疑問にお答えすべく、
以前募集を行った純米酒ファンド購入者の情報をみなさんにお伝えするシリーズ。
今回は購入者の生の声をお伝えします!
8月17日に開催されたリーガロイヤルホテル東京で開催された
「純米燗 夏の宴」のイベントの参加者の中に、
第1弾「神亀ひこ孫ファンド」、第2弾「秋鹿ファンド」の購入者の方を
偶然見つけたので、インタビューさせていただきました!
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●インタビュー①
神亀ひこ孫ファンド 購入者 (埼玉県在住、男性)
「一番嬉しかったのは蔵元と接する機会が増えたこと!」
スタッフ:楽しそうに飲まれているところ、すみません。
約1年前になりますが、「神亀ひこ孫ファンド」を
ご購入された経緯について教えてください。
購入者:神亀酒造は地元の酒蔵ということもあってファンでしたので、
何よりも、その酒蔵を応援したいという想いが大きかったです。
お酒を飲むという形以外でも、投資という形で協力をしたいと思いました。
ただ、利回りとかそういうこと以前に、そうした形で応援している関係性を
大事にしたいと思っています。
スタッフ:ありがとうございます。
それでは、実際投資してみて、感想はいかがですか?
購入者:今年の見学会は行けなかったのですが、
一番嬉しかったのは、普段は蔵元との接点がなかなかないので、
ファンドを購入して蔵元との接する機会が増えたことです。ただ、見学会の人数制限があることは先に明記して欲しかったです。
スタッフ:申し訳ございませんでした。来年以降の見学会は、まだ未参加の方を
優先的にご案内したいと思っています。
貴重なご意見として、今後役立たせていただきます。
さっそく、神亀酒造との小川原専務と写真もばっちりですね。
ありがとうございました。
ちなみに、今年開催された蔵見学はこんな様子でした。
ここは、蔵の中でももっとも繊細な作業をする麹室(こうじむろ)です。
普通はなかなか、入れてもらえません。貴重な体験でした。
ファンドに参加してくださった皆様の資金で購入したお米を見せていただきました。
この綺麗なお米から純米酒が醸されると思うと感慨深いですね。
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●インタビュー②
秋鹿ファンド 購入者 (東京在住、女性)
「投資家特典、友達に自慢しちゃいました♪」
スタッフ:今日はお仲間で来られているんですね。
昨年の秋鹿ファンドのことについて、少しお話を聞かせてください。
まず、秋鹿酒造をお知りになったきっかけは何だったのですか?
購入者:東京の早稲田の日本酒がたくさん取り揃えている居酒屋「真菜板」
で初めて飲んで、それ以来ファンになりました。
スタッフ:それでは、秋鹿ファンドをご購入された理由を教えてください。
購入者:理由は単純でおいしいお酒を造っている酒蔵を応援したい、そのことに尽きます。
本当は、神亀ひこ孫ファンドも購入したかったんですが、
売り切れてしまって買えなかったんです。
スタッフ:なるほど。その応援できている実感ってどういうときに感じましたか?
購入者:まず、お金を振り込んだときにはちょっと感じました(笑)
スタッフ:買ってよかったと思うときはどんな時ですか?
購入者:投資家特典が送られてきたときはとてもうれしかったです。
こんな素敵なものが送られてくるなら、もっと買っておけばよかったと思いました。
さっそく、周りに自慢してしまいました。
スタッフ:ちなみに、今年の秋鹿酒造さんからの投資家特典はこの2本でした。
もちろん非売品です。
ありがとうございます。秋鹿酒造の奥常務とのツーショットも素敵ですね!
今回もみなさんに喜んでいただけるような素敵な投資家特典を
ご用意させていただきましたのでお楽しみに♪ -
純米酒イベント2008年9月12日 10:01
ファンド購入者ってどんな人?vol.1 ~アンケート編~
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みなさんこんにちは!
全量純米酒ファンド、いよいよ募集開始しました!
そんな中「純米酒には興味あるけど、ファンドなんてよく知らないし・・」
と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、このシリーズでは以前募集を行った純米酒ファンドである
「神亀ひこ孫ファンド」「秋鹿ファンド」をご購入された方達に関するデータを
みなさんにお届けします。
今回は購入者の方に実施したアンケート結果をみなさんにご報告したいと思います!
株式投資経験は必要なし!
ファンドというからには、株式投資経験が必要?
