全量純米蔵 蔵元インタビュー
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蔵元インタビュー2012年9月24日 11:52
「阿波山田錦」とは
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みなさん、こんにちは。
先日発売開始しました「全量純米蔵ファンド2011ひやおろしセット」。
その原料となっている酒造好適米「阿波山田錦」について、
もっとみなさんに知って頂きたい。
そう思い、本日は代表幹事の神亀酒造小川原専務の
インタビューを掲載させいただきます。
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Q:「阿波山田錦」との出会いは?
A:平成4年に故永谷正治先生※にご紹介頂きました。
以来、JA阿波町や農家の方々と一緒に、
「理想の酒米」「究極の山田錦」作りを進めてきました。
もう20年にもなります(笑)。
※永谷正治先生
酒造技術士。国税局鑑定官室長などを歴任。
退官後は酒米栽培指導、特に山田錦の生育指導に力を注ぎ、
山田錦栽培の第一人者と呼ばれる。
Q:「理想の酒米」というのは、どのようなお米なのでしょうか?
A:雑味の元となるタンパク質の含有量を限りなく抑えた酒米です。
Q:その究極の山田錦である「阿波山田錦」を作る上で、
苦労されていることを教えてください。
A:まず山田錦は稲穂が高くなりやすく、倒伏のリスクが高いので、
これを低く育てる工夫をしています。
ただ、薬品などはもちろん使えませんから、良いタイミングで
田んぼの水を切って生育を止めるなど、手間がかかります。
Q:その他には?
A:米のタンパク含有量を抑えるためには、チッソやリン酸、
カリウムを含む肥料を少なくして育てる必要があります。
しかし、肥料を少なくすると収穫量は明らかに減ります。
農家は常に収穫量を増やしたいと考えている、他方で、
こちらは収穫量を少なくしてもらいたい。
理解してもらうまでには相当の時間がかかりました。
納得のいく酒米になったのは、取り組み開始から約10年経った
平成14年くらいからでしょうか。
Q:徹底した品質管理が行われているのですね。
A:はい。
私たち蔵元も年に3回は現地を訪れ、生育状況等を確認しています。
「米知らずして酒造れず」、です。
Q:そこまで手間が掛かっているということは。。。
A:価格も間違いなく日本一です(笑)。
(通常の酒造好適米の2倍以上の値段!)
しかし、収量を減らさせているのだから、
それに報いるのは当然だと思っています。
よい酒造りにはどうしてもよい原料が必要です。
例えば、ワイナリーは良い葡萄を得るために際限なくお金をかけています。
日本酒蔵も、消費者もそれを理解して欲しい。
Q:実際、阿波山田錦で醸したファンドのお酒の出来はどうですか?
A:非常に品の良い、品格のあるお酒に仕上がっていると思います。
酸は多すぎず、ふっくら柔らかで旨みがあるお酒です。
イベントなどで試飲してもらっていますが、
ファンドのお酒を「まずい」という人は、まずいませんよ(笑)
ぜひ、皆さんも味わってみてください。
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日本一の酒米「阿波山田錦」。
その歴史には、農家や酒蔵の並々ならぬ努力がありました。
その「阿波山田錦」を用いて醸した純米酒を、
これを機にぜひご賞味ください!
「全量純米蔵ファンド2011ひやおろしセット」詳細はこちら↓↓↓
https://www.securite.jp/store/detail/333
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蔵元インタビュー2008年9月12日 08:32
向井酒造蔵元 向井久仁子さんに聞く ~蔵元インタビュー第十回~
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みなさん、おはようございます!
第十回目となる蔵元インタビュー、今回は、
京都は、丹後半島伊根町にあります向井酒造蔵元、
向井 久仁子さんにお話を伺いました。
スタッフ:向井さん、よろしくお願いいたします。
向井さん:よろしくお願いいたします。
スタッフ:まずは恒例の質問から。
向井さんは今年からの参加となりますが、
「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したきっかけは何だったのでしょうか?