そんなイメージがあるかもしれませんが、
実際はそんなことはありません。
下図は購入者の方の今までの株式投資経験を聞いたもの。
これを見ると30%の方は株式投資経験は未経験です!
今まで投資の経験がなくても全く問題ないですよ。
純米酒が好き、そんな方のためのファンドです!
投資と聞くと「お金儲けをしたい人たちがすることでしょ?」
最初はそんなイメージを持たれるかもしれません。
けれども当ファンドの投資家さん達はみなさん本当に純米酒が好きで投資しています!
下図は全量純米酒ファンドに興味を持った理由を一つだけ選んでもらったものです。
これを見るとファンドに興味を持った理由は「純米酒が好き」「酒蔵を応援したい」等が大半。
私達もそんな純米酒ファンの方達がたっぷりと純米酒を堪能出来るような
ファンド作りを目指しています!
投資家は純米酒の良さを人に伝える"プチパトロン"
とはいえ、商品を購入するのではなく投資をする意味って何なのか?
投資をすることの魅力は何と言ってもみなさんが蔵元さんたちの"プチパトロン"になれることです。
"パトロン"とは、金銭的な援助はもちろん作品そのものの本当の価値を理解していて、
それを世の中に広めていこうとする人のこと!
下図を見ると購入したほとんどの人が酒蔵の良さを人に「教えてあげたい」と答えています。
純米酒も酒蔵にとっては一生懸命心を込めて作った一つの作品。
その作品の良さを本当に理解しているからこそみんなに教えてあげたい。
投資とはそんな想いを実現するための一つの手段なのです!
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蔵元インタビュー2008年9月12日 08:32
向井酒造蔵元 向井久仁子さんに聞く ~蔵元インタビュー第十回~
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みなさん、おはようございます!
第十回目となる蔵元インタビュー、今回は、
京都は、丹後半島伊根町にあります向井酒造蔵元、
向井 久仁子さんにお話を伺いました。
スタッフ:向井さん、よろしくお願いいたします。
向井さん:よろしくお願いいたします。
スタッフ:まずは恒例の質問から。
向井さんは今年からの参加となりますが、
「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したきっかけは何だったのでしょうか?
向井さん:これからも酒を造り続けていけるためには、日本酒を日本人に、そして
世界中の人に親しんでいただく事が大切だと思っています。
そのためには、全量純米酒にし、米の旨み、日本酒の旨さを伝えていきたい!
という心・想いで、会の皆様と共に協力し頑張っていきたいと思って、
参加させて頂くことになりました。
スタッフ:なるほど。やはり、全量純米酒を志向する蔵元の方たちは、
お米へのこだわりが大きいのは感じますね。
それでは、「目指す会」へ参加されて、今後、どのような取り組みをすべきと、
お考えですか?
向井さん:日本酒をもっと身近に感じて、親しんでいただくために、
日本酒の良さ、美味しさ、味わう楽しさを
たくさんの人たちに伝えていけるよう努力していきたいと思っています。
スタッフ:そういった親しみを持ってもらうための日本酒の良さの発信していこう、
という想いは、向井酒造さんのホームページを拝見させて頂いても感じました。
http://kuramoto-mukai.jp/
とっても、向井酒造さん、向井さんのキャラクターが全面に出ていますよね。
この向井さんが醸されるお酒はどんなんだろう、とお酒を飲みたくなると思います。
そんな向井さんの酒造りへの想い、教えてください。
向井さん:もともと日本酒が大好きで、自分の好きなお酒、思い描いている味が出せるように
但馬杜氏のおやっさん達、東京農大の先輩がたに指導していただきながら、
お酒をつくっています。
蔵人の妹、地元の蔵人、杜氏の私、合わせて4人で協力し、
まだまだ経験不足ですが、毎日飲みたくなるような、飲みあきしない、
気軽に飲める父が杜氏をしていた時の旨みがあり力強くやさしい酒を目指します。
スタッフ:お父様がさらに先代から引き継いできたものを、
向井さんが今度は引き継がれているのですね。
神亀酒造の小川原専務も書かれていますが、
まさに、酒造りは、「人と人のリレー」なんですね。
(参考:神亀酒造小川原専務の「代表幹事のご挨拶」
http://www.zenryojunmaikura.jp/greeting/)
では、今回の「全量純米蔵ファンド2008」に参加されていますが、
参加してみようとお考えになった理由をお教えください。
向井さん:実は神亀酒造の小川原専務は、父の大学時代の友人なんです。
そして、父がとても信頼している小川原専務から今回のファンドの話を聞きまして、
家族でも話し合い、頑張っていこうと決定しました。
スタッフ:やはり、神亀酒造の小川原専務の想い、大きいんですね。
今回のファンドで作るお酒への意気込みはどんなものがありますか?
向井さん:日本酒を愛飲してくださるお客様に納得していただき、楽しんで飲んでいただけるよう、
一心不乱、酒造りに集中して取り組む心構えです。
自分の蔵の色が出た酒を造るよう、努力します。
向井さん、ありがとうございます。
向井さんから聞いたお話で、向井酒造がある伊根町は
舟屋(船のガレージ)としても有名で、
漁師の方が海からも買いに来るための船の駐車場があるそうなんです。
その、「船の駐車場」、というよりも「船のドライブスルー」
の写真を見せていただいたので、特別にご紹介!
●向井酒造株式会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/21 -
純米酒イベント2008年9月12日 01:59
諏訪酒造蔵元 東田雅彦さんに聞く ~蔵元インタビュー第九回~
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みなさん、こんにちは。
「全量純米蔵ファンド2008」、続々とお申込を頂いております。
みなさま、ありがとうございます。
10日の募集開始前後に、WEBサイトが大変重くなり、
ご迷惑をおかけいたしました。
サイトにアクセスが集中してしまったためですが、
現在システムの設定を変更し、改善をおこなっております。
さて、蔵元インタビュー、第9回目を迎える今回は、
鳥取県の諏訪酒造、東田雅彦さんです。
東田さんは、代表幹事の神亀の専務と共に、
幹事として今回の「全量純米蔵ファンド2008」の
取りまとめに大変ご尽力いただきました。
スタッフ:東田さん、よろしくお願いいたします。
東田さん:よろしくお願いいたします。
スタッフ:早速、恒例の質問から。
東田さんは、「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したきっかけは何だったのでしょうか?
東田さん:上原先生、神亀酒造の小川原専務とのお付き合いから、純米酒を造って売ることが
蔵の生き残りはないと判断しました。
スタッフ:神亀酒造の小川原専務も日本酒業界を元気にしていく、
ということをおっしゃっていますが、東田さんも同じお考えということですよね。
では、「目指す会」を幹事とし、てひっぱる立場でもある東田さんですが、
今後どのような取り組みをすべきとお考えですか?
東田さん:純米酒を楽しんでくれる消費者、そして販売を行ってくれる小売店を
増やしていくための試みをどんどんしていきたいと思います。
また、「目指す会」として本の出版も行ってみたいと思っています。
スタッフ:確かに、消費者や小売店を増やしていくことの必要性はとても感じます。
実は私も純米酒にめぐり合う前までは、日本酒のイメージは臭くて、
頭が痛くなる、という印象が強かったです。
このめぐり合うきっかけを少しでも多く作ることはとても大切ですね。
今回、一緒にファンドの企画・設計をして頂いた東田さんですが、
東田さんご自身が今回のファンドに期待している部分はどういったものでしょうか。
東田さん:販売力の強化ですかね。
スタッフ:ファンドによって、熟成酒を増やすことができ、その商品力の強化が
販売力の強化にもつながるということですかね。
また、今回、ファンドに参加した蔵同志で、販路の紹介をしたり、
共同で新しい販路の開拓を行いますよね。
では「造る」という部分においては、どういったお考えですか。
東田さん:ここでも視点は同じなんですが、新しい消費者の開拓になるお酒を
造りたいと思っています。
スタッフ:う~ん、一貫していますね。
本当に、私たちも、一人でも多くの方に、特に、「日本酒はちょっと~」
という方にもめぐり合って欲しいと思います。
東田さん、ありがとうございました。
●諏訪酒造株式会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/17 -
純米酒イベント2008年9月11日 08:31
福顔酒造蔵元 小林章さんに聞く ~蔵元インタビュー第八回~
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みなさん、こんにちは!
「全量純米蔵ファンド2008」の募集開始から一晩経ちましたが、
いかがお過ごしでしょうか。
先日のブログにも書きましたが、出資証明を兼ねる限定おちょこ、
楽しみですね~!
完全オーダーメイドなので、お届けまで時間がかかってしまいますが、
楽しみに待ってて下さいね!