向井さん:これからも酒を造り続けていけるためには、日本酒を日本人に、そして
世界中の人に親しんでいただく事が大切だと思っています。
そのためには、全量純米酒にし、米の旨み、日本酒の旨さを伝えていきたい!
という心・想いで、会の皆様と共に協力し頑張っていきたいと思って、
参加させて頂くことになりました。
スタッフ:なるほど。やはり、全量純米酒を志向する蔵元の方たちは、
お米へのこだわりが大きいのは感じますね。
それでは、「目指す会」へ参加されて、今後、どのような取り組みをすべきと、
お考えですか?
向井さん:日本酒をもっと身近に感じて、親しんでいただくために、
日本酒の良さ、美味しさ、味わう楽しさを
たくさんの人たちに伝えていけるよう努力していきたいと思っています。
スタッフ:そういった親しみを持ってもらうための日本酒の良さの発信していこう、
という想いは、向井酒造さんのホームページを拝見させて頂いても感じました。
http://kuramoto-mukai.jp/
とっても、向井酒造さん、向井さんのキャラクターが全面に出ていますよね。
この向井さんが醸されるお酒はどんなんだろう、とお酒を飲みたくなると思います。
そんな向井さんの酒造りへの想い、教えてください。
向井さん:もともと日本酒が大好きで、自分の好きなお酒、思い描いている味が出せるように
但馬杜氏のおやっさん達、東京農大の先輩がたに指導していただきながら、
お酒をつくっています。
蔵人の妹、地元の蔵人、杜氏の私、合わせて4人で協力し、
まだまだ経験不足ですが、毎日飲みたくなるような、飲みあきしない、
気軽に飲める父が杜氏をしていた時の旨みがあり力強くやさしい酒を目指します。
スタッフ:お父様がさらに先代から引き継いできたものを、
向井さんが今度は引き継がれているのですね。
神亀酒造の小川原専務も書かれていますが、
まさに、酒造りは、「人と人のリレー」なんですね。
(参考:神亀酒造小川原専務の「代表幹事のご挨拶」
http://www.zenryojunmaikura.jp/greeting/)
では、今回の「全量純米蔵ファンド2008」に参加されていますが、
参加してみようとお考えになった理由をお教えください。
向井さん:実は神亀酒造の小川原専務は、父の大学時代の友人なんです。
そして、父がとても信頼している小川原専務から今回のファンドの話を聞きまして、
家族でも話し合い、頑張っていこうと決定しました。
スタッフ:やはり、神亀酒造の小川原専務の想い、大きいんですね。
今回のファンドで作るお酒への意気込みはどんなものがありますか?
向井さん:日本酒を愛飲してくださるお客様に納得していただき、楽しんで飲んでいただけるよう、
一心不乱、酒造りに集中して取り組む心構えです。
自分の蔵の色が出た酒を造るよう、努力します。
向井さん、ありがとうございます。
向井さんから聞いたお話で、向井酒造がある伊根町は
舟屋(船のガレージ)としても有名で、
漁師の方が海からも買いに来るための船の駐車場があるそうなんです。
その、「船の駐車場」、というよりも「船のドライブスルー」
の写真を見せていただいたので、特別にご紹介!
●向井酒造株式会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/21 -
蔵元インタビュー2008年9月10日 03:28
秋鹿酒造蔵元 奥裕明さんに聞く ~蔵元インタビュー第五回~
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みなさん、こんにちは!
第五回となります今回は、昨年既にファンドによる資金調達を実施しており、
今回の「全量純米蔵ファンド2008」にもご参加して頂きました、
秋鹿酒造蔵元、奥裕明さんにインタビューしたいと思います!
スタッフ:奥常務、昨年もお世話になりましたが、今回のファンドもよろしくお願いします。
奥常務:こちらこそよろしくお願いします。
スタッフ:さて、秋鹿酒造は既に全量純米の蔵として、押しも押されもせぬ人気酒蔵なわけですが、
その状況下で「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に参加したのはなぜでしょうか?
奥常務:「酸度の高さ」や「一貫造り(米作りから酒造りまでを自蔵で手がける)」など、
私どものお酒やその造り方は個性的であるとよく言われます。
その個性をフルに生かしつつ、よりおいしい純米酒を造るためにはどうすべきか、
それを学ぶために参加しました。
スタッフ:確かに私も秋鹿さんのお酒を初めて頂いたときは、かなりの衝撃を受けました。
パンチがあって、それにも関わらず後味にキレがあって…。
思い出すだけで飲みたくなってきます。
さて、奥常務から見て、今後「目指す会」はどういった取り組みを行っていくべきと
お考えでしょうか?
奥常務:各蔵の持っている酒造りに関する情報の交換を頻繁に行い、
共有していくことだと思います。
スタッフ:神亀酒造の小川原専務の言葉を借りるとすれば、「みんなでよくなっていく」べき
ということですね。
その「よくなっていく」過程において「目指す会」はファンドによる資金調達を
組み入れたわけですが、奥常務ご自身はファンドについて
どのようなお考えを持っていますでしょうか?
奥常務:最初は意味が分かりませんでした(笑)。
ただ、話を聞くにつれて、日本酒業界には無かった、この新しい資金調達方法に
魅力を感じました。そして、熟成酒を増やしていくためには有用であると感じました。
スタッフ:ファンド業界でも日本酒を投資対象にするなんて全く新しい話でしたよ(笑)。
少し個人的なことをお伺いしてもよろしいでしょうか?
奥常務のご趣味はなんでしょうか?
奥常務:お酒との相性を考えながらお料理を食べることです。
スタッフ:なるほど。お酒と料理、どちらが欠けても本領は発揮できないですものね。
秋鹿さんのお酒であれば、しっかりとした味との料理にも合いそうですね。
さて、最後に今後の目標・夢を教えてください。
奥常務:今はまだ一部ですが「一貫造り」を広げて、
最終的には蔵で使用する原材料を全て自分たちで賄うことが目標です。
奥常務、ありがとうございました。
「全量純米蔵」の先、「全量一貫造りの蔵」を目指す奥常務。
昨年ファンドに参加できなかった方も、本ファンドを通して
秋鹿さんのこだわり抜かれた純米酒をご堪能いただければと思います!
●秋鹿酒造有限会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/18 -
蔵元インタビュー2008年9月10日 01:56
梅津酒造蔵元 梅津雅典さんに聞く ~蔵元インタビュー第四回~
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みなさん、こんにちは!
今回は鳥取県の梅津酒造蔵元の梅津雅典さんにお話を伺いたいと思います。
スタッフ:梅津さん、こんにちは。今日はよろしくお願いします。
梅津さん:こちらこそよろしくお願いします。
スタッフ:さて、恒例の質問からです。
梅津さんが「全量純米蔵目指す会」(以下、「目指す会」)に参加した
きっかけは何だったのでしょうか?
梅津さん:造り酒屋として当たり前かも知れませんが、ただただ美味しい純米酒を造りたい、
といつも心から感じていました。
そして「目指す会」への参加はその願いを叶えるための最良のステージだと思いました。
「目指す会」を先導するのは、「小川原良征」(神亀酒造蔵元)ですからね。
(参考:神亀酒造は全国に先駆けて全量純米化を達成した蔵であり、
その立役者が小川原専務その人である)
結局「小川原良征」という人に惚れたことが一番大きかった訳です(笑)
スタッフ:なるほど。梅津さんにとって小川原さんはカリスマ的存在なのですね。
今後梅津さんにとって「目指す会」はどういった取り組みを行うべきとお考えでしょうか?
梅津さん:より良い純米酒を造るために、造り手として更なる勉強をしていくべきだと思います。
もちろん今でも研究会を開催していますが、今後もこの習慣は続けていくべきだと思います。
また、純米酒の将来へのロマンを共有していけばモチベーションも上がり、
いいものができていくと思います。
スタッフ:純米酒の輝かしい将来に「ファンド」が少しでもお役に立てれば、と願ってやみません。
ところでその「ファンド」、初めて話を聞いたとき、どう思いましたか?
梅津さん:ちんぷんかんぷんでした(笑)
スタッフ:ですよね(笑)。でも、今回ファンドへの参加を決定したわけです。その理由とは?