さて、蔵元インタビュー、今回は酒どころ新潟からいらっしゃいました、
福顔酒造蔵元、小林章さんにお話を伺いたいと思います。
スタッフ:小林さん、よろしくお願いいたします。
小林さん:よろしくお願いいたします。
スタッフ:さて、恒例の質問ですが、小林さんが「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したきっかけは何だったのでしょうか?
小林さん:以前に純米酒の会に入会していたときから、神亀酒造の小川原専務に
お世話になっておりまして、その小川原専務が「目指す会」を立ち上げる
ということなので参加いたしました。
スタッフ:なるほど。やはり小川原専務を慕って参加された方は多いのですね。
ではメンバーの一人として、今後「目指す会」はどういった取り組みを
行うべきとお考えでしょうか?
小林さん:今日もありましたが、まずは「目指す会」で純米酒造りの研究を継続的に実施し、
品質の向上に努めることでしょう。
(インタビュー当日、「目指す会」メンバーたちは利き酒による研究会を行っていました)
そして、そのためにも全量を純米酒にしたいと考えております。
スタッフ:「食の安全」が何かと話題になる昨今ですが、「目指す会」の取り組みを
間近に見せて頂いて、生産者の努力は並大抵のものではないな、と敬服する思いです。
では、酒造りで一番気をつけていらっしゃることは何でしょうか?
小林さん:事故がなく、無事に造りを終了することです。
純米酒の製造過程は複雑かつ繊細ですから、いろいろなことに気を遣わなければ
なりません。
スタッフ:私も酒造りを見させてもらったことがありますが、
重労働ですし、朝早いし…。私だったらくじけてしまうかも知れません(笑)。
では、最後に福顔酒造さんの今後の目標・夢を教えてください。
小林さん:「地産地消」で酒造りを続けていくことです。
小林さん、ありがとうございます。
小林さん達の日々の努力が、飲む人をみな「ニコニコ」させる福顔酒造のお酒の魅力を生み出すのです。
●福顔酒造株式会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/14 -
その他2008年9月11日 02:10
森喜酒造場蔵元 森喜英樹さんに聞く ~蔵元インタビュー第七回~
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みなさん、こんばんは!
つ、つ、ついに「全量純米蔵ファンド2008」の募集がスタートしました!
過去2回のファンドを上回る勢いで、皆様からのご支援を頂いている状況です!
興味はあるけどまだ参加していないという方、
是非ぜひお申し込みはお早めに!
さて、蔵元インタビューもはや第7回目、
今回は既に全量純米化を達成している希少な蔵元である、
森喜酒造場の森喜英樹さんにお話を伺いました!
スタッフ:森喜さん、本日はよろしくお願いいたします。
森喜さん:こちらこそよろしくお願いいたします。
スタッフ:森喜酒造場は既に全量純米化を果たしていますよね?
その森喜さんがあえてこの「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したのはなぜでしょうか?
森喜さん:そうですね、確かに個々の酒蔵で全量純米化を目指すことにも意義はあります。
ただし、それでは純米酒の普及、製造技術の向上には限界があります。
改めて全国に純米酒を普及させること、また、消費者に満足頂ける
純米酒の醸造技術を会得するには、少なくとも数十社で協力しあって
行うことが必要だと思い、今回の参加を決めました。
スタッフ:なるほど。「目指す会」もまだまだ発展していかなければならないということですね。
森喜さんからご覧になって「目指す会」は今後どのような活動をすべきとお考えでしょうか?
森喜さん:今はまだ比較的少人数の団体ですが、まずは参加蔵全体で、
最低限の組織運営のベースを考えなくてはと思っています。
スタッフ:今後の生産活動をよりよくしていくためにも組織運営は大切な課題ですよね。
さて、全量純米化も既に果たし、各所にファンを抱える森喜さんが
「全量純米蔵ファンド」へのご参加を決定した理由があれば教えて下さい。
森喜さん:今回のファンドは参加蔵が自社の生産能力に応じて米の調達量を選択でき、
比較的小規模でもファンドへの参加が可能ということだったので、そこに魅力を感じました。
スタッフ:ありがとうございます。今回のファンドは世界初の試みですが、
来年、再来年と継続していくことで、酒蔵及び投資家の方々の共感を
得ることが出来ればと思っております。
では森喜さん、最後に今回のファンドで作るお酒への意気込みを教えてください。
森喜さん:当然のことながら、当社の酒で今までにないラインアップを
考えなくてはならないと思っています。
それと、阿波山田錦という米のポテンシャルを生かす作りを考えたいと思っています。
森喜さん、ありがとうございました。
全量純米化を果たしてはや数年、その実力を是非本ファンドを通して
体感して下さい!!