梅津さん:今以上にもっと美味しい純米酒を造るきっかけになると思ったからです。
「阿波山田錦」という素晴らしい材料で純米酒を醸すことが出来ますし、
また、参加蔵同志で切磋琢磨してレベルの向上を図ることも可能だと思います。
スタッフ:お話を伺っていると梅津さんの勤勉さがひしひしと伝わってきます。
でもたまにはお酒のことも忘れてストレス解消を図ったりするんですよね?
ご趣味とか聞かせてもらってもいいですか?
梅津さん:うーん、、、。酒造りそのものが一番の趣味ですかねぇ、、、。
スタッフ:ひえー \(*o*)/
気を取り直し、今後の目標・夢を教えてください。
梅津さん:自分自身で納得のいく酒を造り続けることと、
「日本酒造りは、日本人の文化である」ということを世間に伝えることです。
梅津さん、ありがとうございました。
「日本酒造りは日本人の文化」、素敵なお言葉です。
勤勉で努力家、その梅津さんの人柄が形となった純米酒をどうかご賞味下さい!
●梅津酒造有限会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/16 -
蔵元インタビュー2008年9月9日 02:05
大矢孝酒造蔵元 大矢俊介さんに聞く ~蔵元インタビュー第三回~
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みなさん、こんにちは!
ついに「全量純米蔵ファンド2008」の募集開始日(9/10)が決定しましたね!
思えば企画立案からここに至るまで約1年、ようやくたどり着いた感があります…。
ただ、皆様により一層楽しんで頂けるよう、最後まで気を抜かず頑張ります!
ご期待下さい!
さて、実は本日私、本ファンド参加蔵の一つである神奈川県は大矢孝酒造株式会社に行って参りました。
テレビ取材に同行する形で見学させて頂いたのですが、自然に囲まれたとても雰囲気のある酒蔵でしたよ (^□^)/
たくさん写真も撮ってきたので、近々アップしますね!
ということで、第3回はその大矢孝酒造蔵元の大矢俊介さんにご登場頂きます。
スタッフ:大矢さん、こんにちは。
大矢さん:こんにちは。
スタッフ:さて、皆さんに聞いている質問からですが、「全量純米蔵目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したきっかけは何だったのでしょうか?
大矢さん:まさに、日本酒の未来がここにあると思ったからです。
やはり良い純米酒は旨いですし、また熟成させることによりさらに旨味が増します。
熟成の効かないアルコール添加の酒では在庫は「悪」ですけど…。
我が蔵も純米酒に活路を見出し、純米酒の製造割合を年々増やしている
ところでしたので、「目指す会」の趣旨はぴったりでした。
スタッフ:純米酒は日本酒の本来の旨味を伝えてくれますからね。
では、大矢さんは今後「目指す会」はどういった取り組みを行うべきとお考えでしょうか?
大矢さん:「目指す会」に参加している蔵が、相互に、
そして継続的に協力し合うことが大切だと思っています。
具体的には醸造技術の講習会を実施すること、
原料米確保のために農家と組織的・継続的に取引をすること等が必要だと思います。
スタッフ:なるほど。買い手が確保できていれば、農家の方々も安心して米作りに励むことができる、
そして良い酒米を得た酒蔵は良い純米酒を醸し、最終的に潤いをもたらしてくれる訳ですね。
一スタッフとしては、今回のファンドがこのサイクルに貢献できることを願ってやみませんが、
大矢さんは本ファンドに可能性を感じたのでしょうか?。
大矢さん:そうです。また、個人としましても参加することによって、
今後良い「学び」があると思ったからです。
スタッフ:ファンドに参加した後のことも含めて考えていらっしゃるのですね。
さて、今回のファンドで作るお酒への意気込みを是非教えてください。
大矢さん:素晴らしいお米を使えるわけですから、2年間の熟成後を見通した
お酒を造ることを意識したいですね。
スタッフ:しぼりたてやひやおろし(夏の期間熟成させたお酒)も楽しみですが、
やっぱり熟成酒ですよね!