●合名会社森喜酒造場の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/19 -
酒蔵訪問記2008年9月10日 16:03
羽根田酒造蔵元 羽根田修さんに聞く ~蔵元インタビュー第六回~
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みなさん、こんにちは!
第6回は山形の地で400年もの間酒造りを営んでいる、
羽根田酒造の蔵元、羽根田修さんの登場です。
スタッフ:羽根田さん、こんにちは。
羽根田さん:こんにちは。
スタッフ:早速ですけれども、「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したきっかけは何だったのでしょうか?
羽根田さん:10数年前に「酒は純米、燗ならなお良し」という故上原浩先生の教えを知り、
以来、純米酒のおいしさを自覚するようになりました。
(上原浩先生:日本酒業界では知らない人はいない、醸造の研究及び指導の第一人者)
また、造り手として純米酒を醸す中で、その難しさと面白さを少しずつ味わってきました。
そういった純米酒の魅力に触れて、お客さんも変化してゆくのを感じ、
純米酒を増やしていくことが酒蔵の生きる道と思い、参加しました。
スタッフ:純米酒に対するニーズが増えてきていることを肌で感じたわけですね。
ではそういった現状を踏まえて、今後「目指す会」はどういった取り組みを
行うべきとお考えでしょうか?
羽根田さん:過去において「日本酒=純米酒」の時代があったわけですから、
全量純米化は実現可能なはずです。
ただ、造り手側が「純米蔵になるぞ」と声高に叫んでも意味はありません。
純米酒を愛する人を増やしていくことが大切だと思います。
日本酒は「国酒」なのですから。
スタッフ:確かにそうですね。純米酒は実際飲んでみると本当に深い味わいがありますし、
こうした純米酒のおいしさをより多くの方に共感して頂くのが、
まずは大切なことだと私たちも実感しております。
では最後に、投資家の皆様へ一言頂けますでしょうか。
羽根田さん:今回のファンドには(日本の)東の蔵も西の蔵も参加していますので、
個別の蔵の違いだけではなく、それぞれの地域によるお酒の個性の違いを、
お届けする特典で体感して頂ければと思っております。
羽根田さん、ありがとうございました。
投資家特典、楽しみですね。
お酒が届いた暁には、400年の歴史と造り手の情熱に想いを馳せながら、
味わって頂ければと思います。
●羽根田酒造株式会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/9 -
蔵元インタビュー2008年9月10日 03:28
秋鹿酒造蔵元 奥裕明さんに聞く ~蔵元インタビュー第五回~
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みなさん、こんにちは!
第五回となります今回は、昨年既にファンドによる資金調達を実施しており、
今回の「全量純米蔵ファンド2008」にもご参加して頂きました、
秋鹿酒造蔵元、奥裕明さんにインタビューしたいと思います!
スタッフ:奥常務、昨年もお世話になりましたが、今回のファンドもよろしくお願いします。
奥常務:こちらこそよろしくお願いします。
スタッフ:さて、秋鹿酒造は既に全量純米の蔵として、押しも押されもせぬ人気酒蔵なわけですが、
その状況下で「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に参加したのはなぜでしょうか?
奥常務:「酸度の高さ」や「一貫造り(米作りから酒造りまでを自蔵で手がける)」など、
私どものお酒やその造り方は個性的であるとよく言われます。
その個性をフルに生かしつつ、よりおいしい純米酒を造るためにはどうすべきか、
それを学ぶために参加しました。
スタッフ:確かに私も秋鹿さんのお酒を初めて頂いたときは、かなりの衝撃を受けました。
パンチがあって、それにも関わらず後味にキレがあって…。
思い出すだけで飲みたくなってきます。
さて、奥常務から見て、今後「目指す会」はどういった取り組みを行っていくべきと
お考えでしょうか?
奥常務:各蔵の持っている酒造りに関する情報の交換を頻繁に行い、
共有していくことだと思います。
スタッフ:神亀酒造の小川原専務の言葉を借りるとすれば、「みんなでよくなっていく」べき
ということですね。
その「よくなっていく」過程において「目指す会」はファンドによる資金調達を
組み入れたわけですが、奥常務ご自身はファンドについて
どのようなお考えを持っていますでしょうか?