最高の熟成酒ができあがるのを一ファンとして期待しております。
ところで、普段の酒造りにおいて一番気をつけていることは何でしょうか?
大矢さん:職場の安全管理です。特に発酵中のタンクはガスが充満していて、
一つ間違うと酸欠になってしまいますからね。
私も小さい頃親に良く注意されたものです(笑)
スタッフ:酒造りの基本は「人」ですものね。
蔵人が常に安全に酒造りが出来る環境は大切ですよね。
ちなみに「人」ということで大矢さんご自身のこともお伺いしたいのですが、
ご趣味は何でしょうか?
大矢さん:趣味は釣りです。鮎をよく釣りに行きますよ。
スタッフ:素敵な趣味ですね。確かにこの蔵の周りには清流が多く流れていそうな感じがします。
その清流が名酒を造り出すのでしょう。
さて、最後に大矢さんの今後の目標・夢を教えてください。
大矢さん:おいしい純米酒をみなさんにお届けしつつ、企業としての基盤を作り上げることです。
大矢さん、ありがとうございました。。
豊かな自然環境の中でしっかりと計画的に作られていく大矢孝酒造さんの純米酒。
その裏では日本酒の未来を純米酒に託した大矢さんの熱い想いがたくさん詰まっています!
●大矢孝酒造株式会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/7 -
蔵元インタビュー2008年9月5日 10:56
田治米合名会社蔵元 田治米さんに聞く ~蔵元インタビュー第二回~
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みなさん、こんにちは!
前回の鯉川酒造佐藤さんのお話、いかがだったでしょうか?
今後もドンドン蔵元の皆さんに登場してもらいますので、
見逃さないで下さいね!
さて、今回は創業元禄十五年、300年の伝統を誇る兵庫の名醸蔵、
田治米合名会社の田治米博貴さんです。
スタッフ :田治米さん、こんにちは。和装が似合いますね!
田治米さん:ありがとうございます。
スタッフ :早速ですが、田治米さんが「全量純米蔵目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したきっかけは何だったのでしょうか?
田治米さん:もともと全量純米化を目指し取り組んできたのですが、そんなとき「目指す会」
発足の話を頂き、同じ志を持った方々と一緒に「本来の日本酒」である純米酒を
醸していこう、広めていこうと思い、参加しました。
スタッフ :田治米さんのお考えと「目指す会」の理念がバッチリ一致したということですね!
今後田治米さんにとって「目指す会」はどういった取り組みを行うべきとお考えでしょうか?
田治米さん:純米酒というものを世間の人たちに広く認知していただけるように取り組んでいくべきだ
と思います。そういった意味では純米酒とファンドを組み合わせることによって、新たな層
に純米酒の存在を知って頂くことが出来るのでは、と思います。
スタッフ :今回ファンドの参加を決定した理由を教えてください。
田治米さん:前述の取り組みでもお話しましたが、弊社及び弊社で醸す純米酒をより多くの方に
知って頂きたい、一人でも多くの方にファンになって頂きたいと思い、参加しました。
スタッフ :なるほど。今回のファンドでは参加する蔵が共通して徳島県阿波町産の「山田錦」を
用いることになっていますが、田治米さんとしてはこの最高の酒米を用いて
どういった純米酒を造ろうとお考えでしょうか?
田治米さん:良い米で丁寧に醸した純米酒は、熟成させるほど旨味を増すもの。熟成に耐えうる
酒造りを目指します。
スタッフ :田治米さんのご趣味はなんでしょうか?
田治米さん:今は「仕事」ですかね(笑)
「一粒の米にも無限の力あり」を心に、米の旨みを最大限に引き出す丁寧な酒造り
を目指しています。
スタッフ :素敵な言葉ですね。最後に今後の目標や夢を教えてください。
田治米さん:伝統を守り、他の蔵元や地元との共存共栄を果たしながらも、
「only one」の存在を目指します!