奥常務:最初は意味が分かりませんでした(笑)。
ただ、話を聞くにつれて、日本酒業界には無かった、この新しい資金調達方法に
魅力を感じました。そして、熟成酒を増やしていくためには有用であると感じました。
スタッフ:ファンド業界でも日本酒を投資対象にするなんて全く新しい話でしたよ(笑)。
少し個人的なことをお伺いしてもよろしいでしょうか?
奥常務のご趣味はなんでしょうか?
奥常務:お酒との相性を考えながらお料理を食べることです。
スタッフ:なるほど。お酒と料理、どちらが欠けても本領は発揮できないですものね。
秋鹿さんのお酒であれば、しっかりとした味との料理にも合いそうですね。
さて、最後に今後の目標・夢を教えてください。
奥常務:今はまだ一部ですが「一貫造り」を広げて、
最終的には蔵で使用する原材料を全て自分たちで賄うことが目標です。
奥常務、ありがとうございました。
「全量純米蔵」の先、「全量一貫造りの蔵」を目指す奥常務。
昨年ファンドに参加できなかった方も、本ファンドを通して
秋鹿さんのこだわり抜かれた純米酒をご堪能いただければと思います!
●秋鹿酒造有限会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/18 -
蔵元インタビュー2008年9月10日 01:56
梅津酒造蔵元 梅津雅典さんに聞く ~蔵元インタビュー第四回~
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みなさん、こんにちは!
今回は鳥取県の梅津酒造蔵元の梅津雅典さんにお話を伺いたいと思います。
スタッフ:梅津さん、こんにちは。今日はよろしくお願いします。
梅津さん:こちらこそよろしくお願いします。
スタッフ:さて、恒例の質問からです。
梅津さんが「全量純米蔵目指す会」(以下、「目指す会」)に参加した
きっかけは何だったのでしょうか?
梅津さん:造り酒屋として当たり前かも知れませんが、ただただ美味しい純米酒を造りたい、
といつも心から感じていました。
そして「目指す会」への参加はその願いを叶えるための最良のステージだと思いました。
「目指す会」を先導するのは、「小川原良征」(神亀酒造蔵元)ですからね。
(参考:神亀酒造は全国に先駆けて全量純米化を達成した蔵であり、
その立役者が小川原専務その人である)
結局「小川原良征」という人に惚れたことが一番大きかった訳です(笑)
スタッフ:なるほど。梅津さんにとって小川原さんはカリスマ的存在なのですね。
今後梅津さんにとって「目指す会」はどういった取り組みを行うべきとお考えでしょうか?
梅津さん:より良い純米酒を造るために、造り手として更なる勉強をしていくべきだと思います。
もちろん今でも研究会を開催していますが、今後もこの習慣は続けていくべきだと思います。
また、純米酒の将来へのロマンを共有していけばモチベーションも上がり、
いいものができていくと思います。
スタッフ:純米酒の輝かしい将来に「ファンド」が少しでもお役に立てれば、と願ってやみません。
ところでその「ファンド」、初めて話を聞いたとき、どう思いましたか?
梅津さん:ちんぷんかんぷんでした(笑)
スタッフ:ですよね(笑)。でも、今回ファンドへの参加を決定したわけです。その理由とは?
梅津さん:今以上にもっと美味しい純米酒を造るきっかけになると思ったからです。
「阿波山田錦」という素晴らしい材料で純米酒を醸すことが出来ますし、
また、参加蔵同志で切磋琢磨してレベルの向上を図ることも可能だと思います。
スタッフ:お話を伺っていると梅津さんの勤勉さがひしひしと伝わってきます。
でもたまにはお酒のことも忘れてストレス解消を図ったりするんですよね?
ご趣味とか聞かせてもらってもいいですか?
梅津さん:うーん、、、。酒造りそのものが一番の趣味ですかねぇ、、、。
スタッフ:ひえー \(*o*)/
気を取り直し、今後の目標・夢を教えてください。
梅津さん:自分自身で納得のいく酒を造り続けることと、
「日本酒造りは、日本人の文化である」ということを世間に伝えることです。
梅津さん、ありがとうございました。
「日本酒造りは日本人の文化」、素敵なお言葉です。
勤勉で努力家、その梅津さんの人柄が形となった純米酒をどうかご賞味下さい!
●梅津酒造有限会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/16
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