田治米さん、ありがとうございました。
田治米さんの醸す「only one」の純米酒、この機会に是非味わってみたいですね。
●田治米合名会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/15 -
蔵元インタビュー2008年9月4日 14:34
鯉川酒造蔵元 佐藤さんに聞く ~蔵元インタビュー第一回~
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みなさん、こんにちは!
「全量純米蔵ファンド2008」の募集開始もいよいよ近づいてきました!
今回のファンドの特徴は、なんと言っても複数の酒蔵の純米酒を投資対象としているところ。
全量純米蔵ニュースでは皆様に今回のファンドをより一層楽しんで頂けるよう、
「全量純米蔵を目指す会」に参加する蔵元たちをご紹介していきます!造り手の人となりに触れつつ、純米酒で杯を重ねる…
きっと普段の何倍もお酒を美味しく感じるはずです!
さて、トップバッターは山形県鯉川酒造株式会社の佐藤一良さんです。
スタッフ:佐藤さん、こんにちは。
佐藤さん:こんにちは。
スタッフ:さっそく質問をしていきたいと思います。
まず、佐藤さんが「全量純米蔵を目指す会」(以下、「目指す会」)に
参加したきっかけは何だったのでしょうか?
佐藤さん:もともと「目指す会」に参加する前から、全量純米化に活路を見いだして
10年ほど頑張ってきました。ちょうどそのときに神亀酒造の小川原専務に
お声を掛けて頂き、同じ志を持つ蔵元の方々と頑張ろうと思い参加しました。
スタッフ:なるほど。研究会の実施など、精力的に活動している「目指す会」ですが、
佐藤さんから見て今後「目指す会」はどういった取り組みを行うべきと
お考えでしょうか?
佐藤さん:もちろん技術的に切磋琢磨し、各蔵が優良な純米酒を醸すことも大事ですが、
各蔵の販売ネットワークを活かし、「純米燗酒」の売り先を一つでも
多く増やすことが大事だと考えています。
スタッフ:一純米酒ファンとして、一人でも多くの人にこのおいしさを味わってもらいたい、
私も佐藤さんのお話には同感です。
さて、今回の「全量純米蔵ファンド」、他の蔵元様にとってもそうですが、
佐藤さんにとってもかなり新しい挑戦だったと思います。ファンドへの参加を決めた要因は何だったのでしょうか?
佐藤さん:理由は様々ですが、やはり「阿波山田錦」を使って酒造りができる、
というのが一番の理由でしょうか。
(参考:今回のファンドでは参加蔵全てが、この「阿波山田錦」という
最高級の酒造好適米を用いて純米酒を醸造します)
スタッフ:鯉川酒造と言えば「亀の尾」という伝説の酒米を復活させ、
今や大人気の蔵というイメージがありますが?
佐藤さん:徳島の「阿波山田錦」を、山形の酒蔵として仕込水にこだわり、熟成に十分耐えうる
純米酒を醸してみたいという気持ちはありますね。
スタッフ:そうですか。やはり「阿波山田錦」というのはプロの目から見てもとても
魅力的な素材なんですね!
ところで話は変わりますが、佐藤さんはご趣味は何でしょうか?
酒造り以外の時の蔵元さん、興味あります!
佐藤さん:私は音楽が大好きです。リスナーとしてもプレイヤーとしても
音楽と接しているときが非常に楽しいですね。
スタッフ:弊社も音楽を基盤にしてきた会社ですので、非常に共感します。
私もこの仕事に就いて感じたことですが、日本酒造りは一種の「芸術」ですよね!
さて、最後になりますが、今後の目標や夢を教えて頂けますでしょうか?
佐藤さん:もちろん「阿波山田錦」で最高の純米酒を醸すことも大きな目標ですが、
山形の一「造り酒屋」として、やはり地元の米にこだわり、
純米熱燗にこだわっていきたいと思っています。
佐藤さん、ありがとうございました。
伝説の酒米「亀の尾」を自在に使いこなす「アーティスト」、佐藤さん。
彼が至高の酒米「阿波山田錦」を用いて醸し出す純米燗酒、旨くない訳がないですね!
●鯉川酒造株式会社の詳細はこちら
http://www.zenryojunmaikura.jp/kura/info/12
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